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介護退職
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介護退職の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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非現実的なハッピーエンド。 作者は介護や認知症の地獄のような実状を知らず、表面だけの脳天気な描写に終始。 おそらくパロディなのでしょう。 素晴らしい作品です。 | ||||
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タイトルどおり、優秀なビジネスマンが親の介護のために会社を退職するという話です。退職に至るまでの経緯はありがちなパターンですが,その分リアルな感じでした。 現在はまだまだ元気な団塊の世代に介護が必要となったとき,ちょうど僕たちは50代ぐらいで,まさにこの主人公と同じような年齢にあります。 20年後も現在と同じように,親の介護のために会社を辞めたり,仕事が変わざるを得ない状況が続いているのでしょうか。 僕らは,今後,社会福祉関連の金銭的な負担がどんどん増え,税金も上がっていく世の中の流れにただ漫然と流されていくしかないのか不安にさせられました。 | ||||
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本書はフィクションの小説である。しかし、自分、隣近所、今日明日にでも起こる様な、大変リアリティに富んだ内容であり、読む事によって決して他人事にするのでは無く、我が事として関心を持ち、危機意識を持って準備・備えを考えられるものと思われる。 以下概要 或る大手電機メーカーの国際事業本部・部長である50歳の男性の主人公は、・・・(中略)・・・47歳の妻と、・・・(中略)・・・12歳の長男の3人で、東京都内の3LDKのマンションに・・・(中略)・・・実家で一人暮らしをしている76歳の母親・・・(中略)・・・ ・・・・・・そして・・・(中略)・・・妻が・・・・・・(後略) 元部長の男性は、今回の一連の不遇・困難な経験から、・・・(中略)・・・ではないかと悟る。 以上概要 私と明らかに違うのは、まず、世間一般と比較してでもあるが、地位が高く肩書きを持ち、年収も高額で、預金も多い。そしてその男性にとってストレスに感じる事、ノルマの無い事や、管理されず自由である事、時間の融通が効く事、周囲に干渉されずに済む事は、私にとってはストレスにはならず、虚しさも感じないどころか有難く感じるぐらいである。私は孤独であっても平気である。また私は職場も転々として来たし、職種も多少変更した経験を持っている為に、見栄や体裁は全く気にならず、開き直っている為に、精神的にも融通が効く様になっている。故に、少しクビになったからと言って、それで動揺等はしない。基本的に「成るように成る」と、いつも思っている。 ただ結婚もせず孤独であるのは健康で順調な時は良いが、自分自身もいつ何時どうなるか、先の事は解らない。また、この小説の様に、身内がどうなるかも解らない。いずれにもリスクは存在する。 私は今から14年前(2003年)に怪我をした経験を持っている。その当時は一人暮らしをしていたが、入院時とその後の実家での自宅療養において、同じ県内に住む両親の世話となった。また5年前(2012年)には、自分自身のエンディングノートを書いた。 万一、怪我や病気、死亡等で自分で行う事が出来なくなってしまったり、意思の疎通が出来なくなってしまった時の為にエンディングノートを書くのだが、自分のプロフィールや過去の経歴、連絡先、各種手続き要領、webサイトのアカウント、パソコンの内容、遺品整理における写真やデータ等の取り扱い、所有する財産、健康管理、介護について、手術の承諾について、尊厳死・安楽死についての考え、延命治療の要不要、葬儀の仕方等を、洗いざらい書き出しておく。 現在の私は、孤独に、自立して、出来るだけ頼らずに生きる事を良しとしているが、同時にリスクも併せて考えている。生涯独身を掲げる私自身に関しては、成年後見制度や生前契約が頼りとなる可能性が高い。社会システムの発達により、その辺りは安心に繋がる。 人がこの世で生きていく上で、責任、義務、役割が重要となる。両親の介護は子の務めであり、責任であり、義務であり、役割でもある。但し、全部を放棄してしまうのでは無く、仕事や家事等の他の用事とのバランスを取る為に、その割合を減らして介護サービスに頼る事となる。また、夫が外へ出て仕事をし、妻が主婦として家事と子供の養育をして家庭を守るという事は、それぞれの役割である。それらの役割は比較するものでは無く、区別に相当するものである。主婦の役割も仕事である。仕事・務めに報酬の有無は関係ない。報酬が値打ちを表すものでは無い。フェミニズム等の平等論は論外・ナンセンスである。役割と平等は無関係である。役割分担をして、そのそれぞれに値打ちが有るのである。役割それぞれに尊卑貴賤は無い。 人それぞれに運命がある。それは創造主である神の定めである。運命は、人自身の希望通りにはなっていない。神の定めである運命は、神による各個人への命令である。この命令は絶対命令である為に、避ける事は出来ない。その事を人が悟った時、神に委ねて開き直り、「成るように成る」と気持ちも楽になる。人それぞれが置かれた状況の下で、それに応じた役割を行い、そのそれぞれの役割の上で、義の務め、責任を果たすのである。 (頑狷曲捻者TNの日々雑記、沈思黙考) | ||||
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介護は他人ごとではない。多くの人にある意味確実にふりかかるリスク。 介護保険は介護者だけを対象にしているが本当に大切なのは介護支援者へのサポートである。 家族や絆の意味を徹底的に問い詰める。しかし最も多くなった一人世帯は誰が介護支援者に なりうるのか?は考えさせられる。 | ||||
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楡作品で、どのように介護を記述するかなと思い購入。主人公が弟嫁に介護を提案する 案はこれはと思いました。最後は主人公の上司に救われ、Happy Endで良いかな。 | ||||
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考えさせられると共に身につまされるような作品だった。 主人公の唐木栄太郎は妻と息子の三人で順風満帆の生活を送っていたのだが、秋田に独居する老母が大怪我をし、さらには…唐木は止むに止まれず、介護退職を決意するのだが… これからの日本は、この作品に描かれているような問題が増えていくに違いない。地方には仕事も無く、少子化が進む中、仕事を求めて人々は都会へ。地方に残された年老いた親の面倒をどうするのか。老人介護施設も老齢化の波を受け、なかなか受け入れてはくれないだろう。もちろん、国も当てにすることは出来ない。 この作品の主人公の決断は最終的には良い方向に向かうのだが、こういう例は極一部だろう。国も信用出来ない中、もう一度、自分たちの親を含めての人生設計を考える必要がありそうだ。 | ||||
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しかし、この作家の毎回の作品テーマの幅のひろさには、驚かされる、ハードボイルドから、社会派作品まで、どれもこれも、読ませる、もちろんこの作品も、現代社会の大問題をテーマにグイグイ読ます。 | ||||
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実際に親の介護を経験したわけではありませんが、母は10年近く施設や病院のお世話になり 先日亡くなりました。そんな時この本を読み、たとえどんな状況、状態であっても親を介護することは 大変なことを改めて考えさせらました。 主人公の中年男性は経済的にも恵まれて、家族の協力も得ることが出来て 「介護退職」という道に、、、 最後に組織の 「非情」と 人の「情」を感じさせ 読後 爽やかでした。 | ||||
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