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(短編集)
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ガリレオの苦悩
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ガリレオの苦悩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 141~160 8/9ページ
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各章の内容は以下の通り。 「落下る」 マンションの一室から独身女性が飛び降り自殺をした。しかし様々な状況から他殺の疑いを持 った内海。そこで湯川の力を借りようとするが拒否されてしまう…。 最後に以外な結末が待っている短編。 「操縦る」 かつての湯川の恩師・友永の家に湯川を含む教え子4人が呼ばれパーティーが開かれた。が、 その最中、屋敷の離れが炎上し友永の長男が死亡した。 思わず涙ぐんでしまう感動作。一番良かった。 「密室る」 湯川の大学時代の友人・藤村が経営するペンションで密室殺人が発生した。その解明のために 呼ばれた湯川だったが、なぜか藤村の態度がおかしい。 さらっとした内容だった。 「指標す」 資産家の家に強盗が入り金が盗まれた。容疑者は母子家庭の保険外交員。中学生の娘が何か知 っているとにらんだ内海は娘の後をつけるが、重要な証拠までたどり着いた娘はダウンジング で探り当てたという。 ダウンジングが果たして本当に実在するのかどうか、という点が最後まで興味を引っ張ってくれる。 「撹乱す」 警察と湯川のもとに「悪魔の手」と名乗る人物から犯行声明が届いた。たしかに起きていた事件は両方とも事故で片付けられていた。犯人の狙い、湯川に固執する理由、そしてトリックは なんなのか? 最後のオチが良かった。 | ||||
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テレビの特番で放送されたガリレオが、この第1章と第2章をベースにされているものの、 事件の味付けとなる人物構成が原作であるこちらの方がいいのでお得感がある。 全5作のガリレオ短編集には、書き下ろしが1作品含まれているお愉しみもある。 つまり、キレがあり無駄がないガリレオ短編集は、人の心に潜む弱さからくる事件と、 湯川キャラを堪能出来るなど盛り沢山の仕上がり。 この本から過去のガリレオシリーズに手を伸ばす人までも増やしそうな、 2008年冬はガリレオシリーズが売上ベスト10を占める年になりそうだ。 | ||||
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私は学生なのですが、この本(ガリレオシリーズ)は話がまとまっていて、尚且つ分かりやすいと思います。それに、短編が5章まで収録されており、内海薫刑事が登場しています。そのせいかドラマと結び付けやすく『ガリレオの苦悩』以前のものより湯川学がどことなく福山雅治に似てきているな、と私は思います。私が言うのもなんですが、読んでみる価値はあります! | ||||
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ドラマ化前からの、ガリレオもとい湯川学ファンでしたが、今回の新作は容疑者Xの後ということもあり、内海が本編で登場するということもあり、どういう物語が繰り広げられるのだろう?とわくわくしながら手に取りました。 今回の湯川学の変化は、私には喜ばしいものに思えます。 これまで彼が貫いてきた感情を抑える仮面が、石神の件を通して、また内海との出会いを通して、この本の様々な苦悩を通して、少しずつはがれているように思えます。 人の心も科学 そう言った彼の言葉や、 またところどころに隠れる彼の願い。 殺人がおきて犯人をつかまえて、トリックが複雑で面白い。 ただそういったミステリーとは一味も二味も違います。 湯川学の人間としての温かさが、もっとも感じられる本ではないでしょうか。 | ||||
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各章の内容は以下の通り。 「落下る」 マンションの一室から独身女性が飛び降り自殺をした。しかし様々な状況から他殺の疑いを持 った内海。そこで湯川の力を借りようとするが拒否されてしまう…。 最後に以外な結末が待っている短編。 「操縦る」 かつての湯川の恩師・友永の家に湯川を含む教え子4人が呼ばれパーティーが開かれた。が、 その最中、屋敷の離れが炎上し友永の長男が死亡した。 思わず涙ぐんでしまう感動作。一番良かった。 「密室る」 湯川の大学時代の友人・藤村が経営するペンションで密室殺人が発生した。その解明のために 呼ばれた湯川だったが、なぜか藤村の態度がおかしい。 さらっとした内容だった。 「指標す」 資産家の家に強盗が入り金が盗まれた。容疑者は母子家庭の保険外交員。中学生の娘が何か知 っているとにらんだ内海は娘の後をつけるが、重要な証拠までたどり着いた娘はダウンジング で探り当てたという。 ダウンジングが果たして本当に実在するのかどうか、という点が最後まで興味を引っ張ってくれる。 「撹乱す」 警察と湯川のもとに「悪魔の手」と名乗る人物から犯行声明が届いた。たしかに起きていた事件は両方とも事故で片付けられていた。犯人の狙い、湯川に固執する理由、そしてトリックは なんなのか? 最後のオチが良かった。 | ||||
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テレビの特番で放送されたガリレオが、この第1章と第2章をベースにされているものの、 事件の味付けとなる人物構成が原作であるこちらの方がいいのでお得感がある。 全5作のガリレオ短編集には、書き下ろしが1作品含まれているお愉しみもある。 つまり、キレがあり無駄がないガリレオ短編集は、人の心に潜む弱さからくる事件と、 湯川キャラを堪能出来るなど盛り沢山の仕上がり。 この本から過去のガリレオシリーズに手を伸ばす人までも増やしそうな、 2008年冬はガリレオシリーズが売上ベスト10を占める年になりそうだ。 | ||||
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私は学生なのですが、この本(ガリレオシリーズ)は話がまとまっていて、尚且つ分かりやすいと思います。それに、短編が5章まで収録されており、内海薫刑事が登場しています。そのせいかドラマと結び付けやすく『ガリレオの苦悩』以前のものより湯川学がどことなく福山雅治に似てきているな、と私は思います。私が言うのもなんですが、読んでみる価値はあります! | ||||
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TVドラマ化した事で一気に知名度を上げ、「名探偵」の仲間入りを果たしたガリレオ。 これまでのシリーズもTVドラマも非常に面白かったので(個人的には原作もドラマも面白いというのは稀有だと思っていますが)、本作品にもかなり期待していたのですが…。 「実に面白い」のですが、これまでのガリレオ短編シリーズにあった「超常現象的な事件を科学で解決」すると言う一番面白い図式がなく、他のミステリ作品同様難解なトリックを解くだけの作品が多かったのが実に残念。超常現象と科学という、相反するものが見事に纏まったあの作風が、ガリレオの一番面白い部分だったと思います。 是非、この構図が復活する事を願って。 今後の展開に期待して。 | ||||
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TVドラマ化した事で一気に知名度を上げ、「名探偵」の仲間入りを果たしたガリレオ。 これまでのシリーズもTVドラマも非常に面白かったので(個人的には原作もドラマも面白いというのは稀有だと思っていますが)、本作品にもかなり期待していたのですが…。 「実に面白い」のですが、これまでのガリレオ短編シリーズにあった「超常現象的な事件を科学で解決」すると言う一番面白い図式がなく、他のミステリ作品同様難解なトリックを解くだけの作品が多かったのが実に残念。 超常現象と科学という、相反するものが見事に纏まったあの作風が、ガリレオの一番面白い部分だったと思います。 是非、この構図が復活する事を願って。 今後の展開に期待して。 | ||||
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「聖女の救済」と同時発売になっていますが、 まず「ガリレオの苦悩」から読んでください。 まず、「容疑者Xの献身」まででは登場しなかった内海薫がでてきます。 「聖女の救済」から登場、というのは順番が違いますので。 もっと言うと「ガリレオの苦悩」の最初の作品「落下る」が「容疑者Xの献身」の続編 (時間軸的にも発表的にも)になり、彼がまた警察の協力をする話となり、 「聖女の救済」がその後になります(連載が2006年11月〜2008年4月まで)。 ただ、小説の中に出てくる「内海刑事」とTVの「内海刑事」はキャラクターが全然違いますけど (まぁ、当たり前ですが)。 「ガリレオの苦悩」は短編集で、いい意味でさくさくと読めるかと思います。 「探偵ガリレオ」も「予知夢」も短編集であるが故の面白さ、 っていうものがあると想います。 ただ、これらと趣が違うのは「容疑者X〜」を経た事による湯川(今回から)准教授の 心模様と彼自身の周りに起こる事件が多い事(書き下ろしの「指標す」はこの上述の2作品 と同じようなテイスト、と言ったほうがいいかもしれない)。 そしてついに彼は「逆恨み」にまで発展してしまうのだから(笑 色々な意味での「ガリレオの”苦悩”」がこの中には収録されています。 なお、ここに収録されている「落下る」「操縦る」は2時間ドラマ「ガリレオΦ」の原作 にもなってます。 短編集であるが故の佳作ですが、やはりこういう小気味よいテンポ感は長編にない 面白さがある、という好例ですね。 | ||||
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ガリレオシリーズを最初に手に取ったのは、『予知夢』という文庫本だった。それを読み終えたとき、いつもは必ず読書日記的なものとして書いているレビューを準備する気が起きなかった。警察がお手上げの難解かつ不可思議な現象を天才物理学者が解明するという単純明快なストーリーに過ぎず、特別な感慨に耽ることもなかった。今後は読むことはないと勝手に思い込んでいた。しかし初の長編『容疑者Xの献身』を知って以降、主人公の湯川学という人物になぜか愛着めいたものを感じた。第2弾の長編を読み終えた今、その気持ちは更に膨れ上がった。本書『ガリレオの苦悩』も、われわれ読者の期待を裏切らない良質の諸作品(5つの短編)が所収されている。価格的にやや高い印象はあろうが、文庫化されるのを待つことなかれ。 事件の犯行トリックそのものより、その解決に至るプロセスや主人公らの心理描写が巧みで、高度に科学的な内容でありながら、人間的な味わいをじっくりと堪能することができる。第2作品の「操縦る」の最後で発せられた湯川の言葉、「人の心も科学です。とてつもなく奥深い」(149頁)とは、なかなかの名言(本作品が最も印象深かった)。むろんそこには著者自身の科学観が投影されているに違いないが、科学の力と人間の心が密接不可分のものであることを端的に示すものでもある。よく考えてみれば当然のことかもしれないが、こうした具体的な作品を通じて語られることで、より説得力に富む学問的認識として受け容れられるのではないか。湯川、草薙そして女性刑事の内海という3人が織りなす事件捜査もスリリング。警察官も科学者も納得するまで事案を調べあげる探究心を共有しているわけだが、「仕事」であるとはいえ、そうした姿勢をモノにするまでには時間がかかる。でも途中で放棄しない。作家・東野圭吾が作品を書き続けるのと同じように。卓抜の短編集をどうぞお楽しみください。 | ||||
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東野さんの作品は学校の図書館でなんとなく容疑者xの献身を見つけてからいろいろと読み漁ってますが、ガリレオシリーズはもともと短編ということもあり比較的読みやすかったです。 毎回怪しい人物が登場していながらトリックはどんなものなんだろうといろいろと頭を悩ませているうちに湯川が謎解きをしてくれるので、一気に読み進めることができました。 みなさんが言っている、湯川が福山雅治とかぶるという話ですが、私はドラマも映画も見ていますがまったく感じませんでした。 ただ、ほかの作品にも福山雅治の名前は出てきますし、もともと作者になにか思い入れなどはあったのかもしれませんが。 私はたいがい映画化などの映像化されたものを観たあとに原作を読むと、そのキャラがかぶってしまい原作をなかなか楽しめないということが多々あったのですが、今回はまったくそんなことはありませんでした。 また、雑誌で読んだところによると、内海薫はドラマ化される前にすでに雑誌のほうで登場していた(どれくらい前からドラマを作り始めるのかは知らないので2006年は微妙ですが)そうですし、それに期待の若手女刑事ということで、ドラマのキャラとは別物になっている印象を受けました。 原作とドラマや映画のキャラがかぶってしまうかどうかはかなり個人差があると思いますが、それは映像化されてしまったものの宿命のようなものだと思うので、ある程度は仕方ないと思います。 私は面白いと感じたし、気軽に読める作品だとは思いますが、過度な期待はしないほうが無難かもしれません。 | ||||
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「聖女の救済」と同時発売になっていますが、 まず「ガリレオの苦悩」から読んでください。 まず、「容疑者Xの献身」まででは登場しなかった内海薫がでてきます。 「聖女の救済」から登場、というのは順番が違いますので。 もっと言うと「ガリレオの苦悩」の最初の作品「落下る」が「容疑者Xの献身」の続編 (時間軸的にも発表的にも)になり、彼がまた警察の協力をする話となり、 「聖女の救済」がその後になります(連載が2006年11月〜2008年4月まで)。 ただ、小説の中に出てくる「内海刑事」とTVの「内海刑事」はキャラクターが全然違いますけど (まぁ、当たり前ですが)。 「ガリレオの苦悩」は短編集で、いい意味でさくさくと読めるかと思います。 「探偵ガリレオ」も「予知夢」も短編集であるが故の面白さ、 っていうものがあると想います。 ただ、これらと趣が違うのは「容疑者X〜」を経た事による湯川(今回から)准教授の 心模様と彼自身の周りに起こる事件が多い事(書き下ろしの「指標す」はこの上述の2作品 と同じようなテイスト、と言ったほうがいいかもしれない)。 そしてついに彼は「逆恨み」にまで発展してしまうのだから(笑 色々な意味での「ガリレオの”苦悩”」がこの中には収録されています。 なお、ここに収録されている「落下る」「操縦る」は2時間ドラマ「ガリレオΦ」の原作 にもなってます。 短編集であるが故の佳作ですが、やはりこういう小気味よいテンポ感は長編にない 面白さがある、という好例ですね。 | ||||
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今回から内海薫が登場し、しかも、それが当然ながら、柴崎コウを連想させる。 テレビシリーズや映画に違和感を覚えたまま、本編を読むと、どうしても内海薫が鼻につく。 また、草薙が以前とは変わり、かなり粗暴になっている。テレビ俳優の性格が乗り移ったようである。 テレビや映画が不出来だったため、純粋な「容疑者Xの献身(小説版)」の続編として期待していただけに、まるで映像版の続編(または、映像化を予定したもの)になってしまったのは残念。 | ||||
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ガリレオシリーズを最初に手に取ったのは、『予知夢』という文庫本だった。それを読み終えたとき、いつもは必ず読書日記的なものとして書いているレビューを準備する気が起きなかった。警察がお手上げの難解かつ不可思議な現象を天才物理学者が解明するという単純明快なストーリーに過ぎず、特別な感慨に耽ることもなかった。今後は読むことはないと勝手に思い込んでいた。しかし初の長編『容疑者Xの献身』を知って以降、主人公の湯川学という人物になぜか愛着めいたものを感じた。第2弾の長編を読み終えた今、その気持ちは更に膨れ上がった。本書『ガリレオの苦悩』も、われわれ読者の期待を裏切らない良質の諸作品(5つの短編)が所収されている。価格的にやや高い印象はあろうが、文庫化されるのを待つことなかれ。 事件の犯行トリックそのものより、その解決に至るプロセスや主人公らの心理描写が巧みで、高度に科学的な内容でありながら、人間的な味わいをじっくりと堪能することができる。第2作品の「操縦る」の最後で発せられた湯川の言葉、「人の心も科学です。とてつもなく奥深い」(149頁)とは、なかなかの名言(本作品が最も印象深かった)。むろんそこには著者自身の科学観が投影されているに違いないが、科学の力と人間の心が密接不可分のものであることを端的に示すものでもある。よく考えてみれば当然のことかもしれないが、こうした具体的な作品を通じて語られることで、より説得力に富む学問的認識として受け容れられるのではないか。湯川、草薙そして女性刑事の内海という3人が織りなす事件捜査もスリリング。警察官も科学者も納得するまで事案を調べあげる探究心を共有しているわけだが、「仕事」であるとはいえ、そうした姿勢をモノにするまでには時間がかかる。でも途中で放棄しない。作家・東野圭吾が作品を書き続けるのと同じように。卓抜の短編集をどうぞお楽しみください。 | ||||
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東野さんの作品は学校の図書館でなんとなく容疑者xの献身を見つけてからいろいろと読み漁ってますが、ガリレオシリーズはもともと短編ということもあり比較的読みやすかったです。 毎回怪しい人物が登場していながらトリックはどんなものなんだろうといろいろと頭を悩ませているうちに湯川が謎解きをしてくれるので、一気に読み進めることができました。 みなさんが言っている、湯川が福山雅治とかぶるという話ですが、私はドラマも映画も見ていますがまったく感じませんでした。 ただ、ほかの作品にも福山雅治の名前は出てきますし、もともと作者になにか思い入れなどはあったのかもしれませんが。 私はたいがい映画化などの映像化されたものを観たあとに原作を読むと、そのキャラがかぶってしまい原作をなかなか楽しめないということが多々あったのですが、今回はまったくそんなことはありませんでした。 また、雑誌で読んだところによると、内海薫はドラマ化される前にすでに雑誌のほうで登場していた(どれくらい前からドラマを作り始めるのかは知らないので2006年は微妙ですが)そうですし、それに期待の若手女刑事ということで、ドラマのキャラとは別物になっている印象を受けました。 原作とドラマや映画のキャラがかぶってしまうかどうかはかなり個人差があると思いますが、それは映像化されてしまったものの宿命のようなものだと思うので、ある程度は仕方ないと思います。 私は面白いと感じたし、気軽に読める作品だとは思いますが、過度な期待はしないほうが無難かもしれません。 | ||||
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ドラマ・映画でガリレオシリーズを好きになった方にはもちろんですが、古くからの東野圭吾ファンも納得の内容です。 多くの推理小説がトリック解決が全てで、読者を満足させようとしてますが、東野圭吾の素晴らしさは、トリック殺人に至る人間の深層心理までもが全く読者の予想外であり、また読み終わった後に更に深い感動をもたらします。 名探偵の掟シリーズと交互にガリレオシリーズを読む。その奥深さが東野圭吾の素晴らしさでしょう。 | ||||
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「ガリレオの苦悩」というより、東野圭吾の苦悩、という感じが強い作品。 やはり、無理をするとこういうことになる。 というのは、本作は「探偵ガリレオシリーズ」としては4冊目ということになるが、3冊目の「容疑者Xの献身」で、「理系エンタテイメントとしてのミステリー」という基本路線を踏み外し、「情念の力作」みたいになったからだ。 結果として、ガリレオこと湯川助教授(本作から准教授)は、警察とは距離を置くようになってしまった。 本作から内海薫刑事(ドラマでは柴咲コウ)が登場するのも、ドラマ絡みという面もあろうが、まずは、「容疑者X」の経緯を知らない彼女なら、湯川に協力依頼しやすい、という作者の都合だろう。 湯川を事件に巻き込むためには、かつての恩師や同窓生まで湯川を利用しようとするし、無謀にも湯川に挑戦する元科学者まで登場する。 そうまでして、「事件に係わりたくない湯川を、何とか事件に巻き込む」という構図を作らなければ、小説として成立しない状況になっているのは、東野圭吾自身の責任とはいえ苦しい。作品を楽しむより前に、作者の苦悩が先に見えてしまう。 この本は5作の短編集だが、このシリーズ本来の楽しさがあったのは、4作目の「指標す(しめす)」だけだろう。 この短編が最後に書かれたようだから(この本のための書き下ろし)、苦悩を経て、ようやくシリーズの本筋に戻る足がかりを得た、というところか。 余計な一言かもしれないが、警察に協力した結果、どんなに辛い目に遭ったとしても、それで、条件反射のように警察と距離を置こうとする湯川の態度は、本来の彼のキャラクターとは違うような気がする。過去にどんな経緯があろうと、科学者として興味を覚えれば、その謎を解こうとする、それが湯川という人間ではないのかなあ。私は率直にそう思うのだが。 | ||||
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今回から内海薫が登場し、しかも、それが当然ながら、柴崎コウを連想させる。テレビシリーズや映画に違和感を覚えたまま、本編を読むと、どうしても内海薫が鼻につく。また、草薙が以前とは変わり、かなり粗暴になっている。テレビ俳優の性格が乗り移ったようである。テレビや映画が不出来だったため、純粋な「容疑者Xの献身(小説版)」の続編として期待していただけに、まるで映像版の続編(または、映像化を予定したもの)になってしまったのは残念。 | ||||
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ドラマ・映画でガリレオシリーズを好きになった方にはもちろんですが、古くからの東野圭吾ファンも納得の内容です。 多くの推理小説がトリック解決が全てで、読者を満足させようとしてますが、東野圭吾の素晴らしさは、トリック殺人に至る人間の深層心理までもが全く読者の予想外であり、また読み終わった後に更に深い感動をもたらします。 名探偵の掟シリーズと交互にガリレオシリーズを読む。その奥深さが東野圭吾の素晴らしさでしょう。 | ||||
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