■スポンサードリンク
反撃のレスキュー・ミッション
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
反撃のレスキュー・ミッションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何かの本で読んだが、 ハリウッド映画界で、脚本家のために脚本の書き方を指導する 脚本作家の第一人者がこう述べていたという。 「偉大なヒット作には共通するパターンがある。 たとえば、『ベン・ハー』(Ben-Hur 1959年、11部門でオスカー受賞の大ヒット作)を思い起こして欲しい。 『ひとつの世界でトップとして君臨していた人物が、別の世界の底辺に突き落とされ、辛酸をなめる。 しかし、その人物はそこから堅忍不抜の精神をもって這い上がり、 その世界でもトップに登りつめ、ついに、二つの世界で王として君臨する。』 偉大なヒット作には、このようなパターンがある。 なぜ、これがヒットのパターンなのか? それは、人は誰でも、人生の中で栄枯盛衰(えいこせいすい)を経験するからだ。 絶頂から奈落の底に突き落とされるような試練のときを迎える。 それにどう立ち向かうか。 このテーマは、時代・国を問わず、多くの人々が関心を寄せる。 だから、これがヒットの王道なのだ。」 クリス・ライアンは、元SAS隊員。 湾岸戦争において8名のSAS隊員によって行なわれた作戦「ブラボー・ツー・ゼロ」にも参加、 絶望的な状況から敵地敵手脱出を果たした伝説的な兵士。 退役後は、作家として、「ジョーディー・シャープシリーズ」「ダニー・ブラックシリーズ」など優れた作品を書き続けている。 彼の作品のKindle版はすべて読んだが、 個人的にはこの「反撃のレスキュー・ミッション」が一番好き。 ストーリー展開は、まさに、 前記、「ハリウッド映画のヒットのパターン」を踏襲しており、 勇気づけられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
海外小説によくある元兵士のヒーロー再生物語です。結構面白い。肝はSAS元隊員とヒズボラ幹部の奇妙な友情ですね。ありえないと言えば当然ありえない、でももしかしたらと思わせられるんですよ。そこんとこがこの手の小説を読む醍醐味ではないでしょうか。SAS本部とヒズボラ幹部の電話がつながる場面なんかも考えちゃいますよね。ブッシュ大統領とビン・ラーディンが同時テロ以降に電話で話したことがあったりして・・・なんてね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
余計な風景や状況の描写もなく、主人公が失われた人生を過酷な状況の中で、最大の敵との関わりの中で取り戻すという、まさに痛快なストーリー展開です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読めるストーリーです。主人公が危機に陥るシーンが多いが、生き延びるストーリーにやや無理があると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここではいつも新品同様の本ばかりきます。到着が楽しみです。クリスの本はおもしろいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分にとっては最後がイマイチ。せっかく取引材料を手に入れたんだから、人質交換すりゃよかったのに。美人ジャーナリストと中東特使との交換で、「あばよ。このウジ虫野郎!煮るなり焼くなり後は好きにしな!」って終わり方なら拍手喝采だったんだけどねぇ。 ・・・という事で、結末は自分でご確認を。次作の"ファイアファイト"では、もっと米国との距離が離れます。所で20090707、モスクワ経済大学でのオバマ大統領の講演では「米国はロシアが強く、自信を持ち、繁栄した国家であることを望む」というような事を言ってます。いつものダブル、トリプルスタンダードを考慮したとしても(冷戦時代は考えられもしなかったので)、冒険、スパイ小説はより陰湿に、より現実に近くなっていく様に考えられます。 そんな中で、クリスの様な、激動の'80s、'90sを戦った元兵士の今後の使い途を書ける作家は貴重な存在です。老兵は銃をペンに置き換えた、って所でしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭40Pのスピード感に一気に引き込まれた。主人公がニックからポーターに替わったがあいかわらず、元・SAS隊員が単独で潜入して人質を救出して脱出するというパターンは変わらない。お約束の裏切り者、敵役のキャラ立ち、かわいい娘、美女などいつもどおりなのだが、逆に安心して読めるという利点も。本作でのリアリティは麻酔なしで歯を抜くシーン。拷問には定評のある(?)作者だが、これも想像しただけでアブラ汗が流れてくる。ポーターが主人公でまだ続きそうな描写もあり、次作も期待! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回の主人公は元SAS隊員のジョン・ポーター。17年前の人質救出作戦で自分のミスで同僚3名を失い、それ以来酒浸りの路上生活者に落ちぶれていたが、娘との再会でSISの任務、ヒズボラに誘拐された女性キャスターの奪回任務を単身引き受ける。それは娘と約束した男として、親としての誇りと再生をかけた後戻りできない任務だった…。 相変わらずスピーディーで迫力あるエンターテイメントに仕上がっていて、一気に読ませる。クリス・ライアンのSAS隊員シリーズは、どれもそこそこのレベルなので安心して読めるのがうれしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズものの常で、だんだんとマンネリ化したり筆力が落ちてきたりと作家の力量を維持するのは並大抵のことではないはず。いわゆる特殊部隊ものの常連ライターの一人というか双璧?ともいうべき作者の翻訳最新作は、どこかで聞いたような設定。過去に犯した過ちから人生の落伍者となり、アル中のホームレス生活を送る主人公が幼い頃に生き別れた娘との出会いに触発され、また因縁の敵味方との偶然の出会いによって再び自分を取り戻すチャンスに巡り会う。と、なんかプログラムピクチャーの脚本を地でいくようなストーリーですが、テレビの脚本等もこなすベテラン作家として腕を磨いた作者の絶妙な職人技は伝統的な英国冒険小説の継承者の一人として充分な資格ありと言えるのではないでしょうか。これをご都合主義と片づけてしまうのは簡単ですが、経験を積んだ元軍人の誇りと悲哀がそこここに現れて、大人が読んでもうーんとうなってしまう面白作品になっています。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!