まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る

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評判

まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振るの評価:

3.80/5点 レビュー 5件。 D ランク

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平均点3.80pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(2pt)

中編だと思えば

『幻想都市の四季』の終篇。倉知淳『春 無節操な死人』、我孫子武丸『夏 夏に散る花』、摩耶雄嵩『秋 闇雲A子と憂鬱刑事』に続く第4弾。ただし、舞台を同じにするという縛りをかけただけの競作なので、春から読む必要はない。一冊だけでも楽しめる。しかも、各冊とも中編一本で一冊にしたもので、かなり簡単に読めてしまう。

 ミステリとしての完成度はとても低い。期待しないで読まないようにしないと、がっかりする。まあ、中編だと思えば、腹も立たないかな?
まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る (祥伝社文庫)より
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No.1
(3pt)

蜃気楼が見える町の冬にふさわしいサスペンスドラマ

この本が春夏秋冬シリーズの1冊とは知らずに購入、後になって、真幌市という架空の町を舞台にした連作だと知りました。もっとも連作といっても、それぞれの作品は独立していて関連はないそうです。

ストーリーは他のレビューアさんが詳しく書いておられるのでそちらに譲ります。犯罪を犯してしまう人物が悪人ではなくむしろ善人で、つましく生きている平凡なサラリーマンというのにむしろ同情を覚えてしまいます。決してばれないと思った犯罪が、まったく別の事件が起きたために偶然発覚してしまった、その運のなさ。はかない恋心を抱いた女性とも所詮は結ばれない、そのあたりの悲運が、この陰影ある町の冬にしっくりはまっています。
真幌市にも親しみがわいてしまいました。最初に詳細な地図が載せてあり、それを見ながらストーリーを追っていくのも楽しく、実際にこの町がどこかに存在しているような気がしてきます。蜃気楼が出るということ、JRと私鉄が交差しているあたり、私はやはり富山市が似ていると思いました。でも方角と海のある場所は逆なので、設定としては太平洋側になるのですよね・・・などと存在しない町なのについあれこれ考えてしまいます。

有栖川氏のいつもの本格ミステリとは作風が違いますが、2時間のサスペンス・ドラマにしたらなかなかいい作品になるのではないでしょうか。他の春夏秋の作品も読んでみたくなりました。
まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る (祥伝社文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る (祥伝社文庫)より
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