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(短編集)
いちばん長い夜に
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いちばん長い夜にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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東日本大震災が 多くの方々の人生を変えましたね そして、乃南氏の実体験が、 この作品と 作中のひち達の人生も大きく変えたんですね 泣きました とてもいい作品だと思いました | ||||
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生きている自分には何が出来るんだろう、と考えさせられました。 特定の人を幸せには出来ないけど、誰かの役には立ちたいと思いました。 | ||||
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三巻一気によみました。同じ表現が何度も出てくるのがなければ、もっと良かったと思います。 | ||||
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とても好きなシリーズ。 | ||||
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ドラマを思い出して、3部作一気に読みました。 話としては、引き込まれるし、とても面白かったです。 気になるのは、同じくだりが何度も繰り返される書き方。 テレビのバラエティなどのCM明けに、また同じ箇所を見せられるのと同じ感覚で、うんざりでした。 あと、芭子は、綾が言うほど性格良くないなあと。 笠間と歩いているときに高木に会った後の喫茶店での会話や、南くんと避難時のホテルで再開したときの言動など、無駄に横柄で冷たく、これが作者の感覚なのかなぁ?と思いました。 | ||||
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マエ(前科)持ち女二人組のシリーズ最終巻。全三冊。あっという間に引き込まれて、読了しました。この巻だけ、前二巻と作風がちょっと異なりますね。ここに好き嫌いがわかれると思いますが、私は良かったと思います。このシリーズは、解説でも書かれていますが、主人公の女性二人がとても魅力的に描かれています。しかし、二人の犯した罪は、違うのです。今までは、乃南さんは、あえて、大きなことを描かず、二人を通して、淡々と日常の味わいを、私たちに伝えてきました。しかし、綾香が自分の罪にあえて、向き合うには、大きな出来事が必要だったのではないかと思います。その大きな出来事・・が、この作品の主軸になるのですが、乃南さんは、あとがきで書かれているように、実際に、その出来事に遭遇しておられる。それを書かねばならない、そして、作品に反映させようとしたのは、やはり、作家としての性だと思われます。前二作の作品が好きで、その作風をこの作品にも期待した読者は、肩透かしをくらったかもしれない。しかし、綾香の最後の方で発した言葉は、重く、そして、この物語をうまく締めてくれる、重要かつ心を揺さぶられるシーンとなっております。あの出来事を体験した方は、読むのがつらい方もいるかもしれない。でも、あえて、描く・・・そこに乃南さんの天性の才能を感じました。全三冊、面白かったです!! | ||||
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それまでの雰囲気が一気に崩れた。主人公を結婚させる意味ある?ふたりでパン屋開いて、ささやかにクラスエンドでも良かったのでは。とってつけたように男が登場して結婚。ご都合主義ですよ。この巻だけ大嫌いです。 | ||||
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前2巻の抑制の効いたストーリーや、綾さんのユーモア、2人の友情に、読んでいて本当に癒されてました。なので、ずっと続いて欲しかったです。 皆さんが書かれているように、震災をこの物語にもってこなくても…と残念でした。物語ではなく、著者の手記のようで、ほんとに残念。 | ||||
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二人の主人公の分岐点の物語です。 これを書かれていた当時、作者の乃南アサさんが現実に東日本大震災に合われたことは大変だったと思います。しかしそれを物語に盛り込み、地震の始まりから福島の問題までをノンフィクション、フィクション混ぜて語るのはまだ時期尚早だったという感じがしました。 語り継ぐためには必要だと思う方もいらっしゃると思いますが、福島の問題は未だ「いじめ」等の問題でかなり根深いものがあります。 と、前置きはこれくらいにして、二人の主人公のこの先がどうなるかの物語としては評価できると思います。犯罪と言ってひとくくりにされますがやはり二人の犯した犯罪の違いや、気持ちに少しずつ連れが生じ、二人ともが自立していこうと苦しみます。 やってはいけないこと=犯罪ですが、それぞれがそれぞれの道に進もうともがいていた前2作、この完結編で満足しています。 | ||||
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乃南 アサさんの小説を初めて読んだのが『いつか陽のあたる場所で』だった とても読みやすく、前科のある二人の女性が、社会へ完全に溶け込む事を避け 生活していく光景が凄くリアルに、書かれているんだろうな~と思う。 芭子と綾香の細々とした生活に次々に降りかかる登場人物や出来事、 中でも東日本大震災は、この二人の運命を決定的に変えてゆくのだが 芭子にとって綾香はとても大切な人なのは事実なんだろうと思う しかし、大切だからこそ見え隠れした綾香の言葉や態度、それに東北へと足を運ぶ綾香を 言葉では解っている、しかし芭子にはその全てを理解する事は出来なかったのだろう・・・ 人間相手を100%理解する事は到底無理、そして命の大切さ尊さ、 その事を作者は芭子と綾香という二人の女性を通して 読む者に強烈に語りかけたのだろう。 この小説はこの作品で完結しているが、その先は読み手が独自で想像するのも いいのかも知れない。 | ||||
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テレビドラマを少し見ました。綾香はパンを持って自分の子供のいる施設へ芭子と慰問に行くとか、芭子の母が会いに来るとか、小説ではない設定がありました。 実際に被災した著者が、この作品にその経験を盛り込んだということで、色々と思う読者はいると思います。 私も、このシリーズは前科もちの女性の社会復帰がテーマなので、ここに東日本大震災をもってくるか!と思いました。 ただ、被災地へ行く事で綾香が初めて自分のした罪の重さを受け止めたというのは、大きな意味があると思います。 芭子の恋愛ストーリーは、女性が好む運命の出会いみないな感じ?小説だなとは思いますが、私は好きです。綾香も芭子も未来に希望を感じることができるというのは、よかったと思いました。 | ||||
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二人の生活に変化が訪れる。 3.11をからめて二人のたびだちを描いている。 | ||||
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中古とは思えない綺麗な本でした。 乃南アサさんの本はほぼ持っています。 続きが気になっていた本が安く買えて良かったです。 | ||||
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マエ持ち女二人組の(すれ違う背中を)、(いつか陽のあたる場所で)の続きもの。 初めから読むと登場人物の性格や今までの生活もわかって尚更面白いです。 罪を犯し、刑務所から出てきた人の気持ちが初めてわかりました。 | ||||
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償いを続けながら、二人に少しでも幸せになってほしい。 特に綾香には命の重さを分かっただけ、これからの人生を他の人の人生に役立つように生きてほしいと思います。 ただ、芭子と南君は最後は破談ですね。 なぜなら、「ケンカしたらいつも、芭子が泣いて、南君が謝まる」という文章があるから。 こういう状態が続くと、女性は泣けば何でも思いのままになると会得し、男性は「泣けばいいと思っている」という不満が次第に募っていきます。 それが彼の限度を超えたところで、修羅場になり、結局はサヨナラです。 まあ、芭子はこれまでずっといい目を見てきたから、それで最後はおあいこですね。 | ||||
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上戸彩と飯島直子の出ていた、NHKドラマが印象的で、その続編にして完結編が出たと聞いて楽しみに読んでみました。 甘ちゃんのところが残る芭子としっかり者の綾香が、頑張って生活しつつも、世の中をはばかっている様子というのが、少し悲しく、つい応援したくなる風情を醸し出しています。そんな生活の中、東日本大震災が起きて、二人の生活が激変し、ラストに向かっていきます。 筆者あとがきを読むと分かるのですが、この東日本大震災との遭遇は、筆者自身の経験だそうで、その強烈な印象、おそらく人生観が変わるほどの大事件の印象が、本作に強く影響を与えたのは理解できなくもないのですが、東京でひっそりと息を詰めるようにしながら折角の健気に生きるムショ帰りの女性二人の将来が大震災によって激変してしまうストーリーは、やや唐突の感を免れず、大震災を軽く見るわけでは決してありませんが、このお話を大震災に結びつけなければならない必然性があったのだろうかという意味で、疑問が残りました。 とはいえ、健気に生きる二人の完結編として、読み応えのある作品でした。創作ではありましょうが、二人の今後の幸せを祈りたい気持ちで読了しました。 | ||||
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前半はいつも通りのお話でほのぼのと楽しめたけど後半にはガッカリします。 最初書きたかった(であろう)ものから離れてやっつけ仕事で終わっています。 綾香の子供や芭子の家族などの伏線を無理やり捻じ込んで終わらせた感じを受けました。 地震の体験談は長い癖に綾香が被災地でやっているだろうボランティアに関しては 全然取材してないなーというのも薄っぺらさを感じます。 実際に被災した者からすれば地震そのものより頑張っている綾香をもっと掘り下げて欲しかった。 悪いけど作者が舞い上がってこの世界観をぶち壊してしまった…と残念です。 | ||||
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何というのだろうか 良い作品ではあると思う。 でも読む人によって感想が大きく分かれる気がする。 なので自分は普通で。 でも悪い作品ではない。 これは言える。 | ||||
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姉妹版の「いつか陽のあたる場所で」は上戸 彩、飯島 直子主演でNHKでドラマ化され10回放送+番外編でした。それぞれ別の罪を犯した二人が出所して一生懸命生きて行こうとする二人にいつ陽が当たるのか?いえっ!この二人は陽が当たってはいけないのを心得ています。刑期を務め上げても決して一般人と同じ生き方はできないのです。一生背負いながら生きて行くしかないのです。書類送検されても執行猶予ならともかく刑務所に収監されたら心は割れるのです。誰よりもそれを知っている二人のまっすぐな生き方を乃南アサは本当に上手に描いています。女流作家だからこそ女性の心がわかるのです。「これ以上、堕ちてはいけない。上昇するんだ。」という彼女達と世間の目を細かく描いています。 | ||||
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三部作の最後から読んでしまった(笑) 今、二部を読んでます。 で。まあ、三部だけでもそれなりに楽しめました。 刑務所で知り合った芭子と綾香 芭子は恵まれた家庭の子女なのに大学生時代にホストに恋をして 親の金に手をつけ、消費者金融に多額の借金をし、 最後に昏睡強盗をして逮捕され刑務所に 綾香は仙台に生まれ普通に結婚した相手が暴力男で 何度も流産しようやく生まれた子供共々また暴力を振るわれ このままでは子供も殺されると思い夫を殺します 二人とも入所中に家族との縁はなくなり 目立たぬようにそして過去がばれないようにひっそりと暮らしているのですが 3.11の地震により二人の生活に多大な変化が起こり ふたりの長い夜に夜明けの光が見えてきたところで終わります つまらないって意見も多いけど 大きな事件はなにひとつ起こらない中で 淡々とした生活の中での 心の揺れの切なさが身にしみて 結構やられました | ||||
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