ミミズクと夜の王

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評判

ミミズクと夜の王の評価:

3.95/5点 レビュー 133件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全259件 181〜200 10/13ページ
No.79
(4pt)

人によって

他の人の非難に近い意見をみて、正直ショックでした。自分はこの話結構好きだったので。
どうやら人によって好みの差が激しいようです。
大人の方、文章力を気にする方には向かないかも知れません。あと、綺麗事が嫌いな方にもおすすめできません。
(上記に当てはまらない人で)簡単に読める幻想的な話が好きな人にはいいかも知れません。
『感動できる話!』とか先入観を入れず、あくまで『一冊の文庫本』として読んでほしいです。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.78
(5pt)

ド真ん中の剛球ストレート

大賞&ライトノベルらしかぬデザインという事で興味を惹かれて購入
結果から言うと確かに大賞の力量はあり、一気に最後まで読んで感涙
無駄な物を省き、感情に訴える感性で書かれた物語で、心の中に下地とそれらを妨げきってしまう雑音が無ければ実に心地よい

そういう意味では符号を詰め込んだライトノベルでもなく、何かを込めた童話でもない
それらが手の込んだ料理なら、この本は美味な天然物である
言うなれば何でもない物語であるが、皮肉や捻った設定がなく、ここまで感動を引き出せるのは正直に凄いと思う
先入観を植え付けないよう、シンプルなカバーイラストのみに留めた編集の采配にも拍手
三人四脚のいい仕事でした

蛇足ですがこれを読んでない人にアドバイスを
やれ萌えだの燃えだの、やれ童話の構造だの、煽り文句だの、文章が稚拙だの
「これはこうでなければ」とガッチガチな雑念を持っていては楽しめないでしょう
評価が分かれるのはここにあると思う
読まないのならともかく、読むならパラ読みせず一気に最初から最後まで
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.77
(5pt)

ド真ん中の剛球ストレート

大賞&ライトノベルらしかぬデザインという事で興味を惹かれて購入
結果から言うと確かに大賞の力量はあり、一気に最後まで読んで感涙
無駄な物を省き、感情に訴える感性で書かれた物語で、心の中に下地とそれらを妨げきってしまう雑音が無ければ実に心地よい

そういう意味では符号を詰め込んだライトノベルでもなく、何かを込めた童話でもない
それらが手の込んだ料理なら、この本は美味な天然物である
言うなれば何でもない物語であるが、皮肉や捻った設定がなく、ここまで感動を引き出せるのは正直に凄いと思う
先入観を植え付けないよう、シンプルなカバーイラストのみに留めた編集の采配にも拍手
三人四脚のいい仕事でした

蛇足ですがこれを読んでない人にアドバイスを
やれ萌えだの燃えだの、やれ童話の構造だの、煽り文句だの、文章が稚拙だの
「これはこうでなければ」とガッチガチな雑念を持っていては楽しめないでしょう
評価が分かれるのはここにあると思う
読まないのならともかく、読むならパラ読みせず一気に最初から最後まで
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.76
(2pt)

電撃も質が落ちたなぁ…

私の記憶ですと、電撃大賞で大賞作レベルがない時は銀賞だけの時期もあった気もしますが、あえてこの作品を大賞にするとは読者を舐めてるとしか思いません。

雰囲気的には一昔前のコバルトのような作品。
だけど、中身をもっと掘り下げるか、キノのように一切掘り下げないかのどっちかにすればいいのにやたら中途半端でもどかしい感じです。他の違和感を差し引いても、それはまずいんじゃない?
電撃だけ読んでる方なら満足出来るかもしれませんが、どうせ読むなら本当の御伽噺を読んだ方が満たされる気がします。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.75
(2pt)

電撃も質が落ちたなぁ…

私の記憶ですと、電撃大賞で大賞作レベルがない時は銀賞だけの時期もあった気もしますが、あえてこの作品を大賞にするとは読者を舐めてるとしか思いません。

雰囲気的には一昔前のコバルトのような作品。
だけど、中身をもっと掘り下げるか、キノのように一切掘り下げないかのどっちかにすればいいのにやたら中途半端でもどかしい感じです。他の違和感を差し引いても、それはまずいんじゃない?
電撃だけ読んでる方なら満足出来るかもしれませんが、どうせ読むなら本当の御伽噺を読んだ方が満たされる気がします。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.74
(3pt)

確かにお伽話…でもいいじゃない?

本屋でたまたま手に取ったこの本。このみみずくのキャラクターのせいだろうか。壮絶な過去がありながらそれを感じさせない。多くを語らないからこそさらっと読める。作者のいう安い話ですよね。でもこんなお伽話があってもいいんじゃないかと思うんです。一時の気休めかもしれない。やがて消えゆく物語かも知れない、けれどここに出てくるキャラクターはみんな愛らしいものばかりで、きらきら輝いている。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.73
(3pt)

確かにお伽話…でもいいじゃない?

本屋でたまたま手に取ったこの本。このみみずくのキャラクターのせいだろうか。壮絶な過去がありながらそれを感じさせない。多くを語らないからこそさらっと読める。作者のいう安い話ですよね。でもこんなお伽話があってもいいんじゃないかと思うんです。一時の気休めかもしれない。やがて消えゆく物語かも知れない、けれどここに出てくるキャラクターはみんな愛らしいものばかりで、きらきら輝いている。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.72
(4pt)

ライトノベルの枠の中のお伽話

寓話的というかお伽話的というか、シンプルでキレイなお話。食べやすい感じではある。
読んだ後「ぬるいオタが好みそうな話だなぁ」という違和感を感じてしまった。
描写の偏り具合はセカイ系のそれに近いし、お伽話にしては不協和音が足りないせいで厚みに欠ける。
検索してレビューをいくつか読んでみると、ああなるほど構造的に脱脂されてる部分に気がついた人もちらほら。
作者自身はあとがきの中で「安い話でいいのだ」と明言している。
しかし売り手はまた別で、脱ライトノベルを図ったが逆にライトノベルの限界を示してしまった…という感じ。
感じた違和感の正体はたぶん、この本のパッケージングが適切ではないことだと思う。
ライトノベル的に読めるお伽話、というのが適切なラベルなのだけど、この本は表紙といいオビといいライトさがない。
あくまでも「ライトノベル」として読む分にはお薦めできる一冊。
フルボディの存在感のある童話を期待するとがっかりすると思う。
どのあたりがお薦めなのか全く書いてないことに気がついたが、シンプルな話だけに書きにくい。ご容赦頂きたい。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.71
(4pt)

ライトノベルの枠の中のお伽話

寓話的というかお伽話的というか、シンプルでキレイなお話。食べやすい感じではある。
読んだ後「ぬるいオタが好みそうな話だなぁ」という違和感を感じてしまった。
描写の偏り具合はセカイ系のそれに近いし、お伽話にしては不協和音が足りないせいで厚みに欠ける。
検索してレビューをいくつか読んでみると、ああなるほど構造的に脱脂されてる部分に気がついた人もちらほら。
作者自身はあとがきの中で「安い話でいいのだ」と明言している。
しかし売り手はまた別で、脱ライトノベルを図ったが逆にライトノベルの限界を示してしまった…という感じ。
感じた違和感の正体はたぶん、この本のパッケージングが適切ではないことだと思う。
ライトノベル的に読めるお伽話、というのが適切なラベルなのだけど、この本は表紙といいオビといいライトさがない。
あくまでも「ライトノベル」として読む分にはお薦めできる一冊。
フルボディの存在感のある童話を期待するとがっかりすると思う。
どのあたりがお薦めなのか全く書いてないことに気がついたが、シンプルな話だけに書きにくい。ご容赦頂きたい。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.70
(1pt)

漫画の原作ならばあるいは…

評判が高かったので読んでみたのですが、
正直期待はずれでした。
王道の展開、どこかでみたような登場人物の性格付け、希薄な世界設定、
なにより外国名に「ちゃん」をつけてしまうような文章表現、
画力が高い人の描く漫画であれば、成り立つのかもしれませんが
文学作品となるとちょっと受け付け難かったです。
印象深いタイトルに引力があっただけに残念でした。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.69
(1pt)

漫画の原作ならばあるいは…

評判が高かったので読んでみたのですが、
正直期待はずれでした。
王道の展開、どこかでみたような登場人物の性格付け、希薄な世界設定、
なにより外国名に「ちゃん」をつけてしまうような文章表現、
画力が高い人の描く漫画であれば、成り立つのかもしれませんが
文学作品となるとちょっと受け付け難かったです。
印象深いタイトルに引力があっただけに残念でした。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.68
(5pt)

読む人を選ぶけど・・・

私はいいと思いました((トートツダァ
解説の方も書いていましたが 時代背景とかなくておとぎ話のようなかんじで
こういう人の作品は初めて読んだんでおもしろかったです
時雨沢恵一さん(キノの旅書いた方)とかも特徴的な文章の書き方するんでキノ旅も好きですね

設定とかに安っぽさをかんじるって言うのもあるけど 
そのとき そのときの感情は伝わってきました((ギリギリ泣きませんでしたけど
まぁ 基本的に泣かない人なんで・・・

ミミズクが自分をかわいそうだと思わずに まっすぐ生きているのには
感心するし 勇気をもらう

物語がハッピーエンドだったのでよかったです(最後に悲しいのはイヤです!
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.67
(5pt)

読む人を選ぶけど・・・

私はいいと思いました((トートツダァ
解説の方も書いていましたが 時代背景とかなくておとぎ話のようなかんじで
こういう人の作品は初めて読んだんでおもしろかったです
時雨沢恵一さん(キノの旅書いた方)とかも特徴的な文章の書き方するんでキノ旅も好きですね

設定とかに安っぽさをかんじるって言うのもあるけど 
そのとき そのときの感情は伝わってきました((ギリギリ泣きませんでしたけど
まぁ 基本的に泣かない人なんで・・・

ミミズクが自分をかわいそうだと思わずに まっすぐ生きているのには
感心するし 勇気をもらう

物語がハッピーエンドだったのでよかったです(最後に悲しいのはイヤです!
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.66
(1pt)

コバルトではデビューできなかった

帯に好きな作家さんのコメントがあったので買ってみました。
正直帯に騙されたと思うほど受け付けられない話でした。
文章の稚拙さもさることながら、英語圏と日本圏の言葉が
入り混じっているのがファンタジー世界を構築する上でとても薄っぺらく見えます。
そこがちゃんとしていないからファンタジーに煩いコバルト文庫で
入選ができなかったんだと思います。
国家間の情勢や聖剣の話も唐突すぎて蛇足にしか見えませんでした。
1番この話に感動できなかった要因は「ミミズクと夜の王」の設定が
野梨原花南さん著のコバルト文庫から出ている「ちょーシリーズ」と
多々かぶっている印象を受けたからです(パクりという意味ではないのであしからず)。
普段童話や児童書を読むことが多いので、この作品を童話や児童書の括りに
入れたがる方のレビューには違和感があります。

批判ばかりになってしまったので、この作品が好きな方におすすめ本を…
この作品を読んで、
虐待を受けていた主人公ミミズクが幸せを掴むところに感動した方は
向山貴彦さん著の「童話物語」(ミミズクと夜の王とテーマが似てます。隠れた名作です)を
ミミズクと夜の王の関係に恋愛的なものを求めて感動した方は
荻原規子さん著の「勾玉三部作(空色勾玉、白鳥異伝、薄紅天女)」(こちらは若い女子向け)
を読まれることをおすすめします。両作とも大概の図書館に置いてありますから。
世の中に感動する話はたくさんあります。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.65
(1pt)

コバルトではデビューできなかった

帯に好きな作家さんのコメントがあったので買ってみました。
正直帯に騙されたと思うほど受け付けられない話でした。
文章の稚拙さもさることながら、英語圏と日本圏の言葉が
入り混じっているのがファンタジー世界を構築する上でとても薄っぺらく見えます。
そこがちゃんとしていないからファンタジーに煩いコバルト文庫で
入選ができなかったんだと思います。
国家間の情勢や聖剣の話も唐突すぎて蛇足にしか見えませんでした。
1番この話に感動できなかった要因は「ミミズクと夜の王」の設定が
野梨原花南さん著のコバルト文庫から出ている「ちょーシリーズ」と
多々かぶっている印象を受けたからです(パクりという意味ではないのであしからず)。
普段童話や児童書を読むことが多いので、この作品を童話や児童書の括りに
入れたがる方のレビューには違和感があります。

批判ばかりになってしまったので、この作品が好きな方におすすめ本を…
この作品を読んで、
虐待を受けていた主人公ミミズクが幸せを掴むところに感動した方は
向山貴彦さん著の「童話物語」(ミミズクと夜の王とテーマが似てます。隠れた名作です)を
ミミズクと夜の王の関係に恋愛的なものを求めて感動した方は
荻原規子さん著の「勾玉三部作(空色勾玉、白鳥異伝、薄紅天女)」(こちらは若い女子向け)
を読まれることをおすすめします。両作とも大概の図書館に置いてありますから。
世の中に感動する話はたくさんあります。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.64
(5pt)

人に恐れられる優しい夜の王と虐げられていた少女ミミズクの物語

幼い頃に村に攻めて来た盗賊に家族を殺され、盗賊の村で奴隷として暮らして来た
少女が、魔物に自分を食べて貰おうと夜の王が居る森に行く事から物語が始まる。
夜の王はミミズクに対し決して優しい言葉を掛ける訳ではないが、二人の間には少しずつ絆が
出来る。しかし、森に迷い入ってきた人間にミミズクが森からの出口を教えてあげた事から
夜の王とミミズクの穏やかな生活が終わる事になってしまう。
後半の夜の王の正体やミミズクと夜の王との絆などはベタと言えばベタですが、有効だからこそ数多く使われている訳なので相当ひねくれた感性を持っていない限りは泣き物語として楽しめます。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.63
(5pt)

人に恐れられる優しい夜の王と虐げられていた少女ミミズクの物語

幼い頃に村に攻めて来た盗賊に家族を殺され、盗賊の村で奴隷として暮らして来た
少女が、魔物に自分を食べて貰おうと夜の王が居る森に行く事から物語が始まる。
夜の王はミミズクに対し決して優しい言葉を掛ける訳ではないが、二人の間には少しずつ絆が
出来る。しかし、森に迷い入ってきた人間にミミズクが森からの出口を教えてあげた事から
夜の王とミミズクの穏やかな生活が終わる事になってしまう。
後半の夜の王の正体やミミズクと夜の王との絆などはベタと言えばベタですが、有効だからこそ数多く使われている訳なので相当ひねくれた感性を持っていない限りは泣き物語として楽しめます。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.62
(4pt)

堆積した時間

泣ける話と書かれているのに泣けなかったと嘆く、憤る…。
それは期待を過剰に持ってしまったのが敗因としみじみ反省した次第です。

作中にこめられた思いと言葉、私の琴線を強くはじくことはなかったけれど
弦がしゃらしゃらと震えるときは確かにあった。
たくさんあった。
それを拾わなかったのは私。
もったいない、事をしました。

思春期の思い入れの深い物語を、その当時に強く持っていた気持ちを塗りこめて
描かれたお話です。
読中に感じるつたなさは、青春の青臭さ。
読者と作者がいっしょになって読み返しているような感覚でしょうか。
大なり小なり、傷ついたり逃げ出そうとしたり。そんな経験をもつひとたちは
ミミズクに共感を持つかもしれません。そしてその時に手を差し伸べてくれて
いたかもしれない人の存在にも気がつくかもしれません。
使い古された表現ですが『再生の物語』です。

あとがきと解説の言葉が一番こころに響きました。
これが著者の現在のことばの力で想いなんだと一番エネルギーを感じました。
…昔といまを繋ぐ物語なんですね。

できれば今の著者のことばでも読んでみたいと思ったので、星4つです。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158
No.61
(4pt)

堆積した時間

泣ける話と書かれているのに泣けなかったと嘆く、憤る…。
それは期待を過剰に持ってしまったのが敗因としみじみ反省した次第です。

作中にこめられた思いと言葉、私の琴線を強くはじくことはなかったけれど
弦がしゃらしゃらと震えるときは確かにあった。
たくさんあった。
それを拾わなかったのは私。
もったいない、事をしました。

思春期の思い入れの深い物語を、その当時に強く持っていた気持ちを塗りこめて
描かれたお話です。
読中に感じるつたなさは、青春の青臭さ。
読者と作者がいっしょになって読み返しているような感覚でしょうか。
大なり小なり、傷ついたり逃げ出そうとしたり。そんな経験をもつひとたちは
ミミズクに共感を持つかもしれません。そしてその時に手を差し伸べてくれて
いたかもしれない人の存在にも気がつくかもしれません。
使い古された表現ですが『再生の物語』です。

あとがきと解説の言葉が一番こころに響きました。
これが著者の現在のことばの力で想いなんだと一番エネルギーを感じました。
…昔といまを繋ぐ物語なんですね。

できれば今の著者のことばでも読んでみたいと思ったので、星4つです。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4048667769
No.60
(4pt)

愛しているけれど許さないことを包む

不幸で無力な子ども時代から抜け出るチャンスはきっとあるよと、話しかけるような物語だった。
過去の痛みの記憶に、体と心が引き裂かされそうになることがある。だから、今の痛みが必要になる。
この世から消えたくなるような闇を抱える心性にとり、この物語は受け皿になる可能性を持つ。
リアルな体験に、心も体も打ち砕かれそうになることがある。そのとき、ファンタジーが必要になる。
たとえ陽光の下を歩くことがつらいときであっても、月光がかすかな希望となって導いてくれると、忘れてしまいそうな子ども達には、こんな物語と出会って欲しいと思う。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ミミズクと夜の王 (電撃文庫)より
4840237158