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(短編集)
毒笑小説
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毒笑小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 61~80 4/6ページ
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著者による「あとがき」がある珍しい短編集。 各ストリーのヒントとなった実体験に触れられている。 そこは面白かったが、本編はどれもさっぱり。 面白くないこともなく、面白くもなく。 「逆転同窓会」「超たぬき理論」は面白かった。 東野圭吾の他の小説とは味が違います。 「東野圭吾の小説」よりも「東野圭吾」に興味がある人にはお勧め。 | ||||
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おっかけばーさんはちょとぶらっくでしたね。超たぬき理論や動物家族もぶらっくでした。とくに動物家族は主人公の視点で描いているのでおもしろいです。怪「怪しい」話でした。 | ||||
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自分は恥ずかしながら、今をトキメクこの、人気作家の小説を読んでいなかった。 タイトルにある通り、毒づいた笑いの短編集。 全部、高水準に面白い。シニカルであり、ニヒルである。 普段、ミステリーを専門にしているからこそ、書けるのではないかと、勝手に想像してしまう。 もちろん、それを「笑い」に興すフレキシビリティーが多分に必要だが。 特に気に入ったのが「エンジェル」。 今、放射能が世間で騒がれてるだけに、より、現実感を伴った快作。 | ||||
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「怪笑小説」の続編。 これもまた文句なしに面白い。そして「怪笑」同様、ただ笑えるだけではない。 どの作品も、誰もが一度は体験したような嫌なこと、持ったことのある悪意やよこしまなたくらみが根底にあって、読みながらそれが刺激される。 「つぐない」には、長編で読んでみたくなるような深いテーマが含まれていたり、「エンジェル」では集団の複雑な心理を扱っていて考えさせられる。 是非、この路線も平行して作り続けてほしい。 | ||||
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正に毒笑の名にふさわしい作品ばかりだ。誘拐天国、マニュアル警察など注目すべき作品だ。一般文学341作品目の感想。2011/02/28 | ||||
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アイデアが豊富でけっこういける。動物家族が1番良くて★4。 | ||||
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まだ読者に興味のなかった10年前、本当に何気なくラジオをつけたら、途中からだったが、なにやら面白いドラマをやっていた。本当に面白くて、終わってしまったのが残念な程で、それ以来ラジオにハマッてしまった。そして読者にはまり、東野先生のファンになり、この『鬱積電車』を読んだ。そしてびっくりした。この物語は、あの時聴いたラジオでやってたドラマではないか!めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。鬱積以外のストーリーも最高ですよ。 | ||||
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最初の読みはじめから笑ってしまいました。じ〜さん達の会話している場面が目に浮かぶ。 | ||||
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あっという間の至福の時間。 文字の羅列でここまで楽しませてもらえるなんて、読者は幸せですね。 書き手はきっと最初の一文からラストまで考えて考えて考え抜いていて。 ありがとうございます。 東野圭吾さんの作品はこれまで読んだことがほとんどないのですが、 一時はまった星新一を思わせる楽しくて毒の効いたショートショートの数々に すっかり夢中になりました。 特に「つぐない」は本当によかった。 | ||||
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題名通り、毒の強くてちょっと笑える短篇集。 シリーズ第2弾。 奥田英朗の作品に近いテイストか。 前作以上に、毒が強くて面白い。 毒が強いからといって、癖があるわけではない。 日常に潜むちょっとした悪意を、コミカルに描写している。 切れがあるというか、痛快で軽快だ。 「マニュアル警察」と「つぐない」がとても好きです。 巻末に京極夏彦氏との特別対談が収録されている。 二人の熱が伝わってきます。こんなにいろいろ考えているのか。 おすすめです。 | ||||
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一番好きなのは「無人島大相撲中継」。大雑把に言えば、船が座礁して無人島に漂着した人々が大相撲でビスケットをかける話です。大相撲の試合をすべて記憶している人がいて、人間ラジオになります。たかがビスケットに買収までするのが笑えました。この話は、最後の東野さんの解説で子供時代の体験がもとになっているそうです。その中で東野少年が母親が言ったある言葉に嬉しくなったみたいですが、この頃から人間の観察力は凄かったんですね。「超たぬき理論」は某大学教授のプラズマ理論を思い出してしまいました。「アルジーサンに花束を」は電話をリモコンと間違えて110番してしまうところが笑えました。 | ||||
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まあ、ブラックユーモアが好きな方は喜んでもらえるのかなと思います。毒がきいた短編集だと思います。私はブラックユーモアが好きなので、結構楽しめました。短編集の中で好きなものは、誘拐天国、マニュアル警察、花婿人形、誘拐電話網ですね。 短編の紹介をします。 誘拐天国:じいさんたちが、孫と遊びたいがゆえに誘拐する話。 エンジェル:架空の生物に翻弄される話。珍しいと思っていたものから、煙たがるものに変わっていったのは哀れだな。 手作りマダム:手作りの品が不評なのだが、いらないとは誰もいえない話。すごく迷惑な感じだよね。 マニュアル警察:マニュアルにとらわれ、柔軟性のない警察官の話。自首というマニュアルにない場合の対応が面白い。 ホームアローンじいさん:AV見たさに孫の部屋に侵入するのはいいが、家電製品の扱いや空き巣が入ってきたときの対応は面白い。このおじいさんは結構お茶目なのかも。 花婿人形:マザコン坊やが結婚する話。最後のオチはいかに? 女流作家:人気女流作家がお産の為に休業したが、復帰後にも姿を見せなくなってしまった。その原因は? 殺意取扱説明書:人を殺すための説明書。難しいのか、説明書を読むのに疲れる感じかな。 つぐない:父親がピアノを習って、発表会に参加する話。なぜ、発表会に出る必要があるのか?これだけ色合いの違う感じの話。 栄光の証言:普段目立たない男が、犯人に関しての証言をする。証言によって犯人を逮捕したので、そのことを会社中に自慢しまくっていたが、結末はいかに? 本格推理関連グッズ鑑定ショー:なんでも鑑定団みたいなもの。「名探偵の掟」を先に読んでからのほうがいい。天下一大五郎の初手柄となった「壁神家殺人事件」の心張り棒が持ち込まれた。その鑑定結果と真実は? 誘拐電話網:不幸の手紙みたいなもの。誘拐の連鎖というやつか。 | ||||
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これまた東野ファンの友人から借りたので読んでみたが、暇つぶしに読むのはいいが毒にも薬にもならないテレビのバラエティー番組のような内容のものばかりだった。 短編にしては切れがないしどうしてこんなに人気があるのかわからない。 あとがきが少し面白かったくらいか。 結局この本で東野圭吾の本は4冊読んだことになるが、私には彼の作品は合わないことがわかった。 東野作品を読むなら海外ドラマを見てた方が100倍楽しいと思う。 | ||||
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これはなんだか『世にも奇妙な物語』を観てる感じです。好き嫌いがある短編集だと思いますが、私的に鬱積電車と一徹おやじが好きです☆たまに、もどかしさを感じたストーリーもありましたが…。短編集はすべてが好みになれるのは難しいと思うので次の毒笑小説期待してみます!でもやっぱり他のと一風異なった作品を考えられる東野圭吾さんは天才ですね。 | ||||
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シニカルな「黒笑小説」に比べ、こちらはプッ・・!と吹き出してしまうような笑いがところどころで起きる。 が、中にはしんみりした作品や本業のミステリーも収められており、黒笑よりも幅広く楽しめる1冊ともいえるかもしれない。 思わず声を出して笑ってしまったのが「ホームアローンじいさん」。 家族が出かけた隙に孫のAVを観賞しようと企むのだが、このじいさんの行動がお笑いのコントばりにマヌケで、何度読み返しても笑える。 巻頭の「誘拐天国」も、おじいさんが主人公の話。 孫と遊びたいがばかりに誘拐してしまうのだが、とにかく発想がはちゃめちゃで、怖いもの知らず。 東野流の皮肉が込められた毒あり、笑いありの1冊。 | ||||
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クスリとも笑えない。本当に。いまいちな短篇が集まった感じしかしない。 | ||||
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東野圭吾を見直してしまった。 身近に話題になっている社会現象を題材に、料理しすぎず素材を生かした良い味付けに仕上がっている。 多芸で芸達者とは思っていたけれど、この形式は東野圭吾という作家に適しているように思う。 今後も、毒笑・黒笑と続けて読んでみる気になった。 | ||||
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思わずニヤリとしてしまう短編ばかり。笑いたいとき、 気持ちを軽くしたいとき、そんなとき手にとりたくなる 本だ。 収録されている12篇のうち印象に残ったものを3つ選 ぶとしたら、次の3つだろうか。 塾や習い事に忙しい孫を自由に遊ばせるために誘拐を企 てた「誘拐天国」、 責任を他人におしつえけようとする気持ちを巧みに表現し 責任転換の連鎖を描いた「誘拐電話網」、 笑いからせつなさへ感情をゆさぶられる「つぐない」。 巻末には京極夏彦氏との対談もあり、ミステリー作家と は別の顔の著者(東野圭吾氏)を知ることができる。 | ||||
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怪笑、毒笑、黒笑の3つをセットで購入しました。 「あのころ僕らはアホでした」を読んで、東野圭吾の著作をもっと読みたいと手を出すことにしました。 結論から言えばどれも「引っ張るわりにオチが弱い」「特に笑える小説ではない」というのが私の感想なのですが…以下個別レビュー。 3つの中で一番面白かったのがこの怪笑小説。 「超たぬき理論」はこの世のオカルト・超常現象は全部たぬきの仕業である、と主張する人物が主人公。 幼いころ出会ったタヌキの「キューちゃん」との別れから全てが始まったのだが… 「あるジーサンに線香を」、アルジャーノンのパロディーですが、別に知らなくても読めます。 しょぼくれた老人が若返りを通じてどんどん変化していく様子は見ていて面白いです。 そのほかのものは筆者が何を言いたいのかわからない、何のパロディーかはわかるが別に面白くない、という程度でした。 | ||||
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本書はこれに続く『毒笑小説』と『黒笑小説』とあわせ3部作をなしている。今回残りの2冊を読み、東野圭吾氏の笑いへの「こだわり」をあらためて痛感させられた。3部作の出発点『怪笑小説』に所収された計9本のエッセイはどれも魅力的で練り上げられたものばかりで興味が尽きない。巻末には東野氏自身による異例ともいうべき「あとがき」がすべてのエッセイに対して付され、各エッセイの背景にある作者の心理や執筆動機などを窺い知ることができる。 「解説」を担当された真保裕一氏が丁重に述べているように、従来の東野圭吾の諸作品に慣れ親しんだ読者からすれば、本書のような短編集はそのタイトルからして思わず首を傾げざるを得ないであろう。「あとがき」が作者の「照れ隠し」であるという説明には十分に納得できる。貴重な「あとがき」である。本書の内容について詳しく紹介する必要はない。興味をそそる主題から自由に読んでいけばいい。個人的には「逆転同窓会」、「しかばね台分譲住宅」、「あるジーサンに線香を」の3編が特に印象深かった。 なお『毒笑小説』の巻末には、京極夏彦氏との対談が掲載されており、両者が「笑い」作品にかなりの労力を費やしていることが克明に記されている。「この人おかしいのではないか」と思われるくらいの作品を仕上げたいという覚悟のもとに執筆していることを知った以上、われわれは単に「流し読む」のでなく、作者の「笑い魂」なるものを少しは意識して読み進めたほうがよい。「笑うスイッチと泣くスイッチ」は「近所にある」という二人の呼吸ぴったりの会話に私は思わず「なるほど、深い!」と呟いたほどだ。 いずれにせよ本書を含む3部作(もしかしたら更に続きがあるのかもしれない)は、東野圭吾の諸作品において特別な意味を有しており、本格推理を書き上げたとき以上のエネルギーが凝縮されていることを忘れてはならない。「笑い」の奥深さに挑む傑作集だ。 | ||||
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