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人魚の眠る家
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人魚の眠る家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 61~80 4/8ページ
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募金活動のシーンで気になる箇所がありました 『門脇の声に、はあい、とほかの九人が応じた。彼以外は全員が女性だ。平日の昼間となれば、ふつうの男性に応援を頼むのは難しい』 ふつうの男性とは何でしょう ふつうの男性は平日の昼間に来れないとなれば募金活動に平日の昼間から参加している女性たちは『ふつう』ではないんでしょうか 平日の昼間から時間の取れる女性はふつうではないんですね | ||||
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東野圭吾氏の小説は何はともあれ求めることとしているので内容を知らずに求めました。いつもの推理探偵ものかと思って求めましたが全く違いました。しかし相変わらず全体の構成が巧みで推理的要素もあり楽しめました、とゆうより考えさせられました。死について。脳死について。最後は、ほっと、心が温まりました。 | ||||
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かなり重いテーマなのに、あっという間にいつものように引き込まれる。 脳死と臓器提供という、実に難しいテーマながら、いくつも仕掛けられた巧妙な作者の仕掛けにハマり、あっという間に読了。 幼い娘の脳死に対する母と父の心情と、残酷な親族や世間の反応。そして母親の狂気に満ちた裁判。大きなお屋敷で見かけた眠ったような人魚の女の子が気になっていた少年はある時から薔薇の香りに包まれるように感じるのだか、そんな作者に優しさに触れ、読者は救われる。 | ||||
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東野圭吾さんの本は「ナミヤ雑貨店の奇跡」や「トキオ」「秘密」などのファンタジー作品、「手紙」などの社会的問題を扱った作品をよく読んでいます。今回はそういった作品で、ミステリー小説ではないです。 今回のテーマは、「脳死」「臓器提供」といった重いテーマを扱った小説でしたが、読んでよかったと思いました。 難しい医学用語や法律の問題なども分かりやすく説明されていました。なのでスラスラとページが進み、続きが気になって400ページ近くある少し長い本でしたが、あっという間に読んでしまいました。 いつ誰がこの「脳死」といった問題にぶつかるかもしれないので、自分だったらどうだろうと考えながら読みました。 が、やはり簡単に答えの出せる問題ではないと思います。 「他の人の考えを否定してはいけない」といったようなことがこの小説で出てきますが、それに尽きると思います。 この小説の中で流れている時間は登場人物の誰にとってもつらい時間だったように感じました。 けれども読了してからやはり誰にとってもあの時間は必要だったのではないかと思いました。 個人的には第3章がとても好きです。 | ||||
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読みながら考えさせることは山ほどあって、なんと感想述べていいか分からないですが、まず一言、さすが東野圭吾さんです。 | ||||
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一言で言えば小説として完成度の高いエンタメ作。扱ってるテーマは臓器移植をめぐっての脳死や、身体障害者の脳波を読み取り体を動かすコンピュータ技術などの今日的で議論を呼ぶ難しい問題だが、男女の恋愛模様などを盛り込み全く飽きさせず読ませるのは名人芸。特に終盤、生人の誕生会のエピソードは圧巻で、呼び付けた警察官に眠っている娘を殺したら罪に問われるのかと論戦をふっかける薫子の問い掛けは私自身にも突き付けられたような迫力を感じた。又、冒頭のエピソードとラストが結び付き、後味の良いハッピーエンドで終わらせたのも実に上手い。映像化にも向いた内容で、東野圭吾ならそこまで計算して書いているのだろう。 | ||||
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母親の「愛情」とは何か、問われているような気がしました。 結局のところ、すべが「自己満足」なのではないかという錯覚にさえ陥りました。 ただ、狂気に見えた母親の思い込みが、わかるようなら気がするくらい、やはり、母親は、子どもを思っているし、愛しているのだと思いました。 | ||||
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生きるとは何なのか?死ぬとは何なのか? 大変重いテーマの内容で、自分自身へ置き換えたら、どのような結論が出せるのか、 読み終えた後に考えさせられました。 プロローグとエピローグで、「まさか、こんなつな繋がりがあったとは!」と作者の 意図に感心させられた、皆さんに読んで頂きたい作品だと思います。 11月に上映されるので、読み終えた後の余韻をもって、映画も鑑賞したいと思います。 | ||||
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脳死と臓器提供。どちらの家族にとっても大切な命。合理的には割り切れないですね。 確かに日本で臓器提供がなく海外まで高額療養費を掛けなればならない現実も切ないですが‥眠るような我が子の姿を見ると治療を手放すのは出来ない、当然だと思います。薫子さんの葛藤は非難すべきではない。ただ誰もが出来るわけではなく、金銭的に諦めざるえないのが大半ですが。脳死とは回復不能、臨終待機状態との言葉に愕然としました。でもその言葉を使う事で、救われることもある気がします。 | ||||
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娘がいるのでいろんなことを考えながら読みました。ミステリーだと思って読むと、期待外れかもしれませんが、それ以上の読後感。映画化もされるようなので楽しみです。 | ||||
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人魚の眠る家。よかったです。 前半からもう熱いものがこみ上げてきて、電車など人目があるところでは読めない!と思い、その後は自宅でじっくり読みました。 離婚間近の夫婦。 夫は社長として仕事・経営に没頭し、妻はそんな状況に心身が苛むものの療養先の心療医と密会するように… そんな中、最愛の娘がプールで事故に遭ってしまう。 二人はそれぞれの立場から、娘のためを思い、考え、行動するが、愛するが故に生じる葛藤。 …ネタバレになるので、詳しく書けないもどかしさがありますが、家族の愛や思いとともに、悲劇を受け入れる本人たちの周囲をとりまく親戚や外部の関係者の関わり方。 それぞれの立場の思いや葛藤の描写も考えさせられます。 そして東野ならではの科学技術や社会政治への問題提起もさすがです! 改めて東野圭吾、あっぱれでした。 | ||||
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恐らく脳死してる娘を母の薫子は生きているとして、子育てをしている。 そんな姿を周りの人は(全員ではないけど)正気じゃないとか、自己満足だとかで批判するような考えを持っている。 自分もこの本を読んでいてそのような考えが時々生じました。 けど、薫子にとってはそれが幸せであるから、その考えを薫子に押し付けるのは間違いだと思いました。 人はそれぞれで幸せの形があるわけで、自分の価値観で決めてはいけないという考えをこの本を読んで持つようになりました。 | ||||
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非常に重く、考えさせられるテーマですが、東野圭吾作品ということもあり結末を楽しみにして読めました。 「手紙」や「さまよう刃」と同じくらい難しい社会問題・倫理問題でもそれほど沈鬱でなく、私の中では納得のいくラストでした。 ただ、登場人物全員が聡明で作り込まれた人物だったのが東野圭吾らしくも物足りなさが残ります。 人それぞれに考え方や意見があり、答えが違う題材ですので、物語に対する感想も人それぞれだと思います。 ぜひ読んでみたあと、自分独自の価値観に浸って欲しい作品です。 | ||||
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東野圭吾さんの作品で「虚ろな十字架」を読んだとき「死刑」というテーマを深く考えさせられました。 この作品では「脳死」という難しいテーマについて考えさせられます。 「虚ろな十字架」でも様々な立場にたった疑似体験ができました。 今回は脳死に直面した際の「親の立場」、「その家族の立場」、「臓器を提供される立場」など疑似体験ができます。 それぞれの立場になった時に自分の考えがこうも変わるものと驚きました。 難しい話ですが、それぞれの立場になって話に引き込まれます。 読んでよかったと思える作品です。 ぜひ手に取って読んでいただきたいです。 | ||||
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これは2冊目の購入です どんどん買い足すので分からなくなってしまいました | ||||
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重いテーマだがいつもながらの東野圭吾風の後味が良いエンディング! この作品は東野圭吾シリーズの中でも、特に素晴らしいです! ネタバレしてしまうので、内容は読んで頂きたいのですが とにかくテーマは非常に重いです。考えさせられます。 映画化するようですが、どのくらい、小説以上のリアリティで演技が出来るか? 涙なく観ることが出来ない作品だと思います。 是非、小説も映画もどちらも読んで(観て)感じて頂きたいです! 生と死…考えさせられます。素晴らしい作品をありがとうございます! | ||||
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タイトル買いしたので謎解きミステリーかと思っていたらさにあらず。「脳死」という重いテーマを扱った作品。 ネタバレを避けるとあまり書けないが、これから読む人へ読む前に知っておいたほうが理解が深まるだろう予備知識として「脳死」について少し。 「脳死」が「人の死」であることは間違いない。問題はどうやって「脳が死んでいること」を判定するか。現在の「脳死判定」が完全なものかというとそれは違うのであろう。 人間の臓器は心停止後に摘出したのでは蘇生しないものがあり、その最たるものが心臓。 なので「脳死」という「脳は死んでいるが心臓は動いている」という状態が重要になる。 この状態は人工呼吸器によってもたらされた。人工呼吸器がない時代には呼吸停止後数分で心臓も止まっていた。 そして、この状態にあると手を握れば暖かく、瞼が震えたり体の一部(特に指)も時々動くし爪も伸びる。私の友人がそうだった。 その状態で「彼は死んでいます」と言われてもにわかに受け入れられるかどうか。 では「脳が死んでいるか否か」は誰が判断するのかと言うと実は誰にも判定できない。 では「脳死判定」とは?ということになるが、本作にもある通り「脳死判定」がすなわち「人の生死」を判定しているのではない。 本来「脳死判定」とは「不可逆的な脳の機能の低下」を確認している。「不可逆的」つまり「もう戻ってきません」と言っているのであって「生きているか死んでいるか」は言及していない。これも本作にある通り「脳死判定」は「移植に向かうひとつのプロセス」でしかなく、「生と死」や「命の尊厳」と同列で扱うものではない。 では誰がどうやって「人の生と死の境目」を見極めるかと言うと、これも本作にある通り「誰にも決められない」のだと思う。 さて本作。親の自己満足での延命を否定するような流れがあるが、読み終わってみると作品全体としては全くフラットな立ち位置で書ききっているところは見事と言う他ない。 その上で最後にある日付について三者三様の考えを並べることで、この作品は結局「人の死」とは何で「誰がどうやって決めるのか?」ということを問いかけているのではないかと考えずにいられない。 | ||||
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素直に感動した。あれこれ話をしても伝わらないと思う。是非読んでほしい作品。生とは?死とは?考えさせられるが、一つ言えるのは、生きていることがこんなにも素敵なことだと感じさせてくれた。 | ||||
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読んでいる途中、中断のため本を閉じると放心状態。 読み終わって、さらに放心状態。 読んでよかった。 | ||||
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脳死は死なのか。 子供が脳死のような状態になった時、臓器移植をするかしないかは、本人の意思表示ができない場合は家族の承諾でできるそうです。 脳が動いてない場合、魂はもうこの世にはいないのか。 眠っているようにしか見えない娘を脳死と診断させることは殺していることと同義なのか。 臓器を提供せずに生かしておくことは無駄なのか。 もし、自分の子供がこういう状況になった場合…自分だったらどういう決断をするんだろうと色々考えさせられました。 どの立場の人間も、考え方は全然違います。だけど、どの人の気持ちもわかる気がする。 ぜひ読んでほしい。そして一緒に悩みましょう。 | ||||
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