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神の時空 ―鎌倉の地龍―
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神の時空 ―鎌倉の地龍―の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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第一弾ということですが、これが第一弾とは気づきませんでした。というのも、非現実的な設定で、途中までちょっと意味がわからなかったので。この方の本だからというのを承知の上で読めばいいのでしょうが、初めての人は違うシリーズから読んだほうがいいようなレベルかもしれません。 鎌倉時代というのは戦国時代ほどの認知度もないと思うのですが、教科書に載っていない人の酷い殺戮の末の物語だということはわかりました。今回は神さま的な固有名詞も出てこず、歴史的に実在したとされる人たちのお話で読みやすかったですが、結構な量の人物がざ〜っとでてきて歴史上何があった、みたいな結論を登場人物があっさり納得してしまうので、もっと読み手への説得力が欲しかったです。 | ||||
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特に面白い。 | ||||
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鎌倉を舞台にした作品には観光案内としての情報を盛り込んだものが多く見受けられる。しかし本書は 少々趣を異にしており鎌倉時代の鎌倉、即ち源氏一族の殺戮の歴史と怨霊を題材にしている。著者は薬 科大学出身との事だが専門分野とは異なるテーマを扱っている点について優れた取材力がうかがわれる。 神社仏閣の歴史や遺跡の碑文を紹介しながら次第に怨霊や怨念の世界へ誘う手法は鮮やか。だが折角 調査取材したのだから「もったいない全部書いちゃおう!」と少々蘊蓄が長すぎる点が残念。ラストの どんでん返しや捻りについては今までにないユニークなアイディアであるが、メルヘンチックな感じで タイトル負けしている印象を受ける。もう少し大掛かりなギミックを仕掛けてもいいのでは? | ||||
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この作品のシリーズは、全巻持っています。高田崇史氏の歴史観に染まっています。 | ||||
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高田氏の作品を読むのは、本書が初めて。 メフィスト賞受賞、数々の書籍を出版されたベテランということなので期待大でした。 鎌倉幕府に関わる血みどろの史実や、その裏に隠された策謀に関する推理などは、興味深くて、大変面白かったのですが、小説そのものは三流。 表現力に乏しく、纏まりのない文章が目立つ。 やたらに薄っぺらく、人間味に乏しいうえに、設定負けしている登場人物たち(意図的とはいえ、主人公の人となりの説明が全くないのが、非常に不自然。 呆れるほどに無知で無能なため、全然役に立たない、古き巫女の血を引く残念霊媒。 セーラー服を着せるためだけに、女子高生に設定されたようなキャラ、云々)。 不自然な会話や、突飛なストーリー展開。 ドラマ性を追求しただけの、意味のない殺人や誘拐。 面白くなる要素を秘めていたにも関わらず、色々と残念なお話でした。 | ||||
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高田さんの著書は初めて読みました。 もともと日本の歴史が好きなこと、「神」「怨霊」というワードに惹かれ手に取った本。 読み初めからわくわくと私には好きなジャンルでした。 鎌倉幕府を築いた、源頼朝を取り巻く歴史的記述、そこに隠された頼朝の死の真相。 それであれば歴史ミステリーとしてお話が進むわけですが、そこになぜか鎌倉の結界を破り、怨霊となった頼朝初め、頼朝を取り巻く一族の怨霊を 解き放とうとする術師、高村皇、そして彼に仕える磯笛。 この物語りは壮大なファンタジー要素が含まれます。 辻曲家の末っ子、巳雨の磯笛に対して「狐さん」と呼んだシーン。物語の語り手である陽一。 彼らの正体を考えると今度の展開が楽しみです。 ここで書くべき感想ではないのかもしれませんが、シャーマン的な能力を持つ辻曲家のお話など、 私の大好きな作家さん、荻原規子さんの著書を思い出されました。 | ||||
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高田さんの歴史謎解きシリーズはとても好きなジャンルで特にQEDや毒草師は全部 読まさせていただいた。 なかには強引で飛躍しすぎかなあ。。。と思いつつも歴史や宗教について学校やテレビで 今まで単純に丸暗記やテスト勉強的に問題意識を持つこともなく覚え込んでいた知識が いかに脈絡もなく断片的で、しかも一面的であったかを思い知らされて知恵熱のような 快感に打ち震えたことが何回もありました。 神話や神社に伝わる神々と先祖の過去の歴史とその伝承の裏に隠蔽された真実。 大体は朝廷や権力者により滅ぼされたり地位や財産、土地をはく奪された古い有力者 が巧妙に祀り上げられつつも社に封ぜられているというのが基本テーゼです。 神社や祀られる神は昔は庶民の信仰対象ではなく権力者の政治装置であったのです。 多くはそこの御利益はその神々が奪われ、果たせなかった望みの数々。 曰く、権力から追われた天神さまは出世と学業成就に、 曰く、身体を損なわれた神様は足腰に効くとか眼病に効くとか 曰く、病いや毒を盛られた神様や仏様は病気平癒の御利益が、、、といった具合。 また本殿に祀られる神様の陰に追いやられるように壮大な敷地の片隅や裏山に ひっそりと小さく祀られるその地に住んでいたかつての本来の土着の神様のことなど ああ なんて自分はモノ知らずで、考えも本質も思うことなく自分の御利益ばかり 安穏とお願いしていたんだろう。。。と恥じ入ってしまうこと数知れず、です。 今回のシリーズでは推理サスペンスのQEDシリーズとは趣向を変えて現代に怨霊を 解き放とうとする悪役側とそれを阻止すべく対抗する正義役側の伝奇アクション的な 風合いになりました。 やや年齢的に下がった感があり、本巻は導入と説明、物語の筋を進める必要性から 肝心の僕たちが好きな歴史謎解きの部分は残念ながら縮小気味ではありますが、 その分鎌倉と伊豆を舞台に源三世代の将軍の怨霊と悲劇的な真実について コンパクトにまとめられて良くできています。 昔は泥質地でむじなも住まなかったような荒地の鶴岡八幡宮と鎌倉の土地について 今はスイーツとオシャレスポットだらけな観光地の裏側にひっそりと息づく昔の 真相を肌で感じる。なんて粋なぶらり旅を、この本を読んで予習していくのも なかなかヨロシイと思います。 | ||||
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高田先生の新シリーズです。 私は、もともと鎌倉時代に興味があったので、とても楽しい読書時間を過ごせました‼ 私も、鎌倉時代について勉強します | ||||
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この作者の一連のシリーズの肝は歴史の謎を発掘するところから始まり、それを読者に提示し、今まで常識と思われていた事柄を覆していくところにあります。 そしてそれを現代風のミステリー事件に絡めて表現しています。講談社ノベルスで最初に出す以上仕方ない表現手法だったかもしれませんが、今となっては余計の一言につきます。シリーズを重ねるごとに肝部分が薄くなり余計なミステリー部分が増えてきています。最近はファンタジーまで。これではミステリーとして浅いし、歴史ファンに対しても肩すかしです。余計なファンタジーは省いて歴史ミステリーとして特化してほしいと強く思います。 | ||||
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今までのほうがよかった。わかりにくかった。最後の意外な結末がよかったのか、よくなかったのか。今でも不明。 | ||||
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表沙汰にされてこなかった歴史の暗部を軸に、怨霊を現代に現そうとする者たちと、それを阻止しようとする者たちの攻防を描いた伝奇物語。 学校や伝記で学ぶ歴史は、長い歴史の積み重ねにおいて表面に浮いてきた、言わば「上澄み」。その奥にある、血腥い闇の歴史を軸に、『QED』では推理小説を、『カンナ』では冒険小説を書いてきた高田崇史氏。新たに始まったシリーズは伝奇小説でした。 まさか伝奇ものとは。最後で明らかになった陽一くんのことは吃驚。確かに「……?」と気になった描写がいくつかあったが、まさか××とは。確かに「怨霊がいるなら××がいても」だけど。「ちょっと唐突過ぎる」という感はある。 次に登場する怨霊が何者か、という点も楽しみだが、またカクテルとかお酒全般の話題も追加してほしい。 | ||||
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鎌倉には、このような悲劇が隠されていることを初めて知りました。鎌倉に行った際には、本にある略地図をたよりに行ってみたいです。 | ||||
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レビュ-書くのが大変難しいです。と言うのがこの小説は新シリ-ズの始まりらしく、プロロ-グに当たると思われまだ設定が明確ではありません。従って、あくまでも現在の時点での理解に基づきます。誤解していたら悪しからず。 怪奇小説の形式での歴史推理ものになるのかと思うのですが、上手く話を広げて発展していけばそれなりに面白くなるかもしれません。でも、今のところ見えてきた設定だと、推理なんかせずに当事者に聞きに行けば良いのになあと言うのが正直なところです。あまり書くとネタばれなので書きにくいのですが、成仏していないのは幽霊も怨霊も同じなのだから。まあ、期待も込めて星4つにしておきます。ところで、よくわからないのが北条時政死後18年で北条家が滅ぶという記載は何?きっと2冊めで説明があることを祈ります。 | ||||
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