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シアター!〈2〉
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シアター!〈2〉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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300万の借金返済にがんばる劇団シアターフラッグその後、と「獅子は千尋の谷に子供を『本気で』突き落とす」司にいちゃんその後、です。 前巻では司にいちゃんが面々にカツを入れてがんばっていましたが、どうやら今巻ではその面々がやっと動き出したってところです。 それにつれて、個々の性格が前に出てきて、ストーリーに深みが出てきたように思います。 それでも、面々は司にいちゃんが大好きなようで、保護者のごとく相談しまくるところが可愛かったり。 それに、司にいちゃんファンのワタシには、感涙もののところもあり(ネタバレなのでかけないー。読んでほしいかも)、ますますファンになってます。 やっぱり、司にいちゃん、いい。 加えて有川さんの「人」に対する見方が相変わらず大好きです。 「胸に刺さる」言葉、ワタシにも「刺さります」。ありがとう、といいたいです。 昔上司に言われたことを司にいちゃんも同じように元演劇青年の上司に言われていて、どきりとしました。 この部長さんも大好きです。 | ||||
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これを読んでる時に、同時進行で読んだ他の作者の本が面白かったので、 この本も面白かったんだけど、マイナス面が目に付いてしまいました。 今回は、前回では脇にいた劇団員にスポットが当たって、それぞれが主役になるのですが、 なんだか、みんな似たり寄ったりに感じました。 表面的な性格は違えど、 「常識的な男前な性格な人」と「非常識で我儘な感じの悪い奴」の2分類化しかないような気が・・・。 ただし、それだから面白いっていう面もあるので、一概に否定は出来ないですけど。 あと、気になったのは同じフレーズを、同じ本の中で繰り返し使うとこかな。 今回は「試合に勝って勝負に負けた」ですね。2回使われてました。 お気に入りなのかもしれないけど、他の表現は見つけられなかったのかなと考えてしまいました。 けど、時期さえ良ければ、こんな辛口のコメントにはならなかったと思います。 それに、前作と同様に楽しめたことも事実です。 うん、面白かったです。 | ||||
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前作は一冊でひとつのストーリーでしたが、今回は区切られたいくつかのお話です。別冊図書館戦争みたいな感じ。 演劇の内容も気になっていたのでそれぞれもう少し掘り下げてもらいたかったなぁと感じました。 普段のラブコメな有川節が読みたいのであれば大満足な一冊だと思います。 小宮山さんとゆかりさんのところなんてキュンときますね。 | ||||
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金回りが悪くてつぶれかかっていた劇団シアターフラッグの、2年間で300万円を返そう、という物語の続編である。 2年後に劇団をつぶさないように。そして、2年後のその先もやっていけるように。 「好きだから」の一言で夢を見続けていた劇団員達が、実現可能性という現実に目を向けていくプロセスが描かれている。 それは、夢が破れたというようなネガティブなものではなくて、夢を夢で終わらせないたくましさや頼もしさになっていくだろう。 その上、それぞれに恋愛模様がうごめいている。 うまくいきそうな人たちに、うまくいかなかった人に、まだ決めかねている人たちに。 劇団のひとりひとりに物語が用意されており、前作では影が薄かった人も存在感をもって現れる。 返済を期限を迎えるときにどうなるか。まだ続きが残されている。 劇団の行方もだが、鉄血宰相とディープインパクトがどうなるか、個人的にはそっちのほうが気になって仕方がない。 | ||||
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魅力ある演出の才能のある劇作家・演出家の弟・巧と、サラリーマンでリアリストの兄・司。 運営費を持ち逃げされ存続の危機にたった小劇団「シアターフラッグ」への兄の出資金300万円を2年の内に返済できなければ劇団解散という危機に立ち向かうシリーズ2作目。 前作は劇団運営をベースにしたグループとしての活躍を描いた作品でしたが、シリーズ2作目になり個々のキャラクターの心情と行動を小編で繋ぐものになっています。 いわゆる「キャラ立ち」して、個々の魅力が存分に発揮された作品は有川浩さんの得意技。中毒性の高い作品で、一気に読み終えました。 劇団経営についても良く取材されてはるんやろうなぁと思え、「趣味」と「仕事」の違いや、経営するということへの姿勢など、単に舞台だけを借りてきたという感がしないのが本当に素敵です。 春にはTheater劇団子で舞台化された「もう一つのシアター!」のDVD、脚本集も販売されるとのこと。ちょっと欲しくなってきました。 | ||||
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メディアワークス文庫の創刊時に出版された『シアター!』の続編。あの終わり方だと必ず続編出るなぁと期待していたらやはり出た。今回は、よりラブコメ度も高く、かなり面白いと思う。 前作は、第1巻ということで、存続が危ぶまれていた劇団を救うために主宰者・巧の兄・司がお金を出し、再建に取り掛かるということが中心で、登場人物もほとんど紹介的な描かれ方だったけれど、今回は、よりそれぞれの登場人物にスポットを当てた内容になっている。 特に前回希薄だった著者得意のラブコメ的な要素も、今回は、登場人物それぞれの恋愛模様を描き盛りだくさんだった。やはり、著者の作品はラブコメが一番かな。 それに加えて、劇団再建のストーリーも、波瀾万丈といった感じで、こちらも楽しめる。 帯を読むと、この小説のスピンオフ的な舞台も作られ、その脚本を有川浩が書くという。ほとんど生で舞台なんか観たことないけど、その舞台のDVDも出るみたいだから、観てみたいな。 また、著者のあとがきによれば、次の巻で完結するようだ。劇団の行く末気になるが、司と千歳の関係がどうなるか、こちらの方が気になる。 | ||||
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1巻の「吊るす」発言で司さんのファンになりました。 同士の方は、今回、さりげにかっこよくて頼りになる司さんが、ますます好きになるはず!(←パジャマの裾をズボンに入れようが何しようが…笑) メンバーにまさかの亀裂が!どうなるシアターフラッグ!?というお話。 メンバーそれぞれにスポットをあてて、嫉妬や喧嘩や恋愛模様などが描かれています。 トラブルがあると、相談相手として頼りにされるのは春川司。 (でも、メンバーから相談されると、劇団をやめる方向でどんどん話をすすめちゃうので要注意) あとがきに、「3」で完結するのでは…とあり、描かれていない恋愛模様が気になるので今から「3」が楽しみです。 | ||||
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待ちに待った2巻。安定した面白さで続きも気になる。 ただ、なんですぐに恋愛話になってしまうのか。メインの2組はともかくそれ以外は蛇足じゃなかろうか。 有川浩の背中が痒くなるような恋愛ネタは私も好きだけど、ここまで過剰サービスしてくれなくてもいい。私が読みたいのは弱小劇団がいかにして再起するかということで劇団の誰と誰がくっつくかじゃないんだけどなあ。 3巻まで読んだ時に演劇が主題の小説を読んでるはずがただの恋愛小説を読んでいた、ということにならないことを切に願う。 | ||||
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有川浩氏の名前で前作「シアター!」を購入し、その続編ということで一ヶ月程楽しみに待たせて頂き、今、読ませて頂きました。 シアター!が主人公・春川司、春川巧兄弟を中心とした群像劇に対し、今作は他の劇団員に焦点を当てたショートストーリーを組み合わせた構成となっています。 内容は有川さんの得意とする恋愛を核に、20代後半の私では読んでいて恥ずかしくなってしまうような有川節でコミカルに、かつ、シリアスに魅力あるキャラクター各々の成長を描いている青春小説だと思います。兄・司の父親へのわだかまりが解けるシーンは少し揺さぶられました。読み終えた後、「面白かった」と素直に思える作品です。 個人的な欲を言えば、作品中で前作を引用した展開の際に、いちいち補足の表現ががされている点が少し不満が残りました。分かっているからこそ思わずニヤリとできるのであって説明されてしまうと少なからず肩すかしをくらいますね。 最後に、ヒロインの恋模様が片付いていないと思ったら、次回に続くのかよ!! | ||||
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わたしも以前演劇に少しだけ関わっていたことがあるので、 この「シアター!」の設定や内容はすごくリアルに感じています。 恋愛関係なんかはもっとドロドロしていそうなのですが(笑) そこはさすがの有川さんと言ったところで、 とてもキレイに関係を作っているなぁ、という印象です。 ホントいいヤツらばかりで、わたしも司さんのように面倒みたくなっちゃいます。 1巻で終わってほしくなかったので、この2巻の刊行は本当にうれしいし、 期待に応えてくれる内容でした。 次巻もあるそうなのでもちろん期待大ですし、 もしそこで描ききれないことがあるならば外伝とかも書いて欲しいです。 | ||||
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第 1巻は,終盤があっけなく物足りなかったが,やはりこの作者の作品は一定以上のレベルを保っていて所謂ライトノベルの延長上のこの文庫シリーズでは一頭地を抜いています. ただ登場人物の人間関係の発展は茅原氏以外は予想通りで物足りなさが残ります. 次巻でお終いのような後書きですが,もう少し発展させて欲しい素材です. | ||||
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