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ケモノの城
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ケモノの城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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読みだして、直ぐに中に入り込み夢中で読みました。 誉田さんの世界が思う存分楽しめました。 怖かったです。 | ||||
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あの北九州連続監禁殺人事件をヒントにしたのだろうか、何とも恐ろしい物語だった。少しづつ明らかになる凄惨な事件の全容、期せずして事件に巻き込まれてしまう辰吾… 読んでいて具合が悪くなるような恐ろしい描写が続き、これが誉田哲也の作品なのかと疑いたくなる作品だった。しかし、ここまで徹底的にサイコパスを描いたフィクションはなかなか無い。冨樫倫太郎の『SRO』に描かれる近藤房子も、新堂冬樹の一連の作品もぶっ飛ぶほどの恐ろしい作品であった。 | ||||
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ほかの方のレビューにある通り、描写が相当グロイ。 苦手な方はやめておいた方が・・・ ストロベリーシリーズなどを想定すると大間違いですね。 ただ、内容的にはさすが・・・といった感が。 | ||||
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こういう人、いると思います。読み始めから、怖くて、でも、止められなくて、三分の二くらいで、やっと息が吐ける感じでした。誉田さんの作品は、衝撃的な部分が強調されて取りあげられることも多いのですが、読後には必ず、それだけでではない深い何かが残ります。それは、光や希望ばかりではないけれど。 | ||||
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ストーリー自体は実際の事件を元に作られているものなので、あまり謎が多い感じでは無い。 結末も若干ふわっとした感じで終わっているのが少し残念でした。 ただ、とにかく拷問のシーンと死体解体のシーンの描写がエグイ。 この残虐性が他の人に伝染するという人間の性質に恐怖を感じる。 | ||||
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参考文献から実在の監禁事件が元になっていることは明らかなので、ある程度覚悟はしていたが、読んでるのが辛くなる描写の連続だった。しかし、次の展開が気になってぺージを捲る手が止まらず一気読み。それはやはり筆者の筆力によるものなのだろう。 本作は内容が内容だけに、読後感は極めて不快だ。ただ、ほぼ似たような事が現実に起こったことを考えると、ひとつの猟奇的な監禁事件を扱った作品として見るにはあまりにも重い。 物語は同棲する男女の男の目線のパートと、監禁事件を捜査する刑事の目線のパートが交互に描かれ進んでいく。このふたつが終盤にかけどうなっていくのかが読みどころとなっている。 誉田作品はかなりの数が映像化されているが本作に限っては小説だけに留めてもらいたい。あまりにも異常で残虐で、そして凄惨でとても直視できそうにない。と言うか、映像で見たくない。 | ||||
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おもしろくて一気に1日で読んでしまいました。 余りにも残酷な話ですが、おそらく北九州の実話を元に書かれた本だと思いました。本当に人間の行いとは思えない、怪物の話でした。 | ||||
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常人には到底理解できない事件が、現実に起こる。 この小説のモチーフになっている北九州連続監禁殺人事件も、そのひとつだ。 家族がなぜ互いに殺しあわねばならなかったのか。 裁判記録やルポルタージュでは見えてこない、 「ニンゲン」という生き物のグロテスクなありようを、作者は容赦なく描き出している。 そうか~・・・誉田さんがず~っと、エロとグロを書き続けてきたのは、 こういう仕事がしたかったからなのかもなー・・・と、長年の誉田ファンの私は、納得。 労作でした。 読者は、これをただの「いつもの誉田のグロ」ととらえず、 自分の身に起こりうる現実と、受け止めなければなりません。 「ニンゲン」は、どんな環境にも順応して行こうとする。 肉体を守るために、心が死のうとすることもある。 暴力に耐えるためには、心を殺して行くしかない。 それが犯罪であれ、戦争であれ。 心が死ねば「ニンゲン」は「ケモノ」になりうる。 あなたも、私も。 小説の中で繰り広げられる「解体シーン」より、私はそのことの方がしみじみ怖い。 事実は小説より奇なりと申しますが、 小説はときに、ルポルタージュを超える筆致で事件の真相に迫ったりするから、 あなどれないですよね。 女というものをいまいち理解なさろうとしない佐野眞一センセイの『東電OL殺人事件』より、 女の怖さをよーくご存知の(というかご自身がコワイ女であらせられる)桐野夏生氏の 『グロテスク』の方が、不可解な真相により迫っていると感じたことを、 ふと思い出しました。 | ||||
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北九州殺人事件。ノンフィクションも読んでみることおすすめします。 | ||||
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子供には読ませたくない。 食事の前後、寝る前は読まないことをおすすめします。 死体を解体する描写や拷問の描写はとても生々しく目を背けたくなったが、実際の事件はもっと悲惨だったんだろうな。 生々しく目を背けたくなるが、引き込まれ一気読みさせてしまう誉田さんはさすがだと思う。 人の皮をかぶったケモノは目の前の人かもしれない。そう考えると怖い。 | ||||
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実際の事件から・・・ここまでの読み応えは、さすがです。いつも驚かされています。 | ||||
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誉田哲也というと、ストロベリーナイトが真っ先に浮かぶのかもしれません。 ドラマや映画化もされ、キャラも立ったシリーズものでファンも多いのかもしれないが、 個人的に、ストーリーは今ひとつという印象が強かった。 今作では今までも少し匂わせたグロテスクな表現が満載で、過去にあった監禁事件を彷彿とさせる物語でした。 内容に拒否反応を示す人、特に女性にはキツい表現が多々あると思いますが 個人的にはラストまで一気読みさせ、結末も納得させるものでした。 取り調べが遅々として進まず、やや中だるみの印象を持ちましたが、 ラスト近くでそれすらも回収してしまう見事な収束を見せます。 グロ表現に眼を背けず、ぜひ最後まで読んで欲しい小説です。 2014年度のミステリーランキングの上位を占めるのは間違いないと予言しておきます。 | ||||
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ジャンルで言えば警察官の目線で語られる警察ミステリーの範疇に入る誉田哲也氏の新作です。 連続監禁殺人事件扱っており物語の終盤まではかなり残虐&グロテスクな描写が中心で、読む人によっては苦痛に感じるほどかも知れません。しかしある時点から物語の奥の深さが一気に明かされ、著者らしい展開のミステリーが姿を現わします。 実際にあった事件を思い起こさせることにより、現代社会の持つ問題性を改めて考えさせられる問題作でもあり、著者の意図も充分に伝わってくるヘヴィー級ながら上級のミステリーです。 著者のファン、ミステリー好きにぜひともお薦めしたいのですが、やっぱり作中の描写を思い起こすとむやみには薦められない(特に女性には?)という、かなりの曲者問題作ではないでしょうか。 | ||||
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