ブルース

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ブルースの評価:

3.81/5点 レビュー 31件。 C ランク

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平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1〜19 1/1ページ
No.19
(2pt)

女にとって理想の男?

何かレディースコミックっぽい展開だなと思いながら読みました。
影山博人が余りにも女性にモテすぎて、私は少し引きました。
女性に大人気の福山雅治が私は好きになれない、というのに似ているかな。

「いきどまりのMoon」は蛇足だと思います。
「カメレオン」から繋げたかった作者の意図はわかりますが。

桜木さんの小説が好きでずっと楽しみに読んできましたが
この作品は人にお勧めできません。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.18
(3pt)

胸焼けがするほどの「道東」

道東の別の都市に住んでいたことがあり、現地の人々とのつきあいの中で、地元社会の上流階層と下層社会(裏社会を含む)が独特の繋がり方をしていることを知り、本書や続編の『Red』のような社会構造を垣間見ることができた。
懐かしいので「ああ、桜木節だ」と思いつつ、彼女の作品はつい手に取ってしまう。
本州にはそういう成り立ち方をしていない地域も多く存在し、そういう所で育った人は、桜木氏の描く釧路を読んで「こんなことがあり得るのか?」という感想を抱くかも知れない。釧路と似たような街を見てきた自分でさえ、離れてしまえば現実感がない。
『ラブレス』や『ホテルローヤル』から、削ぎ落とせるものは極限まで削ぎ落としたような。霧の濃い街で、来ない客を待つ間に煮詰まってしまった、苦すぎるコーヒーのような読後感。紋別が舞台の桜庭一樹『私の男』にも似ている。
胸焼けするほどの「道東」ここに極まれり、とでもいうべき連作集である。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.17
(3pt)

胸焼けがするほどの「道東」

道東の別の都市に住んでいたことがあり、現地の人々とのつきあいの中で、地元社会の上流階層と下層社会(裏社会を含む)が独特の繋がり方をしていることを知り、本書や続編の『Red』のような社会構造を垣間見ることができた。
懐かしいので「ああ、桜木節だ」と思いつつ、彼女の作品はつい手に取ってしまう。
本州にはそういう成り立ち方をしていない地域も多く存在し、そういう所で育った人は、桜木氏の描く釧路を読んで「こんなことがあり得るのか?」という感想を抱くかも知れない。釧路と似たような街を見てきた自分でさえ、離れてしまえば現実感がない。
『ラブレス』や『ホテルローヤル』から、削ぎ落とせるものは極限まで削ぎ落としたような。霧の濃い街で、来ない客を待つ間に煮詰まってしまった、苦すぎるコーヒーのような読後感。紋別が舞台の桜庭一樹『私の男』にも似ている。
胸焼けするほどの「道東」ここに極まれり、とでもいうべき連作集である。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.16
(1pt)

主人公の手足の指の数の問題ではない、彼女の小説にある致命的問題の問題点を考える。

リアリティー、それがこの物語の生命線だと思いますが、・・・・ 読み進むに比例 (逆比例?) して現実感がなくなってしまう。 読者(わたし?)の心は徐々にしらじらと白けてしまうのです。最近の桜木さんの作品に頻出する、お好きな 【場違いな比喩】 を使わせていただけるなら
【しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな】かな??

  桜木さんのために、ちょうど良い対比となる作家さんを紹介します(もちろん、皮肉です)。伊坂幸太郎さんです。彼の物語のフレームワークは非現実的で、登場人物も相同で、やることなすことめちゃくちゃです。しかし、彼の小説では、読み進むにつれて彼の紡ぐ物語の世界に読者(自分)がぐいぐいと引きこまれます。もちろん、桜木さんに「そんなの、あんただけよ!!」と言われるかもしれませんし、(わたしも)それを、自信を持って否定する材料も根拠もありません。ただ、昔の桜木作品の大ファン読者として言いたい。
  大多数のこれまでの作家たちと同様に、桜木さんの作家としての才能は使い果たしてしまったのかもしれませんが、もう少し今掘っている穴を深く掘ってみるとか、思い切って違う山を探索してみるとか、なんとかしてください。散見される、少女小説のような、本のカバーの絵、登場人物の名前、・・・・・担当編集者を換えてみて下さい。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.15
(3pt)

ホテルローヤルよりよかったが

釧路を訪問したのは1度きりだが、自分が住む地方よりもなおさびれた街があることに驚いた。霧と煤と空き店舗のイメージが強い。その街の片隅でどん底の少年時代を過ごした影山という男が裏社会でのし上がりやがて影の市長のような存在に・・・、という物語だが、支配の対象がしょぼすぎて国会議員まで土下座させるほどの権力の源がよくわからない。ラストは探偵物語風なのか。冗長な官能部分を読み飛ばし気味にしてストーリーを追う読み方をしたけど、うーん、こういう男が好きな女性は多いかもしれんが、男性読者にはあまり受けないだろうなあ、という感想でした。同じタイトルの花村満月作品の方がずっとよかった。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.14
(3pt)

雰囲気はある

主人公が夜の帝王にのし上がるのにどんな手法を使ったかはわからない。話のたびにのし上がっている。私は女心がわからぬままじじいになりましたが、ここに出てくる女たちの機微は特にわからない。結局、男前でHがうまい男のモテモテ物語でした。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.13
(1pt)

主人公の手足の指の数の問題ではない、彼女の小説にある致命的問題の問題点を考える。

リアリティー、それがこの物語の生命線だと思いますが、・・・・ 読み進むに比例 (逆比例?) して現実感がなくなってしまう。 読者(わたし?)の心は徐々にしらじらと白けてしまうのです。最近の桜木さんの作品に頻出する、お好きな 【場違いな比喩】 を使わせていただけるなら
【しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな】かな??

  桜木さんのために、ちょうど良い対比となる作家さんを紹介します(もちろん、皮肉です)。伊坂幸太郎さんです。彼の物語のフレームワークは非現実的で、登場人物も相同で、やることなすことめちゃくちゃです。しかし、彼の小説では、読み進むにつれて彼の紡ぐ物語の世界に読者(自分)がぐいぐいと引きこまれます。もちろん、桜木さんに「そんなの、あんただけよ!!」と言われるかもしれませんし、(わたしも)それを、自信を持って否定する材料も根拠もありません。ただ、昔の桜木作品の大ファン読者として言いたい。
  大多数のこれまでの作家たちと同様に、桜木さんの作家としての才能は使い果たしてしまったのかもしれませんが、もう少し今掘っている穴を深く掘ってみるとか、思い切って違う山を探索してみるとか、なんとかしてください。散見される、少女小説のような、本のカバーの絵、登場人物の名前、・・・・・担当編集者を換えてみて下さい。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.12
(3pt)

ホテルローヤルよりよかったが

釧路を訪問したのは1度きりだが、自分が住む地方よりもなおさびれた街があることに驚いた。霧と煤と空き店舗のイメージが強い。その街の片隅でどん底の少年時代を過ごした影山という男が裏社会でのし上がりやがて影の市長のような存在に・・・、という物語だが、支配の対象がしょぼすぎて国会議員まで土下座させるほどの権力の源がよくわからない。ラストは探偵物語風なのか。冗長な官能部分を読み飛ばし気味にしてストーリーを追う読み方をしたけど、うーん、こういう男が好きな女性は多いかもしれんが、男性読者にはあまり受けないだろうなあ、という感想でした。同じタイトルの花村満月作品の方がずっとよかった。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.11
(3pt)

雰囲気はある

主人公が夜の帝王にのし上がるのにどんな手法を使ったかはわからない。話のたびにのし上がっている。私は女心がわからぬままじじいになりましたが、ここに出てくる女たちの機微は特にわからない。結局、男前でHがうまい男のモテモテ物語でした。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.10
(3pt)

結婚もパパも似合わん男

主人公が夜の帝王にのし上がるのにどんな手法を使ったかはわからない。話のたびにのし上がっている。私は女心がわからぬままじじいになりましたが、ここに出てくる女たちの機微は特にわからない。結局、男前でHがうまい男のモテモテ物語でした。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.9
(3pt)

読後の爽快感がないなあ

指が6本あり、性技に長けた男。そんな風変わりな男を描いた連作短編集です。

面白かったことは間違いない。主人公も風変わりなら、ストーリーも一風変わってました。独創的とは言えますね。

なので、作者の意気込みは買います。でも、星3.5くらいかな。4つあげるには何か足りない感じです。

あ、そうそう。読み終わってもカタルシスがない感じ。だから何か足りないと感じるのかも。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.8
(2pt)

女にとって理想の男?

何かレディースコミックっぽい展開だなと思いながら読みました。
影山博人が余りにも女性にモテすぎて、私は少し引きました。
女性に大人気の福山雅治が私は好きになれない、というのに似ているかな。

「いきどまりのMoon」は蛇足だと思います。
「カメレオン」から繋げたかった作者の意図はわかりますが。

桜木さんの小説が好きでずっと楽しみに読んできましたが
この作品は人にお勧めできません。
ブルース (文春文庫 さ) Amazon書評・レビュー: ブルース (文春文庫 さ)より
4167909553
No.7
(3pt)

現代の光源氏

釧路の貧民窟で生まれ育ち,6本の指がある影山博人は,子供のころからセックスが上手で,男娼のようなことをしていた時期もあったが,やがて,釧路経済を牛耳る実力者に成り上がる。
 本書は,その博人を,彼と肉体関係を持った複数の女性の観点から描いていくもので,博人が(女性とのセックスを離れた場所で)どうやって成り上がっていったのかは全く描かれていない点で,実際には血みどろの権力闘争に勝ち上がっていったはずの光源氏を専ら女性関係の視点で描いた「源氏物語」に近い。こういうギラギラした男性が,筆者の理想像なのではなかろうか?
 その博人は,ミステリアスで陰影深い人物に描かれてはいたが,血も涙もなく女性を自分の目的のために利用する冷血漢のようであり,慈悲深い慈父のようであり,人間像が一貫していないように感じたが…。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.6
(3pt)

現代の光源氏

釧路の貧民窟で生まれ育ち,6本の指がある影山博人は,子供のころからセックスが上手で,男娼のようなことをしていた時期もあったが,やがて,釧路経済を牛耳る実力者に成り上がる。
 本書は,その博人を,彼と肉体関係を持った複数の女性の観点から描いていくもので,博人が(女性とのセックスを離れた場所で)どうやって成り上がっていったのかは全く描かれていない点で,実際には血みどろの権力闘争に勝ち上がっていったはずの光源氏を専ら女性関係の視点で描いた「源氏物語」に近い。こういうギラギラした男性が,筆者の理想像なのではなかろうか?
 その博人は,ミステリアスで陰影深い人物に描かれてはいたが,血も涙もなく女性を自分の目的のために利用する冷血漢のようであり,慈悲深い慈父のようであり,人間像が一貫していないように感じたが。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.5
(3pt)

展開がはやい…

博人を取り巻く女たちの短編集。
あくまでも博人という人間が軸にはなっているのだけれど、関わるそれぞれの女性が主人公で、話毎に博人の年齢も変わっていきます。
構成的な面白さはあると思うのですが、一つひとつの話が短すぎて、ジェットコースター的な展開のはやさがあり、あらすじを追うのに精一杯。心情を味わうどころではなかったのが残念です。毎回、官能的なシーンはあるけれど、それぞれの主人公がなぜそんなに簡単に博人と関係を持ってしまうのかが、とっても謎。そして結局、博人は選んだ相手のどこに惹かれて一緒になったのかが全然理解できまいまま、あらすじだけを追っていたという印象でした。
「ラブレス」をピークにだんだんと面白い!と思える作品に出会えなくなってきている気がします。好きな作家さんなので、次回作に期待したいです。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.4
(2pt)

ひたすら救われない…。

桜木さんが『ホテル ローヤル』で直木賞をとってから、
著作はほとんど手にとりました。『ラブレス』も『ガラスの葦』も『無垢の領域』も
長編ですが、とにかく読む手が止まらず、時間を忘れました。
本当に素晴らしい小説家で、とりわけ釧路という具体的な地名のもとに
貧しい境遇にいながらも淡々を人生を生き抜く
主人公を書かせたら、右に出るひとはいないです。
もちろん短編集も素晴らしいです。

連作の短編集で主人公の人生を過去に遡って描く手法は
桜木さんが得意にする描き方ですが、
それにしても最後までなんとかたどりついた感じでした。
一番の原因は、6本指をもつ博人と彼をめぐる女性達が
心に響くような魅力さをはなっていなかったからかしら。
いつものような読後観がなく、暗い気持ちになって終わりました。

桜木さんの本を読んでみたいという方には、
是非、他の著作をおすすめしたいです。
また次回作、期待しております。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.3
(1pt)

官能小説?

「ホテル~」「星々たち」と続けて読みました、やはり好きになること出来ない作家さんです。
「ブルース」は官能小説的な内容でした、桜木さんの作品はこれで止めにします。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.2
(3pt)

影山くんの訃報から

予備情報を、入れておかないで、読み進めていった方が、面白いヨ。影山君って,姓だけでも、影感ありあり。
読んだ感 あるけれど、後味が湿って暗いね。これが桜木さんの 美味で苦味なとこ。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.1
(2pt)

筆力落ちた

デビュー作から全部読んでいる。
今回は正直、がっくり来てしまった。
作品を準備する時間が足りなかったのか。
身の回りにあるもので、ざざっとまとめたという雰囲気である。

ヒロトを巡る女性たちが、まち子以外特徴がわからず、なんだか個性がはっきりせずすべて同じ女性たちに思えてしまう。
人間性が伝わってこない。
ヒロトは育った環境が過酷で、6本指を持つ男、クールな美貌で、彼の暗い影やセックスが上手いということで、女性たちを惹きつけるということはよーくわかったが、彼自身の内面が伝わってこないので物語に感情移入がしづらかった。
彼がとことん追い込まれている女性たちを色んな意味で「救う」姿は、ある意味彼の内面なのかもしれないが、彼の弱さや葛藤みたいなものが伝わってこない。
薄っぺらいな・・・せめてなぜまち子選んだのか、そこだけでも彼の内側がわかるようにしてほしかった。
穴埋めのように繰り返される性描写もあんまりきれいじゃないので、だんだん気持ちが悪くなり、食欲も失せる。
「ラブレス」とか、「硝子の葦」あたりの息をのむようなお話はもう書けないのかな・・・
登場人物にもっと命を吹き込んでほしい。

次回作、読むかどうか分からないけど、もう少し時間をかけてよいものを書いてほしいと願う。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795