■スポンサードリンク


蝋面博士



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

蝋面博士の評価: 3.14/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

角川スニーカー文庫版

角川スニーカー文庫版である。1979年に出た角川文庫版を体裁だけ変えたものだ。
 漫画風のイラストと、中村うさぎさんの解説が加えられている。
 中篇「蝋面博士」と短篇「黒薔薇荘の秘密」「燈台島の怪」「謎のルビー」が収められている。
 いずれも少年向け探偵小説で、内容もそれなりの出来でしかない。結末がすぐ読めてしまうし、人物の造形やプロットも頼りない。
 「蝋面博士」は、わずか10数頁で結末が分かったしまうのが難点。ただ、動機という点では(有名な先例はあるものの)なかなか面白い。少年探偵・御子柴進と金田一耕助が活躍している。
 「黒薔薇荘の秘密」はたわいない作品だ。
 「燈台島の怪」は暗号ものと洞窟もののミックス。
 「謎のルビー」は宝石の隠し場所に工夫がある。
 熱心な横溝ファンなら読んでも、という一冊。
蝋面博士 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:蝋面博士 (角川文庫)より
4041129133
No.2:
(2pt)

まがい物

「蝋面博士」は昭和29年に「おもしろブック」に連載された作品です。
もともとは、新聞記者の三津木俊助が探偵役だったのですが、 昭和50年に山村正夫によって、金田一に書き換えられてしまいました。
出版社の要請によるものですが、それ以降、 金田一ものが底本になってしまいました。
動機の部分で納得のいかない部分があるのも、そのせいです。
書き換えは、探偵役が変わっている程度ですが、横溝正史以外の 手が入っているため、マニア内では、まがい物の扱いを受けています。
それをわかった上でご購入をご検討ください。
昭和50年以前の偕成社版「蝋面博士」は、内容が異なるため、 高額で取引されています。
同じ角川文庫の「金田一耕助ファイル」にも書き換えはありますが、主に「不適切語彙」にとどまっています。
勿論、オリジナルのままのほうがいいのですが、絶版を避けるためのやむを得ないこととも思えます。
「夜光怪人」「蝋面博士」と「金田一耕助ファイル」を同列に論じるのは、100か0しかない純情まっすぐくんのたわごとにすぎません。
蝋面博士 (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:蝋面博士 (1979年) (角川文庫)より
B000J8G962
No.1:
(2pt)

少年探偵

中篇「蝋面博士」と短篇「黒薔薇荘の秘密」「燈台島の怪」「謎のルビー」が収められている。
 いずれも少年向け探偵小説で、内容もそれなりの出来でしかない。結末がすぐ読めてしまうし、人物の造形やプロットも頼りない。
 「蝋面博士」は、わずか10数頁で結末が分かったしまうのが難点。ただ、動機という点では(有名な先例はあるものの)なかなか面白い。少年探偵・御子柴進と金田一耕助が活躍している。
 「黒薔薇荘の秘密」はたわいない作品だ。
 「燈台島の怪」は暗号ものと洞窟もののミックス。
 「謎のルビー」は宝石の隠し場所に工夫がある。
 熱心な横溝ファンなら読んでも、という一冊。
蝋面博士 (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:蝋面博士 (1979年) (角川文庫)より
B000J8G962

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!