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神様の贈り物
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神様の贈り物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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全般的に面白かったがラストが食い足らなかった。 | ||||
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シンプルにおもしろかった。 贈り物をもらった後の世界、オチが若干弱かったものの、 一気に読んでしまいました。 木内さんの小説のならではの面白さが詰まっていました。 | ||||
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不良漫画の金字塔『ビー・バップ・ハイスクール』の著者である作家・木内一裕氏によるハードボイルド小説第6弾! 今回は、一切の感情を持たない殺し屋・チャンス。乗客の命を救った事で世間から注目を浴びた彼が、その事によって死線を彷徨う事となり、それによって彼に大きな変化が訪れる物語だ。 一切の感情を持たないと表現するとハードボイルドに在りがちな冷酷非情な性質に思われるかもしれないが、今回の主人公であるチャンスが決してそういう人物ではなく、ある理由によって成り立っている事がよくわかる。 そのため、彼が後々出会う人たちと触れ合う事によって少しずつ変化していく(人間らしさを取り戻していく)過程が面白い。 偶然隣り合わせとなり、命を救われた週刊コミック誌の編集者・杉山知佳(彼女における漫画編集の裏側を描いた挿話も興味深く、木内先生自身の体験によるものだろう)、ある事を条件にチャンスを匿う同じマンションの住人である作家・田神義之、チャンスに助けられた事から恩に着る怪しげな関西人・稲本隆太(私的には、若い頃の藤岡琢也〈『座頭市喧嘩太鼓』に登場する渡世人・新吉を参照〉をイメージする)、二十年ぶりに再会したチャンスの父・姜秉悳(カン・ビョンドク)、ある指令によってコンビを組まされる事となったチャンスに不満を持つ男・柾木、チャンスの後見人である裏社会へ導いた“育ての親”・ヨモギダ…などなど 読後感としては、これまでの木内作品の中では本作のチャンスは比較的惹かれる主人公であるが(私の中では読んでいてどことなく『ブラック・ジャック』の第129話「殺しがやってくる」に登場するスキンヘッドで片目の潰れた殺し屋をイメージする)、もう少し物語の組み立てが成立すればと思わずにはいられない。 例えば、冒頭はバスジャックの場面から始まってもよいと思うし、それによって知佳の隣にいるチャンス(この時点では名前もわからぬ謎の男)を引き立たせるには格好のプロローグだと思われるのだが… その後、一躍有名になった事からフラッシュバックしていく形式で彼が何者なのか徐々に読者に情報を与えていく事によってもっと面白くなったと思うし、また、最初に彼に関心を持つ人物である知佳がもっと物語に関わっていくのかと思えば、肩透かしな展開となっているのも些か残念である。 ただ、今回に限っていえば、近年の過去作のなかでも(本作における登場人物も含めて)比較的よかったと思うが、それでも物語の求心力が足りないようにも思える。 毎回言って申し訳ないが、この分野(て)の話は大沢在昌氏の方が上手だなと思わずにはいられない。それでも木内氏の次回作には期待します。 | ||||
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チャンスという時代錯誤のニックネームも、神様の贈り物というハードボイルドに似つかわしくない題名もとてもイイ。この2点については確りした裏付けがあるので、ストーリー展開がリアリティあるものになっている。 (たまさか、本日チャンスという名の元世界チャンピオンが逮捕されていました) 惜しむらくは、そのリアリティを活かしきれていないこと。 ハードボイルドだからと言われればそれまでだが、脇役はバンバン死んでいくし、準主役かと思われる人物も途中から全く出てこなかったりする。エピローグに至っては尻切れトンボ。どうでもいい脇役の葛藤じゃなくて、主人公の心の持っていきようを結語とすべきじゃないかしらん。 せっかく仕込んだ「生い立ち」と「奇病」という重要な要素をあっさりと放棄してしまっているように思えるのが残念だ。 | ||||
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殺し屋チャンスが神様からの贈りものを受け取り、幸せや存在意義について考える物語。 スピード感あふれる展開で一気に読めたし、チャンスがどうなっていくのか読み応えがあった。 ただ、柾木や知佳といった序盤に活躍した人物たちが物語の後半では影を潜めてしまったのが残念だった。 また、終わり方も何となく中途半端な感じだったので、その後のチャンスがどうなったのかもう少し見たかった。 | ||||
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