ヒトでなし 金剛界の章

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ヒトでなし 金剛界の章の評価:

4.12/5点 レビュー 25件。 D ランク

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平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1〜20 1/2ページ
No.30
(5pt)

「どうでもいい」の切れ味よ

長い物語は最後の一幕の為にある。タイトルヒトでなし は「人ではない」という目から鱗の作者の仕掛け。最後まで読まないと分からない。最後から読むと理解出来ない。一人称尾田のセリフ思考は最初から最後まで「どうでもいい」一言。しかし物語が進むに従って研ぎ澄まされていく「どうでもいい」は言いようのない切れ味で全てを、最後物語そのものをぶった斬る。仏教なのか?何言ってるか分からないと思うが、ありのままを伝えたらこんな感じだ。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.29
(5pt)

「どうでもいい」の切れ味よ

長い物語は最後の一幕の為にある。タイトルヒトでなし は「人ではない」という目から鱗の作者の仕掛け。最後まで読まないと分からない。最後から読むと理解出来ない。一人称尾田のセリフ思考は最初から最後まで「どうでもいい」一言。しかし物語が進むに従って研ぎ澄まされていく「どうでもいい」は言いようのない切れ味で全てを、最後物語そのものをぶった斬る。仏教なのか?何言ってるか分からないと思うが、ありのままを伝えたらこんな感じだ。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.28
(5pt)

人ではないから人偏にム(無)と書く

私なんぞに仏教というものを理解することはできませんがもともとお坊さんになるのが夢だったという京極さんは違うのでしょう
人間としての情愛を持たず人間としての欲望を持たずすべてをありのままに受け入れる尾田慎吾の姿はまさに現代の仏
続編が楽しみです
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.27
(5pt)

人ではないから人偏にム(無)と書く

私なんぞに仏教というものを理解することはできませんがもともとお坊さんになるのが夢だったという京極さんは違うのでしょう
人間としての情愛を持たず人間としての欲望を持たずすべてをありのままに受け入れる尾田慎吾の姿はまさに現代の仏
続編が楽しみです
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.26
(5pt)

美品でした。

いつも、お世話になっております。美品でした。満足しております。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.25
(5pt)

美品でした。

いつも、お世話になっております。美品でした。満足しております。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.24
(5pt)

おみそれいたしました

羨ましいことも憧れることも、あり得た自分に未練を感じたり、誘惑は多く、しかし全ては自分事。
主人公は痛快ですね。とても楽しませていただきました。

小さい吾と書いて悟りと書きますが、己を殺す必要もなく、誘惑がそうでなくなったところ、執着という概念がなくなったところ、「無い」ことを表現できることが小説で著者の凄いところですね。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.23
(5pt)

おみそれいたしました

羨ましいことも憧れることも、あり得た自分に未練を感じたり、誘惑は多く、しかし全ては自分事。
主人公は痛快ですね。とても楽しませていただきました。

小さい吾と書いて悟りと書きますが、己を殺す必要もなく、誘惑がそうでなくなったところ、執着という概念がなくなったところ、「無い」ことを表現できることが小説で著者の凄いところですね。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.22
(4pt)

感想

人でなし、題名は恐ろしいですが、京極夏彦は割と、読みやすいです。自殺しかけた女に付きまとわれるところから始まりやがて、人殺しや、やくざお坊さん、実の娘、嫁などがどろどろした人間関係ででてきます。会社を首になり、同級生の、男とコンビニの酒飲みながら、語らう、うーん、、、っていうラストですが読みやすいです、最後まで一気に読めました。娘実子誤って殺してしまうのが納得いきませんでした。京極先生の本は初めて読みましたが、読みやすかったです。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.21
(4pt)

感想

人でなし、題名は恐ろしいですが、京極夏彦は割と、読みやすいです。自殺しかけた女に付きまとわれるところから始まりやがて、人殺しや、やくざお坊さん、実の娘、嫁などがどろどろした人間関係ででてきます。会社を首になり、同級生の、男とコンビニの酒飲みながら、語らう、うーん、、、っていうラストですが読みやすいです、最後まで一気に読めました。娘実子誤って殺してしまうのが納得いきませんでした。京極先生の本は初めて読みましたが、読みやすかったです。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.20
(5pt)

京極夏彦のファンにはたまらない作品だと思う

論理的かつ狷介な文体
1人称的な長い会話文からの、3人称的な短い地の文
中毒性がある
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.19
(5pt)

京極夏彦のファンにはたまらない作品だと思う

論理的かつ狷介な文体
1人称的な長い会話文からの、3人称的な短い地の文
中毒性がある
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.18
(5pt)

ヒトでなしとは?

11の章から成っている。第一話からどん底の話で、これ以上どうやって続くのか?と
訝しんでしまう。本作は800頁近くもあるのだ。
帯にある「人間をやめた男が救世主に!?」「超・宗教エンタテインメント」を見ると、
ヒトでなしの主人公が新興宗教でも興して再起を?なんてチープに考えそうだが、京極夏彦は
そんなことはしない。ヒトでなし―という言葉が随所に出てくるが不思議とそれが鼻に付かない。
一人称の物語だから、発するのはほぼ主人公だ。ヒトでなしであることをはじめは疑問に感じていた
主人公の感情の推移が面白い。
ヒトでなしとは、人以下なのかそれとも人を超越したモノなのか。
一見難解なテーマでも一気読み必須にさせてしまうのだから、著者の話運びの巧さにはまた舌を巻く。
読み終えたころには決して難解な話ではなかったと気づくだろう。
京極堂シリーズもそうだが、またどこにも属さないテーマの作品が生まれた。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.17
(5pt)

ヒトでなしとは?

11の章から成っている。第一話からどん底の話で、これ以上どうやって続くのか?と
訝しんでしまう。本作は800頁近くもあるのだ。
帯にある「人間をやめた男が救世主に!?」「超・宗教エンタテインメント」を見ると、
ヒトでなしの主人公が新興宗教でも興して再起を?なんてチープに考えそうだが、京極夏彦は
そんなことはしない。ヒトでなし―という言葉が随所に出てくるが不思議とそれが鼻に付かない。
一人称の物語だから、発するのはほぼ主人公だ。ヒトでなしであることをはじめは疑問に感じていた
主人公の感情の推移が面白い。
ヒトでなしとは、人以下なのかそれとも人を超越したモノなのか。
一見難解なテーマでも一気読み必須にさせてしまうのだから、著者の話運びの巧さにはまた舌を巻く。
読み終えたころには決して難解な話ではなかったと気づくだろう。
京極堂シリーズもそうだが、またどこにも属さないテーマの作品が生まれた。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.16
(5pt)

人でなしの連中の愚かな物語!

会社を解雇され、妻に離縁され、娘を亡くした主人公の男と、彼の旧友で事業に失敗し、高級マンションに引きこもり、借金取りから身を隠す男と、主人公に自殺を止められ、感謝して同行する失恋女、旧友のマンションへ取り立てに来た借金取りの兄貴分を殺してしまった愚かな弟分が、その死体を隠すために旧友の祖父が営む禅寺を頼る。この祖父は破僧であった。死体隠しに協力する。ここから先のストーリーは書けないが、よくここまで人でなしの人物ばかりを登場させたものだ。人でなし達の人生が見事に連鎖している。仏法に言う縁起とはこの事を言うのであろう。しかも、仏教で言えば、皆凡夫(悪人)であり、自力では救われない。いったいこの死体隠しは成功するのであろうか?
因果応報という観念が仏教にはあるが、著者は仏教の教えに頼らない。読み所は五人の人でなしの会話の妙味にある。人でなしにもそれぞれ言い分というものがあり、それらが会話においてぶつかり合うところが面白い。そして可笑しくて、笑い出してしまう。この小説は宗教を身にまとったエンターテイメントである。あまりに馬鹿馬鹿しくて、途中で投げ出したくもなるが、そこはじっと我慢して読み進めるのがよい。きっと得るものがあるはすだ。 お勧めの一冊だ。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.15
(5pt)

人でなしの連中の愚かな物語!

会社を解雇され、妻に離縁され、娘を亡くした主人公の男と、彼の旧友で事業に失敗し、高級マンションに引きこもり、借金取りから身を隠す男と、主人公に自殺を止められ、感謝して同行する失恋女、旧友のマンションへ取り立てに来た借金取りの兄貴分を殺してしまった愚かな弟分が、その死体を隠すために旧友の祖父が営む禅寺を頼る。この祖父は破僧であった。死体隠しに協力する。ここから先のストーリーは書けないが、よくここまで人でなしの人物ばかりを登場させたものだ。人でなし達の人生が見事に連鎖している。仏法に言う縁起とはこの事を言うのであろう。しかも、仏教で言えば、皆凡夫(悪人)であり、自力では救われない。いったいこの死体隠しは成功するのであろうか?
因果応報という観念が仏教にはあるが、著者は仏教の教えに頼らない。読み所は五人の人でなしの会話の妙味にある。人でなしにもそれぞれ言い分というものがあり、それらが会話においてぶつかり合うところが面白い。そして可笑しくて、笑い出してしまう。この小説は宗教を身にまとったエンターテイメントである。あまりに馬鹿馬鹿しくて、途中で投げ出したくもなるが、そこはじっと我慢して読み進めるのがよい。きっと得るものがあるはすだ。 お勧めの一冊だ。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.14
(4pt)

自己、他者との関わりについて考えさせられる本

3分の1位読んで止まっています。娘の死をきっかけに全てを放り投げ歩む人生は帯の説明の通り。地に堕ち底から見た景色は良いも悪いもなくありのままのただあるという仏の言う悟りの境地に達したようた主人公の心境を上手く表現している。命以外の全ての物をなくし無感動、無関心になった人間の沈着思考が人に救いと目覚めを与え希望すらも与えてしまう逆説的救世主感が面白い。主人公の淡々とした己への洞察と他者へのクレバーな語りとの組み合わせによる物語の進行がうまくクロスオーバーしていて読みやすい。分厚いがすらすら読める良本である。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522
No.13
(4pt)

自己、他者との関わりについて考えさせられる本

3分の1位読んで止まっています。娘の死をきっかけに全てを放り投げ歩む人生は帯の説明の通り。地に堕ち底から見た景色は良いも悪いもなくありのままのただあるという仏の言う悟りの境地に達したようた主人公の心境を上手く表現している。命以外の全ての物をなくし無感動、無関心になった人間の沈着思考が人に救いと目覚めを与え希望すらも与えてしまう逆説的救世主感が面白い。主人公の淡々とした己への洞察と他者へのクレバーな語りとの組み合わせによる物語の進行がうまくクロスオーバーしていて読みやすい。分厚いがすらすら読める良本である。
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4103396113
No.12
(5pt)

「人」を救えるのは、「人」を捨てた者だけか?

読み終えてから結構時間が経っているので細部の記憶がかなり危ういのですが、今思っているのは「人」を救えるのは「人」やめた者つまり「人」でなくなった者、「ヒトでなし」にしかできないということを考えさせられます。
「非道」の上の「人でなし」ではなく、人間の煩悩を捨てた「ヒト」にしか人を救うことはできないということを「感じさせてくれる」小説です。
他の方が書かれているように

犯罪小説であり思弁小説であり宗教小説であり…云々

一見救世主誕生のようなストーリー

どれも正しくどれも十分ではないと思います、極端な人物ばかりではあるものの決して異次元の話ではなく仏教の根本であるところの「執着を捨てる」ことの意味を考えさせられるのではなく「感じさせてくれる」小説です、面白かったです。
次の章が期待されますが、このお話はココで終わりなのではないかとも思います。
ヒトでなし 金剛界の章 Amazon書評・レビュー: ヒトでなし 金剛界の章より
4103396113
No.11
(5pt)

「ヒトでなし」をやってるつもりがスピリチャルマスター

「俺の中心には俺以外の凡てに対する無関心ががん細胞のように巣喰っている」
主人公は他者に関心を持てない性格である。それでもそれまでは社会人・家庭人を普通に演じてきた。
しかし、幼い娘の死を境に主人公の境遇は激変していく。
それほど悲しんでいるとは見えない主人公を妻は人でなしだとなじり続ける。離婚手続きのため妻と
会った最後の夜、ホームレス必至の状況なのに主人公は「ヒトでなし」の自覚を胸に、妙に穏やかな
気持ち-生にも死にも囚われない-で夜も街をさまよい始める。
自殺未遂者と不本意にかかわり、偶然に高校時代の友人に会ったのが発端となって物語は展開していく。

「お前は立派な人でなしなのさ。~それは極めてシンプルな在り方だ。~のしがらみもなければ、粉飾
もねえ、見栄も張らなきゃ謙遜もしねえ」これは友人が主人公を評した言葉である。主人公は他者への
関心もないが、自我も希薄になっていた。

主人公の挑発的で利得勘定に乏しい言葉は、危機的状況にある者たち-自殺未遂の女、衝動殺人を犯した
未成年、死にたい願望の女など-に現実を直視させて、心を落ち着かせる。

物語の展開よりもたびたび独白されている主人公の覚者あるいは心理学の大家のような洞察的な思い(下記**
に一部を引用)が響いた。

そのような洞察の境地と主人公の言動にはギャップがある点を突っ込んだら切りがない。宗教的要素と
エンターテイメントを融合させようとしたら、この種の齟齬を回避するのは難しいと思うが、次回作が
あるなら酷な注文だがちょっと以上に改善されることを期待する。

**二つの「テ-マ」を見た
当然の反応とされる感情を否定:俺の悲しみは俺が生んでいるんだよ。感情は自分が生み出しているもの
なんだ。
自我(俺,私)の否定:俺というものがあって、俺以外のものがあって、そして社会が成り立つのだと~、
だが俺というものがなければ俺以外もない。俺などというつまらない線引きをするから、何もかもおかしな
具合になってしまうようにも思う。
ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ヒトでなし: 金剛界の章 (新潮文庫)より
4101353522