■スポンサードリンク
秘密
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 361~380 19/24ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悲しくもいい話。初めは亡くなった人が戻ってくるってよくある?物語なのかと思ったけど、東野作品はいつも最後の最後にやられる!ぐっとくる。このラストでよいのか…って思うけど、平介、直子の二人で出した答え。切ない…だけどこれでよかったんだ。素敵な作品です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本に出会ったのは5年前で、私にとっては初めての東野圭吾小説でした。 読み終えて心が震え、一ヶ月に渡って余韻が残り、自分も小説を書いてみたいと思った作品です。 実際に小説は書いていませんが、それほどのインパクトを持った小説は後にも先にもこの 「秘密」だけです。 2006年に大ブレイクされた東野さんですが、TVドラマの「トキオ」でも、「白夜行」でも 映画の「手紙」でも、直木賞受賞作の「容疑者Xの献身」でも、東野さんのいずれかの作品 で感動した人にはぜひこの小説を読んで頂きたいと思います。 東野さんの奥深さというか、小説家としての凄さのある一面を垣間見ることができるはずです。 以前、女性の友人から冷静に考えるとありえない設定で、少し気持ち悪いといったコメント を聞きました。彼女のコメントにも一理あるかも知れません。ですが、一読の価値は必ずある と思います。 結婚している方、今付き合っている人がいる方は、きっと相手の人をもっと大切にしたくなる そんな超一級の恋愛ミステリー小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野さんの作品ははじめに手紙を読みました。 手紙も良かったのですが、私は「秘密」の方が良かったですね。 家族のある私ははじめのバス旅行の時から、涙ものでした。 私達は結婚して、8年になりますが、もし私が直子さんのようになった時 主人は果たしてどんな行動をとるのだろうか。。。 考えてしまいました。 読み終わったあと、「平ちゃん…」とつぶやいてしまいました。 もちろん、最後は泣けます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺人が起こるわけでもなく、謎解きがあるわけでもない。にも関わらず第一級のミステリーです。そして勿論、ミステリーを読まない人にも、読み応えのある切ない一遍だと思います。精神の入れ替わりという奇想天外な前提からの物語は、下手をすると、地に足のつかない作品になりそうですが、とんでもありません。「秘密」はその世界観の中できちんと、統一され、無理なく、夫婦の絆を問う見事な文芸作品として成り立っています。精神の入れ替わりということはあり得ないことながらも、「自分だったら、こんな場合どうするだろう」……そんな思いに何度もとらわれました。本は大好きでよく読みますが、久しぶりに涙しながら読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「秘密」は映画化もされているそうで、 レビュー等を見ても評判が良かったので 前々から多少気にはなっていたものの、 いざ本を手にし、さぁ買おうという気にはなぜかなれませんでした。 読む前に大よその内容を把握していたからだと思います。 「あ〜、入れ替わっちゃう話か、ありきたりかもしれないなぁ」 という思いがありました。 しかし、やはりファンである東野圭吾さんの作品なので 読んんでおこう、と思いやっとこの作品を手にしました。 続きが気になる!という気持ちは彼のほかの作品に比べたら多少薄れますが、 とても良い作品でした。特に最後のほうは涙を流しました。 題名そのものの「「秘密」」には驚かされましたが、興ざめしてしまう感じも…。 なので星4つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾の作品の中で、「白夜行」と並んで、大好きな作品です。 愛する妻が、愛する娘になってしまい、その葛藤、複雑な心境、親子としての愛、夫婦としての愛がとても巧みに描かれていて、どんどん引き込まれていきました。 夫婦として生きていけることも出来ず、かといって、完全な親子として生きることも出来ず、この微妙さが他にはない設定で、面白い。 ラストはとても悲しいです。 直子さんの苦渋の選択だったのだろうと思います。 こんなのって、ないよ・・・と思いますが、本当に良い作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は余りミステリー小説を読まないのですが、本書はミステリーでありながら家族の愛を再確認させてくれるすばらしい本だったと思います。 仮想現実というのでしょうか、もし自分が主人公の立場ならどうするだろう?と何度も考えさせられているうちに、私も妻にもっと優しく接してあげようという結論に達しました。 ストーリー的には最初のバスの事故の部分では何度も涙を流し、実際に直子(妻)と藻奈美(娘)が入れ違った生活をはじめた時には大変ほのぼのとして心温まり、藻奈美が成長し高校生くらいになると複雑な心境になり、最後は・・・。といった具合に娘と父親の2人暮らしでありながら家族としての愛や葛藤、孤独等が上手く描かれています。ちなみに私は最後の章でも泣きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだ結婚していない私が言うことでもないが、夫婦って、いいな、と思う。長く連れ添えば、そりゃ飽きてくるし、喧嘩もするし、昔のようなトキメキもなく気を遣うこともなくなってくるだろう。普通に他の人に目がいくこともあるし、ちょっとした浮気心はご愛嬌。純粋だった学生時代のような、恋に恋するような激しい感情やプラトニック・ラブなんてものは夫婦の間柄には風化するのだろう。 それにしても、この愛情。作品の前半に「平助は、妻を愛していた」という簡単な説明が登場するが、まさにそれだ、と思う。 人を愛するということは、きっとこんな風に辛く、苦しく、一途のようで時に一途ではなく、時に独りよがりで、時に狂気を含むような、とても複雑な感情なのではないだろうか、と思った。それはとてもリアルだ。平助は妻を愛していながら、若い女性教師のふくらはぎにみとれる。直子は平助を愛していながら、自分の前に切り開かれた未来を彼のために犠牲にしたりはしない。それはとても切ないけれど、どうしようもない現実で、それを曲げてしまえば人は独立した個人として生きていけないのではないだろうか。もともと相容れることの無い他人同士が、できるだけ歩みより、愛し合うことの切なさ、哀しさ。私はこの作品を読んで、それらを嫌というほど思い知らされた。 けれど、やはり、夫婦はいいな、と思う。そう強く思わせる夫婦の魅力が、そうは思わせない点よりもずっと、この作品には宿されていたからだ。 他の作品に対しても思うことだが、東野さんは、一見本筋とは全く関係の無いような日常の些細な出来事の描写がうまく、そしてその挿入が実に適切だと思う。とるにたらない日常の断片断片が積み重なり、そのふとした動作に、登場人物の含意や人となりが見事にうつしだされている。そしてそれがうそ臭くなく、現実のどこにもあるような身近な感情なので、簡単に読者を感情移入させていくのだと思う。 女の私から見ても、平助には十分に感情移入できるし、こんな夫婦はすてきだ、と心から思う。ラストは賛否両論だが私は感動した。愛情は外に見えるものだけではないと思う。直子の気持ちもとてもよく分かる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「白夜行」からファンになり東野 圭吾さんの本は 全部読破しようと思ってます。 とても描写が分りやすくてクスッとしてしまう前半に対して、 中盤〜後半にかけて葛藤とせつなくて、 悲しくてラストは泣いてしまいました。 多少、小さい矛盾・疑問はあるものの、 一気に読めてしまう本です。 主人公と奥さん、娘さん・・のそれぞれの 心の葛藤と愛する気持ちが とても鮮明に描かれていて暖かい気持ちと、 とてもとても切ない悲しいラストです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
終前2章でボロボロ泣いて、最終章で凍りつきました。海外ものはあまり読まないのでなんとも言えませんが、私的にミステリー小説のメイントリックでこれ程の衝撃を受けたのは、本書と『十角館の殺人』(綾辻行人著)だけです。読後に改めてタイトルを振り返り…。見事作者の術中にはまってしまいました。夫婦愛、親子愛、被害者と加害者の問題、旅立ち…語られるテーマも読み応え十分。心底おすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中で読むのが何度もつらくなりました。平介が直美の電話を卑劣な手段で聞くというシーンがありましたが自分でもそうするかもしれないと思います。僕には妻が夫を裏切っていくという展開にしか見えませんでした。最初から夫婦として暮らしていくと決めていたらあんな切ない結末はなかったと思います。小説なので言っても始まりませんが・・・。とはいえあのラストは主人公にとって残酷すぎます・・・。救いがなさ過ぎる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野作品はミステリーが一番だとは思いますが、このような作品もいいなと思ったのが、率直な感想です。 夫婦の絆、親子の絆を問いかける作品であると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感動、衝撃、…違う。言葉では表せないものがある。愛するが故の悲しい結末…。私の一番『心に残る小説』です。主人公に感情移入してとても苦しんだ小説です。お薦めします。でも苦しみますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画版を見て面白かったので原作見読んでみようと思い、読んでみました。映画版を見た後だとある程度映像がイメージしやすかったです。 そこそこ厚い本でしたが、そんなことを感じさせない小説だったと思います。物語の前半は直子が藻奈美として生きていくところなんかは思わず笑ってしまうような話もあってとても面白かったです。後半は藻奈美が戻ってきたりしたりしてとても読み応えがありました。もしこんな立場になったら即離婚という人もいるのではないかと思いました。あと直子がいるときの藻奈美が酒を飲む場面がありましたが、藻奈美は未成年なのだから、意識は直子でも体は藻奈美だから酒を飲んで良いのかな?、と思いました。特に中学合格の時にワインを飲んだ場面などはそう思いました。 凄く面白い小説なのでまだ読んだことのない人は是非読んで欲しいです。特に映画版「秘密」を見た人、現在公開中の映画「手紙」またその原作を読んだ人は是非見て欲しい作品です。絶対に公開しないことを約束します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
死んだと思っていたはずの妻が、実は娘の中に入っていた。 正に不思議な物語です。 でも、実際に何の前触れもなく死んでしまうのと、もう一度少しだけ時間が与えられて覚悟をするのとでは全然違うと思います。 そういう意味で、主人公は、幸せな時間を過ごしたのではないのでしょうか。 妻を娘としてみるか、それとも一人の女性としてみるか。 主人公の葛藤がひしひしと伝わってきます。 実際にあり得ないことだと思う、けれど、こんな事があったらいいだろうな・・・そう思わせる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生まれてはじめて、本というものに心を揺さぶられました。 結婚や恋愛を経験した人間なら誰もが抱く、 相手から自分へ向けられる愛情が薄れることへの不安。 相手に対して限りない愛情を向けているにも関わらず 表面上で自分よりも魅力的な人間に全てを 奪われてしまうのではないか、という不安。 そんな異性との関わりの中で、楽しいことと表裏一体にある、 いつまでも向き合わなくてはならない不安を 嫌という程、リアルに突きつけられます。 主人公は中年の男性。ある事故で妻と娘に災難が起こり、死んだ妻の心が 娘の体に宿るという設定です。 その妻が思春期を迎えた頃から、徐々に主人公と距離を置き始めてしまいます。 夫が愛情に一生懸命になればなるほど、妻の心が冷静に作用するので 本当につらくて、本当に悲しくなりました。 続きが読みたいけど、その後の展開を目で追うのが「嫌」で あえて読まない期間があった程でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このありきたりな展開に、手に取った事を一度後悔しました。 が、 よくあるパターンで終わらせない、どんどん先が読みたくなるのが この作家のものすごいところ。 ラストは先程の後悔を忘れて号泣していました。 どうぞご一読を… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラストで明かされる「秘密」の意味。 読みながら涙が止まりませんでした。 妻を愛するが故、夫を愛するが故、これが愛なんだと深く感じさせられました。 夫が妻の電話の…(略)…のシーンは少し不気味だな…と女性の目線からそう感じましたが、 愛しているからこそしてしまう、愛しているからこそ止まらない、この物語の1ページ1ページ全てに溢れている”夫の妻への愛の形”であると思うと「もしかしたら自分が同じ立場に立たされたらしてしまうかもしれない」と少し納得してしまいました。 読み終えた後にハードカバーを見ると、更に涙が出ます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の世界は、推理ものというよりはちょっと不思議なファンタジーの世界です。 事故で亡くなった妻、助かった娘。最愛の伴侶を失った男は自分を見失いそうになりながらも 娘のために前向きに生きようと決めた。そんなある日、目覚めた娘の口から発せられた不思議な言葉・・・ それは「お父さん」ではなくて「あなた」だった。 ここから物語が始まります。妻は当時小学生だった娘の体を借りて娘の人生を生きることに決めた。 大人から見る子供の世界への視点も大変面白く描写されており、ページをめくる手が止まることはありません。 ラストは感動しました。旦那のために一生懸命な妻として、また娘の将来のために自ら学生生活に奮起する母親としての想いがひしひしと伝わってきて心が温かくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
運命は愛する人を2度奪っていくという帯に魅せられ、思わず購入。映画は何年か前に視てなかなかよかったけれど、活字になるとまた感動もひとしおです。東野圭吾は本当に天才です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!