ザ・リスト
- ロマンティック・ミステリ (11)
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弁護士家業からは落ちこぼれ、目指す作家業は副業と言えないほど、売れない(出版はしている)。そんな彼女が一大エンターテイメントを完成させた。「これは売れる」と自信はあったが、売れない作家という烙印を押された彼女の名前ではきっとだれも見向きもしないだろう。そこで考えたのが、男性名のペンネーム、作家の顔は見栄えのする誰かを捜そう!!結果「売れる本」を巡ってのエージェント&出版社&ハリウッドとの契約に関する駆け引き、果ては著作権を巡っての思惑が混ざり合い、誰が信頼できて誰が裏切っているのか? 殺人事件も起こる。犯人を巡っての疑り合い、疑わしき人物に関する謎とか、追跡劇ありサービス満点な小説でした。詰め込めるだけ詰め込んだ、もしかしたらマルティニとして「これが売れる小説だ!!」と自信を持っての発表なんでしょうかね。が、どうしたって発端に納得できない。何度出版事情を説明されても、彼女(主人公)の発想が気に入らない。なぜか? 彼女は、著作を世に出すために契約する相手側への復讐しか考えていないから。読者はどうなるんだ? という不満。読者は与えられたものを受け入れるしかないのか? ものがよければ、著者の性別や経歴はどうでもと思うかもしれない。しかし、騙された....意識は必ずあると思うんだけれど。この小説の中で読者を意識した言葉はなかったように思う。それが「本作」を読んだ「読者」としての不満だ。作家の意識って、こんなものなの?作家が主人公に作家を選んで書いたものは生々しい、けれどそれは読む側にとっても生臭いものであったりするのです。発信側の「大衆なんてこんなもの」意識に乗れる人間ばかりじゃないってこと。あ。初めからこんなことを言う人間なんて数に入れられていないのか、納得。もうひとつ。小説中の弁護士って、緻密な考え方のできる人種なのだとずっと思っていました。ジグソーパズルのような考え方。がしかし、落ちこぼれとはいえ、彼女は、あまりに考えがその場しのぎ。かなりがっかりしてしまいました。出版する側への鬱憤晴らしはこのくらいにして、『沈黙の扉』あたりの方向に帰ってくれないかな。『臨海テロ』は、どうなっているだろう。。。 | ||||
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