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共震
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共震の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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宮沢記者、田名部警視コンビのシリーズの中で、この作品は真の犯人を求めて宮沢記者や刑事達が奔走する行き詰まる展開が全編を通じて描かれている最も本格的な刑事サスペンスであり、トリックミステリーの要素もあって一気読みしました。また本作品を通じ、東日本(東北)大震災の被害の状況や生き残った被災者の実態がその本質を抉るように描かれており、東北とは縁がなく、震災のことが薄れ始めている私のような者にとって、改めてこの大震災に思いを巡らす良い機会を与えてくれました。お勧めです。 宮沢記者、田名部警視コンビのシリーズはこの共振を最後に終わっているが、是非、続編を描いて欲しいと思います。 | ||||
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東北大震災から二年が経った被災地を舞台としたミステリー。被害者は、被災地の復興に骨身を削って働く県庁職員の早坂。役人という枠を軽々と超え、早坂は一人の人間として震災に向き合っていた。国の仕組み、県の仕事、町や村の責務……。役人には超えてはならない境、職域がある。しかし、早坂は『県境は関係ない』を口癖に、知事からも了解を取り付けた上で、県境を超えて働いていた。なぜ、そんな早坂が殺されなくてはならなかったのか?生前の早坂を追いながら、復興の進まない被災地の現状をルポルタージュとして伝える作品。 | ||||
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相場英雄さんの本です。 東日本大震災ネタですね。記者の宮沢が刑事を助ける、みたいな感じです。 震災の被害者のために働いている役人を、誰かが殺し、それを追う話です。 とりあえず、震災の犠牲のむごさをうまく描いているところですが、ちょっと飽きますかね。 いえね、実際にあった、悲惨な震災というのは、動かないのですが、ちょっとそれを強調されると、読んでいるこちらがきつい。 良い意味でも悪い意味でも「消費」できない。 どうも、シリーズ物のようですね。といっても、これ単体で楽しめる本ではあります。 | ||||
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タイトルの意味が分かった瞬間、胸に熱いものがこみ上げてきました。珠玉の一冊です。 | ||||
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同じ著者の「震える牛」が面白かったので、大いに期待して読んだのですが、全くの外れ。ミステリー小説としての中味はスカスカです。 そもそも、これ、小説じゃないでしょう。震災のルポルタージュというか、レポートというか。だったら、そういうジャンルで売ってくれ、と言いたくなります。 最後の50ページくらいだけが辛うじてミステリー小説です。ただ、その質は低い。テレビの二時間ドラマ並みです。 | ||||
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東日本大震災の記憶はまだ新しい。東京にいると東北のことを忘れてしまう。メディアも、東京オリンピックのことは取り上げても、東北の「その後」を取り上げることはなくなった。今、自分は何をすべきか、今後、どうすべきか、真剣に考えさせられる本に出会った。 | ||||
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リアルな震災表現は、さすが。犯罪のトリックは、よく考えだと思う。 | ||||
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震災から2年経った復興途中の東北で宮城県庁職員が毒殺された。なぜ殺されたのか?大和新聞記者の宮沢が真実に迫る! この本は震災直後の東北沿岸部の悲惨な状況描写が生々しく、胸にグッと来るものがあった……このシリーズは読み続けたい。 | ||||
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東日本大震災そのものをテーマにした小説を読むのはこれがはじめてでした。 著者は震災を「嘘をはるかに凌駕した圧倒的な現実」と表現していますが、現地を訪れたことのないボクにとっては、映像の範囲を越えず、人々の慟哭や臭いは想像でしかありません。 しかしフィクションとはいっても、そのモデルは現実であることからすれば、絶望を乗り越えて生きる人々のたくましさも現実に存在するのだと感じました。 一方で、震災に絡む詐欺や義損金に群がる人びともいるのも現実で、本書はその点、単なる震災ものに終わらなかったと思いました。 | ||||
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震災後に東北を訪れた際に、メディアが伝える事実とは異なる事実を耳にして驚いたことを思い出した 美しき日本人を賛美する悲しい日本人にぜひ読んでほしい | ||||
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相場英雄氏の小説にはある程度慣れているつもりでしたが、この本ほど読みにくいのは初めてです。シーンの変化と共に登場人物が大きく変わるのでついて行くのが困難でした。やや自己満足の感を受けました。 | ||||
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作者の作品はこれまで何冊か読んでいますが、今回の作品も期待してとおり、大変面白い内容でした。 | ||||
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10年以上前に、「株価操縦」(2006年3月 ダイヤモンド社)を読んだのですが、 最近、相場 英雄さんの名前がビッグネームになってきたようですので、また読んでみようかなと、 amazonで評価の高い本作を読んでみましたが、私にはダメでした。 文章自体は筆力のありましたが、 1.登場人物がいい人が多すぎる。 2.1と重なりますが、特に、被災者側の情緒的、感情的な描写が多すぎる。 3.展開が、ご都合主義。 4.犯罪の謎解きと犯人の自供への流れに関してが強引。 相場さんの場合は、元時事通信社の記者ということで、 ジャーナリスティックな時事問題を題材に選んで、それをミステリー仕立てで小説化する作風ですが、 題材だけならばノンフィクションでいいのであって、 それをミステリー小説化するには、時事問題とは別の完成度を求められます。 筆力はある作家ですが、テーマありきで、被災者側の情緒的な側面の描写が多い小説で、 ミステリーとしてはご都合主義な展開だなと思いました。 | ||||
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東日本大震災を背景に綴られたフィクション。著者の思いもあとがきにあるが、フィクションであっても、その背景は忘れてはならないことを改めて思う。 | ||||
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大変面白い、一気に読みました。相場英雄ファンになりました。息子に読ませます。 | ||||
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なんだこれ。すごく読みにくい。登場人物は多いし、そこにいるメンバーは説明なくコロコロ変わるし、ブツブツ切れるし。 私に合わないと言えばそれまでだけど、こんなに合わない本には初めてあった。 | ||||
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いつも現代社会における種々の問題意識をもって作品を描かれており、いつも感服します。 今回は震災後の東北が最大かつ唯一のテーマであり、筆者は他の作品でも描かれているようなので相当問題意識を抱えているのだと思います。 震災直後の悲劇が生々しく、それ以降の住民たちが心に傷を抱えつつも、立ち直ろうとしている様子等が丁寧に描かれており、震災の記憶はいつまでも忘れてはいけないと改めて考えました。 もっとも、ミステリの部分があまりに都合よく展開していくため、まるで2時間ドラマを見ているような印象を受け、その点が残念でした。 | ||||
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東日本大震災のリアルが描かれた小説です。 大地震で何が起こり、どう受け止め、いかに行動したかを追体験できます。 未だ復興半ばですが、東北が復活する日を楽しみにしてます。 | ||||
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義捐金詐欺に絡む殺人事件のお話です、今更ながら被災地の方々のご苦労がどれほどの物か、知った次第です。 文中「私たちは穢れているのでしょうか?」瓦礫処理を受け入れない自治体に対しての不満と不安、当地では受け 入れた様で安心しました。 一気読み確実です、お勧めですね。 | ||||
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みちのく麺食い記者シリーズとナンバーのコラボミステリー。どちらも好きな作品であるだけに正直言って複雑な気持ちを抱いた作品である。 著者は被災地を思ってくれているのだろうが、ミステリーの土台として上辺だけの事実を散りばめているに過ぎず、何を今更と違和感を覚えた。描かれている事実はいずれも過去に報道されたり、他の著作で紹介されている事ばかりであるのだ。そのためなのか、まるで被災地が見世物にされているかのようで腹立たしさを感じた。 福田パン、柳家の納豆キムチラーメン、さわや書店が登場するのもワザとらしい。 ミステリーとしても過去のみちのく麺食い記者シリーズと比べると今ひとつだった。 | ||||
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