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渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト
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渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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『第49回メフィスト賞』受賞作で,そのカバー絵にはいささかためらいを覚える一冊. とはいえ,中身は至ってオーソドックス.冒頭こそ入り組む人と時間に戸惑うものの, ほどよく散らされ,拾われる伏線,変わった作りの館と住人,大雨で絶たれる帰路など, 良くも悪くもまとまっており,強いクセもないためスムーズに読み進めることができます. また,『霊媒探偵』については,その能力で事件を推理,解決するといったことはなく, あえて,そのアンフェア直前まで描くことで,その正当性を強調している印象を受けます. ただ,そうなると霊媒師である必要性も薄く,『由緒正しき一族』など『本物』を強調も, 一巻とはいえ,その能力を利用する場面もあまりないため,今ひとつスゴさが伝わりません. 関係のなさそうな二つを徐々に重ね,それを意識させる話運びは良かったと思いますが, メフィスト賞やミステリとしては物足りず,その設定も生かせていないのは残念なところ. 主人公の背景を匂わせ,立ちはだかる人物も用意と,次巻への広がりは確かに見られますが, この巻を読んだ限り,ミステリではなく,キャラクタに重きを置いたシリーズになりそうです. | ||||
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