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地方紙を買う女



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【この小説が収録されている参考書籍】
松本清張全集〈36〉地方紙を買う女 (1973年)

地方紙を買う女の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

コンプリート版

小関与四郎の『九十九里浜有情』を読んで九十九里の歴史に興味をもったが、松本清張が『九十九里浜』という短編を書いていることがわかって全集を手にとってみた。
36巻は、『九十九里浜』を含んだ27作品を掲載した短編集なのだが、チャーリーパーカーで例えればミステイクも収録されているサヴォイのコンプリート版を聴いている感じ。ミステイクが含まれているわけではないものの、残念ながら完成度の高い作品ばかりではない。しなしながら、27作品を通じて松本清張の筆力や、昭和初期の風情、風俗を感じることができる。なにより清張のアイディアを27個も連続して読むと、何か、清張の思考構造を垣間見れたような気がする。
特に読みたい作品が掲載されていなかったり、推理ものや松本清張に興味がなければ、読んでもつまらないかもしれないが、たまにはミステリーの原点をゆっくり読んでみるのもいいもんだ。
松本清張全集〈36〉地方紙を買う女 (1973年)Amazon書評・レビュー:松本清張全集〈36〉地方紙を買う女 (1973年)より
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