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(短編集)
レキシントンの幽霊
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レキシントンの幽霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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春樹さんの達観・諦観と染み入る老婆心が文章に表れて心地よかったですね。 | ||||
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購入しました。村上春樹の短編作品はどれも結構好きですが、この作品はそこまでぴんときませんでした。 | ||||
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名作だという『沈黙』収録。 何かを感じることはできるけど、 何を感じればいいのだろう。 ぼくは村上春樹の饒舌しか感じない。 なぜ、主人公は飛行機の待ち時間にこんな噺をするのだろう。 意味がわからない。 安倍首相が進める道徳教育の教本に収録してもらいますか。 | ||||
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7編からなる短編集。村上さんの本をマトモに読んだのは、2冊め。 ノンフィクションなら読んだ事もあったのだが。 レキシントンの幽霊/緑色の獣/沈黙/氷男/トニー滝谷/七番目の男/めくらやなぎと、眠る女 作家さんの作風を知りたくて、読んでみた。 レコードがお好きなんだなぁ、とか、ストーリーうんぬんよりも文章で楽しみたい方には向いてるんじゃないかなぁ、とか。 印象的だったのは、「沈黙」と「氷男」。 あとは普通だったかな… アクションとかはあまりなく躍動感はないけれど、 しんみりとじっくり時間をかけて読むとよい。 そんな短編集でした。 | ||||
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村上春樹による、村上春樹のための、読者不在の短編集といった感覚。 書きたいことを書きたいだけ連ねたような感じで、 実際に春樹自身もその事をあとがきで認めている。 暇つぶしに読むにしても、へたな幻想文学のようで後味が悪い。 あまり面白くは無かったけれど、トニー滝谷の記憶の堆積については、何となく思う所があった。 | ||||
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村上春樹さんの作品をすべて読もうとしています。 この作品でも、独特の雰囲気は感じました。 しかし、”感動”はありませんでした。 もしかしたら短編集”めくらやなぎと眠る女”を既に読んでいるので、既読の作品があったからかもしれません。 | ||||
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「レキシントンの幽霊」「緑色の獣」「沈黙」「氷男」「トニー滝谷」「七番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」といった作品を収録した短篇集です。物理的に喪失をする際に、それに付随して何らかのものも喪失するのでしょう。その失ったものを他の物で埋め合わせようとしても、代替がきくわけではなく、それには時間をかけて少しずつ受け入れていく事が必要なのではないでしょうか。 「人は勝つこともあるし、負けることもあります。でもその深みを理解できていれば、人はたとえ負けたとしても、傷つきはしません。人はあらゆるものに勝つわけにはいかないんです。人はいつか必ず負けます。大事なのはその深みを理解することなのです」 | ||||
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短編小説もうまい村上春樹。 そのなかでもこの短編集はやや異色だろう。 書き直された「めくらやなぎと眠る女」以外の短編は読後感が悪い。 読後感が悪い、というか遊びが無い。 「沈黙」などは救いようがない。 実際にありそうな話だけに恐ろしい。 おそらく、トーンが似た系統の短編を集めたのかもしれないが、何度も読みたいと思うものではない。 と言いながら何度か読んではいるが、読むたびに落ち込む。 読み終えた後に、ザラッとした感触が残る話ばかり。 村上春樹の違った一面を見るためには、読んでおく必要がある一冊。 「めくらやなぎと眠る女」は「蛍、納屋を焼く」に収録されている文章を改訂したもの。 テイストを残したまま、うまく話が短縮されている。 この話だけ、この短編集の中では一息つくことができる物語だ。 | ||||
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何か、掴めそうで掴めない感じの、不安定な短篇集。 「氷男」と「トニー滝谷」とは、類似品のよう。 全体的に読み易く、同氏の長篇よりも好ましい。 だけど、1冊読めばもう満腹といった感じで、余り、これ以上この作家の作品が読みたいとは思わせてくれない。 | ||||
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村上春樹作品の中で、この本に収められている短編「沈黙」は、率直で、わかりやすく書かれている珍しい作品だと思う。 学生時代のクラス内での「シカト」。ほとんどの人が加害者または被害者として体験してきていることだ。この作品の主人公、大沢は、大人になってからもそのトラウマを心の底に抱えて暮らしている。 だけれども、村上春樹が普通の人と違うのは、その恐怖の対象がなにかを鋭くついていることだ。 被害者である主人公の側に立って読んでいた読者は、最後の大沢の独白によって、突然、加害者側であったかもしれない自分に気がつき、愕然とする。 | ||||
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ずっと前に読んだ一冊ですが、自分は、「氷男」の悲しさと、「トニー滝谷」の虚無感と、「めくらやなぎと眠る女」の世界観が好きでした。特に「トニー滝谷」は、映像作品も好きで、しかも「ねじまき鳥クロニクル」にも登場するので、印象が深い作品です。 ただ、表題作「レキシントンの幽霊」、これがいけなかった。ノンフィクションなのでしょうが、春樹の偽善性がモロに見えてしまっています。友人に信頼されて家の留守番を頼まれたのに、留守番の初夜、一階で集団が騒いでいるのを、「幽霊」と勝手に決め付けて見て見ぬ振りをし、友人にはそのことを報告しないなんて・・・。・・・唯の、偽善者じゃん・・・(苦笑)。 村上春樹はただフィクションを書いているだけのほうがいい。 読者は唯だまされているだけのほうがいい、と思いました。 | ||||
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独立戦争の古戦場。それがレキシントンです。大英帝国がその威信をかけて、植民地軍と戦って敗れた古戦場。そういう意味では、この短編集は負けをとるのか、それとも今まで自分の故郷であり、自分の誇りでもあった母国にタテつき、そして相手を凌駕してしまった新生アメリカと取るのか?村上春樹がハルキとなった記念碑的短編集。 このあたりから、村上は村上ではなくムラカミとなり、読者層は熱く厚く世界に広がりました。それは単にムラカミ先生が偉いだけではない。こうした日本の作家の作品を翻訳できる人材が生まれた。ということです。ムラカミハルキは単に日本語で支えられているだけだはなく、英語やフランス語、イタリア語、韓国語、そしてロシア語の翻訳で支えられています。こうした翻訳者に日本語を教えて消えていった日本語の先生達に本当に感謝したい。そんな気持にさせられます。 | ||||
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緑色の獣に対する女の傲慢的な態度らしきものが、個人的には共感できるところがありまして、そこになんとなくですが、喜びを感じました。獣の謝り方はどう考えても虚構的でした。 | ||||
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全体を通じて感じさせられたのが、まるで印象画の絵画を見ているときのような感覚でした。 普通の人が、ごく当たり前のように”日常”を演じている。 けれども過去のどこかに、もしくは今も続いている一つの物事 それは波であったり、チョコレートであったり。。)によって、 主人公たちの心を捉え、影を落とす。 その影を、はっきりと意識しようとすればするほど、それは不確かに形を変えていく。 そんなところに、「印象派の絵画を見ているような」不思議さを感じました。 特にそれを私は「七番目の男」の中に感じました。 写実的過ぎる作品に、物足りなさを感じている方。きっと気に入られると思います。 | ||||
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