マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔へ
評判
マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔への評価:
2.81/5点 レビュー 16件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1〜8 1/1ページ
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マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔への評価:
2.81/5点 レビュー 16件。 B ランク
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今回も探偵役が二か所に分かれて、廃園となったテーマパークの斜めの塔内での連続不可能殺人を展開する。
1作目のドッペルゲルンガー宮と内容が直接的に繋がっており、1作目を読んでから読むほうがいいだろう。
が、1作目を受け継いでいるだけに、塔の内部構造によるトリックは1作目とほぼ発想的には同一なので途中でからくりに気付く人は多いはずである。
フーダニットに真正面かた取り組んだ意欲作という触れ込みだが、真犯人は雰囲気的に最初に登場した段階でコイツが怪しい!とほぼ全ての読者が思うはずである。その思った人が犯人である・・・。
技巧派として知られ、前3作とも高いレベルでの新本格推理を展開してきたが、ここに来てややクオリテイは一段落ちてしまったのは否めない。
レビューでも酷評に近い星評価となっているが、さすがにこれは不当評価だ。単体作品として見ればどう考えても標準以上の出来は保っている。ただ、シリーズとしては一番出来が悪いだけである。
詰め込み過ぎの本格トリックに複数探偵での二か所同時事件進行という作者が課した高いハードルに作者自身が苦しめられ始めてしまったようだ。
その後のシリーズ展開を予告しながら作者が霧舎学園シリーズを開始し、そちらだけ続いている現状を見るに、あまりにもこのシリーズは力配分を入れ過ぎたということだろう。
本書発行からもう10年以上過ぎた。そろそろシリーズ5作目の登場を期待したいところだが。