風の万里 黎明の空 十二国記

評判

風の万里 黎明の空 十二国記の評価:

4.70/5点 レビュー 114件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全339件 61〜80 4/17ページ
No.279
(2pt)

新潮文庫のイメージが悪くなりました。

写真のように、中身が表紙より大きく普通なら返品すべきなのだろう。装丁が悪いので返品されたものを送られたのでしょうか?特に返品はしませんでしたが、ひどいなあと思いました。新潮文庫のイメージが悪くなりました。
風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240566
No.278
(2pt)

新潮文庫のイメージが悪くなりました。

写真のように、中身が表紙より大きく普通なら返品すべきなのだろう。装丁が悪いので返品されたものを送られたのでしょうか?特に返品はしませんでしたが、ひどいなあと思いました。新潮文庫のイメージが悪くなりました。
風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)より
4062649985
No.277
(2pt)

新潮文庫のイメージが悪くなりました。

写真のように、中身が表紙より大きく普通なら返品すべきなのだろう。装丁が悪いので返品されたものを送られたのでしょうか?特に返品はしませんでしたが、ひどいなあと思いました。新潮文庫のイメージが悪くなりました。
風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062551756
No.276
(5pt)

12国記の中でも好きなシリーズ

12国記を読んでいて感じることは哲学のような感じを受ける。
陽子や祥瓊や鈴が人生に艱難辛苦の結果それぞれの道を探し出す。
こんなにも12国記が人気があるのはそこではないのかな、読者が登場人物に人生を重ね合わせ共感しやすい。
ファンタジーの世界なんだけども現実に生きている我々にも生きる道を教えてくれるそんな作品です。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240574
No.275
(5pt)

12国記の中でも好きなシリーズ

12国記を読んでいて感じることは哲学のような感じを受ける。
陽子や祥瓊や鈴が人生に艱難辛苦の結果それぞれの道を探し出す。
こんなにも12国記が人気があるのはそこではないのかな、読者が登場人物に人生を重ね合わせ共感しやすい。
ファンタジーの世界なんだけども現実に生きている我々にも生きる道を教えてくれるそんな作品です。
風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)より
4062649993
No.274
(5pt)

12国記の中でも好きなシリーズ

12国記を読んでいて感じることは哲学のような感じを受ける。
陽子や祥瓊や鈴が人生に艱難辛苦の結果それぞれの道を探し出す。
こんなにも12国記が人気があるのはそこではないのかな、読者が登場人物に人生を重ね合わせ共感しやすい。
ファンタジーの世界なんだけども現実に生きている我々にも生きる道を教えてくれるそんな作品です。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062551780
No.273
(4pt)

前巻の暗いパートを乗り越え、やっと前を向いて歩く姿を読めるよ!

天帝が、国の王たる人物を見極める。麒麟が天帝の意思を受け、王になる人物にそれを告げる。つまり王は麒麟なしでは王になれない。また、王が道を踏み外せば、彼を選んだ麒麟は死ぬ。麒麟が死ねば王は王として存在し得ず、国も衰亡していき、王なき国には妖魔が跋扈するようになる。この前提で無傷でいられるのは、天帝だけ。国の衰亡は、天帝に何か影響を与えるのだろうか? 自らの善き世界の崩壊は、天帝の苦痛となるのだろうか?

このシリーズを読んでいて、ずっと不思議に思っていたこと。王と麒麟がお互いに縛られているのは理解した。だが、天帝は? 全く登場しないので、いまいち分からない。各国の国民は、天、麒麟、国王に、ひたすら左右され続ける。有能な人間は、官吏となって国王に仕える道があるのが救いだが、それも多くはない。国民の中から国王が選ばれるので、それはそれでいいのか?

ひとつの世界を描くには、その世界の「普通」「成り立ち」を設定する必要がある。子供が、親からではなく木から生まれる国。親子の関係も、現実世界とは異なる。それによって結婚の制度も、税の取り立ても、全く違う意味を持つ。それでも共通する善と悪の感覚を描こうとするこのシリーズは、ストーリーを追うだけではなく、どうしてこういった設定なのかを考えても面白い。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240574
No.272
(3pt)

シリーズ初巻に回帰

シリーズを読み進め、前巻を読み終えた時点で、このシリーズは要するに各々の国の王と麒麟について書かれたものなのだと納得した。なのに、この上下巻ではシリーズ初に登場した王・陽子に話が戻っている。なんなんだー! Amazonのコメントを読むと、かなりのネタバレ系なので、あえて読まずに挑んだ結果がこれだ。まぁ、自業自得か。

それはともかく、本作では陽子が主人公に復帰する。王となったとはいえ、異なる世界の統治については何も分からず、宮廷内の権力争いに翻弄される姿が痛々しい。彼女と比較するかのように、異なる境遇の少女があと二人登場し、各々の境遇を嘆きながら生きる姿が描かれる。

小野先生の特徴なのか、こういったヒロインものの特徴なのか、やはり上巻は暗い話に終始する。だが、荒れた国を立て直すなんて、そんなものなのかもしれない。種を撒いてから実際に実をつけるまでには、それなりの時間と努力を必要とするのだから。

上巻を読んで嫌気が差した方、もう少し頑張って下巻まで辿り着こう。ここまでシリーズを読み進めてきた方なら、きっと面白いと思えるはずだ。
風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240566
No.271
(4pt)

前巻の暗いパートを乗り越え、やっと前を向いて歩く姿を読めるよ!

天帝が、国の王たる人物を見極める。麒麟が天帝の意思を受け、王になる人物にそれを告げる。つまり王は麒麟なしでは王になれない。また、王が道を踏み外せば、彼を選んだ麒麟は死ぬ。麒麟が死ねば王は王として存在し得ず、国も衰亡していき、王なき国には妖魔が跋扈するようになる。この前提で無傷でいられるのは、天帝だけ。国の衰亡は、天帝に何か影響を与えるのだろうか? 自らの善き世界の崩壊は、天帝の苦痛となるのだろうか?

このシリーズを読んでいて、ずっと不思議に思っていたこと。王と麒麟がお互いに縛られているのは理解した。だが、天帝は? 全く登場しないので、いまいち分からない。各国の国民は、天、麒麟、国王に、ひたすら左右され続ける。有能な人間は、官吏となって国王に仕える道があるのが救いだが、それも多くはない。国民の中から国王が選ばれるので、それはそれでいいのか?

ひとつの世界を描くには、その世界の「普通」「成り立ち」を設定する必要がある。子供が、親からではなく木から生まれる国。親子の関係も、現実世界とは異なる。それによって結婚の制度も、税の取り立ても、全く違う意味を持つ。それでも共通する善と悪の感覚を描こうとするこのシリーズは、ストーリーを追うだけではなく、どうしてこういった設定なのかを考えても面白い。
風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)より
4062649993
No.270
(3pt)

シリーズ初巻に回帰

シリーズを読み進め、前巻を読み終えた時点で、このシリーズは要するに各々の国の王と麒麟について書かれたものなのだと納得した。なのに、この上下巻ではシリーズ初に登場した王・陽子に話が戻っている。なんなんだー! Amazonのコメントを読むと、かなりのネタバレ系なので、あえて読まずに挑んだ結果がこれだ。まぁ、自業自得か。

それはともかく、本作では陽子が主人公に復帰する。王となったとはいえ、異なる世界の統治については何も分からず、宮廷内の権力争いに翻弄される姿が痛々しい。彼女と比較するかのように、異なる境遇の少女があと二人登場し、各々の境遇を嘆きながら生きる姿が描かれる。

小野先生の特徴なのか、こういったヒロインものの特徴なのか、やはり上巻は暗い話に終始する。だが、荒れた国を立て直すなんて、そんなものなのかもしれない。種を撒いてから実際に実をつけるまでには、それなりの時間と努力を必要とするのだから。

上巻を読んで嫌気が差した方、もう少し頑張って下巻まで辿り着こう。ここまでシリーズを読み進めてきた方なら、きっと面白いと思えるはずだ。
風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)より
4062649985
No.269
(4pt)

前巻の暗いパートを乗り越え、やっと前を向いて歩く姿を読めるよ!

天帝が、国の王たる人物を見極める。麒麟が天帝の意思を受け、王になる人物にそれを告げる。つまり王は麒麟なしでは王になれない。また、王が道を踏み外せば、彼を選んだ麒麟は死ぬ。麒麟が死ねば王は王として存在し得ず、国も衰亡していき、王なき国には妖魔が跋扈するようになる。この前提で無傷でいられるのは、天帝だけ。国の衰亡は、天帝に何か影響を与えるのだろうか? 自らの善き世界の崩壊は、天帝の苦痛となるのだろうか?

このシリーズを読んでいて、ずっと不思議に思っていたこと。王と麒麟がお互いに縛られているのは理解した。だが、天帝は? 全く登場しないので、いまいち分からない。各国の国民は、天、麒麟、国王に、ひたすら左右され続ける。有能な人間は、官吏となって国王に仕える道があるのが救いだが、それも多くはない。国民の中から国王が選ばれるので、それはそれでいいのか?

ひとつの世界を描くには、その世界の「普通」「成り立ち」を設定する必要がある。子供が、親からではなく木から生まれる国。親子の関係も、現実世界とは異なる。それによって結婚の制度も、税の取り立ても、全く違う意味を持つ。それでも共通する善と悪の感覚を描こうとするこのシリーズは、ストーリーを追うだけではなく、どうしてこういった設定なのかを考えても面白い。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062551780
No.268
(3pt)

シリーズ初巻に回帰

シリーズを読み進め、前巻を読み終えた時点で、このシリーズは要するに各々の国の王と麒麟について書かれたものなのだと納得した。なのに、この上下巻ではシリーズ初に登場した王・陽子に話が戻っている。なんなんだー! Amazonのコメントを読むと、かなりのネタバレ系なので、あえて読まずに挑んだ結果がこれだ。まぁ、自業自得か。

それはともかく、本作では陽子が主人公に復帰する。王となったとはいえ、異なる世界の統治については何も分からず、宮廷内の権力争いに翻弄される姿が痛々しい。彼女と比較するかのように、異なる境遇の少女があと二人登場し、各々の境遇を嘆きながら生きる姿が描かれる。

小野先生の特徴なのか、こういったヒロインものの特徴なのか、やはり上巻は暗い話に終始する。だが、荒れた国を立て直すなんて、そんなものなのかもしれない。種を撒いてから実際に実をつけるまでには、それなりの時間と努力を必要とするのだから。

上巻を読んで嫌気が差した方、もう少し頑張って下巻まで辿り着こう。ここまでシリーズを読み進めてきた方なら、きっと面白いと思えるはずだ。
風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062551756
No.267
(5pt)

本当に面白い!

最近再読しましたが やっぱり面白いです!
十二国記シリーズはどれも面白いのですがこれか図南の翼が1番かと。

面白いというか感動しちゃって毎回泣いてます(笑)
陽子の初勅を出すシーンは思い出しても涙が出ます。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240574
No.266
(5pt)

本当に面白い!

最近再読しましたが やっぱり面白いです!
十二国記シリーズはどれも面白いのですがこれか図南の翼が1番かと。

面白いというか感動しちゃって毎回泣いてます(笑)
陽子の初勅を出すシーンは思い出しても涙が出ます。
風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)より
4062649993
No.265
(5pt)

本当に面白い!

最近再読しましたが やっぱり面白いです!
十二国記シリーズはどれも面白いのですがこれか図南の翼が1番かと。

面白いというか感動しちゃって毎回泣いてます(笑)
陽子の初勅を出すシーンは思い出しても涙が出ます。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062551780
No.264
(5pt)

3人の少女の成長物語で、陽子に関する物語のフィナーレを飾った傑作

それぞれに不遇な運命を嘆く3人の少女が出会って、状況が大きく動く巻。簡単に言ってしまうと国王になったばかりで力不足に苦しんでいる陽子と、彼女をそれぞれの思いで憎んでいる2人の少女が出会い、それと知らずに暴虐な地方政府への反乱軍に参加。死と隣り合わせの苦難を経験する中で互いに共感し、陽子が素性をカミングアウト、と言う流れ。それぞれの思いが綿密に描写されて非常に読み応えがある。3人の少女の成長物語として出色の出来だ。さらに反乱軍の戦いも緊張感があって実にドレマティック。国王である事を宣言した陽子が駆けつけた麒麟に乗って上空に飛翔し、勝手に国軍を動かした者達に断罪を下すのは視覚的イメージが浮かぶ名場面だ。成長した陽子が自分の思いを初勅として発するラストまで見事で感動的。
 陽子に関わる物語のフィナーレを飾った傑作と評価する。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240574
No.263
(5pt)

3人の少女の成長物語で、陽子に関する物語のフィナーレを飾った傑作

それぞれに不遇な運命を嘆く3人の少女が出会って、状況が大きく動く巻。簡単に言ってしまうと国王になったばかりで力不足に苦しんでいる陽子と、彼女をそれぞれの思いで憎んでいる2人の少女が出会い、それと知らずに暴虐な地方政府への反乱軍に参加。死と隣り合わせの苦難を経験する中で互いに共感し、陽子が素性をカミングアウト、と言う流れ。それぞれの思いが綿密に描写されて非常に読み応えがある。3人の少女の成長物語として出色の出来だ。さらに反乱軍の戦いも緊張感があって実にドレマティック。国王である事を宣言した陽子が駆けつけた麒麟に乗って上空に飛翔し、勝手に国軍を動かした者達に断罪を下すのは視覚的イメージが浮かぶ名場面だ。成長した陽子が自分の思いを初勅として発するラストまで見事で感動的。
 陽子に関わる物語のフィナーレを飾った傑作と評価する。
風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)より
4062649993
No.262
(5pt)

3人の少女の成長物語で、陽子に関する物語のフィナーレを飾った傑作

それぞれに不遇な運命を嘆く3人の少女が出会って、状況が大きく動く巻。簡単に言ってしまうと国王になったばかりで力不足に苦しんでいる陽子と、彼女をそれぞれの思いで憎んでいる2人の少女が出会い、それと知らずに暴虐な地方政府への反乱軍に参加。死と隣り合わせの苦難を経験する中で互いに共感し、陽子が素性をカミングアウト、と言う流れ。それぞれの思いが綿密に描写されて非常に読み応えがある。3人の少女の成長物語として出色の出来だ。さらに反乱軍の戦いも緊張感があって実にドレマティック。国王である事を宣言した陽子が駆けつけた麒麟に乗って上空に飛翔し、勝手に国軍を動かした者達に断罪を下すのは視覚的イメージが浮かぶ名場面だ。成長した陽子が自分の思いを初勅として発するラストまで見事で感動的。
 陽子に関わる物語のフィナーレを飾った傑作と評価する。
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062551780
No.261
(4pt)

若干気になる点はあるが抜群の筆力で読ませる力作

十二国記の世界もかなり進み、なじみのキャラクターや国に加えてますます多くの国が登場し、しかもまだ未知の国があると言う。緻密な描写を積み上げて構築された世界の豊穣さに圧倒される思いである。
 今作ではごく普通の女子高生だったのにこの世界に流されて、苦難の末女王に君臨するも役割を果たせず苦悩する陽子の他、それぞれの苦しみを抱えた3人の少女のストーリー。女性が出産しないので比較的社会進出が進んでいると思われるこの世界でも、なお「女」であるがために苦労するエピソードが多く、しばし考え込んでしまった。陽子が流れ着いた当初の人間不信に陥るサバイバル生活ほどではないが、それぞれの少女が自分の主観では他人に酷い扱いを受け絶望し掛けている。そして他人に羨望や嫉妬や憎悪などの悪感情を向け、人としての道を外れようとする少女もいる。が、そんな中でも他人との触れ合いの中で心が癒され自分を省みて未来へ進もうとする、と言うのが基本的な話の流れ。
 この話の前半部だけなので、彼女達がまだ直接絡み合う事はなく、暗示されているだけ。そのためややモヤモヤ感は残る。又、女性が出産しないと言う設定が有効だったのかどうか、など若干気になる点はあるものの、あっと言う間に読ませてしまう筆力が抜群な力作だった。
風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240566
No.260
(4pt)

若干気になる点はあるが抜群の筆力で読ませる力作

十二国記の世界もかなり進み、なじみのキャラクターや国に加えてますます多くの国が登場し、しかもまだ未知の国があると言う。緻密な描写を積み上げて構築された世界の豊穣さに圧倒される思いである。
 今作ではごく普通の女子高生だったのにこの世界に流されて、苦難の末女王に君臨するも役割を果たせず苦悩する陽子の他、それぞれの苦しみを抱えた3人の少女のストーリー。女性が出産しないので比較的社会進出が進んでいると思われるこの世界でも、なお「女」であるがために苦労するエピソードが多く、しばし考え込んでしまった。陽子が流れ着いた当初の人間不信に陥るサバイバル生活ほどではないが、それぞれの少女が自分の主観では他人に酷い扱いを受け絶望し掛けている。そして他人に羨望や嫉妬や憎悪などの悪感情を向け、人としての道を外れようとする少女もいる。が、そんな中でも他人との触れ合いの中で心が癒され自分を省みて未来へ進もうとする、と言うのが基本的な話の流れ。
 この話の前半部だけなので、彼女達がまだ直接絡み合う事はなく、暗示されているだけ。そのためややモヤモヤ感は残る。又、女性が出産しないと言う設定が有効だったのかどうか、など若干気になる点はあるものの、あっと言う間に読ませてしまう筆力が抜群な力作だった。
風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)より
4062649985