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人魚の眠る家



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【この小説が収録されている参考書籍】
人魚の眠る家
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

人魚の眠る家の評価: 4.11/5点 レビュー 199件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全154件 121~140 7/8ページ
No.34:
(5pt)

泣きました

一気に読み上げてしまいました。
賛否両論あるようですが、文学として飽きずに読ませる筆力は東野さんの力だと思います。
2~3回涙が出ました。
東野さん、大好きです。
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No.33:
(4pt)

脳死を主観的に問い詰めた傑作

子を持つ親として、脳死と臓器提供という言葉をかんたんに受け止められないという母の気持ちを描いた作品
途中、狂気じみた母の行動が表現されるが、実際に母であればわからなくもない。脳死を主観的に問い詰めた傑作だと思う。
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No.32:
(4pt)

考えさせられることばかり。

読み手を選ぶ作品だと思います。ネタバレあり感想です。

脳死についての考え方やイメージは また変わるのではないでしょうか?脳死の言葉の意味について 語ってるページは 思わず読み返しました。残された人間のケアの重要さがどれだけ大切ものなのか思っている以上に大切で、日本のドナーが少ない理由にも ここに繋がるものではないかと考えさせられます。読んで損のない作品です。

残念ながら ミステリー、大きな事件ものではなかったので(つねに、東野圭吾の新作は手に取るので内容は把握せずに購入)、その医療的話、特殊な話題に関心のないかたは がっかりするかもしれません。

多少、恋愛が進行すところもありますが、これは読み手の恋愛経験や感覚を問われます。
理解できないひともでで来るはずです。

少し幻想的な部分は 納得がいかず、物理的なもので何かしら表現できなかったのか、プロローグ エピローグともに浅く、 憎しみや怒りも浅かったように思えました。もっと、くい込んで交差して欲しかったので、★はマイナス1ということで。

脳死のことを伝えてたかったので、その分野に集中した形となったのでしょうが、少し金額をあげてもよいので、もう少し他のところも深みが欲しかったのが本音です。
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No.31:
(5pt)

命の尊さ、大切さを痛感!

同じ女の子を持つ父親として読ませて頂きました。

もし自分が同じ事に遭遇したのなら、どう娘の脳死状態と向き合う事ができるのだろうか・・・
そして、母親である薫子の最後まで遠くを見据えた、そして冷静な、愛情深い母親を
読むうちに、時には賛成し、時には疑問に思ったのも事実ですが
一番大切なのは何なのだろうか・・・?
植物人間になった瑞穂を生き延ばすのが親の務めなのか?
その事と平行に臓器移植というテーマを作者は絶妙に話の展開へ入れながら組み立てている。

読み終わったあと、これで良かったんだろうと思える作品でした。
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No.30:
(4pt)

無題

途中どうなることかとハラハラしたがハッピーエンドにしてくれて良かった。

精神科医と薫子のシーンに全然色気がないこと
子供の水難事故直後の夫婦の描写にリアリティが欠けていること
臓器移植に関する台詞がいかにも説明台詞だったこと
等々不満点はあれど、物語として美しく纏まっているので☆は4つ。
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No.29:
(4pt)

近作では高評価できる

脳死と臓器移植。 法律の成立時と改正時にそれなりに勉強したつもりだったけど、自分の理解は全然足りていなかったことを思い知らされた。 丹念な取材と問題意識を伺わせる1作。 ぐいぐい読ませるリーダビリティはさすが。 基本的には長編だが、一部には連作短編的な味わいもある。 新章先生が後半に登場しなかったのはちょっと残念。 プロローグの少年、星野や進藤のその後も、ちょっとあっさりしていた、というのは欲張り過ぎかな。 「子どものために狂えるのは母親だけ」という言葉が刺さりました。
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No.28:
(4pt)

大事な人が脳死になったらすること。

脳死・ドナー移植について素直に学ぶことができ、自分ならどうするかと真面目に考えさせてくれた本でした。 答えを出すのは簡単ではない。
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No.27:
(5pt)

期待を裏切らない

東野作品は多いがどれ一つとして駄作がない。 本作も期待を裏切らない力作であった。 臓器移植の問題点を背景に、脳死状態の娘に対するその母・父・祖父母・叔母・従妹・・・、関係者のそれぞれの思いを丁寧に書き上げ、重厚な作品に仕上がっている。 しかし、決して暗い・重たいという感じはなくて、読後感は一種爽快ですらある。 作品に一気読みさせる力があり飽きさせることがない。 2015年は「虚ろな十字架」「ラプラスの魔女」に続き、最後に本作を読んだ。 おそらくベストセラーになるだろう。 今年も東野作品に目が離せない年になりそうである。
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No.26:
(5pt)

母の愛情

これは非常にうまく書かれた本だと思う。ほかの東野の小説のように、読みやすいし、感動的であって、読者によく考えさせる。一つの家族の悲劇について読みながら、この小説を読む人が脳死の意味について考えて、人間はいつ生きなくなるかということについて深く考えるでしょう。
 東野の書く技術の中で、とてもリアルな登場人物を表すこともあって、この本には事故にあった女の子の母の描写が特にうまい。頭がいいし、頑固で、短気のところもあるが、何よりも母の愛情を体現する登場人物であると思う。
 東野のほかのストーリーのように、科学的な内容があって、神秘的な内容もある。でも、何よりも、興味を引く力があるので、高く評価する。

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No.25:
(5pt)

いつもと同じくらい深かった。

東野さんの近年の作品は、読み終えた後等に考えさせられることが多いのだが、今回も深く考えることとなった。 それほどに、”人の死”の定義について多方面から語っており、正解がないだけに難しいな、と思った。 私も薫子さんの行動は行き過ぎだと思うが、いつか目覚めるのではないか、という強い母の思いを感じた。 すごく、すごく良かったです。
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No.24:
(4pt)

思わぬ展開にビックリ

さすかの東野圭吾ワールド。 一気読みしました。 今までの感覚とは異なる。
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No.23:
(5pt)

待望の新刊!

東野圭吾さんの本は全て読んでいます。 いつも魂を揺さぶられます。 今回も色々と考えさせられ感動しました。
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No.22:
(5pt)

命の大切さを教えてくれる一冊

プロローグは少し幻想的で、人間身にかける仮面夫婦の内容だと思って読み始めました。娘が事故に遭い、脳死してしまったけど、心臓は動いている。途中から登場人物の母親の心情で読むと少し重い気持ちになり、終わりの見えない奮闘に涙しました。親、子供、それぞれの登場人物の一時一時の感情がすごく良く描かれていて、どんどん引き込まれていきました。臓器移植、募金活動等の深い活動の裏の裏で、悩みもがき苦しんでいるひとが、この世の中に数え切れないほどいるのだと改めて気づかされました。エピローグでの、この大切な命をくれた子供は、深い愛情と薔薇の香りに包まれ、きっと幸せだったに違いない。となんて素敵な締め方なんだろうと、改めて著者東野さんの文才に感激したのと共に命の重さを学ばされました。
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No.21:
(4pt)

意義ある内容です

ストーリー的にはあまりのれなかったけど、骨格をなすテーマにはしばし考えさせられました。 こういう題材を提案してくれるだけで意義ある本ではない でしょうか。
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No.20:
(4pt)

人によっては重たすぎる

東野圭吾は、よく重たい社会問題を扱うが、今回は子供の脳死を扱った作品。ミステリーではありません。柳田邦男が自身の経験を書いたノンフィクション『犠牲』があり、そうした実話に比べるとインパクトは弱い。それでも、小さな子供の脳死をどうとらえるかは大問題。生命維持装置のおかげであろうと、息をして、暖かい体をもった我が子の脳死を、簡単に受け入れられる親はいない。一方で、臓器移植を待つ子供たちの問題にも触れられている。アメリカまで行かないと移植を受けられない日本の現状をどう見るか。答えはないのだけれど、ないといって済ませられる問題でもない。個人的には、子供の脳死はまず受け入れらそうにない。かといって、本作の母親の行動はおぞましい。そう思うことも含めて、予想される意見は本作の中にだいたい盛り込まれている。実際に、なってみないとわからないというのが正直なところだろう。
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No.19:
(4pt)

深く考えさせられた。脳死、ロボット技術による身障者の補助、介護、現代の科学の進歩は、もしかしたらパンドラの箱かも。

東野圭吾さんの作品は、とてもわかりやすい。 読者により近い目線で、物事をあらわしてくれる。 今回の作品の主題は、人の死、もしくは脳死、もしくは臓器提供、もしくは、在宅での介護か。 娘が水の事故で、いわゆる脳死により近い状態に陥った、薫子。 彼女の母性への同感とともに、彼女の中の女性部分には懐疑を持ちつつ読んだ。 ミステリーではなく、SFといってもよい小説だが、実は、人の心に踏み込む小説だった。 終盤、少々無理やりいい話にして終わっている感はあった。
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No.18:
(5pt)

わたしにとって「脳死」とは、身近に生じた重い「宿題」でした

30年ほど前、同級生が自殺をはかり、脳死状態を経て亡くなりました。
20年ほど前、風邪をこじらせて勤めを休んでいた従姉が、細菌性感染症に罹り、10日余りの脳死状態を経て、亡くなりました。
わたしのとって、脳死とは新聞用語集や刑法の教科書に記述された単なる文字情報ではなく、実際に身近に生じた、重たい「宿題」でした。
「おまえの家族が脳死状態になったら、どう考えるのか?」
「おまえは自分が脳死状態に陥ったとき、家族にどう判断してもらいたいのか?」

20代、30代のころは毎日生きていくのが忙しくて、重たい宿題を放置し、自分で何らプリンシプルを打ち立てることもないまま過ごしました。
再びこの問題に対峙するきっかけとなったのは、夫婦で話し合って二人で臓器提供意思表示カードを作ったことでした。
「万が一のとき、家族が悩まなくてもいいように」「自分の臓腑が役に立つのであれば、使ってほしい」という、素朴な遺志を表したつもりです。

さて、「重たい宿題」に自分なりに回答を用意し、毎日これを反芻しているおり、本書の広告が目に入ってきました。
これまで東野圭吾先生の作品を読んだことはなかったのですが、わたしの好きなブロガーが愛読していることもあり、「脳死」という積年の宿題テーマが採りあげられていることもあって、迷わず店頭購入しました。

週末2日をかけて読了、読後感は清涼なものを感じました。
「自分の家族が脳死状態に陥ったら、どう受け止め、どう決断するのか」という問題について、本書の登場人物たちが悩んだ結果導き出した「結論」とそれまでの思考経路が、わたしにとって納得のいくものだったからだと思います。
それから、生命に関する問題について、先端技術を適用することが相応しい問題もあれば、当事者たちが人間的に苦悩し、紆余曲折して結論を出すべき問題もあるはずだ、というわたしの拙い持論と、著者が提示した考え方が近しいものに感じられたということもあります。

本書は、サスペンス色は薄く、読者に問いかけをする「普通の現代小説」という印象でした。
東野先生には、本書のほかにもこのような作風の作品があるのでしょうか?
本書に大変好感を持ったので、他の東野作品にも手を伸ばしてみようと思います。
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No.17:
(5pt)

社会派の今日的なメルクマールとして

問題の是非を声高に問うのではなく、親、子、親族それぞれの心情から問題の本質に迫る。 読者はそれぞれの心情に仮託して物語り深くに分け入る。 大人だけではなく、子供それぞれの心情もリアル。 小手先のトリックやどんでん返しを弄するのではなく、こうした高次元なテクニックを駆使できるのはさすが。 社会派エンターテインメントの三歩先を行く記念碑的な作品だと思います。 ありていに言えば、愉しみながら考えさせられる。 久しぶりの夜を徹しての一気読みでした。
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No.16:
(5pt)

私の中では、東野作品のナンバー1

本当に読んでよかったです。
重い内容だけれど、とても感動しました。読み終わってから、しばらく呆然としてしまいました。

子供のいる人、愛する人がいる人、人生に疲れている人には、ぜひ読んでほしい本です。

少しだけネタバレになりますが、本書は脳死をテーマにしています。
愛する人が脳死になる可能性は限りなく低いと思います。
おそらく、ほとんどの人がそういうケースに遭遇することはないかもしれません。
それでも、もし遭遇した時に、正確な知識がなければ、医師や移植コーディネーター、世論、周りの意見に翻弄されて、
後で後悔するかもしれないということを教えてくれる本でした。

また、この本を読んで、自分がいま健康に生きていることが奇跡に思えてきました。
自分の時間、自分の人生をもっと大切にしようという気持ちにもさせてくれます。
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No.15:
(4pt)

脳死の問題は大きい

脳死と移植特に小児に対する考え方はいろいろあると思いますが、その中で現在での結論がこの結末だったのかと思う。 ミステリーを期待していたが少し異なったので少し残念ですが、最近読み慣れてきたのでいい本だと思います。 ラスト辺りはいろんな考えがあるのですが、このような傾向にある書き物が多いようですね。 ドラマも多い。 一気に読みました。
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