血泥の戦場
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あらすじ
難民に偽装してイギリスに潜入しようとするISの兵士を捕えろという指令がダニーたちSAS部隊に下された。豪雨の中で難民船を拿捕した彼らは、手際よく容疑者を炙り出す。しかし、その任務のさなかに隊員のトニーがスパッドを撃ち殺そうとするなど、チーム内の雰囲気は最悪だった。それでもダニーたちに休んでいる暇は与えられない。捕えたISの兵士を尋問し、クリスマスにウェストミンスター寺院でのテロを計画していることを訊き出したものの詳しい情報を得られなかったため、チームはISの司令官を襲撃するためにイラクへと派遣される。だが、そこではさらなる困難がSAS部隊を待ち受けていた―。正義なき最新の世界情勢を冷徹な視点で描いた、傑作ミリタリーシリーズ最新刊!(「BOOK」データベースより)
評判
血泥の戦場の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
血泥の戦場の総合評価:
7.60/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ということかもしれないと、他の作品のレビュウで書いた覚えがあります。
本作においてもその考えは一向に変わることはありませんでした。
実際にSASの隊員だったライアンは戦地に赴き数々のミッションを成し遂げ、
かつ九死に一生を得る有名な事件の渦中で、もがき苦しみ生き抜いた経験がある。
そんなライアンが描く作品の主人公達は決して完全無欠の超人たちではありません。
個々人の様々なプライベートな問題を抱え、精神的にも不安定な面がある。
ミッションを難なくこなすこともあれば、見事に失敗し敵の術中にはまったりする。
被弾し生死を彷徨うこともあれば、過酷な拷問に晒されたりもする。
感情的になり正義を貫くために上官に逆らいミッションから逸脱する場合もある。
要するに登場人物たちは我々の感覚に近い等身大の人達。
判別がつかないほど無残な姿に変貌した仲間や犠牲者達の遺体の記述は鮮明で
限りなく具体的で、無慈悲な面があるけれどライアンは決して手は抜かない。
実際に戦場を生き抜いた人達しか知らない世界をありのままに描く。
これほど真のリアリティを貫く作家は決して多くはないでしょうね。
そんなライアンの真骨頂は本作でも十二分に堪能できるでしょう。
本作でライアンを初めて読んだ方は、きっと過去の作品を読みたいと思うでしょうね。
ストーリーは解説に描かれている通りなので詳しくは書きませんが、ファンなら80%は
満足されること間違いないでしょう。
星5個ではなく満足度が80%なのかは、結末の救出劇が最後まで描かれていない点に
あります。「あれれ?彼女たちはどうなるの?」多くの読者はそう感じたでしょう。
作品を書き続けるモチベーションが下がったのか、何か事情があるのかと詮索してしまい
たくなるようなラストシーンは、次回作でその救出劇が描かれるのかとさえ考えてしまう。
されど、やや尻切れ状態なラストを除けば星5つ。一気読みにはまる方も多いでしょう。
上下2巻で約1700円は決して高くはございませんよ。