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蝋面博士
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蝋面博士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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角川スニーカー文庫版である。1979年に出た角川文庫版を体裁だけ変えたものだ。 漫画風のイラストと、中村うさぎさんの解説が加えられている。 中篇「蝋面博士」と短篇「黒薔薇荘の秘密」「燈台島の怪」「謎のルビー」が収められている。 いずれも少年向け探偵小説で、内容もそれなりの出来でしかない。結末がすぐ読めてしまうし、人物の造形やプロットも頼りない。 「蝋面博士」は、わずか10数頁で結末が分かったしまうのが難点。ただ、動機という点では(有名な先例はあるものの)なかなか面白い。少年探偵・御子柴進と金田一耕助が活躍している。 「黒薔薇荘の秘密」はたわいない作品だ。 「燈台島の怪」は暗号ものと洞窟もののミックス。 「謎のルビー」は宝石の隠し場所に工夫がある。 熱心な横溝ファンなら読んでも、という一冊。 | ||||
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「蝋面博士」は昭和29年に「おもしろブック」に連載された作品です。 もともとは、新聞記者の三津木俊助が探偵役だったのですが、 昭和50年に山村正夫によって、金田一に書き換えられてしまいました。 出版社の要請によるものですが、それ以降、 金田一ものが底本になってしまいました。 動機の部分で納得のいかない部分があるのも、そのせいです。 書き換えは、探偵役が変わっている程度ですが、横溝正史以外の 手が入っているため、マニア内では、まがい物の扱いを受けています。 それをわかった上でご購入をご検討ください。 昭和50年以前の偕成社版「蝋面博士」は、内容が異なるため、 高額で取引されています。 同じ角川文庫の「金田一耕助ファイル」にも書き換えはありますが、主に「不適切語彙」にとどまっています。 勿論、オリジナルのままのほうがいいのですが、絶版を避けるためのやむを得ないこととも思えます。 「夜光怪人」「蝋面博士」と「金田一耕助ファイル」を同列に論じるのは、100か0しかない純情まっすぐくんのたわごとにすぎません。 | ||||
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中篇「蝋面博士」と短篇「黒薔薇荘の秘密」「燈台島の怪」「謎のルビー」が収められている。 いずれも少年向け探偵小説で、内容もそれなりの出来でしかない。結末がすぐ読めてしまうし、人物の造形やプロットも頼りない。 「蝋面博士」は、わずか10数頁で結末が分かったしまうのが難点。ただ、動機という点では(有名な先例はあるものの)なかなか面白い。少年探偵・御子柴進と金田一耕助が活躍している。 「黒薔薇荘の秘密」はたわいない作品だ。 「燈台島の怪」は暗号ものと洞窟もののミックス。 「謎のルビー」は宝石の隠し場所に工夫がある。 熱心な横溝ファンなら読んでも、という一冊。 | ||||
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