王とサーカス

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評判

王とサーカスの評価:

3.86/5点 レビュー 106件。 B ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全136件 101〜120 6/7ページ
No.36
(5pt)

題材が素晴らしく、面白い!

実際に起きたネパール王族殺害事件を元に、記者の視点で書いている。
ネパールは祈りの国であり、王制だった。
そんなネパールで、国王や王妃らの王族が銃撃されるという、
信じられない事件が実際に起きた。
この事件の真相は、不明のままであるが、
事件の真相には触れず、フィクションにしている。

主人公は「さよなら妖精」で高校生だった太刀洗が、記者として登場。
設定が素晴らしく、それだけで期待が高まる。

ミステリーのトリックとしては、そこそこかと思う。
トリックを期待し過ぎると、物足りないかもしれないが、よく練られている。

遠い国で起きた事件を、どのように伝えるか、をテーマとしている。
「ハゲワシと少女」という報道写真で受賞後に
自殺したカメラマンについて触れた章もあり、
報道か人命か?
読者へ考えさせるが、それ程重過ぎないようにしているようだ。

「さよなら妖精」は盛り上がりがないまま、淡々と進んでいったが、
当著は初めから最後まで見せ場があり、引き込まれる。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.35
(5pt)

一気読みでした

2001年ネパールで実際に起きた王族殺害事件を、たまたま現地に居合わせたフリーのジャーナリスト太刀洗万智が、現地で知り合った人々の情報や伝手を使い、綿密な取材を進めていきます。
そして、取材中に、新たな殺人事件に遭遇してしまいます。王族殺害事件との関係はあるのか、犯人の目的は何なのか。
異国情緒ゆたかなカトマンズの街中で、主人公はジャーナリストのあるべき姿を問いかけながら、事件の真相に近づいていくミステリ小説です。
情景描写、心理描写がとてもリアルで、物語の中にどんどん引き込まれていきます。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.34
(4pt)

買って損なしの傑作

TVや新聞では日々色々な事を伝えている。世界情勢や国内で起った災害や事件、ゴシップ等多岐にわたる。自分はあまりニュースを見ない。その理由としては自分に関係ない、からである。政治家の汚職やゴシップネタ、世界情勢や事件。学生である自分が知っていないと困る、何てニュースはそうそうないものだと思う。その中でも特に興味の無い事はゴシップネタや事件の部類だ。何故人は自分と関係のない人の不倫や恋愛に関してあそこまで夢中になれるのか分からない。事件に関して何か知ってる事があればニュースで情報提供を求めなくても通報するだろうし、芸能人が結婚したり不倫をしたからといって自分の生活が変わる訳でもない。それでもニュースは毎日色々な事を放送しているし人々ゴシップネタの話に花を咲かせたりしている。この作品に気になる文があったので引用する。

「自分に降りかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ。意表を衝くようなものであれば、なお申し分ない。恐ろしい映像を見たり、記事を読んだりした者は言うだろう。考えさせられた、と。そういう娯楽なのだ。」
「たとえば私が王族たちの死体の写真を提供すれば、お前の読者はショックを受ける。『恐ろしいことだ』と言い、次のページをめくる。もっと衝撃的な写真が載っていないか確かめるために」
「あるいは、映画が作られるかもしれない。上々の出来なら、二時間後には彼らは涙を流して我々の悲劇に同情を寄せるだろう。だがそれは本当に悲しんでいるのではなく、悲劇を消費しているのだと考えたことはないか?」

全ての人がこうである訳では勿論ないが、こうある人がいるのもまた事実だろう。自分は悲劇を消費しているとは思った事はない。だから自分は偉いとか言うつもりは毛頭ない。ただ、悲劇に対して自分が出来る事はあまりにも少ない。その中で自分が出来る事がもしあるならばどんな些細な事でもしようと思う。考えさせられたと言ったり、悲劇を消費したりするのは被害者にとって何にもならないのだから。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.33
(4pt)

ジャーナリストの存在。

エキゾチックな異国情緒たっぷりのシチュエーションでミステリーが展開していきます。
ネパールで実際にあった王族事件をトリガーとして、その関連性を匂わせつつ、ミステリーに入っていきます。
このことにより、ミステリックなストーリーにより深みを与えています。
登場人物が絞られていて、むやみやたらに名前が飛び交って混乱を来たすということがありません。
なので、主人公の動きとその関係人物が明瞭に分かりやすくなっています。
現地の少年ガイドといった震撼ミステリーにマイルドさを添加させています。
413ページ、決して飽きることはないミステリーな展開が待っています。
主人公はジャーナリストですが、後半になるにつれ、もはや名探偵のごとく、事件の真相に迫っていきます。
タイトルにある「サーカス」とは、ラストにその意味が隠されています。
真相を解明していく名探偵役から、原点にもどり、ジャーナリストの立ち位置について一石を投じています。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.32
(3pt)

私の趣味には合いません。

2年連続3冠という帯に魅かれ購入しました。ミステリーとしては、普通ですね。謎解きに切れ味がないし、驚きもありません。しいて言えば、主人公の女性ジャーナリストの迷いと成長の物語。前作「満願」もダメでした。残念ながら、米澤穂信さんの作風は、私には合わないようです。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.31
(5pt)

雑感

語彙・教養の潤沢さは、著者の魅力の一つである。本作品も例外ではなく、多くの言葉に出会えるし、日本語の妙も味わえる。
また普段読書をしない(いわんやミステリー小説をや)自分としては、最後の伏線回収はアハ体験-likeな爽快感であった。謎解き後には登場人物の見え方が変わるので、二度読み待った無しの作品。ただ、熟練のミステリーファンと思しき方々のレビューを見るに違った感想が得られているようなので、読書経験を積んでからまた読み直したい一作である。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.30
(4pt)

旅行してる気分にもなれました。

2001年に、実際の事件であったネパール王宮事件
を題材として描かれていて単純に面白かったです。読みごたえも充分でした。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.29
(4pt)

米澤穂信さんの力を感じる、ベースがきちんとしている上質な文学だと思った。ミステリーというくくりでとらえたくない。

いろいろなところで、評価されているので読みたいとは思っていたが、なかなか手を出せないでいたが、読んでよかった。
ベースがきちんとしている上質な文学だと思った。
ミステリーというくくりでとらえたくないと思う。
米沢穂信さんは、力量のある作家さんだと実感。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.28
(3pt)

2015年「このミス」1位?

私も「このミス1位」に惹かれて読んでみましたが、どこが1位なのか未だに解せません。全く面白くないこということではないのですが、「これって面白いぞ」とて人に勧めるほどではありません。顰蹙を買う可能性があります。「このミス」のベスト10にはときどきこういう疑問符を付けたくなるのがあります。「記者は何をどう書くべきか」という主人公の葛藤も物語全体に流れるテーマという訳でもなく後から無理やり取ってつけた感がします。題名はミステリアスですがそれほどの盛り上がり感はありませんでした。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.27
(1pt)

ミステリーとしては陳腐

このミステリーがすごい!、週刊文春、ミステリが読みたい1位の帯に騙されました。
ミステリーとしては陳腐。マスコミのおえらいさんは好きそうではあるね。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.26
(4pt)

完成度は高いと思います。

さよなら妖精もそうでしたが、氷菓や小市民シリーズと比較するとシリアスな内容です。
さよなら妖精に出てきた大刀洗万智が主人公で、フリージャーナリストとなった彼女が
外国の地で事件の取材をする中で、謎を推理し解いていく内容です。
米澤さんの作品は、言葉で表現し難い人の内面や心情を描いたものが多く、そこが大きな魅力だと思いますが、
王とサーカスについても様々な人々の表には出さない心情が描かれていきます。
きちんと伏線が張ってあるので薄々そうではないか?と展開が読めてしまったのが
少し残念だった点。また、氷菓のような作品を期待している人には少しズレを感じるかもしれません。
氷菓が好きなら小市民シリーズの方をお勧めします。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.25
(5pt)

知ること、知らせることの意味

知ることは尊いのだろうか? 『さよなら妖精』にも通じるテーマがここにあった。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.24
(3pt)

思わせぶりミステリ

2015年このミス1位という帯にひかれて読みました。
以下ネタバレあるのでご注意ください。

雑誌にネパール観光事情の記事を書くために前乗りしていた日本人記者が、2001年6月1日、ネパールの首都カトマンズ、ナラヤンヒティ王宮で王族9人が射殺されるという前代未聞の大事件(実話)に遭遇し、その裏事情を知っていると思しき軍人に接触を試みることで、さらなる事件が発生し、その渦中に巻き込まれていく・・・というお話。
と書くと、題材はとても面白いように見えるし、舞台は一見壮大そうに思えますが、意外とそうでもありませんでした。
前半はカトマンズ事情(著者は現地入りして取材もしてないみたい・・・)とカトマンズの滞在先で出会う人達とのできごとなどスローペース、王宮事件と市政の混乱とその中で起こる軍人の殺人・・・と中盤で一挙に話が展開するんだけども、主人公は王宮事件の取材も中途半端、終盤締切が終わってから怒涛の謎解きをするけれども、予想外に小さくまとまった話になっていきます。
それに謎解きの部分も、「もっと前からおかしいと思いなよ」「もっと前に現場に行きなよ」というツッコみがいがあるし、ミステリとしては淡泊、今でも謎が謎を呼んでいるノンフィクションを題材の一部にしたわりにその扱いが軽いです。
記者としての信念が揺らいでいたタチアライマチが、ネパールでの様々なできごとに遭遇する中で、その信念というか職業意識を取り戻していくという成長物語としては少し共感できましたが、私は中盤の大風呂敷で期待してしまっただけに、思った以上に話が小さくまとまったのは期待外れでした。
タチアライマチは誰かの悲しみをサーカスにしないと決意するけれども、皮肉にも、著者のネパール王族殺人事件という実際に起きた悲劇についての扱いは「サーカス的」なので、読み終えた後はモヤモヤした気持ちが残りました。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.23
(5pt)

美品良店

帯まで麗しく本品の状態も素晴らしい。 機会があればまた利用したい店舗です。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.22
(5pt)

米澤作品の中で一番すき

読んでいる自分まで海外旅行をしているような気分にさせてくれる導入から、どんどん不穏な展開を見せていく中盤、深い余韻が残るラストまで、文句のつけようがない傑作。 2001年にネパールで実際に起きた王族殺害事件を題材にしていて、あの『さよなら妖精』の太刀洗万智がジャーナリストとして事件を追っていく、というもの。 特に軍人との会話のシーンが素晴らしくて、『王とサーカス』というタイトルにも込められているメッセージ性が深く心に刻まれる。 ミステリーとしての面白さももちろんだけれど、小説として、いいものを読んだ、という感じ。 ミステリーランキングを総ナメしたというのにも納得しました。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.21
(3pt)

王様が殺害されるというショッキングな事件から始まり、最後はこの人が犯人!というどんでん返し。

このお話の始まりは、ネパールの王宮で起こった王様が殺害されるというショッキングな出来事からスタートします。
そこのたまたま居合わせた、フリーの日本人ジャーナリスト太刀洗万智。もともと、ネパールの旅行記を書こうとネパールを取材中だったものが、この事件が発生し、事件の記事を書くことに。

旅行記を書くために、滞在中に事件に巻き込まれるっていうのは、内田康夫の「浅見光彦」のようでもありますが、王宮での事件を取材する中で、取材対象となって、太刀洗がインタビューをした軍人がそのインタビュー直後に殺害されてしまいます。その殺害現場で遺体を見ると、遺体の背中には「INFORMER」(密告者)と意味深な文字が切り込まれています。
当然、この殺害事件は王宮での殺害事件と非常に密接に結びついていて、その口封じにこの軍人は殺害されたものだと、主人公太刀洗は取材をすすめます。では、真相はどうなるのでしょうか。

事件は、王宮での殺人事件、軍人の殺害とその遺体に切り込まれた文字。おどろおどろしい感じがしますが、文章全体は、重たくなく、娯楽性やエンターテイメントを忘れない、軽い筆致でどんどん読み進めていくことができます。これぞ、今大活躍中の作者だと感心仕切りの文章です。
で、最後には、この軍人殺害をめぐってどんでん返しの展開が待っています。

この本では、ところどころ、取材の協力者となるネパール人が登場します。彼らの口からはネパールの現状などが語られ、現在のネパールが抱える課題も掘り下げています。そのところも興味をそそられるところです。その問題には、ネパールの貧困問題が取り上げられていますが、その貧困がこの事件を引き起こしている原因ともなっている。。。かもしれません。まあ、読んでみてください。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.20
(4pt)

このミス1位という期待感でいうと

ネパール王族殺害事件が題材の割には、緊張感が伝わってきません。 読んでいて中だるみします。 ミステリーとしては古典的で、ドキドキすることはありません。 だから最後が気に入るか、そうでないかで評価が分かれると思います。 僕はよかったと思います。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.19
(5pt)

哲学できるエンターテイメント

タイトルの謎めいた響きと表紙写真の世界観に惹かれて、どこの何の話か分からずに読み始めてしまいました。 これが堅苦しい文章だったら、すぐに閉じてしまうところでしたが、のど越しの良い文章と、想像を掻き立てる表現の連続で、本当にスパイスの香りがしてくるような気がしました。 途中では無性にチャイが飲みたくなったりして、読んでいるだけなのに何かを体験しているような気にさせてくれる文章でした。 アジア旅行好きなら楽しめるところが多いし、国際情勢や地球規模での善悪を哲学するのにもおすすめです。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.18
(3pt)

読み応えあり

2016年(2015年発行)のこのミス国内編1位の作品です。年内に読み終わろうと頑張って、やっと今日読み終わりました。この人昨年も「満願」で1位でしたね。私が読んだのは、本作と「満願」と「折れた竜骨」の3作品ですが、私としては「折れた竜骨」が一番面白かったですけどね。本作は、2001年6月に実際に起こったネパール王族殺害事件(ネパールの国王夫婦他王族9人が皇太子によって殺害され、皇太子も自殺したと伝えられる事件ですがこんな事件があったなんとちっとも知らなかった)を背景として日本人の女性ジャーナリストが殺人事件に巻き込まれるというストリートなっています。背景は大きいですが、ミステリーとしての謎解き部分は古典的な仕掛けです。ネパールの社会情勢を背景にニュースを伝える者のまた受け取る者のあり方を問いかけてくる佳作で読み応えのある一品ですが、「このミス」の1位といわれると、???です。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.17
(3pt)

ミステリーとしてはちょっと。

ネパールの王室内で起きた事件に興味がわいて読み進めていったのでちょっと肩透かしにあった感じ。 伝える側、書き手の本音、ある意味狡さをが分かったのが収穫。 ミステリーとしては上手いなあとは思いますが、今一というか今三ぐらい。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512