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(短編集)
ガリレオの苦悩
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ガリレオの苦悩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 61~80 4/7ページ
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ガリレオシリーズ短編集の第三弾。 特に、ガリレオの恩師との対決を描いた第2章の「操縦る」と、 元科学者の予告殺人犯との対決を描いた第5章の「攪乱す」では、 今まで感情が露呈することの少なかったガリレオこと湯川学の人間的苦悩が、 従来の論理的で無機質なガリレオシリーズの世界観に人間味のようなものを与えていて、 小説としての魅力が一層増している。 この辺の湯川学の人間味を織り交ぜた作風は 「容疑者Xの献身」から受け継がれたような印象があり、 まさにガリレオの苦悩というタイトルどおりの読後感がある。 短編なのでテンポ良く読めるし、 それぞれの物語の中に凝縮された展開を存分に味わうことができる。 ガリレオシリーズの短編集の中では最も面白いと思う。 | ||||
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ガリレオシリーズ短編集の第三弾。 特に、ガリレオの恩師との対決を描いた第2章の「操縦る」と、 元科学者の予告殺人犯との対決を描いた第5章の「攪乱す」では、 今まで感情が露呈することの少なかったガリレオこと湯川学の人間的苦悩が、 従来の論理的で無機質なガリレオシリーズの世界観に人間味のようなものを与えていて、 小説としての魅力が一層増している。 この辺の湯川学の人間味を織り交ぜた作風は 「容疑者Xの献身」から受け継がれたような印象があり、 まさにガリレオの苦悩というタイトルどおりの読後感がある。 短編なのでテンポ良く読めるし、 それぞれの物語の中に凝縮された展開を存分に味わうことができる。 ガリレオシリーズの短編集の中では最も面白いと思う。 | ||||
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湯川先生シリーズの短編集。「容疑者Xの献身」で著者の本を初めて 読みました。その後にかなりの数を読み漁りましたが、最初のインパ クトを超える著書は出ず。今回、同時に発売された「聖女の救済」と 本書にはかなり期待したのですが。。。 で、結果は、まあまあ。「聖女の救済」よりは楽しい時間を過ごせま した。各編毎に話もバラエティーに富み、電車の中で読むには手頃で す。でも、「容疑者Xの献身」に比べるとちょっとという印象でした。 それにしても、なんで、東野圭吾の本は、こんなに早く読めるんで しょ?字数が少ない(かなり字面は”白い”ですよね)のもあるし、 楽しいのもあるし。コストパーフォーマンスはそれほど高くはない かもしれません。 | ||||
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湯川先生シリーズの短編集。「容疑者Xの献身」で著者の本を初めて 読みました。その後にかなりの数を読み漁りましたが、最初のインパ クトを超える著書は出ず。今回、同時に発売された「聖女の救済」と 本書にはかなり期待したのですが。。。 で、結果は、まあまあ。「聖女の救済」よりは楽しい時間を過ごせま した。各編毎に話もバラエティーに富み、電車の中で読むには手頃で す。でも、「容疑者Xの献身」に比べるとちょっとという印象でした。 それにしても、なんで、東野圭吾の本は、こんなに早く読めるんで しょ?字数が少ない(かなり字面は”白い”ですよね)のもあるし、 楽しいのもあるし。コストパーフォーマンスはそれほど高くはない かもしれません。 | ||||
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久々にガリレオを読みました。TVドラマになっていたのもありましたが、全体を通して出来は良いと思います。かなり楽しめました。遅ればせながら女刑事も出てきました。 これもドラマ化された結果だと思いますが、それにしても東野氏の湧き出てくるアイデア・着想はすごいです。 これからガリレオの新作長編を読みます。 | ||||
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久々にガリレオを読みました。TVドラマになっていたのもありましたが、全体を通して出来は良いと思います。かなり楽しめました。遅ればせながら女刑事も出てきました。 これもドラマ化された結果だと思いますが、それにしても東野氏の湧き出てくるアイデア・着想はすごいです。 これからガリレオの新作長編を読みます。 | ||||
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ガリレオシリーズです。 警察がお手上げの事件を、天才物理学者の湯川学が解明するという、 まあ、ステレオタイプの読みやすいシリーズなんですが、 今回は、短編集となります。 ますます読みやすい。 ので、すぐに読んでしまって、ちょっと損(笑 個人的には、予知夢よりは、こちらがおもしろいけど、容疑者Xよりはだいぶ落ちるなぁと。 定価で買うとちょっと後悔するかも? ちなみに私は、中古で980円で買いました。よ | ||||
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ガリレオシリーズです。 警察がお手上げの事件を、天才物理学者の湯川学が解明するという、 まあ、ステレオタイプの読みやすいシリーズなんですが、 今回は、短編集となります。 ますます読みやすい。 ので、すぐに読んでしまって、ちょっと損(笑 個人的には、予知夢よりは、こちらがおもしろいけど、容疑者Xよりはだいぶ落ちるなぁと。 定価で買うとちょっと後悔するかも? ちなみに私は、中古で980円で買いました。よ | ||||
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これまでの東野圭吾の作品では、殺人事件を起す犯人の心の奥深くにある何とも言えない(微妙な)心理や置かれた情景を丁寧に深く掘り下げている作品が多く、そういった長編が私は好きです。ですから、容疑者Xの献身を見た後の作品としてはやや物足りないかと思います。短編集としては、殺人の科学的なトリックに興味がある方には満足いくものでしょう。 ただし、第2章(テレビドラマ化されていますが)はこの本の中でも比較的長い部類で、犯人 の深い愛情が起した事件で、読後に「そこまで思っていたのか」とため息が出る作品ですね。 第4章は、一瞬「容疑者X」に出てきた親子のことが頭をよぎりました。 ところで、第3章、最後のシーンで、あの夫婦はあの後服毒自殺をしたのでは…と思いました。夫婦愛の行き着くところという意味です。皆さんいかがですか。 ということで、短編集とは言いながら、これまた心に残る作品でした。 | ||||
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これまでの東野圭吾の作品では、殺人事件を起す犯人の心の奥深くにある何とも言えない(微妙な)心理や置かれた情景を丁寧に深く掘り下げている作品が多く、そういった長編が私は好きです。ですから、容疑者Xの献身を見た後の作品としてはやや物足りないかと思います。短編集としては、殺人の科学的なトリックに興味がある方には満足いくものでしょう。 ただし、第2章(テレビドラマ化されていますが)はこの本の中でも比較的長い部類で、犯人 の深い愛情が起した事件で、読後に「そこまで思っていたのか」とため息が出る作品ですね。 第4章は、一瞬「容疑者X」に出てきた親子のことが頭をよぎりました。 ところで、第3章、最後のシーンで、あの夫婦はあの後服毒自殺をしたのでは…と思いました。夫婦愛の行き着くところという意味です。皆さんいかがですか。 ということで、短編集とは言いながら、これまた心に残る作品でした。 | ||||
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なかなか、 ジャンルにとんだ短編集で、 うれしい一冊でした。 TV版でいきなり出てきた内海薫刑事は、 ここから出てくるんですねぇ。 最後の話が一番面白かったけど、 犯人の動機がいまいちでした。 でも、なかなかの読み応えでしたよ。 全体的に、 ドラマの切なさが、 余韻として残っている。 おもしろい、とか、 謎解きの魅力、とか、 それだけじゃない、 東野圭吾独特の立体的な人間と、 その人間関係が、 やっぱりすごい。 新しい、女性のキャラ登場もまた、 物語に、華(とはいえないのかしら?)を添えている。 読んですぐでなんですが、 やっぱり早く、次が読みたい。 先にこっち読んで、良かったぁ。 さ、長編読もうっと♪ | ||||
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なかなか、 ジャンルにとんだ短編集で、 うれしい一冊でした。 TV版でいきなり出てきた内海薫刑事は、 ここから出てくるんですねぇ。 最後の話が一番面白かったけど、 犯人の動機がいまいちでした。 でも、なかなかの読み応えでしたよ。 全体的に、 ドラマの切なさが、 余韻として残っている。 おもしろい、とか、 謎解きの魅力、とか、 それだけじゃない、 東野圭吾独特の立体的な人間と、 その人間関係が、 やっぱりすごい。 新しい、女性のキャラ登場もまた、 物語に、華(とはいえないのかしら?)を添えている。 読んですぐでなんですが、 やっぱり早く、次が読みたい。 先にこっち読んで、良かったぁ。 さ、長編読もうっと♪ | ||||
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ドラマで柴咲コウが演じた女刑事・内海薫のデビュー作「落下る(おちる)」、 そして書き下ろし「指標す(しめす)」を含む全5作品を収録した ガリレオシリーズの短篇集。 どれもやっぱり期待を裏切らない面白さ! 「探偵ガリレオ」「予知夢」ではただの偏屈な物理学者というイメージだった湯川が 初の長編「容疑者Xの献身」で人間的な一面を見せたのだが、 今回はその流れをきちんと受けて更に変化したガリレオの姿が描かれています。 淡々とした作品のイメージが一変し、いい意味でとても読みやすくなったのでは。 個人的に一番好きなのは「操縦る(あやつる)」。 湯川と恩師、そして仲間達の友情や絆に泣かされます。 そして最終章「攪乱す(みだす)」では、遂にガリレオの敵が登場。 姿を現さない何者かと命がけで戦う湯川、 その綱渡りのようなバトルにヒヤヒヤさせられます。 そして心配していた内海薫のキャラも、ドラマよりも全然良い。 女刑事独特の視点が要所要所で必ず捜査の役に立つのだが、 決して出すぎずにあくまで"スパイス"的な存在なので好感度アップ。 しかも彼女はかなり頭がキレます。 短篇集に1600円は・・・と思う方も多いでしょうが、 こんな風に見所が満載で、買って損はありません。 既に3回読み直してしまいました。 これでますますガリレオが好きになってしまう、ファン必見の1冊です。 | ||||
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ドラマで柴咲コウが演じた女刑事・内海薫のデビュー作「落下る(おちる)」、 そして書き下ろし「指標す(しめす)」を含む全5作品を収録した ガリレオシリーズの短篇集。 どれもやっぱり期待を裏切らない面白さ! 「探偵ガリレオ」「予知夢」ではただの偏屈な物理学者というイメージだった湯川が 初の長編「容疑者Xの献身」で人間的な一面を見せたのだが、 今回はその流れをきちんと受けて更に変化したガリレオの姿が描かれています。 淡々とした作品のイメージが一変し、いい意味でとても読みやすくなったのでは。 個人的に一番好きなのは「操縦る(あやつる)」。 湯川と恩師、そして仲間達の友情や絆に泣かされます。 そして最終章「攪乱す(みだす)」では、遂にガリレオの敵が登場。 姿を現さない何者かと命がけで戦う湯川、 その綱渡りのようなバトルにヒヤヒヤさせられます。 そして心配していた内海薫のキャラも、ドラマよりも全然良い。 女刑事独特の視点が要所要所で必ず捜査の役に立つのだが、 決して出すぎずにあくまで"スパイス"的な存在なので好感度アップ。 しかも彼女はかなり頭がキレます。 短篇集に1600円は・・・と思う方も多いでしょうが、 こんな風に見所が満載で、買って損はありません。 既に3回読み直してしまいました。 これでますますガリレオが好きになってしまう、ファン必見の1冊です。 | ||||
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短編集ですが、「探偵ガリレオ」や「予知夢」と比べてこっちの方が楽しめた気がします。 今回はタイトルになっているようにガリレオ(湯川学)がどの話においても何かしら「苦悩」する場面があるのですが、普段は話の一言一言を理詰めで話しているような湯川学が初めて「弱さ」を見せた気がして、他の話より親しみが持てました。 別の言い方をすれば、それまでのガリレオシリーズはトリックや動機が最大の見せ場であって登場人物にはあまり魅力を感じなかったのだけれど、今回は登場人物にこそ魅力があると思った。 内海薫の登場もそうさせる原因となっているのかも。 同時に出た「聖女の救済」とどっちを先に読んでもいいと思うので、「探偵ガリレオ」「予知夢」よりがこっち、「容疑者Xの献身」よりがあっちなので、好みで。 | ||||
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短編集ですが、「探偵ガリレオ」や「予知夢」と比べてこっちの方が楽しめた気がします。 今回はタイトルになっているようにガリレオ(湯川学)がどの話においても何かしら「苦悩」する場面があるのですが、普段は話の一言一言を理詰めで話しているような湯川学が初めて「弱さ」を見せた気がして、他の話より親しみが持てました。 別の言い方をすれば、それまでのガリレオシリーズはトリックや動機が最大の見せ場であって登場人物にはあまり魅力を感じなかったのだけれど、今回は登場人物にこそ魅力があると思った。 内海薫の登場もそうさせる原因となっているのかも。 同時に出た「聖女の救済」とどっちを先に読んでもいいと思うので、「探偵ガリレオ」「予知夢」よりがこっち、「容疑者Xの献身」よりがあっちなので、好みで。 | ||||
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旧来の東野さんの多くの作品の特徴であった、純粋な主人公が人の悪意や事故(殺人)等で過酷な運命を背負うストーリーを巧みな心理描写と情景描写で読者に深く印象付ける手法が活かされていると感じられるのは第2章と第4章だけで、気軽に読書する本としてはお薦めできると思いますが、小説としての評価は残念ですが☆3.5が妥当な所だと思います。 以下、私が感じた各章のテーマもしくはエッセンスです 第一章、落下る 内海薫刑事の初登場 第二章、操縦る 湯川の恩師とその内縁の娘の愛と悲哀 第三章、密室る 湯川の友人(資産家で元一流商社マン)のペンション経営と家庭の行方 第四章、指標す 過酷な家庭環境で健気に生きる少女の良心 第五章、撹乱す 不幸な(勘違い)男の復讐劇の行方 | ||||
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もちろん「聖女の救済」も楽しめたのですが、この「ガリレオの苦悩」の方がテンポよく、またガリレオシリーズの醍醐味を楽しめました。ただ、どちらも「容疑者Xの献身」を読んでからの方が、ところどころにある湯川や草薙の言葉の意味がはっきりすると思います。 一連のガリレオシリーズを読み、短編は物理学トリック、長編は心理トリックなのかなと感じました。空いた時間にさっと読むには短編、1時間くらい取れるなら長編の方がいいですね。どちらにしても単行本化してほしいです。ハードカバーは持ち運ぶのが大変なので。 個人的に、「聖女の救済」より楽しめましたが、「容疑者X」には劣ります。とはいえ、どれも高いクオリティなので、これは好き好きかもしれません。お勧めの作品であることに変わりはないです。 | ||||
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旧来の東野さんの多くの作品の特徴であった、純粋な主人公が人の悪意や事故(殺人)等で過酷な運命を背負うストーリーを巧みな心理描写と情景描写で読者に深く印象付ける手法が活かされていると感じられるのは第2章と第4章だけで、気軽に読書する本としてはお薦めできると思いますが、小説としての評価は残念ですが☆3.5が妥当な所だと思います。 以下、私が感じた各章のテーマもしくはエッセンスです 第一章、落下る 内海薫刑事の初登場 第二章、操縦る 湯川の恩師とその内縁の娘の愛と悲哀 第三章、密室る 湯川の友人(資産家で元一流商社マン)のペンション経営と家庭の行方 第四章、指標す 過酷な家庭環境で健気に生きる少女の良心 第五章、撹乱す 不幸な(勘違い)男の復讐劇の行方 | ||||
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もちろん「聖女の救済」も楽しめたのですが、この「ガリレオの苦悩」の方がテンポよく、またガリレオシリーズの醍醐味を楽しめました。ただ、どちらも「容疑者Xの献身」を読んでからの方が、ところどころにある湯川や草薙の言葉の意味がはっきりすると思います。 一連のガリレオシリーズを読み、短編は物理学トリック、長編は心理トリックなのかなと感じました。空いた時間にさっと読むには短編、1時間くらい取れるなら長編の方がいいですね。どちらにしても単行本化してほしいです。ハードカバーは持ち運ぶのが大変なので。 個人的に、「聖女の救済」より楽しめましたが、「容疑者X」には劣ります。とはいえ、どれも高いクオリティなので、これは好き好きかもしれません。お勧めの作品であることに変わりはないです。 | ||||
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