氷壁

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評判

氷壁の評価:

4.37/5点 レビュー 83件。 B ランク

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平均点4.37pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全429件 401〜420 21/22ページ
No.29
(5pt)

山と井上靖の文章の魅力

淡々とした物語の進行がいい。山から下りてくると、人と話をしたくなる。そして、都市生活の雑多な毎日に飽きてくる(或いは疲れてくる)と、また山へ行きたくなる。主人公は登山家とはいえ、スポンサーがついているわけではない。金を工面する為に給料を前借りし、登山の時間をつくるために周囲を気にしながらも休日取得を会社に申告する。そこには一人のサラリーマンの姿がある。難関ルートを一緒に踏破しようとしていた友人は、山を下りてみれば、女性に翻弄されている普通の男の面をもっていた。更に、登山用品としてのザイル、一癖ありながらも理解のある上司、実験結果重視の技術者など物語はいくつかのポイントを織り交ぜながら進み、最後はまた山へ。

 読んでいる途中で何度も行きたいと思った。穂高へ、新宿駅へ。静かにそんな気持ちにさせてくれる一冊。
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025123
No.28
(5pt)

山と井上靖の文章の魅力

淡々とした物語の進行がいい。山から下りてくると、人と話をしたくなる。そして、都市生活の雑多な毎日に飽きてくる(或いは疲れてくる)と、また山へ行きたくなる。主人公は登山家とはいえ、スポンサーがついているわけではない。金を工面する為に給料を前借りし、登山の時間をつくるために周囲を気にしながらも休日取得を会社に申告する。そこには一人のサラリーマンの姿がある。難関ルートを一緒に踏破しようとしていた友人は、山を下りてみれば、女性に翻弄されている普通の男の面をもっていた。更に、登山用品としてのザイル、一癖ありながらも理解のある上司、実験結果重視の技術者など物語はいくつかのポイントを織り交ぜながら進み、最後はまた山へ。

 読んでいる途中で何度も行きたいと思った。穂高へ、新宿駅へ。静かにそんな気持ちにさせてくれる一冊。
氷壁 (1963年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (1963年) (新潮文庫)より
B000JAHJIM
No.27
(5pt)

山と井上靖の文章の魅力

淡々とした物語の進行がいい。山から下りてくると、人と話をしたくなる。そして、都市生活の雑多な毎日に飽きてくる(或いは疲れてくる)と、また山へ行きたくなる。主人公は登山家とはいえ、スポンサーがついているわけではない。金を工面する為に給料を前借りし、登山の時間をつくるために周囲を気にしながらも休日取得を会社に申告する。そこには一人のサラリーマンの姿がある。難関ルートを一緒に踏破しようとしていた友人は、山を下りてみれば、女性に翻弄されている普通の男の面をもっていた。更に、登山用品としてのザイル、一癖ありながらも理解のある上司、実験結果重視の技術者など物語はいくつかのポイントを織り交ぜながら進み、最後はまた山へ。

 読んでいる途中で何度も行きたいと思った。穂高へ、新宿駅へ。静かにそんな気持ちにさせてくれる一冊。
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
B0099FMQS6
No.26
(5pt)

山と井上靖の文章の魅力

淡々とした物語の進行がいい。山から下りてくると、人と話をしたくなる。そして、都市生活の雑多な毎日に飽きてくる(或いは疲れてくる)と、また山へ行きたくなる。主人公は登山家とはいえ、スポンサーがついているわけではない。金を工面する為に給料を前借りし、登山の時間をつくるために周囲を気にしながらも休日取得を会社に申告する。そこには一人のサラリーマンの姿がある。難関ルートを一緒に踏破しようとしていた友人は、山を下りてみれば、女性に翻弄されている普通の男の面をもっていた。更に、登山用品としてのザイル、一癖ありながらも理解のある上司、実験結果重視の技術者など物語はいくつかのポイントを織り交ぜながら進み、最後はまた山へ。

 読んでいる途中で何度も行きたいと思った。穂高へ、新宿駅へ。静かにそんな気持ちにさせてくれる一冊。
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.25
(4pt)

強い人など、いないのだ

人はなぜ山に登るのか。

アルピニスト野口健氏は、「地上に帰ってきてすぐは “もういい!”と思う

のに、しばらくすると山に帰りたくなる」と何かで語っていた。

会社の上司、常磐になぜ登るのかと問われたとき、主人公の魚津は

山の魅力を彼なりの言葉で説明しようとした。

続いて常磐が、登っているときに、人はそこで賭けをするものなのかと

問うたとき、賭けはしない。無理だと思ったら引き返すのがするべきことだ、

と魚津はいった。

山とは、そこで自分の力を誇示する場所ではないのだろう。

どんなにがんばったところで、見ているのは神のみ。

ところが、その山に、ある女性を連れて行ってみたいという気持ちが

魚津と、そして切れるはずのないザイルが切れて落ちていった小坂の

胸にわき上がったとき、いつもと同じはずの登山が

何か違う目的のものに姿をかえてしまった。

登ることが目的だったのに、戻って誰かに逢うことが目的のようになったのは

決して責めることではないが、魚津と小坂の「山」で結ばれた絆が

こうも簡単に、ひとりの女性の存在で崩れてしまうとは。

もろい、と言っては言い過ぎだろうか。

しかし、人は、弱いのだ、という事実を突きつけられるような結末に心が痛んだ
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025093
No.24
(4pt)

強い人など、いないのだ

人はなぜ山に登るのか。

アルピニスト野口健氏は、「地上に帰ってきてすぐは “もういい!”と思う

のに、しばらくすると山に帰りたくなる」と何かで語っていた。

会社の上司、常磐になぜ登るのかと問われたとき、主人公の魚津は

山の魅力を彼なりの言葉で説明しようとした。

続いて常磐が、登っているときに、人はそこで賭けをするものなのかと

問うたとき、賭けはしない。無理だと思ったら引き返すのがするべきことだ、

と魚津はいった。

山とは、そこで自分の力を誇示する場所ではないのだろう。

どんなにがんばったところで、見ているのは神のみ。

ところが、その山に、ある女性を連れて行ってみたいという気持ちが

魚津と、そして切れるはずのないザイルが切れて落ちていった小坂の

胸にわき上がったとき、いつもと同じはずの登山が

何か違う目的のものに姿をかえてしまった。

登ることが目的だったのに、戻って誰かに逢うことが目的のようになったのは

決して責めることではないが、魚津と小坂の「山」で結ばれた絆が

こうも簡単に、ひとりの女性の存在で崩れてしまうとは。

もろい、と言っては言い過ぎだろうか。

しかし、人は、弱いのだ、という事実を突きつけられるような結末に心が痛んだ
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025123
No.23
(4pt)

強い人など、いないのだ

人はなぜ山に登るのか。

アルピニスト野口健氏は、「地上に帰ってきてすぐは “もういい!”と思う

のに、しばらくすると山に帰りたくなる」と何かで語っていた。

会社の上司、常磐になぜ登るのかと問われたとき、主人公の魚津は

山の魅力を彼なりの言葉で説明しようとした。

続いて常磐が、登っているときに、人はそこで賭けをするものなのかと

問うたとき、賭けはしない。無理だと思ったら引き返すのがするべきことだ、

と魚津はいった。

山とは、そこで自分の力を誇示する場所ではないのだろう。

どんなにがんばったところで、見ているのは神のみ。

ところが、その山に、ある女性を連れて行ってみたいという気持ちが

魚津と、そして切れるはずのないザイルが切れて落ちていった小坂の

胸にわき上がったとき、いつもと同じはずの登山が

何か違う目的のものに姿をかえてしまった。

登ることが目的だったのに、戻って誰かに逢うことが目的のようになったのは

決して責めることではないが、魚津と小坂の「山」で結ばれた絆が

こうも簡単に、ひとりの女性の存在で崩れてしまうとは。

もろい、と言っては言い過ぎだろうか。

しかし、人は、弱いのだ、という事実を突きつけられるような結末に心が痛んだ
氷壁 (1963年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (1963年) (新潮文庫)より
B000JAHJIM
No.22
(4pt)

強い人など、いないのだ

人はなぜ山に登るのか。

アルピニスト野口健氏は、「地上に帰ってきてすぐは “もういい!”と思う

のに、しばらくすると山に帰りたくなる」と何かで語っていた。

会社の上司、常磐になぜ登るのかと問われたとき、主人公の魚津は

山の魅力を彼なりの言葉で説明しようとした。

続いて常磐が、登っているときに、人はそこで賭けをするものなのかと

問うたとき、賭けはしない。無理だと思ったら引き返すのがするべきことだ、

と魚津はいった。

山とは、そこで自分の力を誇示する場所ではないのだろう。

どんなにがんばったところで、見ているのは神のみ。

ところが、その山に、ある女性を連れて行ってみたいという気持ちが

魚津と、そして切れるはずのないザイルが切れて落ちていった小坂の

胸にわき上がったとき、いつもと同じはずの登山が

何か違う目的のものに姿をかえてしまった。

登ることが目的だったのに、戻って誰かに逢うことが目的のようになったのは

決して責めることではないが、魚津と小坂の「山」で結ばれた絆が

こうも簡単に、ひとりの女性の存在で崩れてしまうとは。

もろい、と言っては言い過ぎだろうか。

しかし、人は、弱いのだ、という事実を突きつけられるような結末に心が痛んだ
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
B0099FMQS6
No.21
(4pt)

強い人など、いないのだ

人はなぜ山に登るのか。

アルピニスト野口健氏は、「地上に帰ってきてすぐは “もういい!”と思う

のに、しばらくすると山に帰りたくなる」と何かで語っていた。

会社の上司、常磐になぜ登るのかと問われたとき、主人公の魚津は

山の魅力を彼なりの言葉で説明しようとした。

続いて常磐が、登っているときに、人はそこで賭けをするものなのかと

問うたとき、賭けはしない。無理だと思ったら引き返すのがするべきことだ、

と魚津はいった。

山とは、そこで自分の力を誇示する場所ではないのだろう。

どんなにがんばったところで、見ているのは神のみ。

ところが、その山に、ある女性を連れて行ってみたいという気持ちが

魚津と、そして切れるはずのないザイルが切れて落ちていった小坂の

胸にわき上がったとき、いつもと同じはずの登山が

何か違う目的のものに姿をかえてしまった。

登ることが目的だったのに、戻って誰かに逢うことが目的のようになったのは

決して責めることではないが、魚津と小坂の「山」で結ばれた絆が

こうも簡単に、ひとりの女性の存在で崩れてしまうとは。

もろい、と言っては言い過ぎだろうか。

しかし、人は、弱いのだ、という事実を突きつけられるような結末に心が痛んだ
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.20
(5pt)

常磐支社長最高(笑)。

文庫本の裏表紙に書いてある紹介文が、そのままあらすじなんだもん、読み終えてびっくりした。いやそれでも筋を知っていたとしてもおもしろい作品だと思う。魚津・小坂・美那子・かおる・八代・常磐の6人の生き方というか心の推移というか、皆が皆「生きている」と思えるような語り口というか。うまく言えませんごめんなさい。でも良いです。 解説にあったけど、これって「恋愛小説」と捉えるヒトもいるんだね。推理小説っぽい雰囲気もあるし、社会派小説とも言えるし、スポーツ文学(登山がテーマ)とも言えるし、60年代大映ドラマ的な青春小説とも言える。解説の言葉を借りるなら、「自然vs文明という基軸」がしっかりしており、それを多面から切った結果がこのような様々な見方に取れる作品になるのだろうけど、それでいて破綻してないもんなぁ。すげぇ。
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025093
No.19
(5pt)

常磐支社長最高(笑)。

文庫本の裏表紙に書いてある紹介文が、そのままあらすじなんだもん、読み終えてびっくりした。いやそれでも筋を知っていたとしてもおもしろい作品だと思う。魚津・小坂・美那子・かおる・八代・常磐の6人の生き方というか心の推移というか、皆が皆「生きている」と思えるような語り口というか。うまく言えませんごめんなさい。でも良いです。 解説にあったけど、これって「恋愛小説」と捉えるヒトもいるんだね。推理小説っぽい雰囲気もあるし、社会派小説とも言えるし、スポーツ文学(登山がテーマ)とも言えるし、60年代大映ドラマ的な青春小説とも言える。解説の言葉を借りるなら、「自然vs文明という基軸」がしっかりしており、それを多面から切った結果がこのような様々な見方に取れる作品になるのだろうけど、それでいて破綻してないもんなぁ。すげぇ。
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025123
No.18
(5pt)

常磐支社長最高(笑)。

文庫本の裏表紙に書いてある紹介文が、そのままあらすじなんだもん、読み終えてびっくりした。いやそれでも筋を知っていたとしてもおもしろい作品だと思う。魚津・小坂・美那子・かおる・八代・常磐の6人の生き方というか心の推移というか、皆が皆「生きている」と思えるような語り口というか。うまく言えませんごめんなさい。でも良いです。 解説にあったけど、これって「恋愛小説」と捉えるヒトもいるんだね。推理小説っぽい雰囲気もあるし、社会派小説とも言えるし、スポーツ文学(登山がテーマ)とも言えるし、60年代大映ドラマ的な青春小説とも言える。解説の言葉を借りるなら、「自然vs文明という基軸」がしっかりしており、それを多面から切った結果がこのような様々な見方に取れる作品になるのだろうけど、それでいて破綻してないもんなぁ。すげぇ。
氷壁 (1963年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (1963年) (新潮文庫)より
B000JAHJIM
No.17
(5pt)

常磐支社長最高(笑)。

文庫本の裏表紙に書いてある紹介文が、そのままあらすじなんだもん、読み終えてびっくりした。いやそれでも筋を知っていたとしてもおもしろい作品だと思う。魚津・小坂・美那子・かおる・八代・常磐の6人の生き方というか心の推移というか、皆が皆「生きている」と思えるような語り口というか。うまく言えませんごめんなさい。でも良いです。 解説にあったけど、これって「恋愛小説」と捉えるヒトもいるんだね。推理小説っぽい雰囲気もあるし、社会派小説とも言えるし、スポーツ文学(登山がテーマ)とも言えるし、60年代大映ドラマ的な青春小説とも言える。解説の言葉を借りるなら、「自然vs文明という基軸」がしっかりしており、それを多面から切った結果がこのような様々な見方に取れる作品になるのだろうけど、それでいて破綻してないもんなぁ。すげぇ。
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
B0099FMQS6
No.16
(5pt)

常磐支社長最高(笑)。

文庫本の裏表紙に書いてある紹介文が、そのままあらすじなんだもん、読み終えてびっくりした。いやそれでも筋を知っていたとしてもおもしろい作品だと思う。魚津・小坂・美那子・かおる・八代・常磐の6人の生き方というか心の推移というか、皆が皆「生きている」と思えるような語り口というか。うまく言えませんごめんなさい。でも良いです。 解説にあったけど、これって「恋愛小説」と捉えるヒトもいるんだね。推理小説っぽい雰囲気もあるし、社会派小説とも言えるし、スポーツ文学(登山がテーマ)とも言えるし、60年代大映ドラマ的な青春小説とも言える。解説の言葉を借りるなら、「自然vs文明という基軸」がしっかりしており、それを多面から切った結果がこのような様々な見方に取れる作品になるのだろうけど、それでいて破綻してないもんなぁ。すげぇ。
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.15
(4pt)

描写が丁寧で綺麗

氷壁は山岳小説として有名です。山岳小説と言うと無骨なイメージがありますが、この小説では描写が非常に丁寧で、また形容が非常に綺麗です。山岳小説というジャンルにこだわらず、万人に好かれる形式のようにも思います。ただ、内容的には暗い。死に始まり死に終わる。本物の登山家は死を避け得ないという前提に立つ場合、この様な条件設定でも良いだろうが、現代のように冒険が許容されない時代にあっては、少なくともこの様な遭難はほとんど考えられず、したがってこの様な暗さはほとんど感じられなくなっている。この小説の初版は昭和32年だそうだが、時代の変遷が感じられる。一方でこの暗さは重みも持っている。暗さが無くなって明るさが増えると同時に重みも無くなり、現代の登山小説では読むべきものもほとんどない。この点からは貴重な一冊と言えるであろう。登山の経験有無にかかわらず、重みのある小説を読みたい方にはお勧めです。
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025093
No.14
(4pt)

描写が丁寧で綺麗

氷壁は山岳小説として有名です。山岳小説と言うと無骨なイメージがありますが、この小説では描写が非常に丁寧で、また形容が非常に綺麗です。山岳小説というジャンルにこだわらず、万人に好かれる形式のようにも思います。ただ、内容的には暗い。死に始まり死に終わる。本物の登山家は死を避け得ないという前提に立つ場合、この様な条件設定でも良いだろうが、現代のように冒険が許容されない時代にあっては、少なくともこの様な遭難はほとんど考えられず、したがってこの様な暗さはほとんど感じられなくなっている。この小説の初版は昭和32年だそうだが、時代の変遷が感じられる。一方でこの暗さは重みも持っている。暗さが無くなって明るさが増えると同時に重みも無くなり、現代の登山小説では読むべきものもほとんどない。この点からは貴重な一冊と言えるであろう。登山の経験有無にかかわらず、重みのある小説を読みたい方にはお勧めです。
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025123
No.13
(4pt)

描写が丁寧で綺麗

氷壁は山岳小説として有名です。山岳小説と言うと無骨なイメージがありますが、この小説では描写が非常に丁寧で、また形容が非常に綺麗です。山岳小説というジャンルにこだわらず、万人に好かれる形式のようにも思います。ただ、内容的には暗い。死に始まり死に終わる。本物の登山家は死を避け得ないという前提に立つ場合、この様な条件設定でも良いだろうが、現代のように冒険が許容されない時代にあっては、少なくともこの様な遭難はほとんど考えられず、したがってこの様な暗さはほとんど感じられなくなっている。この小説の初版は昭和32年だそうだが、時代の変遷が感じられる。一方でこの暗さは重みも持っている。暗さが無くなって明るさが増えると同時に重みも無くなり、現代の登山小説では読むべきものもほとんどない。この点からは貴重な一冊と言えるであろう。登山の経験有無にかかわらず、重みのある小説を読みたい方にはお勧めです。
氷壁 (1963年) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (1963年) (新潮文庫)より
B000JAHJIM
No.12
(4pt)

描写が丁寧で綺麗

氷壁は山岳小説として有名です。山岳小説と言うと無骨なイメージがありますが、この小説では描写が非常に丁寧で、また形容が非常に綺麗です。山岳小説というジャンルにこだわらず、万人に好かれる形式のようにも思います。ただ、内容的には暗い。死に始まり死に終わる。本物の登山家は死を避け得ないという前提に立つ場合、この様な条件設定でも良いだろうが、現代のように冒険が許容されない時代にあっては、少なくともこの様な遭難はほとんど考えられず、したがってこの様な暗さはほとんど感じられなくなっている。この小説の初版は昭和32年だそうだが、時代の変遷が感じられる。一方でこの暗さは重みも持っている。暗さが無くなって明るさが増えると同時に重みも無くなり、現代の登山小説では読むべきものもほとんどない。この点からは貴重な一冊と言えるであろう。登山の経験有無にかかわらず、重みのある小説を読みたい方にはお勧めです。
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
B0099FMQS6
No.11
(4pt)

描写が丁寧で綺麗

氷壁は山岳小説として有名です。山岳小説と言うと無骨なイメージがありますが、この小説では描写が非常に丁寧で、また形容が非常に綺麗です。山岳小説というジャンルにこだわらず、万人に好かれる形式のようにも思います。ただ、内容的には暗い。死に始まり死に終わる。本物の登山家は死を避け得ないという前提に立つ場合、この様な条件設定でも良いだろうが、現代のように冒険が許容されない時代にあっては、少なくともこの様な遭難はほとんど考えられず、したがってこの様な暗さはほとんど感じられなくなっている。この小説の初版は昭和32年だそうだが、時代の変遷が感じられる。一方でこの暗さは重みも持っている。暗さが無くなって明るさが増えると同時に重みも無くなり、現代の登山小説では読むべきものもほとんどない。この点からは貴重な一冊と言えるであろう。登山の経験有無にかかわらず、重みのある小説を読みたい方にはお勧めです。
氷壁 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 氷壁 (新潮文庫)より
4101063109
No.10
(5pt)

ドラマティック!

読んだ後に大きな爽快感を感じられる1冊です。
特に、男気に富んだ、実直な主人公の最後の登山シーンは大変ドラマティックで、また、彼の残した手記は読むものに感動を与えると同時にその山の情景に吸い込まれていきます。
全体的にストーリーがじわじわと進んで行くため、最終シーンでは一気に興奮と感動が押し寄せます。山に少しでも携わる人はもちろんのこと、そうでない人も十二分に楽しめる素晴らしい本だと思います。
氷壁 Amazon書評・レビュー: 氷壁より
4103025093