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有頂天家族



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有頂天家族の評価: 4.25/5点 レビュー 167件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全134件 61~80 4/7ページ
No.74:
(5pt)

原作もアニメも両方楽しもう

刊行後6年、TVアニメ終了後4か月でその存在に気付いて、アニメから見始めた「遅れた者」としても、この原作の存在になにより感謝したい。
原作の第一級の面白さについては幾多のレビューにあるとおり。
ここでは一点のみ語ろう。アニメと原作、どちらを観るべきか、どちらを先に観るべきか?
答は「どちらからでも良い。でも一方だけではもったいない」。両方服用すれば、幸福感は2倍じゃなくて5倍になる。
アニメからは京都の街、寺、紅葉など含め当たり前ながら美しい映像を通じて感動がストレートに心に届く。でも尺の問題から、台詞や場面は原作に比べて削られてしまうのが残念。
小説は台詞も描写も多くて念入りだし、行間までもがいろいろ伝えてくるから、弁天の哀しみなど、より深いところまでこちらの心に染みてくる。
ただ、まれにアニメの方がうまくやっているところもある。第四章「金曜倶楽部」で淀川教授から弁天との馴れ初めを聞かれた矢三郎は、原作では「まことしやかに嘘をついた」となっているが、アニメでは「師匠筋が同じで」と赤玉先生繋がりにこじつけて答えている。これはアニメが良い。後知恵のおかげだ。こんなところを見つけて楽しむのも両方を見ればこそ。何度も読んで、何度も観たいものである。
有頂天家族Amazon書評・レビュー:有頂天家族より
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No.73:
(5pt)

これぞジャパニーズファンタジー!

なんだか大正浪漫を感じるなあ。携帯があるから現代だと思うけど。登場人物が皆可愛くも滑稽で(主役はたぬきだけど)暖かなお話だ。読んでいるとき、顔がニンマリしていること請け合いです。
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No.72:
(5pt)

楽しく賑やか、雑多で猥雑な魅力

アニメの評判を聞いて読んでみました。初森見でしたが大変面白かったです。
キャラ立ち、ストーリー展開、どれも楽しくて一気読み。猥雑な部分と優美さと、ほの悲しさの同居する内容で、手にして良かったと思いました。クライマックスは見事の一言。
次いで他の森見氏の本も読みましたが、この話が一番印象強かったです。家族愛だからかな。
有頂天家族Amazon書評・レビュー:有頂天家族より
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No.71:
(5pt)

原作小説とアニメを抜け無く楽しむための鍵がここにある

原作とアニメの両方をとっかえひっかえ見返しながらあれこれ楽しめる「有頂天家族」だが、この公式読本はそんな複合鑑賞にも、小説解読にも、アニメ巡礼にもヒントや基点を与えてくれる。
京都の名所を紹介してくれる「『有頂天家族』の舞台」が良い。その上での「体験ツアーに出かけよう」も楽しい。京都へ行きたくなること請け合い。
森見先生のインタビュー、弁天の声の能登さん、キャラ原案の久米田先生、さらに吉原アニメ監督と森見先生との対談は、皆さんの才能、互いのレスペクトやまだまだ隠されている点、隠すも何ももともと存在しない設定などが見えて、面白い。
「有頂天家族 用語集」では『有頂天家族』だけでなく『夜は短し歩けよ乙女』他の森見作品も横断的に独自用語が解説されている。
「金閣・銀閣の四文字熟語集(良い子は真似しないでね)」は抱腹絶倒。
「冬の女神と毛玉たち」は、44頁の短編。第1巻の後の話であり、アニメ「有頂天家族」第一巻の封入特典ドラマCDの原作。音声ドラマも良いが、原作は少し描写や説明が細かいのと、節分に赤い矢二郎が出てこない点が異なる。これを読みながらドラマを聴くのも乙なものだ。
有頂天家族公式読本Amazon書評・レビュー:有頂天家族公式読本より
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No.70:
(5pt)

おもしろかった!

京都の街並みが見えるようです。
他の作品も読んでみたいです。
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No.69:
(4pt)

楽しく読みました

京都の地元が舞台の奇想天外なストーリー。楽しく読めました。4
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No.68:
(5pt)

阿呆の血のなからしむ

主人公は狸の少年。そして狸の兄弟に狸の叔父といとこ、元天狗の師匠に人間で半天狗のヒロイン。
こう書くとどんな話かと思うが、いやいや、実に痛快。
語り口が独特だが、どこか落語のような滑らかさがある。目に入る活字の列がするすると頭に入ってくる。
それに乗って狸達が生き生きと駆け回る。
京都に代々住まう狸達の社会と人間たちの関わりが回り灯籠のように映し出される。楽しい。
そして打って変わったようにクライマックスを迎える。意外な狸が大活躍する。ここで一気に前に出てくるのかと感心する。
物語は深刻なはずなのにユーモラスだ。それは狸には阿呆の血が流れているからだと主人公はいう。
だから親父を食べた弁天に恋してしまう。それでは人間の血には何が溶け込んでいるのだろう。
阿呆の血がうらやましくなった。
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No.67:
(5pt)

大変満足しています、ありがとうございました。

非常によい状態で、早々にご送付いただいてありがとうございました。個人的に探していたカバー(たぬきの模様)のもので、更に嬉しく思っています。
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No.66:
(5pt)

父の死を絆に

アニメを見てから原作を手にとりました。
アニメスタッフがいかに原作を大切にしていたことがわかります。

作中、矢三郎が世の中にある「悩みごと」は2種類あると言っています。
「一つはどうでもよいこと。、もう一つはどうにもならぬこと」
父親の総一郎が金曜倶楽部によって鍋にされたことは、
狸界にとっても、そして下鴨家にとっても悲劇でした。
でも、それはいくら悩み、努力したところで「どうにもならぬ」こと。
父親の死を嘆くのではなく、むしろ絆にして生きていく下鴨家の前向きさに魅かれました。
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No.65:
(5pt)

やっぱり面白い!

アニメを見終えてなお名残惜しく、手持ちの紙の本に電子書籍を買い足して再読したのだけれども、やっぱり、めっぽう面白い。毛玉風情にことよせて家族を描く著者の妙技に感心するやら泣けるやら。森見作品の中でもお気に入りの一冊。
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No.64:
(4pt)

意外と面白かった

キンドルのセールだったのでダメ元で購入。
それが意外と面白くて満足でした。
登場するのがタヌキや天狗という設定も無理なく入ってくるし、
京都の街中が舞台である点も、京都の雰囲気を想像しながら読めて楽しい。
本屋で現物を手に取って帯を見たら、アニメ化もされているみたいですね。
森見さんのほかの作品にも興味が持てたので、キンドルのセールはもっとやってほしいです。
☆は、5つと迷ったうえでの4つです。
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No.63:
(5pt)

面白きことは以下略

書下ろし短編が読みたくて購入。
もちろんとっても面白く弁天はおっかなく、にやにやしながら読了。

アニメから入って原作未読の人は、原作の雰囲気を味わう入門としてちょうどいいかも。

私はがっちがちの原作ファンで、アニメ化を聞いたとき「エェー」と思いましたが、
この本を読んでアニメもいいかも?と思い直し、結果13話非常に楽しませてもらいました。

写真も多く、京都が好きなら、そして
有頂天家族という作品が好きなら、コレクションに加えて損はないです!
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No.62:
(5pt)

傑作

文章が読みやすく、キャラクターもイキイキ、物語も楽しく、読後感も良い。
これで面白くないわけがない。
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No.61:
(5pt)

アニメ終わりましたね

終わり1/3くらいにある番外編の短編小説の内容が、すこし改変されながらアニメ最終回に使われましたね。
雪合戦や、コタツでまどろむ弁天とか。
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No.60:
(5pt)

面白きことはよきことなりなり〜とごろごろ唱えながら

アニメから入りました。初モリミーです。歴戦ファンの方がたお手柔らかに哀愁です。最近現実の暗黒面を描いたノンフィクションばかり読んでいたので、罪のないほのぼのフィクション小説に飢えていたのですが、わたしの要望に期待以上に応えてくれた作品でした。
 
 本作は、現代の京都を舞台に狸、天狗、人間その他もろもろの駆け引きがそれぞれの存在意義とかプライドとか家庭内の平穏とか愛とかを懸けてサラダボウルのように混ざりあいながら、狸なのに人間臭さをぷんぷんさせて丁々発止と繰り広げられる和風ファンタジー作品です。

 最終回3話前にしてようやくアニメをちゃんと見たのですが、わたしを釣り込んだものは「狸」「京都」「台詞が文語かつレトロ」「背景の描き込み(色もきれい)」「とりあえず5分黙って聴いていたけど言葉の意味がてんでわからない(笑)」でした。原作を読むと、台詞がアニメとほぼ同じでしたので、いかに脚本の方が原作の台詞の一言一句を大事にされていたか分かり感じ入りました。
 台詞の内容はふざけているんだけど言葉がきれいだと聴いていて安心するものですね。大抵の現代メディア作品、そうでなくともバラエティなどは、今の若者に合わせた言葉遣いなので、時代的違和感がないのはいいのですがどこか雑というか刹那的というか、特に若い層はそういう斜に構えたのをかっこいいと思う年齢なので仕方ないのですが(自分もそうでしたし)、「言葉も使い捨て」という消費的な感じがただよい、そういう言葉を聴いているうちに自分の中の何かが徐々に消耗していくと言いますか、漠然とそういうことを感じていたようで、本作のようにマニアックというか蒐集品のごとく言葉や文学世界を愛で慈しむフェティッシュかつスローライフな文章世界に触れて生き返る思いでした。使用される単語自体は本当にごく平易ですし、いわゆる詩的な視覚イメージを想起させることを意識した言葉遣いというわけでもないのですが(ディラン・トマスの詩などは読むと言葉のセンスにただただ圧倒されてぐうの音も出ませんが)、三谷幸喜さんの作品みたいな、古典をよく読んでるユーモア作家さん的な言葉の笑いがツボです。

 森見さんのご本ははじめてですがいわゆる文体で読ませるユーモアセンス豊かな作家さんで、独特の言葉遣い&小物遣いで見事な世界観を構築される方ですが、バランス感覚がいいというか、間がいいというか、一般の方でもついていけないという程の程度ではないのが上手だなと思います。リアリティと空想の釣り合い、またギャグと悲劇の釣り合いをとるというのは難しいのではと思いますが、実際の地名やお店の名前に想像上のそれを混ぜて使うことや(水炊きがおいしい京都の老舗『鳥彌三』には伺ったことがあるので出てきた時は興奮しました・笑)、天狗という神通力を駆使する理不尽な方々がいるおかげでお話として収集もつき、くだらないし楽しく読めるけれども同時に人間ドラマ、家族ドラマとしての厚みもある決して軽くはない物語になっていていいなあと感じました(矢二郎のくだりではまさかの落涙)。久しぶりに独自の「掟」世界を持ったちゃんとした日本ファンタジー、「お話」を読んだなあというそれこそひとっ風呂浴びたあとのような爽やかな気持ちになれました。森見本を何冊か読むと食傷するのかもしれませんし、突っ込みどころがないわけではないですがそれでも「読んで良かった」「再読に耐える」という点で星5つ。一般向けを意識している読みやすさはあると思いますが、好みが分かれる作風であることは付言しておきます。

 京都のお話ということで登場人物たちの名前や舞台にも日本情緒があふれていますが、矢三郎と赤玉先生など人物同士の関わり方も、非常に日本的だと思います。それにしても、下鴨兄弟にせよ夷川兄弟にせよ金曜倶楽部の面々にせよ、キャラクターの名前が覚えやすくていいですね。矢一郎、矢二郎、矢三郎、矢四朗・・まさか田中芳樹さんの『創竜伝』の主人公・竜堂兄弟を超える覚えやすい名前の兄弟に出会うことがあるとは想像しておりませんでした。

 本作は続編があるとのこと(いくつか謎のまま残った事柄もありますものね)、文庫にまとまるのを楽しみにお待ちしております。

有頂天家族Amazon書評・レビュー:有頂天家族より
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No.59:
(5pt)

切ない狐狸の物語

人間の世界をほうふつさせる狐狸物語に入り込んでしまいました。
笑いながら泣けるいい話でした。
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No.58:
(5pt)

有頂天家族&森見登美彦氏好きならおすすめ

書き下ろし短編が読みたくて購入しましたが、思いの外、豪華な内容でとても満足しました。
久米田氏との会談は読んでくすくすしますし、
アニメ製作会社側がしっかりと思い入れを込めて作ってるんだと伝ってきて、読み応えがありました。
そしてまるでちょっと変わった妖精のような森見先生の姿に癒されます(笑)
有頂天家族の舞台となったスポットを鮮やかな写真で確認できるというのも素敵です。
また、ちょこちょこと別森見作品の単語も見え隠れしてます。
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No.57:
(4pt)

気持ちのよいくだらなさ

くだらなくて、切なくて、最後は爽快。
気楽に、通勤途中で細切れで読んでも楽しめる
読み終わったときに、なにか奥に隠れていることがあるような、
また読み返したいとすぐに思える本でした。
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No.56:
(5pt)

制作意図や経緯が知りたい方にオススメ

アニメを観て、本作品の制作意図や経緯が知りたくなり購入。
森見作品に触れるのは、これが初めて。原作は未読です。

【原作者へのインタビュー(p8〜19)】
「主人公を狸にした経緯と理由」「舞台を京都にした理由」などが
書かれています。何ともシンプルでアバウトな理由なんですが(笑)、
それがまた本作品の雰囲気の良さにつながっているのかも。

『ピーターラビット』との比較や
「悲劇ではあるけども、辛気臭い話にしないために
どういった工夫をしたのか」を知れて良かったです。

【本作の舞台紹介、体験ツアー(p26〜59)】
「六道珍皇寺」の井戸(矢二郎が引きこもっている井戸)は
実際はどうなっているのかとか、「朱硝子(あけがらす)」の
モデルとなったバーなどが紹介されています。

単に地図を添えるだけでなく、ストーリー(キャラ)別に合わせた
ツアーまで組まれていました。これはなかなかいいアイデアかと。

【弁天役・能登麻美子さんとの対談(p86〜91)】
最終回第13話のアフレコ後の対談。
能登さんが「弁天を演じるうえでの取っかかり」について触れています。
これを読むと、弁天の心情を少し理解できるかもしれません。

それと…音響監督の「次、ガヤいきます」が
どのシーンで使われるのかが楽しみです。

【久米田先生との対談(P92〜97)】
金閣・銀閣のイメージを起こす時の苦悩(徒労?)に同情。
また、「監督に狸のキンタマを描いてはいけないと言われた」の部分に
……あぁ! そう言われてみれば確かに無い(笑)。

【吉原監督との対談(p98〜103)】
「森見さんの作品は、面白い部分がト書き(地の文)に集約されている」(p99下段)
「このト書きに秘められたものを、どう変換していこうか。
シリーズ構成・脚本の菅正太郎さんとも、一番話し合ったところです。」(同上)
監督のこの2つのコメントが、制作方針を端的に示していると思います。

他には、ロケハンがてら京都に1ヶ月住んでしまった話や、森見先生に答えを
聞こうとしたけど控えた理由(特に弁天について)などが、読んでて興味深かったです。

【短編小説(p117〜161)】
節分の頃のお話。風邪をひいた母を温かい場所へ移すため、
赤玉先生のアパートへ連れていき…。

原作もこの感じなのでしょうか。自分はアニメから入ったということもあり
頭の中でアニメの映像に置き換えながら、声優さんたちの声を当てながら
読み進めようとしたものの……確かにこれはどうアニメ化すればいいものか…。

【全体を通して】
実作業というより、アニメ化に際しての大枠や土台を
創り上げる段階の話がメインです。満足のいく1冊でした。
デザインも手が込んでおり、アニメや京都の雰囲気を上手く表現していると思います。

ただ、「夷川(えびすがわ)家」や読みづらい地名、固有名詞には
ルビを付けてほしかったです。ネットで調べたり、アニメのセリフから
分かる事ではあるんですけども…。若干不親切に感じました。
有頂天家族公式読本Amazon書評・レビュー:有頂天家族公式読本より
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No.55:
(5pt)

短編小説がとても良い!

書き下ろしの短編小説がついているのだが、それがとっても良く、赤玉先生の魅力爆発。たぬきの「父ですか?」との問いかけに「父もある。父もあるがな」と呟く赤玉先生の妙な率直さは「喜ぶ顔が見たいからじゃ!」に匹敵する出来栄え。こんな風に零落したいものだと、ぼくは憧れるのだ。
有頂天家族公式読本Amazon書評・レビュー:有頂天家族公式読本より
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