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情況証拠
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情況証拠の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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| 読み終わった瞬間に、もう一度読み返しました。2度目の読み返しの方が更に面白かった。 | ||||
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| 最初のページから最後まで、確実な設定がされている。読み終えた瞬間に、もう一度最初から読み直しました。 | ||||
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| 非常に使いやすい! まったく問題はありません。 私は、確かにこの項目をお勧めします。 私はこれらを購入する理由を持っていなかったが、彼らは素晴らしい仕事と、彼らは非常に明るいです。 品質と単純さに非常に感動しました。 本当の取引 | ||||
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| スティーブ・マルティニの弁護士ポール・マドリアニ・シリーズ第1作。このシリーズは日本では下記のように翻訳出版されています。法廷ミステリとしては、ジョン・グリシャム(「法律事務所」「ペリカン文書」)のリーダビリティとスコット トゥロー(「推定無罪」)の重厚さと比べて、どちらの点でも中間的な感じで、そのため、日本では目立たないのかもしれません。 私は、第3作の「依頼なき弁護」が北上次郎氏の「極私的ミステリー年代記」(上巻)で紹介されているのを機に、その第3作から読んだのですが、法廷ミステリが多少なりともお好きな方ならば、こちらの第1作から読むのがおすすめです。この第1作には、作者の姿勢、弁護士だった作者が作家になって書きたかったことがよく表れている気がします。シリーズの後の作品よりも抑えた展開ながら、下巻に入って裁判が開始されると、法廷場面は読者に迫る力があります。シリーズの第2作、第3作もおもしろいのですが、この第1作には、いわば、いぶし銀の存在感があります。裁判所のような建物の夜景の写真をあしらった日経文芸文庫版の表紙のデザインも秀逸です。 弁護士ポール・マドリアニ・シリーズ 翻訳された作品のリスト(原書出版年と訳書出版年) 1.「情況証拠」1992年。角川文庫版1994年、本書(日経文芸文庫版)は2013年刊。 2.「重要証人」1993年。集英社文庫版1994年。 3.「依頼なき弁護」1994年。集英社文庫版1996年。 4.「裁かれる判事」1996年。集英社文庫版1996年。 5.「弁護人」1999年。講談社文庫版2002年。 6.「策謀の法廷」2005年。扶桑社文庫版2011年。 | ||||
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| 上巻で、いくつかの話がからみながら若干たるい感じで進行していたところ、下巻では、裁判が始まると、法廷場面で作者自身の専門が発揮されてビシッと決まり始め、緊張感を持続させます。読み終わって、表紙の裁判所の夜景らしき写真を見て、少々余韻にふけりました。 | ||||
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| 『状況証拠』下巻を、わくわくしながら読み進み、昨夜遅くに読み終えた。 起訴、予審、陪審員の選定、公判(冒頭陳述)、検察側の主尋問、反対尋問、最終弁論、評決、ほぼ順を追って緻密に描かれている。 著者が実体験したことだからこそ描写できる真に迫る法廷シーンは、目の前で傍聴しているような臨場感を読者に与える。 この『状況証拠』は、先に読んだ『確信犯』より七年ほど前に刊行されているこを考えると、どうも『確信犯』の著者スティーヴ・ホーンは、この『状況証拠』から影響を受けているのではないかと思えてしまった。 おまかにプロット構成を俯瞰すると、この二つの作品が本当に似通っていることに気が付いたからである。 『確信犯』の著者スティーヴ・ホーンが、この作品を模倣しているとまでは決めつけることはできないが・・・。 二つの作品を比較すると、主人公の弁護士の検察や裁判官との駆け引きがとてもおもしろく、法廷ものとしての醍醐味を味わうことができたからスティーヴ・マルティニの本作『状況証拠』に軍配を上げたい。 すこしだけ難を言わせてもらえば、少々以外性が過ぎる結末で終えていたことだろうか。 | ||||
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| 先に読んだスティーヴン・ホーンの『確信犯』が面白かったので在庫でリーガル・サスペンスものを読んでみようと思い探しだしたのが本書スティーヴ・マルティニ著『情況証拠』(角川文庫)<上・下巻>であった。 一世を風靡したグリシャムやトゥローの陰にかくれあまり知られてない作家だが、この『状況証拠』をはじめとして、評者は何冊かスティーヴ・マルティニの作品を読んだ記憶である。 本書の奥付を見ると平成六年二月十日初版発行と記してあるから、評者が読んだのが22年も昔になる。 例のごとくその内容は記憶の彼方にあるから初めて読む本のように楽しみながら読み始めた。 読み始めて先に読んだ『確信犯』より文章に重みがあり読み進むのが少々難儀であったが、これも著者の個性であり、ページを繰るごとになれてきて物語に引き込まれてゆく。 主人公のポール・マドリアニは、ある法律事務所を辞め、独立して法律事務所を始めた弁護士である。 かって働いていた法律事務所の上司ベン・ポッターが最高裁判事に就任するまえ突然自殺に見せかけて何者かに殺されてしまった。 ポールがベンの事務所から去ったのは、ベンの若き妻タリアとの不倫が原因であるが、ポールはタリアと縁を切って何年も過ぎている。 本書の著者スティーヴ・マルティニも、元州法務官(検事)、法廷弁護士、などに従事した経験から綿密で緊張感溢れる法廷サスペンスに仕上げているから、しらずしらず魅了され読み進むことになってゆく。 警察や検察側は、殺人として捜査を始めるが、状況証拠ばかりであるが容疑者として指し示すのが被害者の妻タリアである。 予備審問で被害者ベンのパートナーだったトニー・スカーぺロスは、意図的にチータムという無能な弁護士をタリアに推薦し、そのキーナン弁護士(補佐するための弁護士)をポールに依頼する。 予備審問では、ポールのアドバイスを無視したチータムの稚拙な証人尋問のため哀れな結末を迎え、判事の決定で上位裁判所の公判へと進むことになってしまう。 チータムは、予備審問で終え、事件から去っていき、後を引き受けることになったポールの苦闘が始まる。 「婚前契約書」というタリアに不利な状況証拠も出てきてまったが、ポールには、ハリーという老練な弁護士仲間が補佐しているから心強い。 このハリーとポールの会話などは、先に読んだ『確信犯』の主人公フランクと私立探偵ウォルターの関係を彷彿とさせてくれる。 被告人不利な状況で上巻は終えているが、さて、さて、下巻ではどのような展開になるのだろう。 ぼち、ぼち、下巻を読み始めよう。 | ||||
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| 誰もレビューを書いていないようなので。 マルティニの実質的なデビュー作にして、マドリアニ・シリーズ第一弾。 長らく絶版となっていたが、本復刻版を見つけ久々に再読。 著者の真骨頂である緻密なプロットやスリリングな展開に加え、 人物描写の妙も存分に堪能できる。 リーガル・サスペンスの最高峰に位置づけられるスコット・トゥローの 『推定無罪』に肉薄する面白さ、と言っても過言ではない(かも)。 | ||||
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| アメリカの中堅人気作家スティーヴ・マルティニによる、弁護士<ポール・マドリアニ>シリーズの’92年発表、マドリアニが初登場する第1弾である。 先日、邦訳されたばかりの第8弾にあたる『策謀の法廷』(’05年)を読んで、その読み応えに感銘を受けて既刊の作品を探して読むことにした1冊目である。 カリフォルニア州の州都サクラメント。‘わたし’ことポール・マドリアニは、10年以上前はキャピトル郡の地方検事局で検察官として勤めていたが、弁護士に転身、3年間所属した大手法律事務所を1年前に訳あって辞め、今は独立した個人事務所を構えている。妻は3才になる娘のサラ(2作目以降はセーラと訳されている)を連れて出て行き‘わたし’とは別居状態。 かつての職場である大手法律事務所のボス、ベンジャミン・ポッターが口中でショット・ガンを一発という謎の死をとげた。‘わたし’は彼と前夜あったばかりで当夜も会う約束をしていた。しかも彼は法曹界の最高峰・合衆国最高裁判所の裁判官に内定していた。捜査陣は自殺を装った他殺と断定。ベンの若い妻タリアを第一級謀殺で逮捕・起訴した。かつてタリアと不倫関係にあった‘わたし’は、複雑な心境で彼女の弁護を引き受ける。目撃者も物的証拠もないに等しいが情況証拠だけはタリアに圧倒的に不利なこの裁判で、‘わたし’は彼女の無罪判決を勝ち取るべく検察側と死力を尽くして闘う。 本書では、起訴、予審、陪審員の選定、公判(主に証人の尋問と検察・弁護両方の陳述)と、ほぼ順を追って、‘わたし’の目と心理状態を通して、現在形で細部にわたってリアルに描かれ、それがストーリーの現実的な緊迫感を見事に生み出している。 また、サイドストーリー―郡の検屍官の娘の死と、高級コールガールの訴訟案件―が真相にいたる伏線となっていたり、‘わたし’の家庭生活が適度に垣間見えたりと、巧みなプロットも読みどころである。 本書は、なんとも次作が楽しみになる本格的な迫真の法廷サスペンスである。 | ||||
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| アメリカの中堅人気作家スティーヴ・マルティニによる、弁護士<ポール・マドリアニ>シリーズの’92年発表、マドリアニが初登場する第1弾である。 先日、邦訳されたばかりの第8弾にあたる『策謀の法廷』(’05年)を読んで、その読み応えに感銘を受けて既刊の作品を探して読むことにした1冊目である。 カリフォルニア州の州都サクラメント。‘わたし’ことポール・マドリアニは、10年以上前はキャピトル郡の地方検事局で検察官として勤めていたが、弁護士に転身、3年間所属した大手法律事務所を1年前に訳あって辞め、今は独立した個人事務所を構えている。妻は3才になる娘のサラ(2作目以降はセーラと訳されている)を連れて出て行き‘わたし’とは別居状態。 かつての職場である大手法律事務所のボス、ベンジャミン・ポッターが口中でショット・ガンを一発という謎の死をとげた。‘わたし’は彼と前夜あったばかりで当夜も会う約束をしていた。しかも彼は法曹界の最高峰・合衆国最高裁判所の裁判官に内定していた。捜査陣は自殺を装った他殺と断定。ベンの若い妻タリアを第一級謀殺で逮捕・起訴した。かつてタリアと不倫関係にあった‘わたし’は、複雑な心境で彼女の弁護を引き受ける。目撃者も物的証拠もないに等しいが情況証拠だけはタリアに圧倒的に不利なこの裁判で、‘わたし’は彼女の無罪判決を勝ち取るべく検察側と死力を尽くして闘う。 本書では、起訴、予審、陪審員の選定、公判(主に証人の尋問と検察・弁護両方の陳述)と、ほぼ順を追って、‘わたし’の目と心理状態を通して、現在形で細部にわたってリアルに描かれ、それがストーリーの現実的な緊迫感を見事に生み出している。 また、サイドストーリー―郡の検屍官の娘の死と、高級コールガールの訴訟案件―が真相にいたる伏線となっていたり、‘わたし’の家庭生活が適度に垣間見えたりと、巧みなプロットも読みどころである。 本書は、なんとも次作が楽しみになる本格的な迫真の法廷サスペンスである。 | ||||
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