夏への扉

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

夏への扉の評価:

4.32/5点 レビュー 500件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,030件 421〜440 22/52ページ
No.610
(4pt)

タイトルに惹かれました

この本を知ったのは、恥ずかしながらアニメ「エウレカセブンAO」最終回のサブタイトルだった。 まず、このワクワクするタイトルに惹かれ、そして、このアニメの話とどのような関連性があるのかと思いながら読んだ。 物語の設定自体は、バックトゥーザフューチャーやドラえもんをはじめとした時間を行き来するSFものに慣れてしまっているため、 "よくあるタイムリープの物語"に感じた。 (他の作品がこれを踏襲しているということか。 ) しかし、ずっと残っているだけのことはある。 どん底から成り上がる展開、話の途中で出てきたピースが一つになる気持ちよさは非常に興奮した。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.609
(4pt)

なかなか

自分はあまり使ったことがないKindleでサンプルでこの作品を精読しました上に。 面白かったのですぐさま購入し、日々の隙間時間のときに読みやっと読み終えました。 前購入した本は序盤があまり面白くなく、挫折しましたが、本書は飽きずに読み切れました。 色んな展開が転々と流れていくので続きが非常に気になる構成になっていて傑作と呼ばれてるだけあるなと思いました。 夏への扉の意味が分かった時は心が満たされた気持ちになった気がします。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.608
(4pt)

なかなか

自分はあまり使ったことがないKindleでサンプルでこの作品を精読しました上に。 面白かったのですぐさま購入し、日々の隙間時間のときに読みやっと読み終えました。 前購入した本は序盤があまり面白くなく、挫折しましたが、本書は飽きずに読み切れました。 色んな展開が転々と流れていくので続きが非常に気になる構成になっていて傑作と呼ばれてるだけあるなと思いました。 夏への扉の意味が分かった時は心が満たされた気持ちになった気がします。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.607
(4pt)

なかなか

自分はあまり使ったことがないKindleでサンプルでこの作品を精読しました上に。 面白かったのですぐさま購入し、日々の隙間時間のときに読みやっと読み終えました。 前購入した本は序盤があまり面白くなく、挫折しましたが、本書は飽きずに読み切れました。 色んな展開が転々と流れていくので続きが非常に気になる構成になっていて傑作と呼ばれてるだけあるなと思いました。 夏への扉の意味が分かった時は心が満たされた気持ちになった気がします。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.606
(5pt)

古典SFが描く、美しい夢。

「夏への扉」
 なんかSF小説なのに詩的な表現で素敵やなぁと思っていたら、山下達郎師匠が曲のタイトルとして使っておりました。
 素敵なタイトル。

 内容的にはどうでしょうか。

 「才能あふれる発明家、波乱に満ちたサクセスストーリー」
 夢がある。
 僕の率直な感想は「なんて読みやすい文章、ノリの良いセリフと展開!オチがロマンチックすぎて赤面w」
でした。ノータリンな感想ですいません。
 巷では御都合主義、主人公がロリコン趣味で嫌、等の批判がされていますが、多少リアリティの無い設定や展開が出てきても、物語世界のルールに従って物語が展開しているので、主人公に不快感を感じなければ、古い作品なのにめちゃくちゃ楽しめると思います。
 読書苦手な僕としては「SF小説ってこんなに読みやすかったんだ!」と驚きました。(株式の話はやや理解力を求められましたが)
女性の扱いがけっこう男性目線なところも含め、アニメファンとかもこーいう話、好きなんじゃないでしょうか?僕は好きです。

 あと気になったのが、「ロリコンだ!」批判に関して。
 主人公は小学生のリッキィを見て「綺麗じゃないし、女らしさも感じない」と独白しているので、彼はロリコンでは無いと思いました(とはいえ、リッキィは正直かわいいです。ロリコンの方も楽しめると思います!)。

 まぁ、そういう細かい突っ込みも含めて皆で感想を言いあって楽しめる、そんな小説だと思います。お勧めです。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.605
(5pt)

古典SFが描く、美しい夢。

「夏への扉」
 なんかSF小説なのに詩的な表現で素敵やなぁと思っていたら、山下達郎師匠が曲のタイトルとして使っておりました。
 素敵なタイトル。

 内容的にはどうでしょうか。

 「才能あふれる発明家、波乱に満ちたサクセスストーリー」
 夢がある。
 僕の率直な感想は「なんて読みやすい文章、ノリの良いセリフと展開!オチがロマンチックすぎて赤面w」
でした。ノータリンな感想ですいません。
 巷では御都合主義、主人公がロリコン趣味で嫌、等の批判がされていますが、多少リアリティの無い設定や展開が出てきても、物語世界のルールに従って物語が展開しているので、主人公に不快感を感じなければ、古い作品なのにめちゃくちゃ楽しめると思います。
 読書苦手な僕としては「SF小説ってこんなに読みやすかったんだ!」と驚きました。(株式の話はやや理解力を求められましたが)
女性の扱いがけっこう男性目線なところも含め、アニメファンとかもこーいう話、好きなんじゃないでしょうか?僕は好きです。

 あと気になったのが、「ロリコンだ!」批判に関して。
 主人公は小学生のリッキィを見て「綺麗じゃないし、女らしさも感じない」と独白しているので、彼はロリコンでは無いと思いました(とはいえ、リッキィは正直かわいいです。ロリコンの方も楽しめると思います!)。

 まぁ、そういう細かい突っ込みも含めて皆で感想を言いあって楽しめる、そんな小説だと思います。お勧めです。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.604
(5pt)

古典SFが描く、美しい夢。

「夏への扉」
 なんかSF小説なのに詩的な表現で素敵やなぁと思っていたら、山下達郎師匠が曲のタイトルとして使っておりました。
 素敵なタイトル。

 内容的にはどうでしょうか。

 「才能あふれる発明家、波乱に満ちたサクセスストーリー」
 夢がある。
 僕の率直な感想は「なんて読みやすい文章、ノリの良いセリフと展開!オチがロマンチックすぎて赤面w」
でした。ノータリンな感想ですいません。
 巷では御都合主義、主人公がロリコン趣味で嫌、等の批判がされていますが、多少リアリティの無い設定や展開が出てきても、物語世界のルールに従って物語が展開しているので、主人公に不快感を感じなければ、古い作品なのにめちゃくちゃ楽しめると思います。
 読書苦手な僕としては「SF小説ってこんなに読みやすかったんだ!」と驚きました。(株式の話はやや理解力を求められましたが)
女性の扱いがけっこう男性目線なところも含め、アニメファンとかもこーいう話、好きなんじゃないでしょうか?僕は好きです。

 あと気になったのが、「ロリコンだ!」批判に関して。
 主人公は小学生のリッキィを見て「綺麗じゃないし、女らしさも感じない」と独白しているので、彼はロリコンでは無いと思いました(とはいえ、リッキィは正直かわいいです。ロリコンの方も楽しめると思います!)。

 まぁ、そういう細かい突っ込みも含めて皆で感想を言いあって楽しめる、そんな小説だと思います。お勧めです。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.603
(4pt)

だんだん引きずりこまれていく

主人公が裏切られてからのどんでん返しの連続。飽きさせずに引きずりこまれて、いつの間にか読み終わるほどのやみつき具合に。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.602
(4pt)

だんだん引きずりこまれていく

主人公が裏切られてからのどんでん返しの連続。飽きさせずに引きずりこまれて、いつの間にか読み終わるほどのやみつき具合に。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.601
(4pt)

だんだん引きずりこまれていく

主人公が裏切られてからのどんでん返しの連続。飽きさせずに引きずりこまれて、いつの間にか読み終わるほどのやみつき具合に。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.600
(4pt)

輝ける50年代アメリカのキュートな残滓

隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。
この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。

冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。
家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。

冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。
どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。
主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。

主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。
その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。
梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。

しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。
そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.599
(4pt)

輝ける50年代アメリカのキュートな残滓

隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。
この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。

冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。
家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。

冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。
どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。
主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。

主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。
その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。
梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。

しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。
そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.598
(4pt)

輝ける50年代アメリカのキュートな残滓

隙なく次を読ませる展開と構成、タイムリープというテーマと相乗して加速するスピード感。
この後に登場した様々な物語に影響を与えたであろう数々の要素も、古さを感じさせない。

冒頭から、猫のピートの「ナーオウ」とか「モーア」とかいう鳴き声に惹かれれば、あとは主人公の軌跡を追いかけずにはいられない。
家事ロボットもコールドスリープも時間旅行も、この小説の中ではぴかぴかと輝きを放っているし、ユーモアがあふれている。

冬、猫用の扉の向こうに雪を見つけたピートは、全ての人間用の扉を開けろとせがむ。
どの扉を開けても雪だけど、ピートはどれかが雪のない「夏への扉」に繋がっていると信じている。
主人公もまた「夏への扉」をこの物語で探し続けるし、読み手もまた探し続ける。

主人公が「夏への扉」へと近づいた頃、読み手は自分にとっての「夏への扉」とは何か考えることになるだろう。
その時、この小説が持っている深い優しさと、物語の喜びに触れることとなる。
梅雨が明ける前にこの物語を読み終えることができて、本当に良かった。

しかし本当に50年代のアメリカというのは、輝いていたんだろう、その意味でも『夏への扉』はタイムリープできる小説だ。
そのセンチメンタリズムが生むキュートさで結構持っている小説ではあるし、そこに文句の一つでも言いたくなる人がいるかもしれないけど、それはそれで一つの愛すべき欲望なのよ。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.597
(5pt)

SF小説の金字塔と言っても過言ではない

SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。
もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。
なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。
そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。
後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。
心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。
そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.596
(5pt)

SF小説の金字塔と言っても過言ではない

SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。
もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。
なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。
そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。
後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。
心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。
そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.595
(5pt)

SF小説の金字塔と言っても過言ではない

SF小説でおすすめを聞くと真っ先に挙げられることが多い本作。なので読む前からハードルが上がりきっていたのですがその高々としたハードルもポンと余裕で飛び越えてしまう面白さに人気の高さも納得です。
もともと海外小説という時点で翻訳独特の読みにくさがあって苦手なのですが、こちらはその欠点を補って余りある展開の面白さ・スピード感にページを捲る手が止まりませんでした。
なにより主人公のキャラがとにかく素晴らしい!主人公は物語のだいぶ早い段階で世間知らずからくる人の良さにつけこまれ大きな挫折を味わうのですが、ここでドン底に落ちてウジウジせずえいくそと逆境に立ち向かう姿がいいのです。海外小説ということもあるからでしょうか、絶望的な状況なのはわかるのに、ユーモアとアメリカンジョークを交えているため読んでいる方もそこまで暗い気持ちになりません。
そして構成力もさることながら中盤からの怒涛の伏線回収に舌を巻きました。前述した通り主人公の置かれた状況はかなり絶望的で、なんとか復讐は遂げられたとしても多少の後味の悪さは残るだろう…と覚悟していましたがこれがとんでもない。最後まで読んで「やられた!」と思いました。こんなに綺麗に畳まれた物語は今も昔もそうそうないでしょう。
後味の悪さなんて一片も残さない、かといって納得できないほど無理やりな展開でもない、夏の風のように爽やかな読後感になんでこれを早く読んでおかなかったんだろうと思いました。最初から最後まで文句なし。素晴らしいです。
心に残るシーンは無数にあるのですが、人間は人間を信じなければ生きていけない、個人的にはこの主人公のセリフに強く心を打たれました。セリフ自体は古今東西どこの物語でも使われているようなありふれたものですが、人に騙され辛酸の限りを舐めた主人公が最後の最後に出した結論がこれだったからこそここまで胸に響いたんだと思います。人と人との繋がり、信じることの大切さを改めて見つめ直すことのできるラストが秀逸。
そしてなんといってもピートですね!読み終わったあとも夏への扉を探して歩き回るピート、その姿が眼前に浮かんでくるようでした。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.594
(4pt)

ストーリーとして色褪せない名作。お薦めです!

1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.593
(4pt)

ストーリーとして色褪せない名作。お薦めです!

1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.592
(4pt)

ストーリーとして色褪せない名作。お薦めです!

1957年に書かれた、「猫(ピート)好きの技術者であるダニエル・ブーン・ディヴィスが1970年を舞台に騙されて30年後の2000年まで冷凍睡眠(コールドスリープ)し、時間転位装置によって過去に戻り、改めて冷凍睡眠の上2000年代に戻り、成人した当時11歳の少女と結婚して幸せに暮らす」物語。この様に言われても何のことかサッパリ判らないでしょうが、文化女中器(ハイヤード・ガール)、窓拭きウィリイ、万能フランク、護民官ピート、製図機ダンなどのロボットが登場するファンタジックな物語と言えば、多少なりとも判って頂けるかも知れません。猫のピートは、人間用のドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っている、夏への扉を探すのを、決して諦めようとしないという表現は、また何とも不思議で魅力的な書き方だと思う。SFとしては、翻訳の上手さ、訳者福島正美さんの技量がとても冴えて、国内では多くの支持者を得ている本です。でも、2015年の今日では、文化女中器という表現はさすがに古いなと思います。女中という言葉は現代の日本では死語に近いかも知れません。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.591
(5pt)

ずっと持っておきたい一冊

SFで何かいい本ないかな~とWEBで探していて、評価の高さに興味を持ち、
書店で即買い。休日1日使って読み切りました。
構成が素晴らしく、最初から最後まで引き込まれました。
人に裏切られてもまた人を信用し、猫にも人にも深い愛情を持つ
主人公の人柄の良さには勉強させられます。
そして、一度転落したからといって諦めない主人公に勇気をもらい、
困難があっても、自分で人生を切り開くことの大切さを学びました。
最後にある、過去は振り返らず未来へといった描写も同感しました。
読むとパワーをもらえる生涯離したくない作品です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X