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(短編集)
毒笑小説
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毒笑小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 41~60 3/6ページ
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めさ面白かった(笑) 12編から成る短編集。どれも外れ無しって感じだった。 好きなのは「エンジェル」、それから「殺意取扱説明書」。唸った。 1つ1つにオチが用意されてる感じ。毒ですけど、おススメです。 なのに何で☆を1つ減らしたかと言えば… 「花婿人形」で○オチだったからかな(笑) SFちっくな「エンジェル」と、主人公に同情してしまった「殺意〜」、 言わば皮肉的な要素いっぱいですけど、重くはないので軽い気持ちで読んでみたらいいですね。 怪笑小説 (集英社文庫) 黒笑小説 (集英社文庫) 歪笑小説 (集英社文庫) | ||||
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この手の小説?は中学生の頃 星 新一 で 若かりし頃は 筒井 康隆 で経験済みです。 あんまり面白くもなかった。 | ||||
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「笑」シリーズ第2弾。全12編に亘るブラックな短編小説集。 今回も優良な作品がたくさん収められており、 楽しく一気に読了できること請け合い。 個人的には妻を殺害して自首した男性のある意味苦悩を描いた 「マニュアル警察」が最高だった。 | ||||
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これまで数多くの東野作品を読めど、 決して手を付けなかった「○笑小説」シリーズ。 本作「怪笑」では、全9話の短編が収録されている。 食べず嫌いはいけませんね。 苦笑いする箇所も多いのですが、楽しく読めました。 個人的には「動物家族」が面白かった。 本シリーズ未読の方、安心してお読み下さい。面白いです。 | ||||
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東野氏の○笑小説シリーズの一作目で、まだ本作ではギャグをメインにする今コンセプトではなかったため、シリーズ中では笑いという点では微妙な話が多い。もともと笑わそうとして書いたものではないものが集められてしまっているのかもしれないですが、収録作では「しかばね台分譲住宅」だけは報復絶倒の超ブラックな展開で、頭の中で是非映像化して読み進められることをお勧めします。凄いことになります。立川志の輔の現代落語としても取り上げられたまさに傑作です。 | ||||
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本書は、ブラックで時にシニカルな笑いが詰まった9編の短編集で、 1995年に単行本として刊行されたものを文庫化したものです。 27歳という若さで江戸川乱歩賞を受賞し、青春ミステリの世界に颯爽 と登場した著者が、それまでの作風とは異なるタイプの小説を手がけ 始めた頃の作品です。 解説で、真保裕一氏が「今のうちから覚悟をしておいたほうがいいだ ろう。以後、本書に似たタイプの作品が増えていく」(p. 287)と鋭く 指摘したように、この後、『毒笑小説』『黒笑小説』『歪笑小説』と 次々と著作が刊行されていきますが、本書はその第一弾となる本です。 本書では、満員電車の中の人間模様の本音を扱った「鬱積電車」、ふと したことがきっかけで、ある舞台俳優に熱をあげた「おっかけバアさん」、 自分の息子をプロ野球選手にする夢を追いかけ続ける「一徹おやじ」、 先生が集まる会に生徒を呼び、その様子をシニカルにえがく「逆転同窓 会」、UFOは文福茶釜であるという理論を語る「超たぬき理論」、船旅の 途中のアクシデントで、無人島に到着し、そこで大相撲中継をする「無 人島大相撲中継」、自分の住む住宅街で死体が発見され、土地の価格 下落を気にした住民たちがとった行動をえがく「しかばね台分譲住宅」、 医療実験により次第に若さを取り戻し、次第に老いていく老人をえがいた 「あるジーサンに線香を」、人間が動物に見えてしまう中学生の悲劇を えがいた「動物家族」の9編が収録されています。 読みやすい筆致でえがき出された、人間のブラックな部分やあまりの ばかばかしさに、大笑いではないですが、思わずニヤッとしてしまった り、時に顔をしかめたくなったりする作品ばかりです。著者の「○笑」 シリーズの第一弾をどうぞ。 | ||||
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「黒笑小説」「怪笑小説」に次いで読みましたが、これが一番好きです。 どの作品も驚きとエンターテイメント性にあふれていて、楽しめました。 作品ごとにタッチが違うのが東野さんの魅力ですが、その中でも「つぐない」は異色。ちょっぴり切ない読後感に酔いました。 | ||||
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まだ届いてないんですが、高校の朝読書の時間に読みたいと思います!「あるジーサンに線香を」はドラマ化される事もあり、この"笑"だけは前もって小説を読んでみたいと思いました。レビューも高評価なので楽しみです。 | ||||
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最新刊の歪笑小説、黒笑小説、本書の順に遡って読んだのだが、文壇を皮肉ることに徹した歪笑小説に匹敵し、小説よりは非常におもしろいと感じた(逆に言えば黒笑小説の出来が非常に悪いということだ)。 このような風刺的小説は世相を背景にしたところがあるのだが、今から17年も前の1995年に出版されたというような古くささは感じない。構成は、短編9編とあとがきからなるが、あとがきでは著者が1編ごとに詳細に解説しているところが興味深い。 満員電車の中で人がどのようなことを考えているのかを話題にした鬱積電車、人の姿がその人の性格や考えを反映した動物に見える少年を描いた動物家族が印象に残った。人間は他人が何を考えているのか、自分がどう思われているのかが非常に気になるものである。そして鬱積電車の中の人が皆そうであるように、どちらかというと他人を否定的にみる傾向がある。おそらく他人を否定することにより、自分の優位性を確保するという本能的なものがあるのだと思う。 | ||||
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誰でも寝る前に妄想をする事があると思います。もしも、こんな人が居たら…みたいな(ドリフ的な)話を詰め込んだ様な本。東野圭吾の息抜きにも感じる一冊。 「鬱積電車」は読者の立場によって、視点が変わると思います。自分とは違う性別、年齢の他の乗客が「こんな風に考えているのでは?」と考えると楽しい。 「一徹おやじ」巨人の星が、もしも…と言った内容。 年代的に少し解らない部分も有りますが、自分も少年時代、今では完全に間違っていると言われている、何の効果があるのか証明されていない指導を受けていたので(水飲むな等に代表される)かなり笑えました。オチも良い。 「逆転同窓会」私は理由があって教師が大嫌いです。東野圭吾自身も教師嫌いと後書きに書いています。理由は似ているし、出会った教師に恵まれているとも思っていない。嫌いと言うのならば、オチでとどめを刺して欲しかった。言い方を変えれば、オチが弱い。 「超たぬき理論」これについては、読んでいる最中(作者が本気なんじゃ?)と少し考えてしまいました。こういう人に何を言っても通用しないし、実際データも無いので論破仕様が無い(悪魔の証明なら主人公が用意するべきなのだが)東野圭吾自身が科学を学んでいたので、後書きでは科学者は常に純粋であると言う様な事が書かれています。 しかし、現在の日本、震災後の状況を見れば科学者だって自分達の利益や研究を続ける為ならば平気で捏造すると言う事が判明しています。過去の作品ですが、その部分は納得出来ない。 | ||||
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「黒笑小説」の後に読みました。違うタイプの笑いです。 どれも、なるほどと納得のラスト。 特に「しかばね台分譲住宅」はこれはもう収まりがつかないんじゃないかと思いながらのラストページでしたが、 さすが、と唸らせられてしまいました。 ただ、「あるジーサンに線香を」と「動物家族」は読後、気分が下がってしまったので☆3つです。 | ||||
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このシリーズでは、歪笑小説、怪笑小説に次いで読んでみた。 前に読んだ2作と比べると残念ならがあまり面白いとは感じなかった。 最初の短編(誘拐天国)はまあまあ面白かったが、その他の面白みが分からなかった。 やや先が読めてしまうものが多いような気がする。 このシリーズに関してはこの作品から読むのがいいのかもしれない。 | ||||
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身の回りで起きていそうなことを小説化している短編集である。 心理的な部分を鋭く表現しており、「そうそう」「あるある」と思いながら読み進めることができた。 ちょっとブラックな部分があるが、タイトルどおり笑いながら読み進めることができた。 通勤電車で読むのが合う一冊である。 | ||||
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誘拐天国で奇想天外な展開を楽しませてもらいました。 このあたりは東野さんらしい痛快さがありました。 つづけて、エンジェルと手作りマダムは想定の範囲で 落ち着いて読み続け、マニュアル警察にきて、予想外 にとぼけた展開に笑いをかみ殺して読み進めましたが 現場へ向かうパトカー内でのやりとりに、ついに 押さえきれず、顔をしかめ変な声をもらし、涙まで 出てきました。 周りにいた人の目線が集まるのを感じつつ、読むのを 中断し、本をかばんに押し込み目を閉じて顔を天井に 向けたのですが笑いがおさまらず、しばらくもだえ ました。 声を出して笑っても良い場所でも、これだけ笑えた かわかりませんが、漫才かお笑いコントのネタにしても 良いような秀作でした。 | ||||
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かなり酷い小説。無毒失笑小説とすべきもの。全く毒がなく笑いも皆無。一話目から落胆に包まれた。馬鹿みたいなトリックで社会に対して毒を吐く姿勢も貧弱で、笑いも全く起きない。これを長編で書こうとしてたと思うとゾッとする。まあ一話目だからと読み進めてみると、なんと最後までクスリともニヤリともすることなく終わってしまった。全ての話においてオチが非常に弱い。ぶつ切りとも言えるだろう。作家本人が物語を煮詰めていないから、ある程度書いたところで物語を終わらせてしまうのだろう。この小説に収録されている殺意取扱説明書は「世にも奇妙な物語」に使われたものだが、小説が映像化されるときには、大抵質が落ちるものだが、本作にあたってはTVのほうが出来がよい。オチを加えてあるからだ。本書で笑える人が日本にいるとは思えない。この程度で高評価を得られるのなら、小説家はなんと楽な仕事か。そう思わせるほど質の低いものだった。他の小説家が不憫でならない。巻末に対談がおさめてあるが、それがお互いを褒めあうというもので読んでいて痛々しかった。笑いについて語っているところがまた寒い。人を笑わせる才能は持っていないだろうに、お互いがお互いをチヤホヤしていた。 | ||||
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さすがに上手い。そして、もちろん面白い。特に「殺意取扱説明書」は出色の出来栄え。あらためて東野圭吾の凄さを思い知った。個人的には今度もこういう短編集を書いてほしい。 | ||||
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次の12の短編集。 誘拐天国 エンジェル 手作りマダム マニュアル警察 ホームアローンじいさん 花婿人形 女流作家 殺意取扱説明書 つぐない 栄光の証言 本格推理関連グッズ鑑定ショー 誘拐電話網 栄光の証言と誘拐電話網は,他にも収録されていた。 殺意取扱説明書は,取扱説明書の分かりにくさを, うまく表現していて逸品だと思った。 マニュアル警察にも通じるところがある。 マニュアルとは手引きのことであり, 四角く言うと、取扱説明書なのだろう。 | ||||
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短編集。 鬱積電車 満員電車で席に座りたい人達の内心を描写している。最後が秀逸。 おっかけバアさん 実際にいるだろうおっかけのおばさんの実体をよく描写している。 一徹おやじ 野球馬鹿。結末が小説らしい小説。 逆転同窓会 後書きがかきたかっために書いたのかもしれない,学校に対する反発。 ある学年の教師が,教師同士の親睦を深めるための会にお客として当時の生徒を呼ぶという設定。 超たぬき理論 UFOが文福茶釜だという面白い話。 無人島大相撲中継 かわいそうなラジオ放送担当者が無人島に行ってまで,過去の中継の実演をする話。 しかばね台分譲住宅 死者を押し付け合うことから,運動競技が生まれた話。 あるジーサンに線香を 若返りする手術は,一定期間たつともとへ戻るという話。 | ||||
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純粋におもしろかった。 特に、最初の鬱積電車がおもしろかった。 自分も日ごろから電車に乗っているが、普段の電車でもこういった思いをしている乗客が乗っているのかなと思ってしまった。 オチも個人的におもしろかった。できればその後の物語を読んでみたい。 それと、作者は女性の心情描写をどうやって学んだのか、それが少し気になった。 | ||||
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基本的には面白い本ですが 二つくらい暇な話しがあったので★3にしときました。 一番面白かったのが鬱憤電車ですね。 この話しはスラスラと読めました誰もが心の中では悪態をついていると思わせられた話しでした。 おばあさんに席を譲ってあげない人達には笑いました。 後は最後の動物家族が面白かったです。 これは主人公の周りに 善い人間がいない話しです。 世の中には酷い家族がいるもんだな。 と思いました。 結構面白い本なので、 読んでみてください。 | ||||
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