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(短編集)

躁宇宙・箱宇宙



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【この小説が収録されている参考書籍】
躁宇宙・箱宇宙 (徳間文庫)

躁宇宙・箱宇宙の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

平均的。

梶尾真治の比較的初期の短編集。タイトルの後半部「箱宇宙」は、「玲子の箱宇宙」に由来するものであって、しかもこの短編はエドモンド・ハミルトンの短編「フェッセンデンの宇宙」へのオマージュとしての作品。一方「躁宇宙」の方は推測するしかないのだが、筒井康隆的なノリで描かれたような「包茎牧場の決闘」、もしくは「多重人格創世記」からの連想ではないかと思われる。あるいは「即席ゴルフ上達法/ハードウェア編」かもしれない。他には約束を守るためにすべてを投げ打つ男を描く「夢の閃光・刹那の夏」、ホラー短編の「鏡の国の胎児」、タイムスリップものの「1967空間」、SFでありつつもミステリー的な仕掛けも持つ「ファーズ・オブ・フローズン・ピクルス」を収録。傑作はないが凡作もないので全体としては平均的だと言えるだろう。
躁宇宙・箱宇宙 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:躁宇宙・箱宇宙 (徳間文庫)より
4195778328

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