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トッカン the3rd おばけなんてないさ
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トッカン the3rd おばけなんてないさの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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大きな事件、人の死、金。 普通だったら大きなショックを受け少なくとも数日は引きづると思う様な事件が複数起こります。 しかしこんな世界にいると頭がおかしくなるのかなと思いました。 沢山の泣いている人がいる中で、何事もなかったかの様に生活する主人公達に異常性を感じました。 そして結局貧乏で辛い境遇の人達は誰も救われませんでした。 「おばけなんてないさ」が今回の小説のキーワードでした。 登場人物は主人公達は非情、滞納者達は自分の事しか考えていなかったり、凶暴だったり、狂っていたり、多くの登場人物が化け物の様でした。 「おばけなんてない、本当の化け物は人間だ」と言われた様で、読後は行き場の無い怒りや悲しみ等の複雑な感情が込み上げました。 | ||||
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幽霊やおばけについて、こんな見方をした事がなかったのでとても心に沁みました。 ますます大活躍のぐー子、頑張れ! とにかく感動しました。読んで良かったです。 | ||||
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3巻も面白かったです。2巻同様のキャラ+新キャラ登場で、しかも鏡さんの同級生。 鏡さんの人物像がますます謎深いものになった気がします。 途中、いろいろな案件が重なり、ごちゃっとした感じはありましたが、 楽しませてもらいました。 | ||||
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公務員の守秘義務、おばけ、とんでもない脱税の手口、滞納者の悲痛な叫び。 緩急がしっかりしていて、一気に読んでしまった。全体を通じて読んできて飽きることがなかった。 一巻から読んでいると、3巻の主人公グー子の成長ぶりがよく伝わってくる。 26歳で配属2年目、徐々に仕事がわかってきて、時代もスマホが世に普及しだした時期。自分だけでなくて職場の環境をよく見ながら人付き合いをしていき、一方で滞納者に対して地道に、愚直に、自分なりに考えてアプローチをしていく。非常に親近感がわく。 また何度も、何度も繰り返し出てくる「守秘義務」という意味が、徴収官という仕事が税金の警察という意味合いを深く重く演出していて、もどかしさを感じるとともに、仕事の面白さが伝わってきた。 残念だったのは、鏡が徴収の鬼から、人間味あふれるただの良い人になってしまったこと。どう読んでも「犯罪調査」を行っているとしか思えないこと。フィクション、エンタメではあるもののリアリティが薄まってしまった感じを受けた。 | ||||
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何だろう。このゆるさは。 国税徴収官が、生真面目で、お金の警察官と言われている中で、 ぐー子の成長と周りの反応がポイントだが、 鏡のぶっきらぼうさ。署長のピンクリボンとセクハラ。 樽井の仕事をしているかどうかわからない状況でのパワハラ。 職場自体が、どっか、漫画的になっている。 祈祷師の原ぜん子の4000万円の脱税。 大見謝酒店の生活保護を利用しての分割納税。 物語は、長いけど、すっきりさせてくれない。 果ては、徴収官が 密着取材を受けてしまう。 そして、どういうわけか 栃木愛が 突出する。 宇都宮と浜松の餃子競争。ふーむ。 おちゃらけすぎて、馴染めないなぁ。 | ||||
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鏡特官とぐー子のでこぼこコンビが織りなす税徴収顛末。 1,2作目より税徴収の話題より個人的な話題がウェイトを占めるようになり面白さが低下した。 鏡は相変わらず部下のぐー子を馬鹿にし、ぐー子は鏡に言いたいことも言えない変な上下関係。 そろそろ両者も進歩してほしいところだ。 一般文学通算1841作品目の感想。2017/03/14 14:55 | ||||
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全3巻のトッカンシリーズ最終版。トッカンというのは特別国税徴収官の略で、税金の取り立てとして特別に任命された人のことである。そのトッカンである主人公に入署3年目の若手女子を使っている。この女子が果てしなく鈍臭いのだが、なぜか許せるレベルを最後まで維持していたのは素晴らしい。 女子を取り巻く人達として、変わり者で強烈に優秀な直属上司、緩急あわせ持つ破天荒な署長、夜の銀座で活躍しそうな先輩女子が主人公の成長を見守る。主人公の成長をタテ糸として、難解な事件をヨコ糸、生身の人間の感情をナナメの糸として、多種多様な話題を巧みに紡ぎこんであり痛快だった。税務署という融通の効かなそうな堅い集団を、例えフィクションだとしても熱のこもった前向きな集団として表現したことは興味深い。 税の徴収官が主人公でありながら、法律の話がほんのわずかしか出てこないのも好感が持てた。複雑な話が限られているため、身近な経験を通して徴収官の考え方が理解できる。だからといって著者が税の世界を浅くしか見ていないということは一切ないことが伝わる。むしろ時間をかけた面密な取材があるからこそ、思い切った展開で徴収にまつわるこみ入った話を娯楽の世界に導くことができたのだと思う。 主人公の鈍臭さを始めは愉快に受け取りながら、次第に応援している自分に気づく。もしこの立場に自分が置かれたらどう振る舞うだろうか、この鈍臭い主人公よりも上手くできるだろうかと想像しながら読むと、いつの間にか冷静になって物語の展開に集中している。手応えのある読書時間であった。 | ||||
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1作目・2作目になんだかんだ注文をつけつつ3作目も手にとって読んでしまうのだから(しかもページ数の多さが気にならない)著者の「読ませる力」はすごい。 それにしても税務署の人って、本当にこんなに世間から警戒されたり嫌われたりしているのだろうか。サラリーマンとしてはピンと来ないのだが。 | ||||
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1に続き、期待を裏切らないストーリーでした。次が待ち遠しいです!!! | ||||
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よく映画なんかだと、Ⅱ・Ⅲと劣化していくことも多いですが、本書は3作目ながら変わらず面白かったです。 さすがに、1作目のように「へーえ、徴税官ってこういう仕事をしているんだ」という驚きは少なくなりましたが、 ヒロインと上司の掛け合いも楽しい。 以下、少々ネタバレになりますが、途中、ヒロインの上司に対する感情で「おや?」と思われる部分もありましたので、 いよいよ4作目は何か起こるかもしれません。 本作でも、結婚だ何だと色々伏線が張られていますし。 | ||||
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このシリーズ大好きです。井上真央のドラマはイマイチでしたが原作の小説はオススメです。 | ||||
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鏡とぐー子の活躍を描くシリーズ第3弾。 今回は鏡の故郷栃木を舞台に、税金滞納問題の解決にあたる。 鏡の過去も明らかになり、物語に益々厚みが出てきている。 単なる国税徴収の話題に留まらず、生きる上での示唆を与えてくれる本作。 おばけをキーワードにして、本作でも色々考えさせられた。 おばけの放置・自身のおばけ化については、特に気をつけようと思う。 | ||||
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このシリーズはだんだんぐーちゃんが成長していくのを横で見ているような気分になって、とても楽しいです。 今回は栃木ネタが満載ですが、それもまた面白い。 宇都宮は餃子と認識されるようになった由来について、かなりきわどいこと書いてあるけどホントなのかなぁ、なんて思っちゃいました。 国税の宣伝動画とかだと、滞納者はあきらかに悪人として出てきますし、証拠を突きつけられた後は急にしおらしくなってトントン拍子にメデタシメデタシとなりますが、現実にはそんなことはあまりないんじゃないかと思います。この著者は滞納者について、紋切り型の悪人的描写はしませんし、だからといって甘やかしもしません。だからでしょうか、とても読んでいてお話にのめりこんでいってしまいます。 「お金に良い悪いの色はない」 色をみてしまうのは、「かわいそう」とか「あくどい」という主観を混ぜてしまうからなんでしょうね。。。 本当に生活に困窮して、払いたくても払えない状況に陥っても、だからといって法律違反までしていいわけではない。「ちょっとくらい」のちょっとは、主観が入るものであり、厳しい意見だけど、主観的な判断で「特別」が許されてしまうと、どんどん不公平になるし、全部認めていたら自治体や国は税収が減って公共サービスが成り立たなくなってしまう…「お金の警察」は嫌われる存在かもしれないけど、やっぱり必要なんだろうなと思います。 多くの人が一生懸命納税しているのに、ズルしている人がのさばるのは許せませんし。 でも、本当にこういうケースがあったら、どうなるんだろう、なんとか救済できないのかな…。 なんか、そういうことを色々考えさせられるのに、ぐいぐい読めちゃう本です。 この本読んで「おばけなんてないさ」をYouTbeで探して聞いてしまいました。。。 | ||||
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シリーズ化もTVドラマ化も知らずにたまたま書店で見て「栃木出張」の紹介文で衝動買い。もちろん架空の人物ながらなぜか出身高校は完全に実名なので、後輩であることが判明。しかも忘れかけてた応援歌まで思い出させてくださったために(小説の出来に対する評価は置いといて)満点をつけさせていただきます。 ×「(栃木は)東北」=断じて違う。トッカンも言っているとおり「北関東」であり「首都圏」です。 ○「関東・栃木 レモン牛乳」=確かにレモンなぞ1滴も入っておらず寒過ぎて栽培もできませんが、黄色い色が「レモン」です。給食に出てきた「関東牛乳」という会社の製品です。 ○「モロ」=ネズミザメの身をわざわざ気仙沼から運んで煮つけとか揚げ物にして食べます。ちなみにヒレは超高級品のフカヒレになりますが、当然ながら食べる機会はありませんでした。 △「ニラのキロ買い」=束で売ってましたが、大家族でなければ買いません。ただし「ニラそば」というもりそばの上にニラのおひたしがのっているだけのメニューも存在しました。 ×「オリオン通りあたりで派手に飲み歩く」=オリオン通りにはあまりカラオケスナックなどはありませんでした。「泉町(いずみちょう)」がやはり有名です。 ○「餃子に対する熱き思い入れ」=「正嗣」と「眠眠」が2大メジャー。けっこう支店が多く、餃子は共通のようなので並ばずに買える店で「お持ち帰り」が普通。ただし、1人あたりはおおよそ3人分が適量で、「水餃子」はタレではなく、直接お湯に醤油、ラー油、酢を大量投入して食べます。 それこそ高校を卒業して、何十年もたつが「栃木」「宇都宮」を思い出させてくれました。ありがとうございます。繰り返しますが小説の評価ではなく、ネタに対する賛辞ですので地元や出身地ではないかたの印象はまた違ったものとなるでしょう。 | ||||
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読んでよかったと思う。文章がとても魅力的。ぐっと心に響いたところがいくつもあった。 | ||||
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