半生の記

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半生の記の評価:

4.57/5点 レビュー 47件。 A ランク

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平均点4.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全101件 21〜40 2/6ページ
No.81
(5pt)

魂の記録だ。

昔、読んだことがあるが、確か小説に応募しょうとして原稿を書くのに使う、無くしてしまったなけなしの一本のチビタ鉛筆を探して夜の線路をさまよい歩く著者の苦労話には泣けた。学歴も財産も家柄もなにもないドン底から這い上がった偉い人だ。
半生の記 (1977年) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (1977年)より
B000J8V1N8
No.80
(5pt)

魂の記録だ。

昔、読んだことがあるが、確か小説に応募しょうとして原稿を書くのに使う、無くしてしまったなけなしの一本のチビタ鉛筆を探して夜の線路をさまよい歩く著者の苦労話には泣けた。学歴も財産も家柄もなにもないドン底から這い上がった偉い人だ。
半生の記 (1966年) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (1966年)より
B000JAAL6O
No.79
(5pt)

魂の記録だ。

昔、読んだことがあるが、確か小説に応募しょうとして原稿を書くのに使う、無くしてしまったなけなしの一本のチビタ鉛筆を探して夜の線路をさまよい歩く著者の苦労話には泣けた。学歴も財産も家柄もなにもないドン底から這い上がった偉い人だ。
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.78
(5pt)

魂の記録だ。

昔、読んだことがあるが、確か小説に応募しょうとして原稿を書くのに使う、無くしてしまったなけなしの一本のチビタ鉛筆を探して夜の線路をさまよい歩く著者の苦労話には泣けた。学歴も財産も家柄もなにもないドン底から這い上がった偉い人だ。
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125
No.77
(5pt)

マグマの爆発

大作家 松本清張の軌跡、半生。
あとがきの「所詮、どこでもよそ者にすぎなかった。」という言葉は清張さんの文学でも表現されていたと思います。
意外だったのは元から作家志望ではなく長い期間、単に読書好きだったこと。記者になる儚い夢を持ったこともあるが、貧しさで小卒だったため叶わなかった。
生活の安定を求めて入社した朝日新聞社の学歴差別。
新聞も週刊誌も作っている者の人間性は同じというのは、年を取ればわかっていることだが、あからさまな学歴差別には読んでいると腹が立った。
清張さん達、雇員の給料日はわざわざ社員、準社員の一日遅れ、そして
「紀元節や天長節または社の祝日の集りには社員、準社員だけが講堂に呼ばれ、雇員は参加の資格がない。これが雇員たちの劣等感をどれほど煽ったかしれなかった。」
「朝日新聞社では、どうもがいても、その差別的な待遇からは抜けきれなかった。歯車のネジという譬はあるが、私の場合はそのネジにすら価しなかったのである。」
最後から2番目の章、「泥砂」が特に生々しい。
「砂を嚙むような気持とか、灰色の境遇だとか、使い馴らされた形容詞はあるが、このような自分を、そんな言葉では言い表せない。絶えずいらいらしながら、それでいて、この泥砂の中に好んで窒息したい絶望的な爽快さ、そんな身を虐むような気持ちが絶えず私にはあった。」
「天頂には三角形に白鳥座と鷲座とがある。私は子供に「あれがデネブだ」「あっちがアルタイルだ」と指さして教えたが、そんなことでもするより仕方なく、私の心には星は一つも見えなかった。」
「どこに行くあてもなかった。家にいてもいらいらし、外に出ても空虚さは満たされなかった。人の集まる街なかを歩いても、わけもなく腹が立つだけだった。将棋や麻雀をしても、仕事をしていても、私の額からは冷たい汗が流れ、絶えずタオルが必要で、仲間に笑われた。神経衰弱になっていたのかもしれない。夜もあまり睡れなかった。」

どうにも出来ない困難、状況のために生きがいがなく鬱屈した思いを抱えるのはどの時代でも、誰の人生にも起きると思いますが、44歳で芥川賞受賞 、47歳に朝日新聞社退社後から始まるマグマの大爆発のような猛烈な執筆活動に繋がっていると思います。
自伝は面白味がないという理由で執筆は不本意だったようですが、偉大な作家 松本清張にもそんな時代が長くあったと知る貴重な記録になっています。
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.76
(5pt)

マグマの爆発

大作家 松本清張の軌跡、半生。
あとがきの「所詮、どこでもよそ者にすぎなかった。」という言葉は清張さんの文学でも表現されていたと思います。
意外だったのは元から作家志望ではなく長い期間、単に読書好きだったこと。記者になる儚い夢を持ったこともあるが、貧しさで小卒だったため叶わなかった。
生活の安定を求めて入社した朝日新聞社の学歴差別。
新聞も週刊誌も作っている者の人間性は同じというのは、年を取ればわかっていることだが、あからさまな学歴差別には読んでいると腹が立った。
清張さん達、雇員の給料日はわざわざ社員、準社員の一日遅れ、そして
「紀元節や天長節または社の祝日の集りには社員、準社員だけが講堂に呼ばれ、雇員は参加の資格がない。これが雇員たちの劣等感をどれほど煽ったかしれなかった。」
「朝日新聞社では、どうもがいても、その差別的な待遇からは抜けきれなかった。歯車のネジという譬はあるが、私の場合はそのネジにすら価しなかったのである。」
最後から2番目の章、「泥砂」が特に生々しい。
「砂を嚙むような気持とか、灰色の境遇だとか、使い馴らされた形容詞はあるが、このような自分を、そんな言葉では言い表せない。絶えずいらいらしながら、それでいて、この泥砂の中に好んで窒息したい絶望的な爽快さ、そんな身を虐むような気持ちが絶えず私にはあった。」
「天頂には三角形に白鳥座と鷲座とがある。私は子供に「あれがデネブだ」「あっちがアルタイルだ」と指さして教えたが、そんなことでもするより仕方なく、私の心には星は一つも見えなかった。」
「どこに行くあてもなかった。家にいてもいらいらし、外に出ても空虚さは満たされなかった。人の集まる街なかを歩いても、わけもなく腹が立つだけだった。将棋や麻雀をしても、仕事をしていても、私の額からは冷たい汗が流れ、絶えずタオルが必要で、仲間に笑われた。神経衰弱になっていたのかもしれない。夜もあまり睡れなかった。」

どうにも出来ない困難、状況のために生きがいがなく鬱屈した思いを抱えるのはどの時代でも、誰の人生にも起きると思いますが、44歳で芥川賞受賞 、47歳に朝日新聞社退社後から始まるマグマの大爆発のような猛烈な執筆活動に繋がっていると思います。
自伝は面白味がないという理由で執筆は不本意だったようですが、偉大な作家 松本清張にもそんな時代が長くあったと知る貴重な記録になっています。
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125
No.75
(5pt)

辛苦が生み出す偉大な作家

松本清張は随分前に読んだが、今回この「半生記」を読み、偉大な作家の辛苦の反省を知った。
人は諦めてはならないということを知った。
半生の記 (1977年) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (1977年)より
B000J8V1N8
No.74
(5pt)

辛苦が生み出す偉大な作家

松本清張は随分前に読んだが、今回この「半生記」を読み、偉大な作家の辛苦の反省を知った。
人は諦めてはならないということを知った。
半生の記 (1966年) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (1966年)より
B000JAAL6O
No.73
(5pt)

辛苦が生み出す偉大な作家

松本清張は随分前に読んだが、今回この「半生記」を読み、偉大な作家の辛苦の反省を知った。
人は諦めてはならないということを知った。
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.72
(5pt)

辛苦が生み出す偉大な作家

松本清張は随分前に読んだが、今回この「半生記」を読み、偉大な作家の辛苦の反省を知った。
人は諦めてはならないということを知った。
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125
No.71
(3pt)

松本清張の苦労時代

本の内容は気に入ったが。送付された本が文庫本の字に小さい古いやつで読みづらく、たいへんであった。
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.70
(3pt)

松本清張の苦労時代

本の内容は気に入ったが。送付された本が文庫本の字に小さい古いやつで読みづらく、たいへんであった。
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125
No.69
(4pt)

清張を読む人は先ずこの本から、どうぞ

松本清張のつねにおやをあんずるこころねに打たれます。彼の苦労、努力の全てが作品に反映されている。一行一行におの重みを感じながら読みました
半生の記 (1977年) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (1977年)より
B000J8V1N8
No.68
(4pt)

清張を読む人は先ずこの本から、どうぞ

松本清張のつねにおやをあんずるこころねに打たれます。彼の苦労、努力の全てが作品に反映されている。一行一行におの重みを感じながら読みました
半生の記 (1966年) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (1966年)より
B000JAAL6O
No.67
(4pt)

清張を読む人は先ずこの本から、どうぞ

松本清張のつねにおやをあんずるこころねに打たれます。彼の苦労、努力の全てが作品に反映されている。一行一行におの重みを感じながら読みました
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.66
(4pt)

清張を読む人は先ずこの本から、どうぞ

松本清張のつねにおやをあんずるこころねに打たれます。彼の苦労、努力の全てが作品に反映されている。一行一行におの重みを感じながら読みました
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125
No.65
(5pt)

清張作品の根幹を理解できる一冊

旅先で偶然見つけた。清張はほとんど読んだつもりだったが、本書は知らなかった。
印刷所や新聞社の下働きとして苦しい生活を送っていた若いころの記録である。
清張は「ストーリーを作ってこそ小説家だ」という考えで、私事は基本的に書かない。
この考えに大いに賛同するので、著書を網羅するほど愛読しているのだ。

が、これほどの達人ともなると、過去の思い出話だけでも充分に説得力と読みごたえがある。
清張は作家デビューが40歳を過ぎてからで、若いころは両親を養うためにひたすら働いていた。
彼にとっては家族はぬくもりでもやすらぎでもなく、扶養せねばならない重荷だったのだ。
結婚してからも負担が増えただけで、幸福になったとは言い難い。

こういう視点で家族を描いた作家は珍しいのではないか。周囲に人がいるのがわずらわしい。
俺に依存するな、邪魔だ消えてくれ。「人間地獄」というユニークな表現が出てくる。
現実には大いにありそうなことだが、正直に書いた文章は初めて読んだ。やはり清張だなあ。
下積みの経験が社会派小説の基盤になっている。それも重要だが、綺麗ごとでごまかさず突き放した客観性で自分と周囲を眺める視点こそが、清張作品の核心だと思う。
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.64
(5pt)

清張作品の根幹を理解できる一冊

旅先で偶然見つけた。清張はほとんど読んだつもりだったが、本書は知らなかった。
印刷所や新聞社の下働きとして苦しい生活を送っていた若いころの記録である。
清張は「ストーリーを作ってこそ小説家だ」という考えで、私事は基本的に書かない。
この考えに大いに賛同するので、著書を網羅するほど愛読しているのだ。

が、これほどの達人ともなると、過去の思い出話だけでも充分に説得力と読みごたえがある。
清張は作家デビューが40歳を過ぎてからで、若いころは両親を養うためにひたすら働いていた。
彼にとっては家族はぬくもりでもやすらぎでもなく、扶養せねばならない重荷だったのだ。
結婚してからも負担が増えただけで、幸福になったとは言い難い。

こういう視点で家族を描いた作家は珍しいのではないか。周囲に人がいるのがわずらわしい。
俺に依存するな、邪魔だ消えてくれ。「人間地獄」というユニークな表現が出てくる。
現実には大いにありそうなことだが、正直に書いた文章は初めて読んだ。やはり清張だなあ。
下積みの経験が社会派小説の基盤になっている。それも重要だが、綺麗ごとでごまかさず突き放した客観性で自分と周囲を眺める視点こそが、清張作品の核心だと思う。
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125
No.63
(5pt)

「私に面白い青春があるわけではなかった。濁った暗い半生であった。」

稀代の流行作家が五十代の半ばを過ぎて雑誌『文藝』に連載した自叙伝。
 41歳の作家デビュー以前の半生を回想する。淡々とした乾いた筆致で。至極つまらなそうに。しかし、内容はすこぶる重い。
 些末な事柄を克明に記憶していることに感心した。それほど怨念の闇が深いということか。昭和の日本の下層社会を知るための貴重な資料でもある。
 ちなみに、松本清張は太宰治と同じ年に生まれた。太宰は東北の名家のお坊ちゃんで女にモテて飲んだくれて妻子を泣かせて39歳で心中自殺した。その頃、九州の小学校卒の清張は職を転々としながら大家族を養っていくために夜遅くまで働いていた。どちらも日本文学史に名を遺した小説家であることは云うまでもない。
半生の記 Amazon書評・レビュー: 半生の記より
4309007880
No.62
(5pt)

「私に面白い青春があるわけではなかった。濁った暗い半生であった。」

稀代の流行作家が五十代の半ばを過ぎて雑誌『文藝』に連載した自叙伝。
 41歳の作家デビュー以前の半生を回想する。淡々とした乾いた筆致で。至極つまらなそうに。しかし、内容はすこぶる重い。
 些末な事柄を克明に記憶していることに感心した。それほど怨念の闇が深いということか。昭和の日本の下層社会を知るための貴重な資料でもある。
 ちなみに、松本清張は太宰治と同じ年に生まれた。太宰は東北の名家のお坊ちゃんで女にモテて飲んだくれて妻子を泣かせて39歳で心中自殺した。その頃、九州の小学校卒の清張は職を転々としながら大家族を養っていくために夜遅くまで働いていた。どちらも日本文学史に名を遺した小説家であることは云うまでもない。
半生の記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 半生の記 (新潮文庫)より
4101109125