(短編集)

七色の毒 刑事犬養隼人

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評判

七色の毒 刑事犬養隼人の評価:

4.09/5点 レビュー 43件。 B ランク

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平均点4.09pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 41〜44 3/3ページ
No.4
(4pt)

粒の揃ったテーマ短篇集

自分で手を下さずに、人に害をなす

というテーマのもとに、書かれた短篇集のようで、
これだけのバリエーションを見せるのは凄いと思った。

人の悪意を、それぞれの色の毒に例えているが、
これらの悪意は「法で裁けない」。
しかし確実に周囲を蝕み、最終的には殺人すら起こさせる。
現実的な題材を多く用いていることもあり、
この世界に対する恐怖を植え付けられるかのような、
そんな作品だった。
七色の毒 (単行本) Amazon書評・レビュー: 七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.3
(4pt)

どんでん返しに淫した作品

最初に言っておくと帯の「間違いなく、私の最高傑作です!」というのは
絶対本人はそんなこと言っていないと思うし、この程度で作者に満足してもらっては
困るというのが、ファンとしてまずは本音である。

ということで本作だが、あまりにどんでん返しにこだわりすぎていて相当に好き嫌いが分かれる作品だと思うし、
正直なところ作品の出来にも相当ムラがあると思う。
一作ごとに感想を述べると、
<赤い水>これはまあソツなくまとめた好編だと思うが、一点難を言えば真の動機の原因となった
事件の掘り下げ方が甘すぎるのでは?と思う(この点はネタバレになるので、コメント欄に記したい)
<黒いハト>この作品は最も納得がいかなかった一篇。現実の事件を材料にした作品だが、
なんの脈絡もなくいかにもとってつけたようなエンディングには脱力必至。後味も最悪。
<白い原稿>これも誰が見てもわかる実在の人物をモデルにした話。作者自身も実際に
憤懣やるかたなかった、ということだけははっきりわかるが、ここまでやっていいのかwwww
本人及びその家族が読んでもさすがに絶句するレベルだろう。その辺を面白がる人もいると思うが
ミステリとしては可も不可もなし。
<青い魚>これもミステリとしてはなあ・・・主人公の行動も唐突すぎるし、犯罪計画としてもアラアラって感じ。
<緑園の主>これはミステリとしては悪くなかった。なんとなく無理っぽい話だったが最後まで読むと納得できる。
<黄色いリボン>これも多少無理はあるが「なるほど」と膝を打つ好編。
<紫の献花>「赤い水」の後日談で、本作のみ書き下ろし。全体の締めくくりとしては悪くない。

ということで全体としては悪くないが、無理やりどんでん返しに持っていきすぎ、と感じる人もいるだろうし
これこそ中山七里!と絶賛する人もいるだろう。
ただ、「白い原稿」のここまであからさまな作者の「悪意」というのは自分のこれまでの読書人生でもあまりなかった
体験で、これを読むだけでもちょっとした話題つくりにはなるのではないか。
点数的には3と4の間くらいだが、その点を考慮して星4つにしておこう。
七色の毒 (単行本) Amazon書評・レビュー: 七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.2
(4pt)

「嫌〜などんでん返し」ばかりの短編集

かなり面白かったです。
短編集ですが、どれもこれも「人間の嫌〜な悪意や欲望、
黒い本質、がベースとなったどんでん返しで終る」という
形式になっていて、そこが非常に好みでした。
(最終話だけは少し違いますが)

欲を言えば、本当に短い短編ばかりなんで
「どうなるんだ???」とドキドキする間も
なく、あれこれと推理する間もなく、すぐにどんでん返しが
きちゃうところですかね。
もう少しじっくりと経過を堪能した上で、トドメとして嫌〜な
どんでん返しで驚かせて欲しかったです。
どれも面白いんで、せめて中編くらいの長さで味わいたかった
ですね。

やっぱり、中山さんはこういう路線がいい!
星四つです。
七色の毒 (単行本) Amazon書評・レビュー: 七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.1
(3pt)

あの事件はそういうことになっていたのか

小技が効いていて楽しませる短編集。
うち一篇は、はっきりとモデルがわかるようになっていて、ああ、結構話題になったあの事件は、結局業界ではそういう風に収まっていたのかと納得。
(もちろんフィクションであって、モデル氏は殺されてはないわけだし、たぶん酒びたりにもなってないだろうけど)
そういうゴシップ性が目立ってしまうのは、全体にやはり迫力不足なのだろうか。
七色の毒 (単行本) Amazon書評・レビュー: 七色の毒 (単行本)より
4041104955