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ペテロの葬列



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ペテロの葬列の評価: 3.29/5点 レビュー 207件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全111件 81~100 5/6ページ
No.31:
(4pt)

ペテロの葬列

「ペテロの葬列」 結末の意外な展開には驚かされました。宮部みゆきさんの新境地をみた思いです。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
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No.30:
(5pt)

満足してます!

初めて、中古品を購入しました。
クリーニング済みと書いてあったので、買う事にしました。
新品同様にきれいで、大変満足しています。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
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No.29:
(5pt)

ドラマを見る前に読んどきたくて

宮部さんの作品は大好きで、ドラマの[名もなき毒]もとても素晴らしかったので、今回続編が始まると知って、いつもは文庫が出るまで待つほうですが我慢できなくて購入、読み終えました。読み終えてアマゾンレビューを見て、評価の低さに驚いてます。まあ、宮部みゆき大好きな者としてですが、今回の作品で、これから始まる杉村三郎の物語のプロローグを読み終えたというところでしょうか。寂しさの残るラストでしたが、続編を期待してます。
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No.28:
(5pt)

ぐいぐいのめり込みます。

テレビで役者陣が紹介されちゃう前に(^^;)急いで読みました。
やっぱり、自分なりのイメージで読みたいからね、人も風景も。

最初の出だしからぐいぐいと宮部ワールドに突っ込むような感じで始まります。彼の脳裏に残ったもの、が語られて、じゃぁ本当のところはどうなの?何があったの?と前のめりに読み込んでいく感じ。このシリーズにある独特の世界観は、主人公の彼が動くスタントがフィルターで世界観でベースです。前の二冊もあわせて、もう一度通読したくなります。

さて、テレビバージョンにあたしは納得出来るのでしょうか??なんて^^;
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No.27:
(4pt)

エイト

(ネタばれを匂わせてますので注意)
「誰か」「名もなき毒」から杉村と菜穂子の家庭には違和感があったので最後にこうなることは納得しました。
むしろ何故、杉村が今の状態を受け入れてきていたのかという想いがありましたし。
ただ、こうなるにしても菜穂子の裏切りともいえる行為は果たして必要だったのでしょうか?
私は菜穂子は嫌いなキャラですが、踏み出すためにやる行為として、このような選択をするキャラだとも思えませんでした。
宮部さんは好きな作家さんですけれども、子供や年配の方と違い、このタイプの女性内面描写はあまり上手くないと感じることがあります。
編集長など読んでて楽しいのですけれども。
杉村の最後の「立場」は気の毒に思います。けれど杉村もまた本当に「菜穂子」を見ていたのでしょうか?物語のはじめから感じていた家庭の違和感は、夫婦ふたりともわかっていながら「おままごと」を続けてきたように思えるからなのかもしれません。
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No.26:
(5pt)

予想外の展開にびっくり

あまり書くとネタばれになるので、なるべく控えておきますが、私の感想としては、
「それはないだろう。金持ちのお嬢様ってやっぱりわがままで身勝手なんだな。」
という感じです。
このシリーズで唯一、読み終えて納得いかない結末でした。
でも宮部ワールド満喫できます。
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No.25:
(4pt)

記憶に残る本だと思います

読後感がスッキリしないのは確かなんですが、ミステリ小説として面白かったです。若干、とっちらかってるような気がしないでもないですけどね。
「名もなき毒」って読んだことがあるはずなんだけど、内容を今一つ覚えてないんです。だけど、本作は、多分、内容を忘れない本じゃないかと思います。
結局、メインストーリーで語られているものとは別の悪(こっちは悪意)の伝染が主人公を苦しめる結果になったと解釈しました。
宮部みゆきワールドが十分に発揮されていると感じました。
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No.24:
(4pt)

罪を犯すのか、傷を背負うのか。

「誰か」「名もなき毒」に続くシリーズ第3弾。
僕は退屈せずに読んだし、本の厚さや値段と釣り合わない程の駄作だとは思わなかった。

宮部みゆきが、M.Z.リューイン的な庶民派ハードボイルドのスタイルを借りて語ろうとしているのは、
社会の歪みや、見るに耐えない犯罪のあれこれも、私やあなたの心の中に潜む小さな「悪意」や、ネガティブな心性の集積だと言う事なのだと思う。
宮部みゆきが「龍は眠る」の頃から伝えようとしてきたテーマ、
それは、悪は犯罪者のうちに特別に存在するものではなく、誰の心にもある悪や悪意を飼いならす事ができなかった不幸な場合に犯罪が起こる、という現実認識だ。
彼女が描く犯罪者が、どんな非情な犯罪を犯していても、どこか人間くさいのはそのせいだ。
宮部みゆきは、犯罪者と一般人を隔てる垣根をとても低いものだと考えている。
だから、みな用心した方がいい。誰もセーフティな位置に居続けられるとは限らない。あなたも私も。そう語っているのだ。
一見、人情派に見える宮部みゆきの凄みはそのシビアな現実認識によって担保されていて、
今作のキーワード「悪は伝染する」とはそういう意味のことだ。

だからこそ、今作のラストの「裏切り」(それは、主人公に対する裏切りであると同時に、読者に対する裏切りとも感じられているようだ)に対して、
過剰に反応する事には違和感を感じる。
このシリーズにおいては、全ての登場人物が「罪を犯す」か「傷を負う」か、どちらかを逃れる事はできないように筆者は定めているように考えている、そんな風に思うからだ。
自分の欲望を優先すれば罪を犯さざるを得ないし、理性を保とうとしても返り討ちのような傷からは逃れる事ができない。
じゃぁどう生きるのか。何を選択するのか。その時に支えとなる確かな基準はどこにあるのか。
むしろその生き方の基準そのものが、犯罪を選ばせる事もあるのではないか。やむを得ず。
作者は、読者を傍観者の位置にとどまる事を許さない。

そして、主人公である杉村に対してシリーズを通して、過剰に負わされる傷。
世間的には恵まれたと思われる立場で、世の不正にフェアに振る舞おうとする「いい子」の杉村に対して、
数々の登場人物から投げかけられる呪詛のような言葉の数々(それは常に、彼のとても痛い所を的確についている)と、そして今作のラストで見舞われる裏切り。
それは、どこか過剰すぎるようにも思える。

想像する。これは、宮部が自分に向けて投げかける毒であり傷なのだ。
自らが信じる正義(公正さ)を大切にする中で、どこかそこにヒロイックに酔ってしまう所もある杉村という主人公の心は、
作家という神の立場から社会を裁こうとしている自らであり、
彼に負わせた傷は、自らが負わなければいけないと考えている傷なのではないかと。

そして、宮部はもう一方で信じているように思う。
小説において読者に投げかけた擬製的な毒が、現実世界では薬となる事を。
宮部みゆきは、村上春樹と同じように、フィクションというものが持つ効能を、高いレベルで信じている作家のように思える。

彼女の圧倒的な作品群の中で、
これが「新たな代表作」と言えるほどのレベルのものなのかはわからないが、
今という時代の中でこれを書かなければならないと信じた、宮部みゆきの志はしっかりと受け止められた一作だった。
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No.23:
(4pt)

どんなペテロにも、振り返って彼を見つめるイエスがいる!

大企業の娘と結婚した「私」は、義父の会社の広報誌を編集する部署にいる。
取材の帰りにたまたま遭遇したバスジャック。
その犯人の奇妙な要求と一か月後に贈られてきた慰謝料。
受け取って良いのか、悪いのか…。
他の人質たちと「私」は、誰から贈られたものなのか調べ始める。
人の良心とはどこにあるのか、正邪の判断は何を基に語られるのか、
小説の本髄を鋭く抉り、読者をそらさない。

ウソはいずれ暴かれる。
そんな世間の常識は、果たして真実なのか。
聖ペテロは最後までイエスを離れず、一度だけついた嘘を恥じて
イエスとともに磔刑にかけられた。
ひとは嘘をつかずに生きられず、誰しも人に言えない秘密のひとつや
二つは抱いて、生きている。

文明が発達して便利になればなるほど地球が相対的に狭くなってゆけば、
世間がだんだん狭くなり、人は生きづらく、窮屈になってくる。
便利になる一方で、他方では新たな不便が生じてくる。
漱石も「とかく人の世は住みにくい」と言っていた。
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No.22:
(5pt)

赤い自転車

バスジャックの間何を考えていたのか義父に問われて
「赤い自転車を見ていた」と答えたという冒頭に出て来る何気ない小さなエピソードが、
終盤巨大な謎となってのしかかって来る(杉村にも読者にも)ところが圧巻でした。

そこには自転車などなかったのだ…、ではいつの光景と記憶違いしたのだろう…、
バスに乗る機会があったのは…、なぜその記憶を隠蔽したのか…、
なぜそれが(解放を待ち望んでいた)バスジャック時の記憶と錯誤されたのか…。

というメインストーリーとは別のもう一つの(心理的錯誤をめぐる)謎解きが、
「驚愕」の結末が実は「驚愕」でも何でもない必然だったのだということを教えてくれます。

「ラストでの杉村の振る舞いがおとなしすぎて納得がいかない」とお考えの向きもあるようですが、
「自分こそ」が走り出したかったのだ、
ずっと「ここ」から逃げたかったのだということを
杉村自身がこの謎解きを通して暴いてしまった後なのだから、
それも当然なのではないでしょうか。
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No.21:
(4pt)

続きが読みたい

ネタバレを含みます

誰か、名もなき毒と読んできましたが、男女関係が話に絡む機会が多かったようには思います
今回のペテロの葬列のラストも読んでいて胸が苦しい、不快感を正直感じました
ただ、単純な悪意、金や女、出世欲などの人間のどうしても嫌な部分をこのシリーズは効果的に見せてくれたと思います
それだけに他の方のレビューに見られるように主人公の杉村が読み進めていくうちに遠いような存在になってしまったことは残念です
本編の話は引き込まれ面白かったですし、杉村のほうもまた新たな展開が見れそうな終わり方でした
探偵に本当になるかどうかはわかりませんが、北見母子同様私もそうなることを期待します
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No.20:
(5pt)

社会派宮部みゆき、再び

TVドラマにもなった杉村三郎シリーズの3作目であり、同時に豊田商事事件等のマルチ商法をモチーフにした社会派作品です。
宮部みゆき作品は好きなので読みました(ボツコニアンとソロモンの偽証以外の単行本はほぼ読んでます)。

主人公が同一の現代ものシリーズで、社会派モチーフを扱ったのは初めてか珍しいではないでしょうか。火車や理由は読み切りでしたし、新たな境地がひとつできたようです。杉村三郎シリーズとしても、本作で大きな動きがありますので、シリーズとして気になっている方はぜひ。

未読のソロモンの偽証を除き、近年の宮部作品に社会派ものが足りないと感じていましたので、本作はとても嬉しかったです。
社会派宮部みゆきの代表作とされる「火車」や「理由」がお好きな方はぜひ読んでください。(前者はカード破産などの多重債務と自己破産、後者は土地の競売と占有屋が重要なモチーフです)

宮部作品は、人の心情を正負どちらも深みにまで至って描かれるのがベースの特徴です。その上に、江戸風俗や社会問題など様々なモチーフが実に上手く織り込まれて各作品・シリーズができています。「模倣犯」や「楽園」では、理不尽で共感できない存在が目立ち、それに違和感を感じていました。それらの流れから、本作のような社会派に戻って来たのであれば、個人的にはとても良い流れだと思います。
ただ…ソロモンの偽証(ハードカバー全3巻)に比べれば短いんですが、それでもやっぱりハード650ページ近い長編。良い描写も盛りだくさん、話の展開も二転三転し読んでいて退屈は全くしませんが、文庫本300ページ程度の「火車」くらいの長さだと、もっと読みやすいのにとも思ってしまいます。

本筋と直接関係ありませんが、後半の場面に怖いと感じたシーンがありました。

ー<世の中には、こんなにも悪意が満ち溢れているんですね>
彼女から来たメールの文面が泣いているように、私には見えた。

正にネットの現実を見ている思いがしてぞくっとしました。安全地帯から自分は正義だという顔をして、自分の満足のために人を叩くことの怖さ。それは佐々木俊尚の「マイノリティ憑依」などいろいろな分析はなされています。
が、事実を分析するノンフィクションの書き方ではできない、小説の物語としての力によって、この場面に入り込むことで、その怖さを再認識しました。

詐欺・マルチ商法という現実にある「嘘」を取り込んでいるだけに、その分重みが増している本作。
それなりに読み通すのに時間が必要ですが、それに見合った読書体験になると思います。
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No.19:
(5pt)

つづきが読みたい

以外な結末。続きをよまなければ納得できないです。いろいろコメントするより、読んでみることをおすすめします。
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No.18:
(4pt)

なるほど

ネタバレあり>
アマゾンで意外と評判が良くないけど、おもしろいな、と思ってたら、ラストだった。全クール「名も無き毒」が連ドラ化されたこともあり、杉村にも、菜穂子にも、桃子にも、今多会長にも、すんなり馴染めたし、顔が浮かんでくるようだった。それだけ感情移入してるからこそ、杉村のファミリーにはひとつでいて欲しかった。杉村は北見の後を継ぐのか、そして、菜穂子と桃子と一緒に暮らす日はまた来るのか?
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No.17:
(4pt)

セリフ部分が読みにくい

宮部みゆきさんの本は初めて読みました。ストーリーは面白かったと思います。ただ、セリフのカギカッコに囲まれた部分が連なって、言葉遣いでも誰のセリフかわかりにくい箇所がけっこうたくさんあって、頭の中で人物を読み間違ったことに後で気づいて読み直すことが何度かありました。最初から映像化を想定して書かれてるからそうなってるのかもしれませんが。ところで、みなさんのレビューでは結末云々書かれてますが、そこは作者にお任せする部分じゃないでしょうか(例えば重要人物が死ぬと助命嘆願したいためにココでの評価を下げるのは筋違いだと私は思います)。
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No.16:
(4pt)

面白いが、後味が悪すぎるのが残念!

杉村三郎は、ある日バスジャックに遭遇する。犯人は拳銃を持った老人だったが、事件はすぐに解決
した。だが、被害に遭った乗客たちに意外なことが起こった。老人の謎、乗客に広がる事件の波紋とは?
杉村三郎シリーズ第3弾。

バスジャック犯の老人とバスの乗客たちのやり取りは緊迫感があり、読みごたえのあるものだった。
事件解決後の、老人が事件を起こした動機を調べるところも面白かった。一方、杉村とともに事件に
遭遇した杉村の上司の園田の過去も明かされ、衝撃を受けた。人は心の中にさまざまなものを抱え
ながら生きているのだと、改めて感じた。
善と悪は、表裏一体だと思う。人は、気づかぬままに悪に染まることもある。悪いことだと分かっていても、
自分を守るためにやむを得ず行動してしまうこともある。ほんのちょっとの心のすき間に入り込む悪。
いつかは自分自身に起こるかもしれない・・・。絶対にないとは言い切れないだけに、たまらなく不安になる。
700ページ近くの大作だが、惹き込まれ一気に読んでしまった。面白い作品だと思うが、ラストはとても
驚いた。どんな理由があるにせよ、やってはいけないことだと思う。また、こんな理由はとても納得できない。
意外なラストだったが、後味が悪すぎる。読後に嫌な思いだけが残ってしまったのは、残念だった。
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No.15:
(5pt)

続編を是非・・・

期待通りの作品でした。
しかしこの終わり方は、少しさびし過ぎます。
今執筆中なのかどうかわかりませんが、
是非続編を切望します。
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No.14:
(4pt)

男性のレビューを読んでビックリ!!

「火車」でカードローン地獄を描いた作者が
今回は連鎖商法について描いています。

バスジャックに遭遇した杉村三郎。
本当の事件はその後に。。。

被害者が加害者でもある連鎖商法。
「悪」がどんどんと連覇していき
人間関係が壊れていく・・・
悪徳商法についての現実を思うと
そのあたりの描写は、やさしすぎると思います。
知り合いの顔が「お金」にしか見えなくなる仕事は
絶対に人生を狂わせてしまいます。
そういった落とし穴にはまった人を
救い出すのは本当に難しい。

それでも
市井の人々がはまってしまう「悪」について
はまってしまう人はかならずしも「弱い」からでは
ないんだという視点は
作者がこれまでえがいてきた世界観そのままです。

ラストについて
確かに私も納得してはいません。
でも、杉村三郎さんが新しい人生へ踏み出すために
必要だったのかな・・と思っていました。

男性のレビューを読むと
私以上に厳しい意見があって、ビックリ。
有責配偶者からの離婚の申し出だから???

ウムムムムム。

確かに、菜穂子さんがそんな事をするとは!!と
私も驚きましたが
悪徳商法や霊感商法、あやしげな宗教にはまってしまう人と同じように
人生に「ポッコリ」と空いていた落とし穴に
はまってしまっただけではないでしょうか?

作者には是非とも続編を書いて欲しいと思います。
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No.13:
(5pt)

私は好きです

名も無き毒を読んで、三作目は別れを描くんだろうなと思ってました。杉村と菜穂子の価値観が違いすぎるから。でも桃子もいるのにどう展開するんだろうって思ってたら…こーでしたか。
桜が一本ぽつんと立ってる下りでは涙が出てきました。あーやっぱり離れて行くんやなって。

今までの宮部作品の読後感を期待してると後味は確かに良くはないです。
でも悪い作品だとは決して思いません。
私は好きです。
続編は書かずにこのまま完結して欲しいと思いました。
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No.12:
(5pt)

わからない

桃子は橋本の娘だった
菜穂子は杉村と出逢う前から橋本と交際していた 会長もそれを知っていた 会長は橋本との結婚は二人の息子たちの手前賛成できるものではなかった 
そこで橋本と菜穂子との交際を認めつつも他に婿(お守り役)を見つけようとした それが杉村だった
と考えると橋本が桃子の文化祭にやって来たのもわかるし最後の会長との会話にも納得がいく
て言うかそう思い込まないと不快感が消えない
菜穂子との会話はすべて橋本が考えて杉村に伝えるように指示したものだ
橋本はトラブルシューターだ
相手を納得させることも傷つけることも簡単にできるだろう
会話で人をコントロールするというのはバスジャックの事件で証明している
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4087715329

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