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恋と禁忌の述語論理(プレディケット)
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恋と禁忌の述語論理(プレディケット)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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この著者の作品「アリアドネの声」を昨年読んで非常にしっかりとした構図の本格推理ものを 書ける作家だなと感銘した。ということでこの作家のファンである長男が推薦したきたのが本書。 登場人物や事件の設定などが極めてラノベ的であることは、きっとすっきりとした本格的な推理小説 ということで我慢できるはずということで読み進んだが、正直がっかり。「数理論理学」での検証という 手法が至る所で取り上げられるが、これは退屈以外の何物でもない。この作品は著者のデビュー作 とのことだが、この流れで書かれる作品は少なくとも私の好みではない。作品そのもの価値がどうの というところまで至ることが出来ない、少なくとも私には。 | ||||
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ロジックに関しては本当に面白いですし勉強になりました。 ただね、何故主人公の女性をああいうキャラクターにするのでしょう。 美人なのにどこか天然でしょっちゅう変な行動するのに、それを男性主人公が「そんなところも可愛い」みたいに書いてある。 はっきりいってキモオタの妄想としか思えない女性像。 この作家にかかわらずこういう女性を主人公の名探偵役にしている本のなんと多い事。 この手の本を読むのは男性だけなのですか?と作者に問いたい。 女性も読む事を考えたらよくこんな女性を作中に登場させられますね、と作家さん達には言いたい。 | ||||
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ちょっと変わった小説 論理数学が題材になっているので式とか理論の話がいっぱい 作中に出てくる問題を一緒に考えながら読めて楽しかった 理系の端くれとしてちゃんとペンと紙で硯さんの発言を理解しようと努めながら読んだ ストーリーのオチが2段になっているというか、2筋ある感じで続きが読みたくなった 現時点ではないみたいだし、別作品で有名になった方のようだけど…… でも新鮮で楽しい読書体験ができました 手を動かしながら読める小説っていいな…! | ||||
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著者の作品では、次作ほどの知名度はないものの、非常によく作りこまれた傑作ミステリであり、もっと読まれてしかるべきだと思う。3つの事件それぞれに個性豊かな名探偵が登場し一旦きれいに解決するのだが、それをアラサーヒロインが「数理論理学」を使ってひっくり返すという多重解決構造となっている。さらに、3つのストーリーそれぞれによくできているのに、最後の章でさらにその様相を一変させるという、まさにてんこ盛り状態だ。個人的に少し残念なのは、どの事件も核となる「数理論理学」がなくとも解決できるように思えるところと、ラノベチックな文体や登場人物のアニメ的なセリフ回しが気になるところか。それでも傑作には間違いないので超オススメです。 | ||||
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ただただ面白かった!! 他の作品も全部読んでみたいと思いました。 | ||||
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論理学入門の平易性を試みた手引き書。 読み進めるうちに、【数学ガール】を思い出した。 [排中律の除去]では直観主義から多値論理を平易に解読 しようとしているのは分かるが、頁数的にもなかなか難しい。 この手の物は論理性を前面に押し出すと読者の不評をかう。 努力はおおむね好感は持てる。 | ||||
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「聖女」「その可能性」の順番で読んだあとここに辿りつきましたが、中ではこれがベストでした。一番読み応えがあり、次々にひっくり返されることの気持ちよさ、かつ斬新でおどろおどろし過ぎないところが好みに合いました。ただ、このままスズリさんシリーズで行っていたら、ここまで売れていなかったかもしれないですね。あえて、ミステリマニア向けに「可能性」の方向にいったから成功されたような気がしますが、こちらのシリーズももったいないので、続けて欲しかったです〜 | ||||
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記号論理学は「国語」です。 大学の講師がハッキリ明言しています。 | ||||
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数学好きの俺にはとても楽しめました 数理論理学は苦手と思ってる人でも違和感なく読めますよ! | ||||
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読み始めたばかりですが最初の数ページで申し訳ないけど気持ち悪いです。大学生の草食系うぶ風男子の周りの若くて美しい天才理系女性みたいなのと友達の姉、探偵役?が無意識を装って草食系男子を誘惑して楽しんでるような描写が多すぎて辟易します。こちらは理系なミステリーを期待して購入したのに深夜アニメ的なノリが続いてほんとに気持ち悪い。 この人の作品は二度と買いません | ||||
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二人の主人公の掛け合いも面白いし謎解きもそっかって思います。本格推理小説ではないと思いますが、各一話が短く楽しめました | ||||
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井上さんの作品には、圧倒的な存在感を出す登場人物がいて、飽きずに楽しめます! | ||||
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私も数理論理学をよくわかっていませんでしたが楽しく読み終えました。 主人公の叔母で、ずば抜けた才女の硯さんが、すでに解決した事件を数理論理学で検証するミステリー。 数理論理学は「~は真であるとか」なんとか、学生の時に少しやった覚えがあるような無いような・・・やつです。 そんなもので殺人事件の検証(解決)ができるのか?疑いたくなりますが、主人公もそれは同じような視点で話が進みますので、一応説明はたくさん入っています。(まあそれでも自分は結局ちゃんとは理解できなかったですが・・・) 少し難しいと感じ所もあるかもしれませんが、それでも、なかなかに個性的なキャラクターや読みやすい描写で、それだけでも十分面白いです。またどんでん返しもありますので最後まで読むことをお勧めします。 | ||||
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『探偵が早すぎる』がとても好きで、その作者のデビュー作ということで購入しました。 探偵役のお姉さん・硯さんが数理論理学を使って推理していくというもの。作中に数式?論理式?が普通に登場します。ページをけっこう割いて数理論理学の理論について説明してくれるんだけど、だいたい分からない。というか作者、分からせる気はたぶんあまりない。これがデビュー作だなんて、ぶっ飛んでるなあと思います。ちなみに数理論理学のことがちゃんと分からなくても物語には付いていけるのでご安心を。 『探偵が早すぎる』でも思いましたが、この作者の作品は登場人物がみんな個性的で読んでいて楽しいです。ミステリーとして謎解きしながら読むのもよし、一癖も二癖もある登場人物たちの会話にクスリとしながら読むのもよし。 物語は基本的に、別の探偵が解決した事件について、その推理が間違っていることを硯さんが指摘し、正しい推理を提示するという形で進みます。この本のキモである数理論理学は主に前半の別の探偵の推理を否定するところで使われ、肝心の正しい推理を導き出すところではあまり使われないのが惜しい。硯さん自身が天才的な頭脳の持ち主として描かれているので、正しい推理はどちらかというと彼女のひらめき的なところに依存しているように読めました。数理論理学なくても推理成立しちゃうじゃーん、みたいな。まあ、論理学というものがそもそも既知の事実から正しい結論を導くものであって、ゼロから何かを発想するというものではないから、仕方のないところなのかもしれませんが。 ただ、それはそれとして、大学で触り程度に記号論理学を学びましたが、その先にこんなに深い世界があって、色んな体系があるとは知りませんでした。数理論理学をちょっと勉強してみたくなりました。 | ||||
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高校時代に論理数学の一端に触れた時には、面白さよりも面倒くささにちょっと苦手意識を持っていました。 しかし、その後の仕事人生で、論理数学そのものではなく、「ロジカルシンキング」は必須かつ有用であり(所謂、必要十分条件)道具として重宝してきました。 今回、この作品を読んで、論理数学とミステリをつなげるとこんな風に遊べるんだと知り、とても充実した時間を過ごせました。 久しぶりに読書で頭を使いました。 主人公は依頼人。 彼の叔母であり偉大なる数学者は探偵の鑑定士のようなもの。 しかも、ちょっぴりの恋のドキドキ要素が良いスパイスになっています。 どんでん返しとまでは言いませんが、最後の大団円もどきは読んでいてくすりと笑えました。 うん、可愛いよ。二人とも。 | ||||
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連作短編のような体裁の長篇でした。いずれか続きが読みたいです | ||||
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記号論理学アレルギーの人、またそれを予防したい人は、この本と野矢茂樹『入門!論理学』中公新書、を最初に読んでおくと良い。 | ||||
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理解するのは難しいと思います。しなくても面白く読めますし。 それ以外で、この本の一番の魅力はアラサー美人と大学生の禁断?の恋ではないかと思います。アラサー女性が魅力たっぷりに描かれており、また年上の美女に翻弄される若い男の姿がけなげです。いったいどうなってしまうのでしょうか。 著者はこの後二冊書いていますが、いずれも第三話に出て来るウエオロとフーリンの話です。驚いたのは、フーリンについてです。本書では、人を川に沈めるなどと口で言っているだけの中国人女性となっていますが、この後の本では、本当にやっている女性として描かれています。 | ||||
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「大学生の詠彦は、天才数理論理学者の叔母、硯さんを訪ねる。独身でアラサー美女の彼女に、名探偵が解決したはずの殺人事件の真相を証明してもらうために…」 以上が、Amazonでの作品紹介だが、本作品は、2014年に第51回メフィスト賞を受賞した、著者のデビュー作です。 この賞は、第0回の受賞作家と呼ばれているのが、あの京極夏彦で、同じ講談社主催でも、江戸川乱歩賞とは、一線を画するユニークな人材を輩出しています。 本作品は、その推理手法に「数理論理学」を使うというところが新趣向で、3つの短編が収録されています。 いずれも、既に「名探偵」(この探偵は、作品ごとに異なる)が解決した事件を、萌さんという女性が、論理学を駆使して、推理が正しいかどうか、検証するという筋立てになっています。 いわゆる理数系の学問体系を用いているため、論理式で組み立てられた一覧が示されるのですが、私のような文系人間は、全く歯が立ちませんでした。 ただ、推理のポイントとなる論理は、萌さんが優しく解説してくれるので、物語の中心になる部分は、中高生でも十分に読みこなせると思います。 ただ、論理学のレベルは、第1作品(レッスンⅠ)「命題論理」→第2作品(レッスンⅡ)「述語論理」→第3作品(レッスンⅢ)「様相論理」とステップアップしていくので、心して読む方がよいでしょう。 なお、この3作品の後、(進級試験)という小品が添えられていますが、これにより、これまでの3つの作品に秘められたある秘密が明かされることとなり、作品全体を引締める役目を負っていると言えます。 ミステリ小説も、ネタが出尽くしたと言われて久しいですが、まだまだ見せ方の工夫で、傑作が生まれるものだということを痛感させられた良作でした。 なお、ディクスン・カーのファンである私にとっては、不可能犯罪に挑戦しているところも、好ましく感じました。 | ||||
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久しぶりに、好きなタイプの作家さんです。 シリーズ化してほしい。 | ||||
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