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パラレルワールド・ラブストーリー



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パラレルワールド・ラブストーリーの評価: 3.65/5点 レビュー 186件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全118件 101~118 6/6ページ
No.18:
(5pt)

臨界小説

理想と現実、夢想と覚醒の間で行き来する不安定な心の兆しが、ほんのかすかに伺える様を、よく描いている作品だと思います。誰しも、あの時こうしていればという思いにかられるでしょうが、その思いが昂じた行き着く先の世界を明示している、これもまた筆者の臨界小説のひとつだと思います。今日の社会生活においては、職場においても家庭においても、人は様々な役割を併行で使い分けながら生活しているわけですが、そんな使い分けの行き過ぎた先としての警鐘の役割も果たしているような気がします。筆者の作品の中で、推薦したい本TOP3に入ります。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
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No.17:
(5pt)

どんどん読んでいってしまう

東野氏の本は、傑作が多いが、これはその中でもいい出来だと思う。しかし単なるラブストーリーを期待して読まないで欲しい。と言っても、東野氏の本だからその心配はしなくても、そう思っては読まないだろう。題材は今日、いろいろな人の興味の対象になっている、理系の事柄なので、そのテーマに興味のない、あるいは、苦手意識のある人は面白くないかもしれない。 切なさあり、揺れ動く心の動きも手に取るように読み取れ、どんどん読んでいってしまう。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
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No.16:
(5pt)

初めての東野作品

推理小説は嫌いだ。そんな食わず嫌いな気持ちから、これまで20年間読んでこなかった東野圭吾の作品であるが、本作を読んで一気にファンになってしまった。無論本作はミステリーには属さないと思うが。目を見張るべきは記憶改編に関する技術の描写。現代医学をもってすればありえるのではないかと思わされるほど(そうかもしれないが)慎重に描かれている。ラブストーリーなんて甘っちょろいものではひとくくりに出来ない。読み始めたら止まらない、ラストまで一気に読ませる魅力が毎頁に染み渡っている。その驚愕のラストシーンには、さすがに涙してしまった。ぜひ読んで欲しい一作です。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
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No.15:
(4pt)

読み出したら止まらないよ。

東野圭吾氏の作品は現実離れしてるけど、ストーリーや文章には光るものがあって読者を惹きつける力は最高ですね。読み出したら止まらないので「金曜日の夜」に読むことをお勧めします。このパラレルワールド・ラブストーリーも全く違う記憶が実は両方とも現実だったというところがおもしろいです。あんまり言うとこれから読まれる方の興味が半減するんでここでやめておきます。とにかく一気に読まないと、後が気になって、気になって、仕事が手につかなくなるんで私も東野圭吾氏の作品を読み始めるのは金曜日の夜からにしています。土日に予定がある時は読まないほうがいいかもしれませんよ!?
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No.14:
(5pt)

読んでみて!

タイトルで敬遠される男性陣も多いかと思いますがどうぞ読んでみてください!甘ったるい恋愛小説なんかじゃございませんから。途中、頭がこんがらがりそうになりながら一気に読みました。面白かった!近未来、こんなことが現実となるかも?いや、もう知らないところで実用化されてたり・・・?そんなことも考えつつ、男同士の友情ってやつに泣きましたね~
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No.13:
(4pt)

まさに東野作品だ

これぞ東野圭吾、というような予想だにしないストーリーです。友情と愛情という究極のテーマに沿った感動のラブストーリー。ぜひ読んでみてください!
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No.12:
(4pt)

構成の妙

崇史と智彦と麻由子による三角関係を核として、会社員となってからの崇史と、学生(研究生)時代の崇史、2人の崇史の行動が交互に繰り返され、それは互いに矛盾する。どちらが正しくて、どちらがおかしいのか、それを考えながら先へ先へと手が進んだ。結末自体は、恐らくは殆どの人が途中で創造できてしまうと思うのだが、構成の妙、そして、印象的な序章など見所の多い作品だと思う。
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No.11:
(5pt)

読み始めたら止まらなくなってしまった!

私は読書は通勤途中に読んでいるのですが、この本は、読み始めて止まらなくなってしまい、仕事中にちょっと抜けて読んだり、帰宅してからも読みつづけて結局1日で読んでしまいました。そのくらい魅力あふれる小説でした。小説のテーマは"記憶"。それに、"愛をとるか友情をとるか"という永遠のテーマみたいなものも複雑に絡み合っています。ある記憶は、一人称の"俺"が語っているのに対し、もうひとつの記憶は3人称の"彼"を使用しているので読者は混乱せずに読むことができます。わたしは読み進めながら、「きっと裏切りとかの悲しい結末なんだろうな」と思ったのですが、思ったよりもさわやかな結末で読後感もとってもよかった。著者は、理工系ご出身ということで、記憶の概念が科学的に説明されていて説得力もあります。読みごたえのある作品です。
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No.10:
(5pt)

出だしがうまい!

物語の序章がとにかくうまい!最初の1頁目を読んでこの本の続きが気にならない人はいないんじゃないかな。何気なく手に取った本ですが吸い込まれるように読み進めました。おそらく悲しい結末が待っているんだろうな、と思いつつもパラレルに進行する物語が一つになっていく過程からは目が離せませんでした。「秘密」もそうですが、記憶にまつわるミステリーは筆者の得意分野みたいですね。すごく好きな作品です。
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No.9:
(5pt)

ハマった!

私が最初に読んだ東野作品で、ハマるきっかけになった本です。今までになかったような話の構成に引き込まれました。実際にはありえないことだとは思いますが、近い将来には起こりうることかも・・・。おもしろかったです。
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No.8:
(5pt)

平行世界と現実世界

主人公が願っていたありえないはずの世界、それと現実世界が同時に展開していきます。なぜパラレルワールドが存在するのか、という疑問は読み進めるうちに明らかになります。この先どうなるの?といった先が気になる展開はかなり良いです。2つの話が同時に進行するということで、村上春樹氏の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に通ずる所もあると思うのですが、やはり後半における2つの話が収束していく辺りは同じように楽しめました。SF小説と恋愛小説どちらなのかと聞かれれば、どちらも楽しめる小説だといえます。
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No.7:
(5pt)

不思議な話です

ある時、主人公・崇史は自分の記憶の矛盾に気付きます。片方の記憶では自分はある女性と付き合っていますが、一方では親友の恋人であるその女性に恋心を抱いています。そして周りでは不思議な事が起こり、主人公はその謎に迫ります。東野圭吾らしい科学的な作品で、読み終わった時に謎がわかってすっきりしました。期待を裏切らない作品だと思います。
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4062637251
No.6:
(5pt)

パラレルワールドラブストーリー

初めて東野さんの本を読ませていただいたのがこの本でした!友人に薦められて読んだんですが、忙しいなんて言ってられない程本に入りきって読んでしまいました。始めの方は現実の世界と非現実な関係の狭間で混乱もありましたが、読むにつれて本が進む進む。謎が1つ1つ解明されていきどの部分も新しい発見があり面白いです。
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No.5:
(5pt)

あなたの涙を誘います

 ストーリー自体は他の人によって示されている通りです。  この本の良さを言うならば、登場人物たちの感情の流れではないでしょうか?本自体の書き方が斬新な手法になっており、一度で理解するのは難しいかもしれませんが、この本は何度読んでも飽きず、また新たな感情を読み取る事が出来ます。ラストへと読み進む…、知っていたはずのラストの「言葉」、読み返す毎にまた違った“味”を与えてくれます。 自分にとってこの作品が東野デビューであり、彼に魅了される起因となりました。過去何度も読み返し、そして毎度涙を流しています。本を読んで“泣く”、なかなか良いものですよ?
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No.4:
(5pt)

東野圭吾の傑作。

親友に彼女が出来たので会いに行くと、その彼女はかつて彼が電車で思いを寄せていた女性だった。当然、よくあるそんなありきたりな三角関係を描いた小説のような展開で、彼は親友の彼女を好きになってしまうのだが、その三人の心の描写が絶妙だし、特にその三人の末路は、”さすが俺の認めた天才ミステリー作家だぜ”と僕を唸らせ興奮させた(誰だよおめー、といわれそうだが)。 このストーリーの観想を書くのを少しややこしくしている点は、この小説、特異の話しの構成だ。 ある一点の時間から始まり、またその同じ一点で話しが終わるようになっている。ストーリーはその二つの話しが一章ごとに交互で展開する形になっている。もちろんミステリーを解く鍵はその一点の時間にあるのだ。つまりミステリーが作られる過程と、ミステリーの仕掛けられた後の三人の生活に加えられた奇妙な話しが交互に展開するようになっているのだ。話しの構成、ミステリーのトリック、人間関係とそれぞれの心の描写、どれをとっても絶妙である、”パラレルワールド、ラブストーリー”は東野圭吾の傑作だ。
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No.3:
(5pt)

これほどの傑作はない!

序章からして、この作品が傑作であることを予感させます。それだけに、量的には中と言ったところだけど、最後まで一気に読み進めてしまいます。確かにアイデアは奇抜で、理系科目なんて全然だめっていう人にとっては少し難しいかもしれません。けれど、そのへんはただの材料で、一番の焦点は登場人物たちの人間関係にあると思います。ラストの圧倒的な切なさにあなたは涙すること間違いなし!
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No.2:
(5pt)

傑作です

去年から今年にかけてひとつの映画が話題になった。「メメント」といい、10分間しか記憶を保てない男の記憶を、現在から過去へ、過去から現在へと辿っていく物語である。2つの物語が交錯するのが最後の場面で、そこですべてが判明する、というものだった。その斬新なアイディアは映画界に衝撃を与えた。しかし小説の世界では既に6年近く前に、アジアの片隅でそれに良く似たアイディアの物語が出来あがっていたのである。この小説アイディアが斬新というだけではない。親友の恋人に男も恋している。二人を祝福する気持ちと、どうしても断ち切れない女性を想う気持ち。よくある三角関係をSF的趣向を持ったサスペンスとしてつくる。構成が優れていればいるほど、ともすると非現実的な物語になりがちである。そこを主人公の男の女性対する気持ち親友に対する気持ちを丁寧に丁寧に描くことで救っている。我がままで思いやりを持った嫉妬心をリアルに描き、友情の中味を問いただすストーリーはなかなか感動的であった。結局男が苦しむのも人と人との関係のためであり、男が救われるかもしれないとしたらそれも人と人との関係において、である。傑作である。
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4062637251
No.1:
(4pt)

序章が秀逸だ

「パラレルワールド」とある通り、「麻由子」が親友の恋人である章、主人公の恋人である章、二つの世界から構成される作品。 ミステリー小説としても面白いが、切ない恋愛小説でもあると思う。 友人の恋人を好きになったとき、友人を選ぶのか、恋人を選ぶのか。それとも、第三の選択をするのか。主人公も、親友も、「麻由子」も、それぞれ思い悩み、苦しみ、その辛さがよく判る。 そして、何よりも、山手線を利用したことのある人なら、誰もが思い当たるであろう序章の「電車が並んで走るシーン」は、秀逸だ。 このシーンがなかったなら、僕は、この小説の結末に納得できなかっただろうし、この小説を好きになることはなかっただろうと思う。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251

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