(短編集)

煙の殺意

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評判

煙の殺意の評価:

4.40/5点 レビュー 10件。 A ランク

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平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

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全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(5pt)

名品「椛山訪雪図」が、格別、素晴らしい。

落語の名人が語る噺の旨味と、トリッキーな仕掛けの妙が味わえるミステリー短編集です。抑制の利いた文章のたたずまい。
さり気ない話の伏線が、後でとんでもない絵柄となって現れる騙し絵の構図。
上質のミステリーを読み、味わい、楽しむひとときを満喫しましたよ。収録された八つの短編のなかでも、直木賞候補作となった「椛山訪雪図」、花見の季節の公園を舞台にした「紳士の園」、殺人事件の現場でデパート火災を中継したテレビを見ながら事の真相に至る刑事の話「煙の殺意」の三編の出来映えが素晴らしく、これは!と唸らされました。とりわけ、「椛山訪雪図」の話の風情が素晴らしい。読むのは今回が三度目くらいになるのかな。しみじみ、このミステリーは良いなあと魅了されました。
今まで読んだ国内ミステリー短編のなかでも、私の中では三本の指に入る名品。未読の方には、ぜひ一度ご賞味くださいとお薦めいたします。
煙の殺意 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 煙の殺意 (創元推理文庫)より
4488402178
No.1
(5pt)

キレの良い短編集

江戸時代の画家の描いた絵に隠された謎を解き明かす名作「椛山訪雪図」、行儀の良い人ばかりの集まる公園の秘密「紳士の園」、完全に見えた殺人計画が思わぬところからバレてしまう「歯と胴」など、毛色の変わった謎を推理によって思いもよらない解決をみせる、といった短編のお手本のようながら、それでいて著者にしかまず書けないようなミステリ8編が収められた短編集。
中には、都合が良すぎる、推理が飛躍しすぎというところもあるのですが、語り口が絶妙で、読んでいる最中には全然気になりません。
発表が1976~80年にかけてと、一昔前の短編ばかりなのですが、今読んでもとても新鮮、キレの良さがすばらしい。読んで損のない短編集です。
煙の殺意 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 煙の殺意 (創元推理文庫)より
4488402178