究極兵器コールド・フュージョン
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子供の頃に読んだ鉄腕アトムのお話のなかで「人工太陽」が出てきたことが有りましたが、人間がコントロールできないものをもてあますという寓話的な部分には強いメッセージ性を感じたものです。さて、本作のテーマに「常温核融合」なんて言葉が出てきて、ふーんと思ったりもしますが、よく読んでみると、物語の進行にちょいとまぶしたスパイスのようなキーワードにすぎないことがわかります。まあ、あまり気にしなくてもよい、というか、別に他の言葉に置き換えてもどうってこともない要素ってところでしょうか。それよりもむしろ、いまどき珍しい英国製本格冒険物語として読むと、なかなか面白いお話だと思います。SAS、SIS、サダム、イラクにクルドと現代風な味付けをしてはいますが、これは凸凹コンビのいかつい男二人の冒険珍道中であり、ゆきあたりばったりの救出ミッションを楽しむつもりでページをめくるならば、凡百の映画などを観るよりは遙かに中身の濃い時間を過ごせるでしょう。次作が楽しみです。 | ||||
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ここまでに11作ほどが出ているらしいが、まるで素人の作品だよな。 常温核融合の新技術発見が縦糸で、父と娘の関係が横糸だが、やたらと怒りっぽい主人公二人。 これがリアルというものなのかもしれないが、荒っぽいだけで脳みそが小指の先ほどしか無い主人公では、お話としては面白みも深みもない。 何回も放り出したくなった。 SISの女情報官の役割も定石どおりだ。 これ1作読めば十分かな。 | ||||
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元SAS隊員が生活のために傭兵、秘密工作活動を継続するが、最愛の家族である娘が巻き込まれて誘拐されてしまう。救出のために向かった場所はなんとイラク大統領府!さらにクルド人居住区まで逃げる悪人と人質を追跡!というかなり大きな話。わりと簡単に大統領府に潜入できるのか、大学生がひとりでたいした実験をした様子もないのに「常温核融合」に成功するか、などの設定はやはり作者の都合なのだが、経験者ならではのさらに詳細なディテールと最愛の家族を単独で助けに行く愛情は「そんなことできないだろう!」と思いながらも一気に読み進めてしまう力となる。残念ながらニックは引退の危機を迎えるが、義理の息子と娘が本シリーズを引き継いでくれることを切望する。 | ||||
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悪い意味で裏切られました。この作品に「コールドフュージョン」という兵器(武器?)はまったく出てきません。コールドフュージョンという言葉の意味を理解してればわかることでしたが、何の疑問も抱かないまま終盤まで読み続けてしまいました。反省。 ストーリーとしても、ある女性研究者の父親である元SAS隊員と、恋人である現役SAS隊員がその女性を捜すという微妙なもの。マクナブやライアンのような作家は、その経歴に基づいたリアリティが売り物のはずですが、まずいことに、父親がトラウマティックで悲惨な戦争体験を持っているという点など、一部の背景的な設定を除いてリアリティは感じられません。さらにイラクとイギリス双方を(半ば強引に)舞台とした結果散漫で、その埋め合わせをするために全般的にご都合主義的なプロットとなってしまった印象です。 もともとマクナブよりもインテリジェンスがありエンターテナー傾向が強かった作者ですが、ネタが尽きたのかかなり怪しげな方向に軸足を置いている昨今です。クリス・ライアンの新作はもうダメなのかと思わせる一冊。 | ||||
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