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聖家族
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聖家族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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長いです。また,独特な文調は「ベルカ,吠えないのか?」であらかじめ分かってはいましたが,非常に読みづらいです。 さまざまな軸が時間を超えて展開されていきますが,徐々につながりをもっていきます。 歴史的な背景への織り込み方に圧倒されました。久しぶりに途中で読むのをやめようかと思った本でした。 | ||||
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上下2段組、738ページの大作。読むのに10時間かかった。 なぜ東北なのか、なぜ東北弁をしゃべるのか。 最後まで理解の外にあった。 「異能の者を輩出し続ける青森の名家・狗塚家、ばば様狗塚はくてうには孫が三人。 人ならざる存在の長男、狗塚牛一郎。死刑囚となる殺戮を犯した次男、狗塚羊二郎。 末は胎児と更新する長女、狗塚カナリア。 彼らはなぜ流氓のみとならなければならなかったのか」 という帯の惹句の概要であるが、そういう概要でいいんだろうか。この小説は。 | ||||
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この作家はとある文芸誌でピンチョンに言及し、今の時代、ピンチョンやガルシア=マルケスや村上春樹に対抗できないでどうするというようなことも言っていた。 さてこの大長編だが。 なるほど、たしかにピンチョンの向こうを張っているようには思える。 だが深さというものが感じられぬ。文章の疾走感はあるが、長編小説の特色としてある、謎めいた世界への探検というものがあまりない。 ベールの向こう側を解き明かし、作品全体の方向性を開かれたものにしてゆくことが成されていないのではないか。 また文章がしばしば断片的でいびつな構成をなしている。 読んでも分解された印象しか感じられないような。 面白いところも間歇的に出てくるので、それならもっと短くして凝縮したものにしてほしかった。 一種の詩として読めば、少しは点が上がるか。 | ||||
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