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シアター!
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シアター!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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声優になりたいと中学生がよくいうけど 大人としては「食べるの大変」といいがち。 著者が現実の出来事をもとに書き上げたとのこと。 著者は決して人間関係を「きれいごと」で表現しない。 どこかのご近所さんにありがちな・・・ どこかの学校でありががちな・・・ どこかのクラスでありがちな・・・ そんな人間関係の背景をそのまま小説の背景に。 男女のお互いの印象。登場人物の特性など個性がすてき。 しかし、なんで事務所の隅でみていたような場面が書けるのか? そこが小説家のそこ力なんざんしょね〜 | ||||
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とある小劇場の現実を描いた、 リアルな小説。 具体的なモデルがあり、 かなり、特化したリアルさが面白い。 同じ業界にいて、 多少ジャンルは違えど、 わかる、わかる、という場面が多く、 楽しめた。 よりリアルさを出すために、 いろいろ仕掛けが施されてもいるが、、 狙いすぎているために、 登場人物らの印象が薄い。 それに、 最も大切な“芝居をやること”が、 動機として見えてこない。 とくに、 すべてに説明付きにしようとしているのが、 かえって、 説明的になりすぎて、 リアルな部分から遠ざかってしまう。 とてもライトな小説で、 おもしろい。 が、この業界を知らない人は、 どう思うのかは、わかりません。 | ||||
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鉄血宰相の愛の鞭が唸る! 赤字の弱小劇団が再起を賭けて立ち上がる! 一部に人気はあるのに金欠で解散目前だった弱小劇団を立ち直らせる為喝をいれ檄をとばしと活躍を見せる司がかっこいい。演劇が好き!舞台が好き!という情熱と意欲は十分あるけど致命的な見通しの甘さ故に空中分解しかけてた劇団を纏め上げる手腕はさすが、ずるい大人の知恵と人脈をフル活用して改革を行っていく様は痛快。 自分に厳しく人に厳しい司ですが、弟・巧の事を大事に思っているのがちょっとしたやりとりが伝わってきてほのぼのする。いいお兄ちゃんだなあ……とっくに成人してるんですが甘え上手でほっとけない巧も可愛い。 劇団員も個性派ぞろいで癖のある連中ばかり。 巧と司と千歳の三角関係(まだ未満か)も気になるんですが、劇団内で発生する恋愛模様も気になるところ。個人的にわんこな石丸に報われてほしい……。 借金返済という目的のため手を貸すうちに演劇にのめりこんでいく司、すれ違いやぶつかりあいを乗り越えて一致団結舞台に立つ団員たちの姿にはエールを送りたくなる。皆でワイワイやりながらひとつの劇をつくりあげていく過程が本当に青春してて楽しそうで充実感があります。 これ一冊で終わるのはもったいない話なのでシリーズ化希望です! | ||||
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有川浩さんの本は「フリーター、家を買う」の次に2冊目で読みました。 でも、また全然違う内容で、とても楽しく読めました。 兄弟。しっかり者の兄と感受性の強い弟。 すごく活き活きと描かれていました。 300万円の負債を背負った劇団を立て直すという内容や、色んなキャラクターがそれぞれのトラウマを抱えてがんばっていく様とかキラキラ描かれていました。 エピソードなんかも楽しくて熱中してサクッと読めました。 続きがあるといいなぁーと思える本です。 読みやすく、読んだ後に、がんばろう!って思える本でした。 | ||||
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芸術肌の台本書きと役者が揃った赤字続きの劇団に、商売根性のある 経理、もとい「鉄血宰相」が加わるとどうなるか、とくとご覧あれ。 有川浩の恋愛小説にしては恋愛成分を補給できませんが(苦笑 社会人にとっても、コスト意識を高めるコミュニケーションなど ビジネスで役に立つヒントが満載です。 赤字続きの劇団関係者には必読・マストリードな一冊。 社会人にも広くお勧めできる小説です。 | ||||
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カンヌ国際映画祭とアカデミー賞、カンヌは芸術的・格上で、 アカデミー賞は画一的な娯楽作品で、見る価値ないと思ってる人は、 この本を読まない方がいいかもしれない。 「分かりやすいエンターテインメントを目指す劇団はどこでもなかなか評価されない」 「分かりやすいものを軽視する風潮には、商業的に成立するために不可欠な 一般客への侮蔑がある」 主人公の司が感じる苛立ち。 お客さんを楽しませるために目指す分かりやすさが、劇団の評価を下げる。 これって、哀しいかも。 弟巧も「おもしろかった。でも軽いから減点」という観客の評価に落ち込んでる。 このくだりを読んだときに、作者が自分自身をライトノベル作家だと断言してるには、 強い決意があるのだな、となんだか感心してしまった。 同時に、こんだけ決意書かれたら批判もしにくいよな、と苦笑。 「分かりやすくて面白いエンターテイメント」、作者が目指してる(であろう)ものが きちんと書けてると思った。楽しかった。 そんな風な感じで気楽に楽しく読んでいい本なんだと思う。 | ||||
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司にいちゃんが、いい。 実は演劇の話なんだけど、司はぜんぜん演じないのに、司の話になってて、そこがいい。 有川さんの小説は、どれもがキャラ読みしちゃう。 出てくる人たちがみんな魅力的でこんな人と友達になりたい、恋人にほしい、ダンナにほしい、とか思っちゃう。 や、読書のキホンでしょ。「想像の余地(赤毛のアンより?)」って。 で、金銭感覚0(ゼロ)の劇団を立て直す司の活躍がいいですね〜。課題ができなかったら劇団を「つぶす」と脅かしていても、実は続けさせてやりたい、というやさしさが本人以外には「見え見え」で、ほっこり温かくなる読後でした。 ぜひ続きみたいな〜。 それと、こんな人材、うちの職場にもほしいな〜。(切実) | ||||
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アッという間の読書90分間でした。 劇団の運営とか資金管理とか、金銭的にやけに勉強になった話でした(笑) 登場人物が多くて、私の頭で覚えられるか大丈夫か心配でしたが、皆個性的でしっかり判別できました! 皆の思いがすれ違っている部分が多く、切なくなってしまいそうなのに、そこを暗くさせずに表現させているところが好きです。 読んだ後、劇とか見に行ってみくなりますよ。 | ||||
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私は演劇のお話は初めて読みましたが、とても楽しい作品だなぁと思いました。 お話の中に出てくる司も弟の巧に厳しく接しながらも、支える姿がとても印象に残りました!!! 千歳と司の今後の展開も気になります!!! ただひとつだけ・・・ これは私だけかもしれませんが 読んでいて気になったのは登場人物の多さです。 演劇のお話なので人物が多くなってしまうのは仕方ないと思うのですが、読んでいて「この人だれだっけ?」と思うことが多かったです。 ですが作品全体としてはとても面白く、楽しい作品なので 人物が多くても平気だという人は是非買うことをお勧めします。 | ||||
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演劇の話は初めてでしたが,とても楽しく読めました。 楽しかったけれど,今回は恋愛要素が少なかったのが少し寂しかったです(>_<) この続きを,恋愛も絡めて書いてほしいです♪ | ||||
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この文章が全て。有川浩さんの書く小説もそうじゃないか? ウチは演劇もライトノベルも好きやけど、どうすればこれが分かってもらえる?? 「シアターフラッグだけではない、分かりやすいエンターテインメントを目指す劇団はどこもなかなか評価されない。カジュアルなエンタメで万単位の集客を誇る劇団もあるが、そこも未だにメインストリームからは無視されているという。一跳ねしたらもてはやされるという話だが、集客を万に乗せてまだ無視されるなら跳ねたと認めてもらえるラインは一体どこだ。 プロパーに評価される商品が悪いというわけではない。それは業界で確かに必要なものだろう。しかし、それとは別に新しい客を連れてくる商品を冷遇するような業界は、決して社会のメインストリームにはなれない。分かりやすいものを軽視する風潮には、商業的に成立するために不可欠な一般客への侮蔑がある。」 こうだったら良いな……という希望はあるが、商品としての素材の選び方と表現の仕方は文句なし。 楽しんで読みました。ありがとう。 | ||||
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300万の借金を抱え、崖っぷちに立たされた小劇団の奮闘劇。 有能サラリーマンの春川司が、弟・巧が率いる劇団の経理を取り仕切って、 「劇団は赤字が当たり前」という既成概念を徐々に覆していきます。 その手腕の理論的で鮮やかなことといったら…!! きっと、根っからの芸術家にしかできないことがある一方で、 “芸術家にはなれない人”にしかできないこともある。 それが見事に融合し、成功を呼び起こすところに胸が熱くなりました。 そして、“鉄血宰相”春川司のキャラクターがかなりツボです。 厳しい兄貴と見せかけて弟大好きなところも勿論ですが、 「守銭奴けっこう! 金は正義だ!」と言い切る潔さと 揺ぎない態度が男前すぎてどうしようかと。しかも時折ヘタレとか…! クライマックスの演劇部分にはいまいち乗れなかったのですが、 司への愛で★5つつけてしまいます。久々に演劇を見たくなりました。 | ||||
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今回は文庫での書き下ろし。 有川さんの本はあっという間に読めてしまうので安価なのは有り難いです。 テンポの良さと、読みやすさは健在。でも、有川さんにしては甘さ控えめ。 解散寸前の劇団が借金返済に向けて奮闘するストーリー。 しっかり者の兄の司・泣き虫の弟の巧。そこに絡んでくるのが人気声優だが、舞台は初心者の千歳。 3人を中心とした恋模様と演劇にかける若者たちの情熱。でも、夢も恋もそう簡単にはうまくいかない。 焦りや不安も交えて、イキイキとした青春小説になっています。 有川的胸キュン要素は誰にでも気を使ってしまう性格の千歳が、なぜか司にだけは態度が違うあたりがいちばん濃いかな〜。 千歳が司に「オジサン!」と言い放つ場面はこっちまでニヤけてきちゃう。 面白い、でも少し消化不良。もうちょっと先の彼らも描いてほしかった。 majiで恋する5秒前くらいで終わってしまった。 まだまだ描ききれてない中途半端なキャラが多かった・・・なんやかんやで続編希望しまーす(*^_^*) 今後の期待を込めて☆は4つ! | ||||
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お兄さんのファンになっちゃいました。映画製作の裏側も知ることができておもしろかったです。 | ||||
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この方の作品を読むのは初めてでした。 たまたま本屋で見かけて買ってみましたが、 楽しかったです!展開もはやいし、飽きませんでした。 まだ、続けられそうな終わり方だったので、 続編が出れば、是非読んでみたいです。 | ||||
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親の影響で演劇見るのが大好きです。 「シアター!」を読んで感じたのは、「有川先生は演劇あまり見ない方なのではないか」ということ。 舞台って、映画やドラマより距離が近い分、人に何かメッセージを残すことも大事なんじゃないでしょうか? 「シアター!」であまりそのことに触れてなかったのが残念でした。 (あと深くて玄人向けの演劇も、普通に楽しめますよ。笑いがあれば) 演劇好きなわたしには微妙な本。汚部屋の舞台もぶっちゃけつまらない。 でも有川先生の文章とか、キャラクターが好きなので、一応☆4つ。 | ||||
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有川さんの原点であるメディアワークスからの新刊。 大人向けライトノベルという肩書きに相応しく、 「楽しく面白く、且つお手軽」な書き下ろし小説です。 物語の内容については、他の皆さんが書かれている通り、 瀕死の劇団が期限付きの借用金を得て奮闘するお話。 しかしただただ面白いだけでなく、リアルを織り交ぜて 現実味があるのが有川さんのスゴイところ。 演劇に興味がない人もぐいぐい引き込まれるでしょう♪ 個人的にベタ恋愛も好きなのですが、今回そちらの方面は なんとなく恋が始まったような、始まらないような・・・ という曖昧な感じです。 それも相俟って、続きが読みたいです! ぜひとも続編を!そして彼ら劇団フラッグの行く末を見せてくれ! そんな思いで、☆は四つになっております(笑) 文庫なので値段もお手ごろだし、迷った方は買ってみて損はないと思いますよ! | ||||
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うん、面白かったです。 有川さんが劇団の取材を通して書き上げたという物語だけあって、 読んでいて、演劇への興味を沸き立てられました。 この作者は、本当にキャラを立てるのが上手いなぁ。 一人一人に積み重ねてきたものがあって、 それがその人の根幹を作っているというのが良く分かります。 場面ごとのキャラの気持ちが書かれていなくても、伝わってくる。 他の方も書かれているけど、個人的には司さんがすごく良い。 自覚無しの行動の数々にニヤニヤしてしまう。 有川作品のキャラは総じて素直じゃないところが可愛い。 かっこいい担当は牧子さんかな。 劇団メンバーの中には掘り下げられてない人もけっこういるし、 三角(四角?)関係気味になってるあの人達の行方も気になります。 続編をぜひ読みたいです。 | ||||
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有川浩は、「軽い、薄っぺらい」というライトノベルに対する凝り固まったネガティブな評価にまたひとつ見事に風穴を開けましたね。面白いものは面白いです。作品の中でも述べられていますが、この辺は作者の信念を感じますね。 「シアター!」の内容はというというと、芝居という夢、そしてお金という現実に経営難の小劇団の青年たちが初めてちゃんと向き合って奮闘する青春ストーリーです。主要キャストは、最年長の司が31歳・巧 28歳・千歳 25歳、ということですが、、、この年齢にしてみんな爽やかですね〜。 爽やかといえども、もちろんネガティブな感情も交錯します。特に多いのは牧子かな。しかし、牧子はそういった感情を一旦飲み込んで消化して、必死にカッコよく振る舞います。牧子のそういった感情の描写にも「軽い、薄っぺらい」という表現は当てはまらない。この辺が有川浩の絶妙なさじ加減ですね。 登場人物の、そういった強さ、カッコよさも有川作品の魅力ですね。 有川浩の中でも、オススメの作品です。 | ||||
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アマ劇団のストーリー、と聞いて即有川浩と懇意の声優女史のことを思い出しました。案の定元ネタはそこにあり……一気に読んで、とても面白かったです。 ベテラン声優が今さら劇団に入って演劇のいろはを習う、というステップをいまいち腑に落ちなかったけれども、「体を動かす演技あっての声の演技」というのもあるんだなと、「シアター!」を読んで納得しました。 「シアター!」の要は役者側でなくて、鉄血宰相と渾名された春川司ですよねえ!「吊るすぞ!」が怒りの台詞とは……!しかも金は正義と公言して憚らない性格なもんだから、収益を出せるなら役者の苦渋なんか知った事かと言える鉄壁さ! そんな司に絡む、くだんのベテラン声優演劇ど新人の羽田千歳が可愛らしいですね。気を遣い遣いの女の子ですが、司相手だと崩れる(笑)あろうことか「来んなオジサン!」と言う始末。司が「六年後のオバサン」と返す絶妙な会話リズム! 漫画化ならありかな、と思います。 もしくはドラマCDでもありじゃないですか。うん、美味しいと思います!!! | ||||
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