異邦人

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異邦人の評価:

4.42/5点 レビュー 227件。 B ランク

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平均点4.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全230件 101〜120 6/12ページ
No.130
(4pt)

ムルソーのような性格の人、みてみたいなぁ

ムルソーが母の死体を見なかったことは読者の私は理解できなかったが、母の死に対してムルソーが泣かなかったこと、母の年齢が、分からなかったこと、母の遺体の前ではコーヒーを断るべきだということ
その辺に関しては、自分も祖父の死を前にして泣かなかったし、親族のいる前で泣くことは茶番のような気がしたし、事実読者の私も母の年齢なんてよく分からないのである。
私はムルソーのように神経がおかしいのだろうか?心を持ってないのだろうか?熊本の震災があって益城のボランティアに行ってたりする私も異邦人なのだろうか?
検事のいうように、ムルソーは無感覚だとラベルするようには単純に人間は割り切れないと思うけどな。

ムルソーが最後に神父らしき人にブチ切れる瞬間の心、気持ち、誰もが心に持ってると思うけどな。

文章に関して
検事の述べる一節
肉体関係のことをわれわれの関係になった
と書くところが翻訳のうまさなのか、カミュのうまさなのか分からないが面白い表現だと思った。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.129
(5pt)

積極的勇気

物語が心にこない..おかしいな、と思いつつページが過ぎて、最後、心が爆発するのを感じた。
主人公ムルソーの心と、今の自分の心の、似通った部分が反応した。
一体これは何だろう。すごい。むしろ、勇気をもらった。

物語が嫌いな人に、オススメ..!!

個人的に、何度も読み返したい本だ。
あらすじを読んで、理解できるような本でないのが、とても気に入った。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.128
(5pt)

とても考えさせられる。

14年の慶應文学部の小論にカミュの異邦人という本が出てきたので試しに読んでみました。

小論から抜粋。母親の葬儀で涙を流さない人間は、すべてこの社会で死刑を宣告される恐れがある、という意味は、お芝居をしないと、彼が暮らす社会では、異邦人として扱われるほかはないということである。ムルソーはなぜ演技をしなかったか、それは彼が嘘をつくことを拒否したからだ。(中略)ムルソーは人間の屑ではない。彼は絶対と真理に対する情熱に燃え、影を残さぬ太陽を愛する人間である。彼が問題とする真理は、存在することと、感じることとの真理である。(以下略)。

小論を読んだ後にこの作品を読んだため驚きはやはり半減してしまった、しかし、この作品に出会えたことはとても良かった。

皆さんは"異邦人"と呼べるものに出会ったことはありますか?それとも、それはあなた自身ですか?
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.127
(4pt)

暇潰しに購入

暇潰しに購入しました。 どんな話か忘れましたが普通に面白いです。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.126
(4pt)

現代に通じるテーマを先取りした名作

カミュの処女作である。「きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない」という有名な書き出しで始まる。そして、殺人を犯してしまった主人公は、動機を「太陽のせい」と答え、処刑を待つ身となる。

現代的なテーマを先取りした小説だと思う。同時に、いろんな意味で極度に個人が大きく尊重されるようになった現代において、この主人公の感覚を「不条理」の一言で片づけることには、少し抵抗を覚えた。論理的な一貫性がないという説に至っては、本当にそうだろうかとさえ思った。考えさせる作品なのだが、いくら考えても、万人を納得させる完璧な答えがあるわけではない。それもまた名作の条件のひとつなのだろう。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.125
(3pt)

謎、不条理に読み終えた後頭を悩ませます。

感動はありません。
作者が異邦人をどのように社会が断罪していくのかの描写にもたけています。
ムルソーの性格は愛がわからない。死の悲しみがわからない。
建前はわかっていても、心に染み渡る何かがないと、響かない。響かない物に対しては嘘は言えない。何よりも彼は自分の心に忠実であった。
また自分の事を知って欲しいという感情を誰しも持っているとは思いますが、彼に対しては半ば話しても無駄だの諦め感を感じます。
不運は1つ、あまり賢くない友達に手を貸してしまったことでしょうか?
普通なら手を貸さないのですが、なぜ(?_?)
そしてなぜ殺人をおかしたのか(?_?)
感情に薄い人間ですが、善悪の区別にも知識がなかったのか(・・?
感情には薄いのですが、自然を読み取る力はものすごいものがあります。
不条理、頭は悪くないのに、どこか人と違う、不条理は解き明かせないから不条理なのですが解き明かしたい私としては、なんとも歯がゆい。
裁判のシーンはかなり不平等さを感じました。検事の方が弁護士より話術に長けている。また人の共感を呼ぶのが上手。
これでは平等な裁判ともいえず、まあ世の中こんなものか、人の生死なんて弁護士や検事の手腕で決まるのか、ムルソーの性格より私はここにより一層の不条理を感じました。
真理は誰にもわかりません。
わからないものを人は裁こうとするのです。
読んだ後、もやもやしたい人におすすめの本。
よくわからないが正直な感想でした。。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.124
(4pt)

これを読んで何を思うか。

すごい正直な文章で突拍子のない話なのだが、素直に読めるのが不思議。 仕掛けの細かいカフカと、ここも対照的。 「太陽がまぶしかったから」という動機は現代において体現されている。 理由なき殺人、がそれである。 (そこらへんは秋山駿の「内部の人間の犯罪」に詳しい。 ) 「正直な文章」という意味では志賀直哉が浮かぶ文章。 でも志賀直哉のように自分が絶対的正義であるとは考えない主人公なのでそこでワンステップ志賀直哉より抜きん出ている。 この二人を比べるのもへんだが。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.123
(4pt)

価格が安いこともあるので総じて納得です。

少し使用感がありますが価格が安いこともあり、不満はありません。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.122
(5pt)

傍から見える主人公像と彼の内面との対照が素晴らしい作品

第一部、ムルソーが自宅の露台でチョコレートを食べながら空を、人々を眺める場面が彼らしく、愛や安らぎを感じました。 裁判では誰も認めようとはしない一面かもしれない。 第二部、御用司祭とのやり取りには本当にムルソーに共感。 御用司祭にはイライラします。 どういう理解をされようが、自己の静かな情熱を貫き生きるムルソー、とても魅力的で、私のお気に入りの一冊です。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.121
(3pt)

それでもぼくはやってない

太陽がまぶしくて人を殺してしまった一青年の物語。 第一部のあっけらかんとした青年の心象風景は今でも好きですが、第二部の裁判の場はいただけません。 “北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ”つまらないからやめろと私も思うのです。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.120
(3pt)

ムルソーは発達障害だったのかな。

皆さんのレビューを見ていると主人公に対する愛情を感じます。 私にはムルソーは今で言う発達障害だったのかなという感想が最も大きくて自分がこんな感想しか抱けないことを残念に思います。 発達障害の人が殺人を犯し、糾弾され、しかしなぜ糾弾されているのか理解できない。 理解できないまま、あさっての方向を向いた理解を示したような風で物語は終わる。 読み終わって1週間くらいは落ち込みます。 これがこの作品の偉大なる由縁かなと思いました。 ショックを与える。 という意味で。 あとがきに、サルトルの嘔吐と並ぶ名作とあり、次は嘔吐を読んでみます。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.119
(5pt)

人生とはなんなのだろう

不条理をテーマにしたカミュの代表作。短編だが二部構成になっている。

第一部は、母親の葬儀以降の数日間、主人公の日常生活と、犯罪に至るまでの経緯を描いた。
一つ一つの文が短かく、淡々と状況報告されているような感じだ。
だがその表現が主人公を、淡白で、物事に固執・頓着しない性格のように表わしている。
ここまで事実を事実と割り切る性格の人間は、自分は出会ったことが無い。
読んでいて奇妙であると同時に新鮮な感じがした。

しかし見方を変えると、主人公はとても直感的で欲求に自然で忠実だとも言える。
第一部の眩しいくらいギラギラした太陽の描写や、恋人とのやり取り
(主人公自身は相手を愛していないと言っているが)から窺い知れる。

第二部は、罪を犯した主人公が拘留され、裁判を受け、刑が確定するまでの様子を描いた。
裁判では主人公を差し置いて勝手に進んでいく。

殺人の動機が「太陽のせい」だったのは、彼にとってはまぎれもない事実だが、
読み手の自分と同じく、登場する検事・陪審員・裁判官には全く理解されない。
それどころか、母親の葬儀で涙を見せず、喪に服すこともしないで友人と遊んでいたことをあげつられ、
その非人間性を理由に死刑にされてしまう。

第二部では暗く沈んだ闇の描写が多くなり、主人公の心を反映しているようだ。
相変わらず「どうでも良い」と他人事で、淡々としている。
それでいながら、一方で死にたくない、という感情があって、
死ぬまでの間の生きがいが、こういう境遇に自分を追いやった他人への憎悪と言う。
この矛盾が何ともやりきれない印象をもつとともに、人生とはなんなのだろう、と深く考えさせられた。

お勧めの一冊。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.118
(5pt)

太陽の眩さがとても印象的

久しぶりに読んだ。太陽の眩い暑さが人生の全てを決めてしまうこともある。人間はそれだけ不確定な生き物でしょう。人間が造った社会より自然に身を委ねるムルソーが異邦人とは…
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.117
(2pt)

底無しの悪党

主人公は、徹底した悪党である。友人が女性を売女扱いし彼女を虐待するのに大いに手を貸し、人を殺したのを何とも思わず(被害者が有色人だからか)、殺人したくせに自分の命は助かるべきだと思っており、自分を必死に救出しようとする人々を軽蔑し嘲弄する。こいつは人間か。「異邦人」じゃなく、「人非人」の題が似合う。この本を読んで、主人公の倫理の完全欠如に気がつかない人々は、変。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.116
(5pt)

排斥される、人間の本当の心

滑稽かつ酷い裁判の後の、最後の司祭とのやり取りが、あまりにも感動的。
あの司祭を、キリスト教的俗世間のくだらない価値観の象徴と見るか、裁判で殆ど喋らせてもらえなかったムルソーの、心のほとばしりをやっと受け止めてくれた存在と見るかで、あの場面の印象は変わってくるのではないかと思います。
私は後者でして、あの司祭はもしかすると、読者である私達の(「社会的常識」の中で生きる私達の)心の代弁者なのではないかと感じています。
ムルソーの切な過ぎる叫びの後に訪れる、夜の静寂の美しさ。カミュ作品の特徴である、自然界や人間界の営みの描写の素晴らしさが、この作品でも随所に生かされていて、心が洗われます。
この作品が書かれた時代の西欧社会の状況は、日本人である私には、本当の意味では理解出来ないのかも知れませんが、それでもムルソーの、この世界の美しさを享受する幸福感、そしてそれを他者と共有出来ない孤独感は、私にも少しは分かるつもりです。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.115
(5pt)

主人公が著者を超えている

非常に好きな本作品。幾度となく読み返しました。何度読んでも面白い、元気になる。

最初にこの作品を読んだ後、シシュポスの神話も読んだのですがこちらは思想の深さとしては「あれ?」という感じでした。

この作品の主人公には現実にモデルがいたらしいのですが、もしかしたらその人は著者よりも真理に近かったのではないかと思いました。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.114
(2pt)

何となく

このタイトルに惹かれて購入しました当たりでした。そんな買い物もたまには◎参考までに。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.113
(5pt)

異邦人

昭和の小説が読みたかったので購入した。とても良かった。気に入って居る。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.112
(5pt)

名著でした

昔の作品ですが今の自分も共感する作品でした。
この主人公は作中では一般大衆とは違う人間と捉えられています。
主人公自身は何度も私は一般的な普通の人間だと唱えます。
その証明が作中ではなく世界的な名著となったことで出来たのかと思います。

この本が共感を得る理由の一つは主人公が非常に正直な人間であること、その正直さが社会性や大衆論を排除したとても個人的で人間的な正直さなことだと思います。
社会において人は善悪や自分の言動を本心ではなく通俗的な物差しで判断して行いがちですが、その度にとても小さな石のような違和感を心の隅に抱きます。
この作品はそれを主人公の正直さを以てあらわにしてくれます。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017
No.111
(5pt)

至高の不条理小説

本作を読み終わった後、何だか肩の力が一気に抜けました。

人生が無意義。
なんてネガティブな思考を持った主人公なんだ、と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、自分にとってそれは真逆な考え方でした。

自分にはどうでもいいこと、と思えるムルソーの思考はむしろ人生を生きやすくしているんじゃないでしょうか。
生きる事なんて意味がないなんだから、もっと気楽にいきましょう、という風にも感じられました。

まあ、でも実際にムルソーみたいな考え方で世の中を生きてたら、周囲からは異端者か何かに見られるでしょうね……。

本書自体は最後まで滞ることなく、読み終えられました。
不条理をテーマにした傑作品だと思います。
異邦人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人 (新潮文庫)より
4102114017