暗殺者のゲーム
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暗殺者としての冷酷さ、夫婦として妻を思う心、その対比が切なくはらはらしてしまいます。 | ||||
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イスラエルの暗殺者ストランは、イランの核学者を暗殺する任務を強要される。 ストランは祖国と妻の板挟みになりながらも任務遂行に向かうが、スウェーデン警察もストランを追跡する。 ストランは困難なミッションを完遂できるのか?という話なのだが、敵役があまり立っていないことと、アクションシーンも少なく、あまり興奮を感じることができなかった。 ザ・レッドラインのようなミリタリースリラーの翻訳を是非期待しています。 | ||||
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「暗殺者のゲーム(上・下)」("Assassin's Game" 作:ウォード・ラーセン 竹書房文庫)を読む。下巻に入るまで、この小説が昨年の4月に読んだ「完全なる暗殺者」の続編だとは気がつかなかった(笑)我ながら、常に次から次へと読み飛ばしていたことを反省しました。 主人公は、元イスラエル諜報機関モサドの暗殺者(キドン)、ダヴィッド。前作の後、彼は、モサドを抜け、新しいIDを手に入れ、前作で知り合った医師のクリスティンとアメリカのヴァージニア州で平和に暮らしています。しかし、状況が変わり、いやがおうでもかつての<仕事>に戻らざるを得なくなります。イランの核開発。脅威を抱くイスラエル。開発トップの暗殺計画。 今回は、ダヴィッド、その妻クリスティン、モサド首脳陣、イラン、核開発トップ・ハメディ、そしてスウェーデン、ストックホルムの国家警察、なかんずく警部サンディションと目まぐるしく視点が変わり、カットバックが繰り返され、とてもテンポのいいスリラーに仕上がっています。ストーリーは、ここまでですね。 特に後半、スイス・ジュネーブ、レマン湖に移行してからは、雪崩に押し流されるあばら家のような状態のまま、一気にストーリーが盛り上がりを見せます。ダヴィッドの準備がこの小説の面白さの布石となり、そのパズルが一つ一つあるべき場所に収められていきます。左肩の帯の<防水スプレー>がキーワードかもしれません。 ダヴィッドの妻であるクリスティンもまた、活躍します。そして、その活躍の裏には、大切な動機が隠されています。 途中、ダヴィッドを助ける女性パイロット、ヤンナもとても魅力的でした。別れ際に、彼女はダヴィッドに向かって「私が二十歳の時、あなたはどこにいたの?」と問いかけます。1991年に亡くなった青木雨彦さんであれば、このとてもチャーミングなセリフだけで、エッセイを一つ書いてくれたのではと思わせます。もし貴方が、私が二十歳の時に近くにいてくれたら、きっと恋におちていたかもしれないわね。。。。メイン・ストーリーとはあまり関係のない会話が実は、小説を豊かにしてくれます。 スイス・レマン湖に戻りましょう。劇中でも言及されていますが、レマン湖と言えば、ディープ・パープルの"Smoke on the Water"ですね。 ...... But some stupid with a flare gun Burned the place to the ground now Smoke on the water, a fire in the sky Smoke on the water...... レマン湖の対岸の火事は、イスラエルから見たイランの篝火へと収斂していきます。 快作だと思います。 | ||||
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