戦闘妖精・雪風

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評判

戦闘妖精・雪風の評価:

4.61/5点 レビュー 54件。 A ランク

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平均点4.61pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 21〜40 2/6ページ
No.90
(5pt)

深井零中尉、復活!!!…ネタバレあり

SF作家神林長平の戦闘妖精・雪風シリーズ、第一作から十年越しで放たれた第二弾であります。

前作のラストで任務中に異星体「ジャム」の人間型兵器に銃撃され、負傷したFAF特殊戦第五飛行隊所属の深井零中尉。

何とかスーパーシルフ「雪風」に搭乗し脱出を試みるも、「ジャム」の攻撃を受け、スーパーシルフ「雪風」は被弾、惑星フェアリィの森に墜落してしまう。

炎上するスーパーシルフ「雪風」。

しかし「雪風」自身は、深井中尉が、いや他の人類や「ジャム」や読者も、思いもよらぬ手段でこの窮地から脱出し、任務を達成する。

負傷した深井中尉も炎上するスーパーシルフから射出される。

深井中尉は「雪風」のとった予想外の行動に受けた衝撃のため?、はたまた失血のため?意識を失ってしまう…。

前作を読了した当時の自分が、多分、最も気になったことのうちの一つが、深井零中尉の「その後」でした。

普通に考えば、まあ「戦死」した、でしょうか。

脱出、そして任務達成、厳密には帰投完了の時点で達成でしょうが、した「雪風」が深井中尉の救難信号受信を近辺のFAF基地に報告しているので、運が良ければ遅かれ早かれ救助が来るでしょう。

ただし、深井中尉は銃撃で負傷している。

また、惑星フェアリィの森には原始恐竜なる、多分、生物がいるようで、前作のⅠ章「妖精が舞う空」では当時のスーパーシルフ「雪風」のフライト・オフィサ、零の相棒、が食べられているらしい。

そんなこんなを考えあわせると、今回の深井中尉の生還率は余り高くない。

でもそこはSFだから…。

続編がもしあれば、ひょっとすると…。

別のレヴューにも書いたのですが、自分と神林長平作品との「最初の接触」が『戦闘妖精・雪風』旧版でした。

幸運な出逢いだったと思います。

これで神林長平作品に興味を持って、他の作品も探して読むようになりました。

それだけではあきたらず、SFマガジンやSFアドベンチャー、SFイズムにまで手を出すこともありました。

あわよくば、『雪風』の続編やそのヒントでも見つからないかなあ、と。

しかし、『雪風』の続編は発表されず、幾星霜…。

自分の中では、すっかり「深井零は戦死した」で落ち着いておりました。

ところが、ある日突然…。

『雪風』の続編が!!!

どうやって最初にそのことを知ったのか、最早覚えておりません。

多分、本屋さんでSFMの現物を見たのでしょう。

即買って帰宅して読みました。

これが最初の話の半分だけで、何とももどかしい。

しかも変な気分でもありました。

今更生きてると言われてもねえ。

例えるなら…。

実は、沖田艦長が生きていたとか、年上だったルパン三世がいつの間にか年下になっていたとか…ちょっと違うかな。

ま、何にせよ、最初にあった微妙な違和感は、しかし、次々作品が発表されるに従い、全く気にならなくなりました。

前作もそうでしたが、SFマガジンに飛び飛びに各エピソードが発表されるのですが、この第二部の後半は結構連続で毎号掲載されました。

当時まだ月刊だったSFマガジンを毎号楽しみにしていた覚えがあります。

第二部完結後、単行本が発売されるとすぐ買ってしまいました。

何というか、この第二部は前作と随分赴きが違います。

前作はハードボイルド、ハメットの方、みたいな文体といいましょうか。

対して今作は、確か文庫版の解説だったかにも書いてありましたが、膨大な量の会話からなっています。

前作では人間関係が希薄というか、ほとんど破綻していたというか、残った関係にすがりついていた深井零が、前作ラストの「雪風」の行動に勝手に傷ついて、しかし今作では周辺との関係を再構築していくという、いわば深井零のリハビリテーションの話といっていいのでしょうか。

前作も今作も、大状況としては、わりと絶望的な状況であることにに変わりはない、寧ろ酷くなっているかも、のですか、不思議と悲壮感がないのは深井零がリハビリテーションに成功しているからでしょうか。

思えば、前作ラストの「その後」が気になったのは、当時はそんなに深く考えてなかったのですが、深井零の当時の状況が不憫だとそれなりに感じたからでしょうか。

その辺については著者自身やアニメーション版の、確か今はもう鬼籍に入られたプロデューサーの方もどこかで発言されておられたような記憶があるのですが、さて…。

最後に、外れた自分の予想などを少し。

第二部の最初にヤガシラ小尉という例の「ジャム」側の人間型兵器が出てくるのですが、最初の話の前編だけ読んで、あ、今回は、人間に創られた機械兵器である「雪風」とこの「ジャム」に創られた人間型兵器のヤガシラくんとのバディ物になるんだ、等と無邪気に考えたのでした。

が、そんな、ある意味で能天気な、話が許容されるには、この雪風ワールドはシビア過ぎるようです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.89
(5pt)

深井零中尉、復活!!!…ネタバレあり

SF作家神林長平の戦闘妖精・雪風シリーズ、第一作から十年越しで放たれた第二弾であります。

前作のラストで任務中に異星体「ジャム」の人間型兵器に銃撃され、負傷したFAF特殊戦第五飛行隊所属の深井零中尉。

何とかスーパーシルフ「雪風」に搭乗し脱出を試みるも、「ジャム」の攻撃を受け、スーパーシルフ「雪風」は被弾、惑星フェアリィの森に墜落してしまう。

炎上するスーパーシルフ「雪風」。

しかし「雪風」自身は、深井中尉が、いや他の人類や「ジャム」や読者も、思いもよらぬ手段でこの窮地から脱出し、任務を達成する。

負傷した深井中尉も炎上するスーパーシルフから射出される。

深井中尉は「雪風」のとった予想外の行動に受けた衝撃のため?、はたまた失血のため?意識を失ってしまう…。

前作を読了した当時の自分が、多分、最も気になったことのうちの一つが、深井零中尉の「その後」でした。

普通に考えば、まあ「戦死」した、でしょうか。

脱出、そして任務達成、厳密には帰投完了の時点で達成でしょうが、した「雪風」が深井中尉の救難信号受信を近辺のFAF基地に報告しているので、運が良ければ遅かれ早かれ救助が来るでしょう。

ただし、深井中尉は銃撃で負傷している。

また、惑星フェアリィの森には原始恐竜なる、多分、生物がいるようで、前作のⅠ章「妖精が舞う空」では当時のスーパーシルフ「雪風」のフライト・オフィサ、零の相棒、が食べられているらしい。

そんなこんなを考えあわせると、今回の深井中尉の生還率は余り高くない。

でもそこはSFだから…。

続編がもしあれば、ひょっとすると…。

別のレヴューにも書いたのですが、自分と神林長平作品との「最初の接触」が『戦闘妖精・雪風』旧版でした。

幸運な出逢いだったと思います。

これで神林長平作品に興味を持って、他の作品も探して読むようになりました。

それだけではあきたらず、SFマガジンやSFアドベンチャー、SFイズムにまで手を出すこともありました。

あわよくば、『雪風』の続編やそのヒントでも見つからないかなあ、と。

しかし、『雪風』の続編は発表されず、幾星霜…。

自分の中では、すっかり「深井零は戦死した」で落ち着いておりました。

ところが、ある日突然…。

『雪風』の続編が!!!

どうやって最初にそのことを知ったのか、最早覚えておりません。

多分、本屋さんでSFMの現物を見たのでしょう。

即買って帰宅して読みました。

これが最初の話の半分だけで、何とももどかしい。

しかも変な気分でもありました。

今更生きてると言われてもねえ。

例えるなら…。

実は、沖田艦長が生きていたとか、年上だったルパン三世がいつの間にか年下になっていたとか…ちょっと違うかな。

ま、何にせよ、最初にあった微妙な違和感は、しかし、次々作品が発表されるに従い、全く気にならなくなりました。

前作もそうでしたが、SFマガジンに飛び飛びに各エピソードが発表されるのですが、この第二部の後半は結構連続で毎号掲載されました。

当時まだ月刊だったSFマガジンを毎号楽しみにしていた覚えがあります。

第二部完結後、単行本が発売されるとすぐ買ってしまいました。

何というか、この第二部は前作と随分赴きが違います。

前作はハードボイルド、ハメットの方、みたいな文体といいましょうか。

対して今作は、確か文庫版の解説だったかにも書いてありましたが、膨大な量の会話からなっています。

前作では人間関係が希薄というか、ほとんど破綻していたというか、残った関係にすがりついていた深井零が、前作ラストの「雪風」の行動に勝手に傷ついて、しかし今作では周辺との関係を再構築していくという、いわば深井零のリハビリテーションの話といっていいのでしょうか。

前作も今作も、大状況としては、わりと絶望的な状況であることにに変わりはない、寧ろ酷くなっているかも、のですか、不思議と悲壮感がないのは深井零がリハビリテーションに成功しているからでしょうか。

思えば、前作ラストの「その後」が気になったのは、当時はそんなに深く考えてなかったのですが、深井零の当時の状況が不憫だとそれなりに感じたからでしょうか。

その辺については著者自身やアニメーション版の、確か今はもう鬼籍に入られたプロデューサーの方もどこかで発言されておられたような記憶があるのですが、さて…。

最後に、外れた自分の予想などを少し。

第二部の最初にヤガシラ小尉という例の「ジャム」側の人間型兵器が出てくるのですが、最初の話の前編だけ読んで、あ、今回は、人間に創られた機械兵器である「雪風」とこの「ジャム」に創られた人間型兵器のヤガシラくんとのバディ物になるんだ、等と無邪気に考えたのでした。

が、そんな、ある意味で能天気な、話が許容されるには、この雪風ワールドはシビア過ぎるようです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.88
(5pt)

相変わらず,読み手を選ぶ

前巻を読み終えている人であれば問題は無いでしょうが。ただ,話はどんどんややこしくなっている印象です。
 まぁ,ある程度の期間続く話であれば,物語の中で世界が広がる,あるいは話の規模が大きくなるのは仕方ないといえばそうですが,付いていくのは大変です。
 個人差は当然あるのでしょうが。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.87
(5pt)

相変わらず,読み手を選ぶ

前巻を読み終えている人であれば問題は無いでしょうが。ただ,話はどんどんややこしくなっている印象です。
 まぁ,ある程度の期間続く話であれば,物語の中で世界が広がる,あるいは話の規模が大きくなるのは仕方ないといえばそうですが,付いていくのは大変です。
 個人差は当然あるのでしょうが。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.86
(5pt)

面白い

PanPanPan, code U uniform
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.85
(5pt)

面白い

PanPanPan, code U uniform
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.84
(5pt)

物語のキーポイント?

話が動き出している感じが凄くしました。
アンブロークンから続くこれはまさに承が詰め込まれた一冊ですね。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.83
(5pt)

物語のキーポイント?

話が動き出している感じが凄くしました。
アンブロークンから続くこれはまさに承が詰め込まれた一冊ですね。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.82
(5pt)

面白い

海外の友達に頼まれて購入しました。
友達曰く、揃えていた本が手に入って本当に良かったとのことです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.81
(5pt)

面白い

海外の友達に頼まれて購入しました。
友達曰く、揃えていた本が手に入って本当に良かったとのことです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.80
(1pt)

キレがない・・・

前作は、一話完結の短編をまとめることによって、壮大でミステリアスな世界観を描写していて、スケールの大きい物語になっていた。今回の続編は、前作のひとつの短編をダラダラと引き延ばした感じになっていて、物語が全く進まない、やや退屈な展開になっている。雪風や深井零中尉が生活する世界観にいつまでも漬かっていたい読者にとっては良書であろう。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.79
(1pt)

キレがない・・・

前作は、一話完結の短編をまとめることによって、壮大でミステリアスな世界観を描写していて、スケールの大きい物語になっていた。今回の続編は、前作のひとつの短編をダラダラと引き延ばした感じになっていて、物語が全く進まない、やや退屈な展開になっている。雪風や深井零中尉が生活する世界観にいつまでも漬かっていたい読者にとっては良書であろう。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.78
(5pt)

神林長平、遅まきながらファンになりました。

雪風シリーズ、面白い。
これほどの経年を感じさせない。
kinndle版が値段の高い。
電子書籍は中古品の使い回し(転売市場)は機能しないのかな?
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.77
(5pt)

神林長平、遅まきながらファンになりました。

雪風シリーズ、面白い。
これほどの経年を感じさせない。
kinndle版が値段の高い。
電子書籍は中古品の使い回し(転売市場)は機能しないのかな?
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.76
(5pt)

なかなか

なかなか興味深い手法で書かれていて面白い。アニメ版も観るとより理解出来るかも。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.75
(5pt)

なかなか

なかなか興味深い手法で書かれていて面白い。アニメ版も観るとより理解出来るかも。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.74
(2pt)

アニメなら・・・

読み進む内にモヤモヤした鬱憤が蓄積していく。
作者は飛行メカにはある程度の造詣を持つようだが、人間や社会(特に軍隊組織)には疎いに違いない。主人公は幼稚園児程の共感能力も持たない人物なのだが、会話描写がドライかというと反対に甘ったるくウエットで背筋がムズムズしてしまう。アニメ脚本としてはこれでも良いのだろうが、小説としては如何なものか。
 それにこのハナシはプロットが破綻してしまっている。 任意の惑星に次元回廊を穿ち、人間のコピーさえ作り出せる能力を持つ存在(ジャム)に、AI搭載とはいえ「ジェット戦闘機」で太刀打ち出来る筈が無いでしょうよ。
 そもそも「戦い」は30年続いているということになっているのだが(主人公が生まれる前から!)、それだけの年月、毎日同じ飛行機で出撃しては「今日は何機墜とした」とか言ってたワケ?(そんな戦争、ある訳ないでしょ!)
・・・「戦争」というのは帳尻合わせではない。 特にこれは人類という種の存続を掛けた戦いなのであるから、ありったけの核をブチ込んでも次元回廊あるいはフェアリィ星自体を破壊してしまう、という戦略が採られなければならない筈。
 それがIndependence Dayの如き総力戦どころか地球の人々(一般市民)は戦いが行われている事自体を忘れかけているんですと(ありうるか?)。 雪風含む人類側戦闘AIが自律的(勝手)に行動しているというのもいただけない。
パイロットは各国のエース級どころか服役と引き換えに徴用され(シミュレーターでパイロットスキルを刷り込まれ)た囚人で 「俺には関係ない」 が口癖の離人症患者。 (アニメでは「最終兵器操縦者が高校生」という作品もあったが)イイ大人となった身からすれば どれだけお粗末な軍事組織なんだ、と。

  「ジャム」については作者自身も確固たるイメージを持ち合わせていないようで、「神かも知れない」などと登場人物に言わせている。 そもそもジャムは何を目的として地球に侵攻したのか? 地球人の兵器と遊びたかった、というのならそういうオチもアリだとは思う。 しかし今回はジャムに人語を使わせて 「何故我と戦う?(ぇ)」 などと言わせている辺り 『描きたかったのはジェットの空中戦シーンで、ストーリーは考えてませんでした』 と思われても仕方ないだろう。
 ラストで「雪風」が蒼天へと駆け昇って行くシーンは相変わらず格好良いのだが、この話に収拾を付けるのは生半な困難さではあるまい。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.73
(2pt)

アニメなら・・・

読み進む内にモヤモヤした鬱憤が蓄積していく。
作者は飛行メカにはある程度の造詣を持つようだが、人間や社会(特に軍隊組織)には疎いに違いない。主人公は幼稚園児程の共感能力も持たない人物なのだが、会話描写がドライかというと反対に甘ったるくウエットで背筋がムズムズしてしまう。アニメ脚本としてはこれでも良いのだろうが、小説としては如何なものか。
 それにこのハナシはプロットが破綻してしまっている。 任意の惑星に次元回廊を穿ち、人間のコピーさえ作り出せる能力を持つ存在(ジャム)に、AI搭載とはいえ「ジェット戦闘機」で太刀打ち出来る筈が無いでしょうよ。
 そもそも「戦い」は30年続いているということになっているのだが(主人公が生まれる前から!)、それだけの年月、毎日同じ飛行機で出撃しては「今日は何機墜とした」とか言ってたワケ?(そんな戦争、ある訳ないでしょ!)
・・・「戦争」というのは帳尻合わせではない。 特にこれは人類という種の存続を掛けた戦いなのであるから、ありったけの核をブチ込んでも次元回廊あるいはフェアリィ星自体を破壊してしまう、という戦略が採られなければならない筈。
 それがIndependence Dayの如き総力戦どころか地球の人々(一般市民)は戦いが行われている事自体を忘れかけているんですと(ありうるか?)。 雪風含む人類側戦闘AIが自律的(勝手)に行動しているというのもいただけない。
パイロットは各国のエース級どころか服役と引き換えに徴用され(シミュレーターでパイロットスキルを刷り込まれ)た囚人で 「俺には関係ない」 が口癖の離人症患者。 (アニメでは「最終兵器操縦者が高校生」という作品もあったが)イイ大人となった身からすれば どれだけお粗末な軍事組織なんだ、と。

  「ジャム」については作者自身も確固たるイメージを持ち合わせていないようで、「神かも知れない」などと登場人物に言わせている。 そもそもジャムは何を目的として地球に侵攻したのか? 地球人の兵器と遊びたかった、というのならそういうオチもアリだとは思う。 しかし今回はジャムに人語を使わせて 「何故我と戦う?(ぇ)」 などと言わせている辺り 『描きたかったのはジェットの空中戦シーンで、ストーリーは考えてませんでした』 と思われても仕方ないだろう。
 ラストで「雪風」が蒼天へと駆け昇って行くシーンは相変わらず格好良いのだが、この話に収拾を付けるのは生半な困難さではあるまい。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.72
(5pt)

引き込まれる

雪風の進化、雫の変化に驚きです。
色んな人物の心理描写も引き込まれます。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.71
(5pt)

引き込まれる

雪風の進化、雫の変化に驚きです。
色んな人物の心理描写も引き込まれます。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232