ブルース

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評判

ブルースの評価:

3.81/5点 レビュー 31件。 C ランク

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平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(5pt)

とても素晴らしかった

桜木紫乃さんの本は氷平線からすべて読みました。ノンフィクションしか読まなかった僕が桜木紫乃さんの小説で小説の素晴らしさを知りました。珠玉のような一節一節に愛おしさを感じます。レヴューなど書くつもりはありませんでしたが、他の方であまりに低い評価をされいる方がいるので、書きたくなりました。今まで桜木紫乃さんの本は、一日一日ゆっくりと味わうように読んできましたが、このブルースは先が知りたくて一日であっという間に読んでしまいました。確かに粗い部分があるのかもしれませんが、私にはそれを上回る芳醇な読書の味わいを満喫させてくれました。あらためてまた桜木紫乃さんに出会えてよかったとしみじみ感じる一冊でした。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.6
(4pt)

影山博人に興味ある。

桜木柴乃さんの作品は殆ど読んでいますが、あまりエロスがきつい部分は
好みではありません。

影山博人に興味があります。
釧路には行った事はありませんが情景が目に浮かびます。

最近のオール読物に過去の影山博人の若い頃が描かれていて
とてもうれしかったです。

パートナーのまち子を選んだ訳も良く分からないので、まち子の側から見た
影山博人も知りたいです。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.5
(4pt)

この作品好きだなー

桜木柴乃さんの作品は殆ど読んでます。この作家の世界が好きです。
この作品も、特に釧路の匂いがまとわりつく特異な世界が描かれている。
得体の知れない一匹狼の影山博人に魅かれる女性たちの綱渡りのような生き様に、
博人が冷たい視線で見守り、或いは切り捨てる。
最期に選んだパートナーのまち子は、やっと命を託せ、信頼できる相手であることが会話の節々によく描かれている。
一番欲しかった家庭を手に入れて、52才で死ぬ。
ブルースの曲に伴奏される物語が終わって、影山博人の魅力だけが何時までも残る。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.4
(5pt)

内容

一話ずつにブルースの音楽が関連づけされていて面白かった。これ以上書くことなし
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.3
(5pt)

意外な成長と、とりまく関係

桜木さん素晴らしいです。寒い情景と温かいけど、寒い人間模様が胸に沁み込み気持ち良いです。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.2
(5pt)

6本目の指は、ありあまる才能の証。

ダンプに撥ねられそうになった子どもを危ういところで助けたのを
見かけ、牧子は同級生の博人とつき合い始めた。
博人の指は6本ある。
牧子は寒そうな博人にミトン型の手袋を編んだ。(恋人形)
オーナーに逃げられたバーの女、亭主が重体の妻など、博人と
出会い、情を交わす8人の女たちの目で、得体のしれない、
不思議な男の真の姿が描き出されてゆく。

道東を舞台に無一物から次第にのし上がってゆき、交わった女に
忘れられない強烈な印象を残す影山博人が、何ともハードボイルド。
これ一冊だけで終わらせては、勿体ない!
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795
No.1
(5pt)

女たちを導く指

苛烈な少年時代を生きてきた六本指の男が
裏社会で成り上がっていく中で
彼に関わっていく八人の女たちの
それぞれのストーリー。

「崖の下」その場所で、ただ生活しているだけで
受ける差別や偏見、貧しさが生む現実、母親の闇の相手
それに加えられた肉体の歪さ。
影山博人の背負っている背景や境遇が余りにも
過酷で胸が痛みます。

博人は全うな体になろうと自ら指を削ぎ落とし
地獄のような日々から這い上がっていく。
寡黙で、どこか謎めいた博人に危うさを感じながらも
惹かれていく女たち。

博人の六本指に導かれ初めて男を知った牧子。

別れた夫とは何度繋がっても得られなかった快楽を
博人の指で知った敏江。

お金だけで繋がれた夫との生活に居場所を見つけられず
いつの間にか博人に溺れていく美樹。

置かれている境遇は様々で、そんな時に出会ってしまった
博人に身体を許してしまう女たちの心理が
丁寧に描かれています。
恋という感情など一欠片も持たない博人の
その裏腹な快楽へと導く指の優しさに
身体の繋がりだけではなく心の繋がりをも求めてしまう
女たちの行き場を失った紛れもない恋心が切ないです。

決して多くを語らない、感情が何処にあるのかさえ
分からない博人を女たちは彼の指でしか
彼を知ることが出来ない。
博人にとっては人生を狂わされた忌まわしい
肉体の一部でしかないのに自ら削ぎ落とした
傷痕さえも、読み進めていくうちに
不思議と博人という人物を、より引き立たせる為の
ひとつの飾りのようにも思えてくるのです。
それが共感と言えるものなら、私も女たちと同じように
博人に惹かれた一人なのだと思います。

削ぎ落とされて捨てられていった、その指にも
きっと何かしらの意味があって
生まれ、存在していたのではないのかと
思えてなりませんでした。
ブルース Amazon書評・レビュー: ブルースより
4163901795