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その孤島の名は、虚
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その孤島の名は、虚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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サヴァイヴァル小説だと思って手にすると、とんでもない目にあいますよ(笑) もはやタイトルでネタばらしをしている以上、虚という名の孤島をどうやって実現させるか、その構成力に舌を巻く一品。 まほろファンなら即買い、まほろ初見なら一度他の作品を読んでから慣れたところでの購入がおすすめです | ||||
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古野まほろ広報室での謳い文句『2時間で読める、一気に読める』のうち 「2時間で読める」は私には無理でしたが(400ページある!)、 はらはらして呼吸を忘れるくらい物語に没入して、夢中で読み終えました。 現実には起こりえない現象に満ちた舞台(孤島)に謎めいた住人、思わせぶりな"暗号"。 「体育会系文化部」、吹奏楽部の少女たちのあいだに存在する上下関係、微妙な力関係と 何者かに仲間を殺されたことで生まれる疑心暗鬼。 物語のどこを切り取っても緊迫していて、怒涛の展開に少女たちと一緒に巻き込まれて。 「これ設定盛り盛りすぎじゃない?どこにどう着地するの?」とも思いながら、 読み終えてみればなにひとつ無駄のない、精緻な物語でした。 シンプルで、整然としていて、うつくしい。 (語りたいのに、ネタバレになるからこんな奥歯に物が挟まったような言いかたに……) 単純にファンタジーともSFとも、ミステリと言うのももったいない、贅沢な物語でした。 空想と論理とがこんなに胸躍る冒険になって、 知的好奇心をくすぐる論文になって、 きっと誰もが人生のどこかで知った絶望を描いたお話になって。 そして個人的には、ほんの少しだけ余計にも思える部分。 余計にも思えるからこそ、印象的にこころにしみるそれこそ、 私たちが絶望に呑まれて終わらないために、こころに……ひとつの……なんだろうな、と。 野暮なことまでいろいろ言いましたが、一言にするなら「めちゃくちゃおもしろかった」です。 | ||||
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