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ウドブノ 裏原宿・神宮前情報社
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ウドブノ 裏原宿・神宮前情報社の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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まず、帯を見て、野良猫を擬人化した作品だと思った自分が悪かったです。なにせ筆者には冷蔵庫を擬人化した作品まであるものですから。 お話としては、三つ巴のお宝争奪戦で、まったく飽きなかったのですが、デブと野良猫が偶然お知り合いになるという安直さが少し気になりました。そして、最後のどんでん返しですが、おそらくヒッチコックの映画を見た世代には、結構早く予想できたと思います。 何十年も小説を読み続けていると、なかなか驚嘆するような物語に出会えなくなってしまって、最近はノンフィクションに傾きがちです。 | ||||
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作品の多くはトリッキーな部分もあるが写実的な描写を主体とするヒキタ氏。本作の飲めば願いが叶うウドブノという、かなり現実離れした超変化球のアイテムがヒキタ氏の作風にどう融合するか期待しながら読んだ。やはり一筋縄ではない展開が待ち受けており、ウドブノの落とし所も上手い。グルメでデブだが元刑事の経歴を持つ“裏絵図師”、津屋崎をはじめ、登場人物のキャラ設定も各場面で活かされていて面白い。「狸と狐の化かし合い」とでもいうか、お互いの心理を読み合う展開にハラハラさせられる。 ただ、若干物足らないのは津屋崎の描く絵図(策略を張り巡らすという意味)がそれほど驚きではないことだ。どちらかというと、津屋崎はグルメでデブが強調されているようにも感じるし、策略面ではノアの工学的なキャラが勝っているようにも感じた。裏絵図師ならもっと凝った絵図を描いて欲しかった。 | ||||
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