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(短編集)

ガリレオの苦悩



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【この小説が収録されている参考書籍】
ガリレオの苦悩
ガリレオの苦悩 (文春文庫)

ガリレオの苦悩の評価: 3.93/5点 レビュー 174件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全174件 161~174 9/9ページ
No.14:
(4pt)

ガリレオは短編に限る

TVシリーズで一気に知名度が上がった「ガリレオ」ですが、この短編集は『容疑者Xの献身』の後に書かれたもの。『容疑者Xの献身』で、二度と警察の捜査には協力しないと言った湯川が、新人刑事内海薫(自分も勘違いしてましたが、決してドラマ用のキャラではない。だってドラマは2007年10月スタートで、作品の初出は2006年だし、直後に長編の連載も始まっているから)に駆り出されて再び協力を始めます。第1章と第2章は、先日「エピソード・ゼロ」として放送されたドラマの原作です。ガリレオは不可解な現象を科学的に解いていくというところに特徴があるわけですが、これを生かすには短編の方が向いていると思います。実際、どれも上質の作品に仕上がっています。なお、同時発売された長編は、第1章の直後くらいに連載が始まっているので、短編集を読んだ後に長編の方を読むと、時間軸にずれがあって、内海刑事との関係などに違和感を覚えます。短編の第1章を読んで、次に長編を読むとそうした違和感は解消されると思います。
ガリレオの苦悩Amazon書評・レビュー:ガリレオの苦悩より
4163276203
No.13:
(5pt)

苦悩

今作品で内海刑事が初登場しますが、ドラマでの少し抜けたところのある内海を想像していたので、少々戸惑いを覚えた。小説の中の内海はなかなかの慧眼の持ち主であり、草薙には理解できない女性の心情を斟酌できるというこのシリーズのでは稀有な存在である。この内海の登場により物語の幅が広がったと思う。ただ、それにより、草薙の出番が減ってしまった感は否めない。おそらく、草薙ファンも相当数いると思われるのでその点だけが悔やまれる。どの話もよく練られており、いつも通りの謎解きの爽快感が味わえる。また、今回は湯川の科学観や心情の吐露もあり、いつもとはまた違った一面も見ることができる。
ガリレオの苦悩Amazon書評・レビュー:ガリレオの苦悩より
4163276203
No.12:
(4pt)

人間っぽい湯川

まさかここまで、ガリレオシリーズが発展するなんて予測していなかったと思ったが、直木賞とドラマと映画とで、名物シリーズになったのかもしれない。

柴崎のための内海という役が出てきたのかと思いきや、内海登場はドラマ化より前。逆にこの作品があったから、ドラマで内海が登場したんでしょうね。どちらかというと、ここで内海を登場させたことは、彼女が聖女の救済で必要だったからという感じです。柴崎より、知的なイメージを受けました。

作品は5本とも、それぞれなかなかの熱を帯びて、おもしろい作品です。
個人的には、「攪乱(みだ)す」はどうやって犯人にたどりつくのか、過程もおもしろかったです。あいかわらず、科学的ゆえに難解な部分もあるんですが。

どれも、湯川が人間っぽいなぁと感じる部分が多いなぁという印象です。石神事件を経て、より人間らしさが描かれている気がします。「攪乱(みだ)す」ラストシーンなんかは、とても湯川らしく、素敵なシーンでした。
ガリレオの苦悩 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ガリレオの苦悩 (文春文庫)より
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No.11:
(5pt)

待望の新作!!

今作は短編集で、第1章と第2章は先日にテレビ放送された原作だと思われます。
ガリレオは短編の作品の方が個人的には合っている様に思います。
しかし短編だから話が薄いとかは無く、読み始めると本の世界にスッと吸い込まれる感覚で入り込めます。
きっと読んで損は無いほどガリレオワールドを満喫できるのではないかと思います。

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No.10:
(4pt)

ドラマ化のため

ドラマ化を考えた短編だと思った。登場人物も、トリックも、「面白い」などの発言も、動作も、、、。ただ思わず読み切ってしまう作品で満足出来た。前の短編2作品に比べると「科学」っぽさは明らかに減っているが、ドラマ化を考えるとそれで良いのでしょうね。単純に楽しめて良い作品でした。
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No.9:
(4pt)

ガリレオは短編に限る

TVシリーズで一気に知名度が上がった「ガリレオ」ですが、この短編集は『容疑者Xの献身』の後に書かれたもの。『容疑者Xの献身』で、二度と警察の捜査には協力しないと言った湯川が、新人刑事内海薫(自分も勘違いしてましたが、決してドラマ用のキャラではない。だってドラマは2007年10月スタートで、作品の初出は2006年だし、直後に長編の連載も始まっているから)に駆り出されて再び協力を始めます。第1章と第2章は、先日「エピソード・ゼロ」として放送されたドラマの原作です。ガリレオは不可解な現象を科学的に解いていくというところに特徴があるわけですが、これを生かすには短編の方が向いていると思います。実際、どれも上質の作品に仕上がっています。なお、同時発売された長編は、第1章の直後くらいに連載が始まっているので、短編集を読んだ後に長編の方を読むと、時間軸にずれがあって、内海刑事との関係などに違和感を覚えます。短編の第1章を読んで、次に長編を読むとそうした違和感は解消されると思います。
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No.8:
(5pt)

苦悩

今作品で内海刑事が初登場しますが、ドラマでの少し抜けたところのある内海を想像していたので、少々戸惑いを覚えた。小説の中の内海はなかなかの慧眼の持ち主であり、草薙には理解できない女性の心情を斟酌できるというこのシリーズのでは稀有な存在である。この内海の登場により物語の幅が広がったと思う。

ただ、それにより、草薙の出番が減ってしまった感は否めない。おそらく、草薙ファンも相当数いると思われるのでその点だけが悔やまれる。

どの話もよく練られており、いつも通りの謎解きの爽快感が味わえる。また、今回は湯川の科学観や心情の吐露もあり、いつもとはまた違った一面も見ることができる。
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No.7:
(4pt)

人間っぽい湯川

まさかここまで、ガリレオシリーズが発展するなんて予測していなかったと思ったが、直木賞とドラマと映画とで、名物シリーズになったのかもしれない。
柴崎のための内海という役が出てきたのかと思いきや、内海登場はドラマ化より前。逆にこの作品があったから、ドラマで内海が登場したんでしょうね。どちらかというと、ここで内海を登場させたことは、彼女が聖女の救済で必要だったからという感じです。柴崎より、知的なイメージを受けました。
作品は5本とも、それぞれなかなかの熱を帯びて、おもしろい作品です。
個人的には、「攪乱(みだ)す」はどうやって犯人にたどりつくのか、過程もおもしろかったです。あいかわらず、科学的ゆえに難解な部分もあるんですが。
どれも、湯川が人間っぽいなぁと感じる部分が多いなぁという印象です。石神事件を経て、より人間らしさが描かれている気がします。「攪乱(みだ)す」ラストシーンなんかは、とても湯川らしく、素敵なシーンでした。
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No.6:
(5pt)

待望の新作!!

今作は短編集で、第1章と第2章は先日にテレビ放送された原作だと思われます。 ガリレオは短編の作品の方が個人的には合っている様に思います。しかし短編だから話が薄いとかは無く、読み始めると本の世界にスッと吸い込まれる感覚で入り込めます。きっと読んで損は無いほどガリレオワールドを満喫できるのではないかと思います。
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No.5:
(4pt)

最近の東野作品のなかでは良作

 東野さんのファンだが、ここ最近の作品はイマイチだなあと感じていた。このシリーズにしても、「探偵ガリレオ」は物理トリックに対してどうもピンとこなかったというか、ミステリを読んだ時のカタルシスは得られず不満だった。
 しかし、「予知夢」では一見オカルトにみえる現象を、論理的に推理して解決するという、ミステリ本来の面白さがあり、それぞれの話もうまくまとまっていて面白かったので、今回も多少の期待を持ちつつ読んでみることにした。
 結論を言うと、今回も前作同様、読み応えがあって面白くてホッとした。物理トリックや科学的な考察、うんちくをアクセントにしつつも、事件を論理的に推理していく面白さがちゃんとある。また、人間の心理にも踏み込んだ話が多く、読み物としての満足感もちゃんとあり、私的には久々のヒットである。
 柴咲コウのためというわけでもなかろうが、ドラマにしか出ていなかった内海薫というキャラクターも登場するし、映像化を想起させる部分もあり、いろんな意味で楽しめるんじゃないかと思う。
ガリレオの苦悩Amazon書評・レビュー:ガリレオの苦悩より
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No.4:
(5pt)

一気に読みました!

正直、短編5話で1600円は高い…と思いながらも、我慢出来ずに買いました。最近、東野さんの作風が昔に比べて薄くなってる気がしてたのですが、これは、久々のヒットです。最近ドラマ化されてた話も入っていて映像が浮かびやすかったのも、一気読み出来た要因ですが、なにより私の好きな東野圭吾テイストがバッチリな作品です。ただ、どうしても読んでいたら福山雅治が出て来てしまいます…(笑)ダイイング・アイより、流星の絆より、夜明けの街でより、私にとっては骨太な作品です!
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No.3:
(4pt)

最近の東野作品のなかでは良作

東野さんのファンだが、ここ最近の作品はイマイチだなあと感じていた。このシリーズにしても、「探偵ガリレオ」は物理トリックに対してどうもピンとこなかったというか、ミステリを読んだ時のカタルシスは得られず不満だった。
 しかし、「予知夢」では一見オカルトにみえる現象を、論理的に推理して解決するという、ミステリ本来の面白さがあり、それぞれの話もうまくまとまっていて面白かったので、今回も多少の期待を持ちつつ読んでみることにした。

 結論を言うと、今回も前作同様、読み応えがあって面白くてホッとした。物理トリックや科学的な考察、うんちくをアクセントにしつつも、事件を論理的に推理していく面白さがちゃんとある。また、人間の心理にも踏み込んだ話が多く、読み物としての満足感もちゃんとあり、私的には久々のヒットである。
 柴咲コウのためというわけでもなかろうが、ドラマにしか出ていなかった内海薫というキャラクターも登場するし、映像化を想起させる部分もあり、いろんな意味で楽しめるんじゃないかと思う。
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No.2:
(5pt)

やはり短編が醍醐味

湯川学ことガリレオ先生シリーズの最新作。東野さんと言えば、私なんかは加賀恭一郎シリーズの方がピンと来ますが、いろんな雑誌で福山湯川が登場しまくりでびっくりしてます。探偵ガリレオ (文春文庫)や予知夢 (文春文庫)が出たばかりの頃は、まだ知る人ぞ知るシリーズだったのに、今やこのガリレオシリーズはTVや映画ですごい人気ですね。
肝心な中身ですが、最近の東野さんの作品には「大作なんだけど佳作」「力作なんだけど重厚さに欠ける」という内容が比較的多くて、内心どうかなと思ってました。しかし、読んでみてその不安は一掃しました。各話自体がよく練られており、まとまっています。展開も工夫されてて、こういった作品にありがちなワンパターンになっていません。次に新キャラ「薫刑事」が、前面に出すぎず、良いスパイスとなって作品を引き立てています。同時発売の聖女の救済も買いました。こちらも早く読みたいのですが、やはりガリレオシリーズの真髄は短編にあると今回改めて感じました。
奥田さんの町長選挙という作品は、
・シリーズ三作目で、
・しかも直木賞受賞後
という今回の東野さんと同じ条件の作品です。レビューを見ると、結構酷評されていて、直木賞受賞後の作品にありがちな質の低下を心配していたのですが、何の何の東野さんにはまだまだ底力は残っていたようです。
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No.1:
(5pt)

一気に読みました!

正直、短編5話で1600円は高い…と思いながらも、我慢出来ずに買いました。最近、東野さんの作風が昔に比べて薄くなってる気がしてたのですが、これは、久々のヒットです。最近ドラマ化されてた話も入っていて映像が浮かびやすかったのも、一気読み出来た要因ですが、なにより私の好きな東野圭吾テイストがバッチリな作品です。ただ、どうしても読んでいたら福山雅治が出て来てしまいます…(笑)ダイイング・アイより、流星の絆より、夜明けの街でより、私にとっては骨太な作品です!
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